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新型コロナウイルス検査キットについて [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルス検査キットについて 】

ここのところ新型コロナウイルスの検査キットや新しい検査方式、抗体検査キット等か発表されていますのでちょっとご紹介。

やっと30分未満で検査出来、PCR検査並みの検査精度を持つウイルス検査キットが出て来た様です。 ただ、販売可能レベル迄来ているのは現在のPCR検査装置を使う検査薬のキットで唾液などにも対応するというものですね。

そうそう、18日の日経バイオテクのページにFDA(アメリカ食品医薬品局)が 2020/05/08 自己採取の唾液を検体とするCOVID-19のPCR検査にEUA(緊急使用許可)を適用したと発表したという記事が載っていました。 PCR検査の精度と実施範囲の拡大、処理速度の向上を狙えば当然ここに行き着く事になります。

URL : https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/05/15/06930/

日本でも新しい方式の検査法が模索され形を成しつつありますので、ここでちょこっと・・・

東京医科大学と日本大学の共同研究結果である「SATIC法」による物が実用レベルになり、承認されると現場の負荷もリスクも大幅に低減出来ますので早い実用化が望まれます。

☆ 2020/05/13 富士レビオ株式会社  抗体検査キット

  富士レビオ株式会社のエスプライン・シリーズの SARS-CoV-2 の製造販売
  承認申請が通った様です。
  これは30分未満で現場でなんの別装備も必要としない抗体検査キット
  ですので、これで検定率が高ければいいのですが、感染初期の真性陽性
  捕捉率はどうも現在は半分位の確率の様ですので、これだけでの感染
  判定は出来ない点が残念ですね。
  方式がイムノクロマト法のせいもあるでしょうが、真性陽性に対しては
  7~9割、真性陰性に対してはほぼ100%という事で精度が今一、
  承認の有効期限は「暫定的」という事で販売開始後に長期安定性試験を
  求められていますが、これでもう少し精度が上がれば検査手順が単純です
  のでよいのですが・・・

 - 富士レビオ 製品情報ページ
   URL : https://www.fujirebio.co.jp/products/espline/sars-cov-2/index.html

 - 厚生労働省 承認資料
   URL : https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000629734.pdf

  同じ抗体検査キットはこの他にも韓国の SD BIOSENSOR 社のものも販売
  される様です。

 * クスリネットでも常時在庫ではないようですが、中国、オーストラリア
   製などを取り扱っている様ですが、いずれにせよどれも個人には販売
   していませんし、過去感染していない事が確定出来るだけですので、
   疫学的調査目的以外は余り意味がない様な気がします。

☆ 2020/05/14 東京医科大学と日本大学が新しい検査方式実用化に目途?
                       PCR検査代替方式

  上記が目視で容易かつ迅速に診断出来る方法を開発したという記事も
  出ています。

  この検査法(SATIC法)ではPCR検査の様な手動の前置処理が
  要らず、20~25分で結果が出るという事です。
  一応臨床検体での確認試験迄は行われている様ですから、この商品化
  (キット化)が出来れば、検体分配用具と温度管理恒温ボックスが
  要りますが、検査判定用機器は不要ですから現場で結果が出せる様に
  なります。
  これが可能になれば運搬や増殖操作等多くの無駄な作業と時間が
  削られますから一時も早く実用化を願うばかりですね。
  検査状態では菌が無害化されているのであれば、負圧ボックスや
  クリーンベンチも不要になりますからどこにでも出張出来ますが・・・

URL : https://www.tokyo-med.ac.jp/news/media/docs/20200514pressrelease.pdf

☆ 2020/05/26  唾液での検査結果が従来と同等と発表 PCR検査手法

  島津製作所が販売している「新型コロナウイルス検査試薬キット」を
  使って唾液での検査精度を調べた結果鼻/咽頭拭い液と遜色がない結果を
  得る事が出来たと公表した様です。
  検査精度確認は北海道大学病院が行った様で、現在入院患者の手術時の
  スクリーニング検査にも試験的に採用してもらっているとしています。
  また、このキット生産能力を30万検体分(3000キット)に引き
  上げたとしています。
  まぁ、月間ですから日量では1万検体分に過ぎませんし、未承認で
  位置付けはまだ研究用試薬なのが・・・

URL : https://www.shimadzu.co.jp/news/press/dnyo_7ubk6baumav.html

そうそう、唾液による検査について下の様な記事もありました。

☆ 新型コロナ PCR検査に適しているのは唾液かも?
  朝日新聞DIGITAL          (2020年5月28日 7時00分)

URL : https://www.asahi.com/articles/ASN5W6GW5N5WULBJ00L.html

▽ 新型コロナウイルスの唾液PCR診断
  日本医師会 COVID-19有識者会議 ホームページ
  記者: 豊嶋 崇徳 北海道大学大学院医学研究院血液内科学教室 教授

URL : https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1609

  日本医師会 COVID-19有識者会議もそのホームページに自身の見解では
  ないとしながらもこれを記載しています。
  従来から各国で利点を含めて唾液が取り上げられていましたが、なかなか
  正式に認められる事はありませんでした。 しかし、FDAの承認や
  新しい技法が突破口になるかもです。

それにこんな宣言もでたみたいです。

“京都大学医学部附属病院では5/26より唾液による新型コロナウイルス検査を開始いたします。”

URL: https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ict/clm/?p=302

いろいろな所が痺れを切らし始めたみたいですね。 リスクと資材不足の両方がクリアされるのですから、どちらにせよ角度100%の検査ではないので治験での数パーセントの誤差は手技による以上あって当たり前。 当然、採用しない手はありません。

臨床医?のブログだと思われますがここでも5月2日に「COVID-19:唾液PCRは妥当か?」という記事がありました。 既に自治体によっては鼻咽頭スワブの枯渇を受けて可能ならば喀痰を第一にという通達を出しているという事らしいです。 専門医の目での検証が行われていますので・・・

URL : https://pulmonary.exblog.jp/28966395/

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死者発生県における致死率
20200529_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200529_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200529_上位件数伸び.png 20200529_関東日別発生件数.png


お隣の韓国も一寸怪しげな雰囲気になって来ましたね。
制限解除で羽目を外したせいで色々な所にクラスターが出始めている様です。
5月27日には1日の感染者数が79人迄増加しています。
インターネット通販大手の「クーパン」の物流センターで69人等、その他絵画教室等・・・
ソウルの繁華街・梨泰院のクラブを中心に発生した集団感染が7次感染迄広がっている事が報告されています。

日本も制限解除した途端、いや直前から北海道、神奈川、福岡の動きに嫌な物を感じていましたが、東京の動きも上昇に転じる直前の様な・・・

そうそう、報道を見ていると今も感染ルートのトレースが重視されている感じを受けますがそれは違うのでは?
それと従来通りのPCR検査適用基準のままで、現場は数が減ってホッとしているかもしれませんが・・・

現時点ではPCR検査にも余力が出ているはずですから、感染者の生活圏の接触の可能性がある人を徹底的に検査して副次感染を早く封じ込める事に重点を置くべきでは?

本来であれば手綱の緒を引き締めて可能な限りスクリーニングする努力を怠ったら今迄の苦労が水泡に帰す恐れが大なのですが、医療崩壊すれすれまで行ったのはメディアがPCR検査がすくないと煽ったせいだ等という輩が現れている様です。 まともな準備をしていなかった付けを払わされただけなのにその責任を他人に転嫁する様では・・・

感染者を捕捉すると同時にその人の家族、接触の可能性のある友人、会社関係者・・・

例えば       治療中 前1週間
5/25-5/26 検査人数 患者数 感染者数 26日新規 治癒確認 トレース
北海道   213人   238  46名   9名   1/6=34  4人/1人
東京    197人・・・

止め、止め、思った通り推定される感染者1人当たりのトレース数が増えていません。 これでは・・・
最近は手術前に検査を行うなど周辺での検査量も増えているはずですので、より少ない・・・

無症状感染者の感染力も殆ど変わらない様ですので、これからはこれを如何に多く捕捉するかに掛かってきます。
それに人と人の接触機会が大幅に高まっているのですから、「緊急事態宣言」中と同じレベルのスクリーニングでは必ず感染は拡大します。
従来の様に患者のたらい回しや検査拒否をやっていたら下手をすれば元の木阿弥になりかねません。

各都道府県の検査数の低下を見ると言わせて貰えば感染者数の減少を良い切っ掛けに手抜きを始めたのではないかとさえ言いたくなるザマです。

案の定ではありませんが、28日の感染者数65人ですか? 倍加、北海道、東京、神奈川、福岡そして山梨。

北海道は岩見沢の美容院、東京は「武蔵野中央病院」、感染者の内これまでの感染者の濃厚接触者が半数というのは明らかに検査の母数が少な過ぎる現れと捉えるべき数値、福岡は「門司メディカルセンター」、「北九州総合病院」のスタッフ、患者が県下21人中11人・・・

北九州市は過去にも病院でのクラスターを発生させています。 「門司メディカルセンター」9人、「北九州総合病院」4人と救急隊員1名が共に緊急搬送各1名からの感染の様ですが、現在緊急外来を持つ病院が最も注意すべき点がこの緊急入院患者の扱いのはずで、この失敗事例が既に報告されているのに又やってしまうとは、一体どういう対処をしていたのでしょうか。 しかも、双方共に60/80代、症状も重篤化し易いという事は菌も体内で増殖し易い事と同意ですから感染力も強い事は既に周知の事実。 外傷か脳、心臓系以外は受け入れ段階から別扱いになっているはずなのですが・・・

それと山梨、静岡でポコポコ出始めたのも気になりますね。 また、東京からの拡散が始まった恐れがありますから。

それにしてもPCR検査余力をすべて直近の感染者の生活範囲にまで拡大しなかった様なのが大いに悔やまれます。

北九州市の場合、半数が感染経路不明の上居住地域も分散しているという話です。 北九州市は前回の院内感染の余波が静まった4月30日から5月22日迄患者ゼロだったのですが、23日から28日迄に43名発生しており、この内21人が経路不明。 という事は新たに持ち込まれた菌による拡大感染、どこかに重なる生活域があるはずなのですが・・・無症状保菌者が間に入るとトレース不能になるのが問題です。 なにしろ無症状保菌者の率が高過ぎる。
 現状では出た感染者の家族、特にその内の壮年以上の人間の生活圏で接近の可能性があるところを虱潰しに検査して拡散の芽を摘むしかないでしょう。
院内感染の例はいずれも60代、80代の緊急搬送患者が感染源になっています。 この周囲は特に高リスクでしょうね。 これに加えて家族内感染で児童2名、両校は休校だとか。
院内感染の元となった患者の前1週間の行動を虱潰しが良いのでしょうが、救急搬送で多数のスタッフが関わるレベルだと情報が取れていないかも・・・

一時は家族でも直接接触者以外は検査対象外にされていたみたいですが、こんな状況が今も続いているとすれば感染の急速拡大も有り得ない事ではありません。
無症状感染者の割合が6割以上にも拘わらず以前のような条件付きでPCR検査を行っていたのでは、どこで顕在化するか予測不能という事態に既になっているのかもしれません。

アメリカの現状がひょっとしたらそれに当たるのかも。 季節性インフルエンザとして扱われていた時期がありましたから、潜在性の患者は日本どころではなかったはずです。 抗体保有者が20%を超える所もあったとか・・・ で、ウイルスの存在が明らかになり特定する為の検査を始めたものの最早幾ら大量検査を行ったとしても意味をなさない状態になっていたのが現状だとすれば。
無症状保菌者の中で時限爆弾が破裂する様に感染力、毒性を増した物が生まれるとすれば最早手はありません。

韓国の例でも僅かの間に7次以上のレベル迄感染が進んでいますので、感染能力を獲得する迄の時間も1日以下の可能性が高いのでこれから先が思いやられます。

そうそう、武漢で全人口の検査を1週間でという話がありましたが、遣って退けた様です。 担当した人たちは悲鳴を上げていた(^^;) そのやり方が中国人らしい荒っぽさですが考え様によっては非常に合理的です。 20人分の検体を1つに纏めで検査し、もし陽性が出ればその群だけ個別検査をするという方法を採った様ですね。 陽性率が絶対的に低いわけですから、混合しても検出出来るのであればこの方法は考慮する価値ありです。

日本でも怪しい場所を唾液でこの方法を使って絨毯爆撃の様にスクリーニングしていくのもよいかもです。


共通テーマ:日記・雑感

新型コロナウイルス関連情報サイト紹介 [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルス関連情報サイト紹介 】

コロナ関連の情報を漁っている内にここはっと思ったサイトを紹介しておきます。

厚生労働省や都道府県、NHK等TV局、新聞各紙がそれぞれコロナ情報のサイトを立ち上げてはいますが、その時知りたい内容をぱっと探し出せるという所はなかなかありませんが、うまく集約したサイトも見つけましたのでいくつか取り纏めて・・・


《 都道府県の新型コロナウイルス感染症対策サイト 》

これは東京都が公開しているサイトをベースに全国に展開されていますので形態が統一されていて見易くなっています。
都道府県名にリンクが付けてあります。 尚、以下のサイトの多くは有志による運営の様です。

 北海道   
 青森県   岩手県   秋田県   宮城県   山形県   福島県   
 東京都   神奈川県  千葉県   茨城県   群馬県   栃木県   埼玉県 
 愛知県   静岡県   山梨県   長野県   岐阜県     
 新潟県   富山県   石川県   福井県       
 大阪府   兵庫県   京都府   滋賀県   奈良県   和歌山県  三重県 
 岡山県   広島県   山口県   島根県   鳥取県     
 香川県   徳島県   高知県   愛媛県       
 福岡県   大分県   佐賀県   長崎県   熊本県   宮崎県   鹿児島県
 沖縄県   

《 その他の国内向け新型コロナウイルス関連情報サイト 》

▽ 都道府県別新型コロナウイルス感染症患者数マップ
   提供: ジャッグジャパン(ArcGIS)

  新型コロナウイルス感染者関連の情報に加えて
  ・ LINE調査視覚化
  ・ 宅配テイクアウトまとめサイト集
  ・ オンライン診療対応マップ      が追加されています。

▽ 新型コロナウイルス感染速報
   提供:  Su Wei

  未だ開発途上の様ですが、厚生労働省、都道府県の公表データを網羅的に
  収集整理してあり、提示されるデータも痒いところに手が届くものです。
  現在の患者および重症患者の数迄県別に確認可能なのも驚きですが、
  感染やPCR検査の推移が現在値だけでなく経過が視覚化された上で
  過去に遡及して数値を知れるというレベル迄配慮されています。
  個人での開発?の様ですが脱帽ですね。 これをそのまま厚生労働省の
  サイトにしたら相当多くの人材が無駄な仕事から解放されるのでは?
  可住面積でデータが示されたケースには余り出会えませんでしたが
  ここでは感染密度をこの値を使って算出してある様です。
  それと症状進行状況を新たな表現で図式化し比率迄出してあった事も。
  ここまでのデータを拾い上げ、システムに投入する為の手段に興味が
  湧きますね。 どう自動化されているのか? 公表データからの抽出だけ
  でも?? お見事です。

 ▼ 上記のシステムは 株式会社SIGNATE の COVID-19 Challenge という
   日本国内のコロナウイルス感染者に関わるデータセット構築を目指す
   プロジェクト参画者から生まれたものの様です。


《 都道府県市町村に関するデータ倉庫 》

都道府県・市町村に関わるデータが豊富に準備されていますが、余りに豊富すぎて(^^;)・・・

▽ 都道府県市町村

この中に新型コロナウイルスに関する情報ページが用意されています。


《 国内外の新型コロナウイルス感染症関連の情報サイトを網羅 》

国内外を問わず新型コロナウイルス関連のサイトが網羅的に紹介されています。

URL : https://note.com/azalush/n/n790867d82054


《 世界各国の感染状況を知るにはここがよいかと 》

1日前迄の様ですが 2020年1月22日からの全世界の累計と各国別の感染者/死者/回復者の状況を把握する事が出来ます。
表示は棒グラフですがその各々をポイントすれば日付と値が表示されます。 移動平均も出されています。
ブラウザの検索と組み合わせれが和英の国名でターゲットを拾う事が出来るので効率よく参照出来ます。

https://coronachart.page/


《 海外の情報サイト 》

▽ COVID-19 Dashboard
  by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE)
                 at Johns Hopkins University (JHU)

JOHのサイトはほぼ1時間ごとに更新されるサイトで米国に関しては州や市部に関する迄のデータがあります。 以前は中国やカナダ、オーストラリアも死者、回復者を特別市や省迄参照出来ましたが、これが出来なくなっている代わりにデータを出している国に関しては州等の感染者迄参照出来る様になっています。

URL : https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

▽ COVID-19 | Trend Tracker
  by Jonas Nart

URL : https://public.tableau.com/profile/jonas.nart#!/vizhome/COVID19_15844962693420/COVID19-TrendTracker

▽ WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard

URL : https://covid19.who.int/

▽ Nextstrain(ウイルス株の遺伝子変異追跡)

URL : https://nextstrain.org/

▽ Statistics and Research Coronavirus Pandemic(COVID-19)
  by Global Change Data Lab/
        Oxford Martin Programme on Global Development

URL : https://ourworldindata.org/coronavirus

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死者発生県における致死率
20200526_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200526_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200526_上位件数伸び.png 20200526_関東日別発生件数.png

いよいよ「緊急事態宣言」が解除される様ですね。

まぁ、欧州各国に比べれば遥かにコントロールされた状態にありますし、既にピークを経験していますので再発はあったにせよ小さな単位になるのだと思います。

これから怖いのは発生源や影響が及ぶ範囲が明らかな物よりも単発でポコッと出るものになるでしょう。
病院や介護施設等の院内感染は暫くの間続く事と死者を出す恐れはありますが、広域拡散の可能性は殆どありません。
中年以上の無症状感染者の患者の感染力は強い様ですから、今後は解除によって今まで溜まっていた地方間のやり取りの為の出張による拡散の抑え込みにかかってくるのではないでしょうか(^^;)


共通テーマ:日記・雑感

行動制限後の各国の感染数の動き他 [睡夢庵 日々徒然]

【 行動制限後の各国の感染数の動き他 】

日本の感染者数が他国に比べ少ない理由を検索する動きが出ています。 この理由を遺伝的因子に求めようという事でしょう。 確かに外因的要素では説明出来ない状況にあるのは事実です。 また、ほぼ同じ政策を採ってもその結果にも色々な差異がありますし、夫々の採用のタイミングによっても大きく結果が異なる事は致し方がありません。

現在ワクチン・治療薬の開発が複数進められていますが、根治に結び付く結果が出るとは思い難いのが現実ではないのでしょうか。
なぜなら、コロナ系のウイルスに対する確固たる治療薬は出来ていないといってよいのでは?
現在のインフルエンザ、SARS、MERS、HIV しかり。

この現象は実験の様に何度もパターンを変えて同じ基盤上で行える物ではありませんから、出て来る結果は予測不能若しくは閉鎖環境での実験等から導かれるものとは全く異なったものとなり、本質が歪曲されてしまう可能性も持っています。 今後色々な研究結果が提起されるとは思いますが、短期での結論付けは現在のインフルエンザの様にこれといった方策が生み出せず、最終的に「集団免疫」の獲得による感染率の低減での死者減少を図るといった図式に納まるのではないでしょうか。

これに関してもそれほど大きな効果を生み出している様にも思えませんが・・・なにせ数千~万に及ぶ骸を未だに献上し続けているのですから。

山中伸弥氏は日本における感染率の低さを理由付ける要素について「Xファクター」と名付けた様ですね。
この種の要素に関しては素人が云々出来る物ではありませんがね。

《 基本的な阻害要素となり得る項目 》

・ 地理的空間的要素

 - 緯度/経度・気候環境

 - 人口・人口密度・可住地人口密度

     人      口
国  名 死者数 死亡率  人 口   密度 可住部  首都可住
中国4,638 0.0003% 1439323776 148 968 1313 
韓国263 0.0005%  51269185 551 2960 16102 
日本784 0.0006% 126476461 336 2901 15345 
 
アメリカ93,406 0.0282% 331002651 35 188 4439 
ロシア2,972 0.0020% 145934462 9 117 4882 
ブラジル18,859 0.0089% 212559417 25 333 7913 
イギリス35,786 0.0527% 67886011 278 1105 9300 
スペイン27,888 0.0596% 46754778 92 339 5225 
イタリア32,330 0.0535% 65273511 201 780 2222 
フランス28,135 0.0431% 65273511 118 344 20560 
ドイツ8,144 0.0097% 83783942 234 711 3851 
トルコ4,222 0.0050% 84339067 106 317 2725 
イラン7,183 0.0086% 83992949 50 462 8600 
 
スイス1,892 0.0219% 8654622 208 673 2724 
スウェーデン 3,831 0.0379% 10099265 22 385 4125 
フィンランド 304 0.0055% 5540720 16 269 1418 
人口密度の単位は人/㎢。

人口密度に関しては総面積/可住部面積何れも韓国が高くなっています。
首都の密度に関しては市街部(東京であれば23区内、ロンドンはインナー部、パリも市域ではなく中核部)のみになっています。 パリなどは市域全体となるとガクンと減ってしまいますので。
それと市域の範疇がそれぞれ資料によって異なる為、都市のデータに関してはどれが正しいやら・・・

・ 文化的要素

 - 対人間距離     身体的接触を嫌うか好むか、声の大きさ等
 - 衛生環境・観念   手洗い、うがい、洗顔、入浴の習慣
             マスクへの抵抗感の有無
 - 食文化       食事中の会話
             個食、取分けか
             箸、スプーン、ナイフ/フォーク、手etc

・ 政治・政策的要素

 - 政治体制      共産主義/集権国家と自由主義国家(衆愚追従?)
 - パンデミック体制  ICU、EOMO、陰圧室、感染症対応ベッド、
             防護服等の備蓄状況
 - 選択した防疫体制  出入国規制とそのレベル
 - 社会活動制限    都市封鎖、交通機関停止、道路封鎖
             学校等休止、企業活動の選択的停止、
             生活直結インフラ以外の停止、商店等営業停止
             遊戯施設封鎖
 - 医療環境      国民皆保険か否か

《 現状の数字が示す対策の有効度 》

1. 感染は全世界に及んでおり、地理的・気候的要素によって有意差は
   ないと考えられる事
2. 人口密度・可住地人口密度による有意差はない
   最も高いソウルや東京といった大都市でも制御は可能な事

3. 共産主義等の政治体制は施策の強権的実行が可能なので、各施策の
   有効性が短期間で現れる
   これは、中国、ベトナムにおいて顕著

4. 国家間/都市間の人の移動の阻止

   初期に出入国を自国民のみに限定するという政策を果断にとったか否か
   この処置を採った国では急激な感染増は起きず、結果として医療体制の
   維持に成功し、死者を少なくする事に成功している

   欧州は都市封鎖を行ったがタイミングを失し即効的効果が出なかった
   国境封鎖、道路封鎖といったレベル迄採用したが感染爆発後では効果は
   副次的レベルに留まった 中国では1省レベル状態で採用した結果
   大きな効果が確認されたと言ってよい

5. 事前の準備態勢

 ・ 「感染症パンデミック」に備えた医療環境は欧米諸国は日本の数倍上の
   感染症対応ベッドや陰圧室を備えていたが、積極的トリアージュを
   行った、ドイツ、スウェーデン以外は医療崩壊状態に陥り、感染者、
   死者共に天井知らずの状況に陥っている
   

 ・ PCR検査能力による効果

   PCR検査を大大的に行う事が感染拡大に大きく寄与したとケースは
   中国と韓国以外にはないのではないか
   PCR検査で拡散を抑えるには1次感染者レベルで抑え込める状況下で
   のみ有効に機能すると思われる
   濃厚接触者が2段階レベル迄でこれをスクリーニング出来るテンポで
   実施出来れば再生産能力分を抑え込めることは明らかになった

   拡散度が再生産能力を超えてしまうと最早感染確認手段に過ぎなく
   なってしまう

6. 都市封鎖をはじめとした経済活動の停止と外出の禁止

   結局のところ感染手段たる人と人との接触を断つという根源的処置
   のみが有効に働く事が追認された結果となっている
   効果については政治が如何にタイミングを失せず、大胆に対策を打った
   かがそのまま感染者数に表れている
   また、感染者数が少なければ医療も十分に施される為死者も出難い事は
   明らか

《 感染者数上位国対人口比の感染率と死亡率 》

★(東アジア3か国と現状の上位8か国の毎日の感染者数の推移)
  頭抜けて多いアメリカとデータの大幅修正で凸凹が酷いフランスは
  除外している
20200521_感染者推移.png

★(5月度の日本と欧州5か国の毎日の感染者数の推移)
  まだイギリスの発生件数が多く終息には程遠い
  5月11日に規制緩和にかじを切った欧州だが、ドイツでは集団感染が
  発生し、実効再生産数が1を再度超え1週間前の状態に戻った様だ
  フランスも17日以降平均400人近い状態、スペイン/イタリアは
  1000人台で緩和に舵を切ったが今のところ500~800台、
  で推移、未だそれ以前のイナーシャがあるが、降下傾向が消えている
  そもそも日本が規制に踏み切るレベルの感染者発生状態で解除を開始
  しているのでこれから2週間が見もの
  悪くすると対人口比でスウェーデンと同率の感染者/死亡者数で推移
  する事になり兼ねない
  そうなるとロックダウンは一体何の為の物だったかが問題化し各国の
  政治環境に乱れが生じ、自由主義圏の結束に空白帯が生まれる事になり
  米国の孤立/対立姿勢も相まって、中国の覇権的経済侵略を許す事に
  なりかねない。 中国の力による覇権獲得姿勢は6%を超える軍事費の
  増加にも鮮明に現れているにも関わらず・・・
  米国の衆愚はこの時期に最低の大統領を選択してしまい、その余波が
  全世界を緊張化に追いやってしまう
20200521_5月_日本vs欧州5か国.png

★(感染者上位の国と東アジア3か国の人口比の感染率と死亡率)
  通常致死率という形で表現されるので、感染者数と対比で示されるが
  これを人口比に置き換えると東アジアと欧米諸国との差がより鮮明に
  表れる
20200521_感染率.png 20200521_死亡率.png
感染率 死亡率
ロシアはサチッた様だがブラジルはまだまだ天井が見えずなので、ここでの数字には意味がない
他についてはすでに2か月以上経つのでまだ悪化するとは思うが、このまま終息に向かえば大幅な増加はないと思う
これを見ると日常見ている感染者数と死者数とはまた一味違った状況に気付く
これだけの差が出るとすれば、人種・文化に根差す生活習慣と危機に対する反応速に差があるとしか思えない(^^;)

《 特異的な対応をしている国との対比 》

20200521_特異例.png
  人口比
  人 口(人) 感染者数  死者数  感染率  死亡率
ドイツ83,783,942177,7788,1440.2122%0.0097%
スイス8,654,62230,6181,8920.3538%0.0219%
スウェーデン10,099,26530,7993,8310.3050%0.0379%
フィンランド5,540,7206,3993040.1155%0.0055%
 
日本126,476,46116,3677840.0129%0.0006%
アメリカ331,002,6511,528,56893,4060.4618%0.0282%
スペイン46,754,778232.03727,8880.4963%0.0596%
 
ベトナム97,244,66632400.0033%0.00000
台湾23,812,07344070.0018%0.0000%
ニュージーランド4,817,8901,504210.0312%0.0000%

上のグラフは急速に感染者を増やしたイタリアに接し、早い時期に感染者数を増やしたスイスと「集団免疫獲得」を優先したスウェーデン及びその隣国のフィンランドの感染者発生件数の推移を示したもの

スウェーデンでの死者の多くは老人ホーム等老齢者関連の施設を中心に出た様で、そこに気付けなかったのが最大の失敗だったとしている
抗体保有率を上げる事で2波、3波での感染率と死者数を減らすという方針自体はうまくいっているととらえている様だ
経済活動に対する制限を掛けていないので、国内経済に関する限りほとんどダメージを受けていない事を考えればこの方策の方が影響を受ける期間も短く優れた対応と考えている
また、国民もこの政府の選択には一部に批判はあるものの、理性的な反応を示し自然かつ有効な対応として受け入れている

基本的に低人口密度で都市集中型社会ではないスウェーデンでは「感染第2波」に備えて感染率を上げる事を優先した方策を取った或る意味先進国グループの中では唯一のケースかもしない
ここでは「ソーシャルディスタンス」、「罹ったかなというシグナルがあったら外出しない」といった個人レベルでの防御策だけで「新型コロナウイルス」の第1波を乗り越えようとしている

対比されるフィンランドは3月19日から出入国制限を開始、国内移動の制限、集会・イベント制限、飲食店営業禁止、教育・文化・スポーツ施設等の閉鎖、病院・ヘルスケア施設の訪問禁止といった処置を行い、3月27日首都封鎖も行うという様にスウェーデンとは異なる対応をしている

その他、いち早く出入国制限など強硬措置を行い、感染者、死者を抑えている国の指導者が、デンマーク、フィンランド、ニュージーランド、台湾等が女性宰相である事も話題となっている
北欧において異なる対策を行ったスウェーデンが男性宰相である事と合わせ、女性の方が緊急事態の対応には向いているのではとか(^^;)


それから、死者を出していないベトナムが採った処置は次の通り

私の記憶では国境封鎖と入国する外国人への制限を最初に開始した国では?

2月1日  中国発着のフライトをすべて停止し、ハノイ/ホーチミン市の
      学校を閉鎖
      3月25日迄海外便の全便欠航と入国者の14日の強制隔離
2月13日 ピンプック州の住民約1万人を21日間強制隔離(地域封鎖)
      これ以降感染者が出た町村は封鎖隔離
3月下旬  各自の社会的距離の確保、不要不急の活動の停止、在宅及び
      公共交通機関の使用を控えるよう強く要請
4月1日  15日間ほぼ全国での封鎖を発表し、タクシー、バスの営業停止
      交通機関の減便、必需ではないサービス業はすべて営業停止
      ハノイ・ホーチミン・ダナン等主要都市は食品・薬局・医療
      サービス以外はすべて営業停止
      公共の場での10名以上の集合の禁止や20名以上の宗教活動も
      禁止された。

・ 保菌者が国に入るリスクを可能な限り早く断つ(出入国規制-鎖国)
・ 個人間距離を確保して感染リスクを減らす(外出、集会等の禁止)
・ 感染者が出た場合はその生活域を隔離し外で副次感染者を出さない

この政策の異なりへ自然が下す審判は、この秋若しくは来年初春に「第2波」が来た時に明らかになるのだろうが、明白な事は強硬策を選択した国家においては「感染症パンデミック対策」の確立を急ぐ必要がある事だろう

現状のままでは同じ事の繰り返しになり兼ねず、そうなれば国家経済は完全に破綻の淵に置かれることは間違いない

こう考えると自然の脅威に対して力で立ち向かっても何の益もなく、要求される犠牲には通常生活の中で取り得る範囲で対応し、最小限に収める努力をするだけという、本来の東洋的思考が力を得るのかもしれない

西洋、キリスト教に代表される一神教世界では人間は生き物の中で唯一神から祝福されその分身として生まれたもので、自然は征服出来るものと考えるが、東洋では万物は自然の中の一芥に過ぎぬと考えるところから既に大きな隔たりがある
これが、自然の脅威のいなし方に差を生んでいる事が人口比で捉えた場合の感染率や死亡率の差となって表れているのではなかろうか


以上、最も原始的で常識的な処置をリスクを捕捉した途端に確実に実行しただけ・・・
果断な決定が出来る宰相と政治/メディア環境がある国が被害を最小に止め得るという地味な結論になりそうですが(^^;)

結局、国内に感染者・死者を出さないようにするにはこの当たり前が最強の施策だという事になる様です。
だだ、この実施のタイミングが思う様に計れないのが自由主義圏(^^;)

それにしても2か月間のロックアウトを行ったEU圏の経済的打撃はちょっと計り知れないものがあります。 倍の期間なのですから。
白色人種の感性で良く我慢が出来たなという感じでしょうが、意外だったのは日本人よりも遥かに理性的な判断を下している点です。
やはり東アジア特に日本・韓国は情の部分が高過ぎてこういう現実的現象を伴わず理性で判断を下す際には非常に甘えが出る様です。
商店街の人出、公園等の公共空間での振る舞いに如実に表れています。 まぁ、外国とは異なり完全ロックアウトではないせいもあるのでしょうが・・・

中国の僥倖は「武漢」という都市で突如感染爆発迄行ってしまった事と国家体制が共産党1党独裁という政治体制にあり、韓国の僥倖は「宗教団体」で発生したクラスターが切っ掛けだった事とSARS/MERSでの経験で体制的な準備があり、一挙に大量検査に踏み切れた事。

で、「日本」は? 外国からみるとのらりくらりとした「検討依頼」、「要請」、「自粛」レベルの規制でなぜこの感染拡大ペースなの? といった事なのでしょうね。 なにしろ感染拡大のテンポが異様に遅いのは事実ですね。 他にはロシア、ブラジル等も遅めでしたが一度火が付いたらロケット状態ですから、ご同類がない・・・

日本も一応緊急事態宣言を出し以下の様な実施状態
    2020/04/07 7都道府県
    2020/04/16 全都道府県に拡大
    2020/05/14 39県解除
    2020/05/21 大阪・京都・兵庫解除

他の国のほとんどは罰則を伴う規制をかけていますからね。
地域商店街等の人出、混み具合はこれが「外出自粛中」?でしょう。

参考迄)

《 国別人口等 》

世界の人口・国土面積・人口密度等
URL : https://worldpopulationreview.com/

可住面積当たりの人口密度
URL : https://www.rickety.us/2011/07/real-population-density/

《 国別新型コロナウイルス状況 》

全世界の国別の感染者/死者/回復者の複数表現でのグラフ
URL : https://coronachart.page/

《 IT系提供の移動データ 》

Google コミュニティ モビリティ レポート
URL : https://www.google.com/covid19/mobility/

Apple 移動傾向レポート
URL : https://www.apple.com/covid19/mobility

ゼンリンデータコム いつもNAVI
URL : https://lab.its-mo.com/densitymap/index.html

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死者発生県における致死率
20200521_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200521_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200521_上位件数伸び.png 20200521_関東日別発生件数.png

神奈川県が一部規制解除に向かう様です。
ただ、発生源の多くが過去の院内感染の余波を未だに抑えきらずにいるのはある意味非常に危険な状態なのですが・・・


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新型コロナウイルス 市民向けハンドブック [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルス 市民向けハンドブック 】

一般人向けの新型コロナウイルスについての対処法をまとめたものは色々ありますが、各個人が取るべき処置を含めて分かり易くまとめた物がありませんでしたが、見易くまとめられているなと思うものがありましたので、今更の感もありますがピックアップしておきます。

初版は2月25日に出ていた様ですが、探し方も悪かったのでしょう引っ掛かってきませんでした。

東北医科薬科大学病院のホームページで公開されている同学医学部感染症学教室の賀来満夫特任教授監修の物で英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ベトナム語・モンゴル語の多言語版も用意されています。 また、YouTube 上に動画も公開されている様です。

日本語版

http://www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/info/information/2326/

動画:

URL : https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=8jl-M9boWgQ&feature=emb_logo

多国語版:

URL : http://www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/info/information/2377/

この下に言語別に用意されています。

上記の動画の所で複数の「対策」用の動画がありますので、参考にされてはいかがでしょうか。

「 新型コロナウイルス感染予防の科学入門編」(九州大学・矢原名誉教授)等

URL : https://www.youtube.com/watch?v=NJBb3e83RZY

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▼ 都道府県別の1日当たりPCR検査実施可能件数

ふと気になって公的組織で実施可能なPCR検査件数がどう変わったのか調べてアングリ・・・

3月24日から5月16日迄53日間で全国で僅か1945件しか増えていません。 総件数でも6297件、すぐに8000件云々の話があったはずですが?

もともと最大の検査能力を持っていたのは千葉県で504件/日、この期間で最も検査能力を上げたのが福岡県で264件/日から536件/日へ。

終息の見込みが覚束ない北海道は増加ゼロ、東京都は僅か29件/日、神奈川県も20件/日の増加、埼玉県に至っては12件/日減少しています。

一日の処理可能件数が人口比0.1‰(1万人に一人)を超える県は僅かに11県しかありません。 東京、埼玉は0.02‰、神奈川、愛知は0.03‰。
平均が0.05‰ですので現状これを下回っているのは論外という事でしょうね。

一番増加率が大きかったのが福井県で132件約3倍増、クラスターが発生した時すぐにクラスター班をよびましたし、自前で処理する道を選んだのでしょう。
地域でみると九州は鹿児島、沖縄を除いて0.7‰以上、四国は愛媛を除いて1.2‰以上になっています。

現時点で平均で最も高い対処能力を有するのは鳥取県で0.31‰、ついで福井県の0.25‰。
処理件数では千葉県の558件/0.09‰、福岡県の536件/0.10‰、大阪府の350件/0.04‰という所です。

実際には外部検査機関で処理されている件数が多いというのかもしれませんが、全県が0.1‰の処理能力は持つべきでしょう。 これは全国合計では、12,715件/日処理するという事ですので、周辺県でブロックを組めば新たな感染症が出ても初動の抑え込みには十分なのではないでしょうか。

2020/05/16 時点
URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000631445.pdf

2020/03/24 時点
URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000620407.pdf

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死者発生県における致死率
20200519_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200519_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200519_上位件数伸び.png 20200519_関東日別発生件数.png

5月に入ってからの神奈川県の動きがまたおかしくなったなと思っていましたが、ふと最初の異常が院内感染だった事を思い出してチェックしてみた所、ちょっとビックリするくらいの数の病院で院内感染が発生していました。 5月頭にチェックした時には気付かなかった・・・5月6日の「新型コロナウイルス関連で業務に支障を来した医療機関」に追記しておきました。

https://suimuan2.blog.ss-blog.jp/2020-05-06

収容している感染患者から看護師等に感染するという単発ケースは幾つかありましたが、これだけ複数個所の病院でほぼ時を同じくして発生したケースは他にないのでは?
あと2週間、北海道と神奈川県はこの先どう動くか・・・


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リング O2 といびきラボによる呼吸停止状態の検証 [便利グッズ?紹介]

【 リング O2 といびきラボによる呼吸停止状態の検証 】

「いびきラボ」といういびき検証用のアプリケーションは Android/iOS 双方にリリースされていますので、これで録音した波形とリング O2 で測定した SpO2が最も低下した時のいびきの状態を検証してみる事にしました。

20200512_TAB8_SnoreLab.jpg 20200512_6s_SnoreLab.jpg
上図左側が Lenovo TAB4 8 Plus 右側が iPhone 6s での結果表示画面です。
機器のセット位置が違い、TAB4 はベッド足元のテーブルの上に置いていますので、顔より100~110cm下側、高さ35cmにあります。 iPhone 6s は枕の右側に置いていますので、寝返りで距離が20~50cm位ですのでスコアは3~4倍になります。

今迄は毎日計測していますのでサンプリングで録音していましたが、今回は双方共に動作時間はすべて録音する設定にしてみました。 というのはサンプルでは45秒程度を最大20個ですので呼吸停止が出る部分すべてを捕捉する事が出来ませんが・・・ 今回5時間半位ですが、全体を録音してみた結果、やはり双方とも230MB喰っていました。 TAB4 は空き容量すべてを使っても20日強しか録音出来ませんので、レコーダの置き換えにする訳にも行きません。 その上、アプリが録音ファイルをユーザーに開放していませんので別途保管という手が使えません。

Andoroid/iPhone 双方共ですが、本来ユーザーの物であるべき物がユーザはアプリを通してしか使えないという非常に腹立たしい基本戦略を持っています。 そしてそれを自身のサーバーに置かせようとします。
あぁやめやめ・・・愚痴るのは・・・

20200512_RingO2_SpO2.jpg 20200512_RingO2_Low-SpO2.jpg
上図左側が Ring O2 アプリの計測結果表示画面です。
右側は血中酸素濃度が一番低下している部分を拡大表示した物で、上段では
一番低下した時の時間と心拍数、SpO2 の値を示し全スパンで30分です。
下段は全スパンを1時間に切り替え、低下が連続している部分の時間を
表示しています。

下の図は「いびきラボ」で録音されたいびき(呼吸状態)から上図の部分を
切り出してみたものです。 SpO2 の乱れは今迄見て来た状況ではいびきの
大きさとの相関ほとんどありません。
この例でも iPhohe の図の左から3つ目の山の立ち上がり部分の中央位です。
20200512_snore-1.jpg
20200512_snore-2.jpg
20200512_snore-3.jpg
20200512_snore-4.jpg
20200512_snore-5.jpg
20200512_snore-6.jpg
20200512_snore-7.jpg
20200512_snore-8.jpg


上の「呼吸停止時の状況音源」は 0:37:54 部分のいびき音から4段目終端迄にカットしたものです。
「いびきラボ」から音源を抜き取る方法がないので、iPhone 6s のイヤフォン端子と ICR-PS501RM のマイク端子を繋いで取り出したものです。 ゲインを上げていますので、iPhone の暗ノイズが少々煩いですが・・・

引き攣れる様に呼吸が止まりますし、戻ると切迫呼吸気味になりますので、聴いて気持ちの良いものではありません(^^)
ただ、血中酸素濃度のドロップもですが、いびきをかいている時の心拍の乱れの方が気になりますね。 心臓に良い訳がありませんから・・・

使った道具立て:

記録装置     : iPhone 6s
SpO2計測装置 : オキシメーター リング O2
ICレコーダー  : SANYO ICR-P501RM
iPhoneアプリ: Ring O2 SpO2/脈拍/体動計測結果管理
           「いびきラボ」いびきのレベル評価/録音等
PCソフト    : Photoshop CS2/Windows8.1
         : MP3DirectCut(フリーウェア)

こういう確認をしてみた所で、状況により採れる対策がある訳ではないのが悩み。

アレルギー性鼻炎がヒノキの時期が一番酷くて鼻で深い息をするとあっという間にクシャミが出始めてチリチリとした痛みを感じる様になってしまいます。 これがあるので100%鼻呼吸という訳にもいかず。

口に貼る鼻呼吸トレーニングテープもいびきのレベルは少し下がるものの時間が伸びる様で、テープをして寝ると睡眠品質が落ちてしまっているし・・・・・・

かといってCPAPは一般的にAHIが20以上だというし・・・

なんだかアレルギー反応を見せるものが増えたのか、後鼻漏が酷くなったのか、気管支の炎症があるのか・・・声帯周辺に粘液が付着してこれに粉物が付着して咽たり、声が掠れたりといった状況もあるのでコロナ騒動が収まったら一度アレルギーと血液検査をして貰おうか・・・

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死者発生県における致死率
20200515_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200515_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200515_上位件数伸び.png 20200515_関東日別発生件数.png
どうも神奈川県が一番怪しいですね。 8日以降立ち上がりたくてウズウズしている様なと思っていたら・・・ 東京もこれで下がってこれ以上迄上がらねばうまくいくかも・・・
愛媛のはしょうがないですね。 院内感染ですから、これは周りをちゃんと検査すれば2、3度の山で収束するでしょう。 ただ、1発で17人はちょっと多過ぎる気もします。 最初の患者の発症を見逃したか、無症状だったのでしょうか。


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Windows 2020-05 定期更新 [睡夢庵の電脳環境]

【 Windows 2020-05 定期更新 】

このままもってくれればいいのですが・・・ダメ出しをはじめてどれくらい?

やっと Windows8.1/Windows10 共に双方が見える様になりました。
そうそう、MacBook Pro も見えています(^^)
エクスプローラが本来の機能を取り戻した様です。

8.1側がどれだけ持つか、?
まさか前の様にアンダーグラウンドアップデートがかかった途端ダメには
ならないよね?

Windows10

・ KB4552931
  2020-05.Net Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
・ KB890830
  悪意あるソフトウェアの削除プログラム x64 - v5.82
・ KB455679
  90202-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1909の累積更新
  プロブラム

Windows8.1

・ KB4556401
  2020-05 Windows8.1 および Server 2012R2(x64 版)用.NET Framework
  3.5、4.52、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 の
  セキュリティおよび品質ロールアップ
・ KB890830
  悪意あるソフトウェアの削除プログラム x64 - v5.82
・ KB4556846
  2020-05 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向け
  セキュリティマンスリー品質ロールアップ

《 2020/05/14 14:20 追記 》

やっぱり駄目でした。 エクスプローラ開きっぱなしにしていた分は出ていたのですが、もう一つ開いて見たら NetBIOS そっくり消えています。 毎度お馴染み、バクのフリップフロップ、何時まで経ってもまともなソース管理も出来ないみたいですね。 交互に出る事が多いのでゴミなチームがあるのかな(^^;)

呆れたの何乗になるかいな・・・

《 2020/05/14 08:20 追記 》

バックグラウンドで極秘裏(^^)に行われるバグ潰しを止める方法はないか探してみましたが、更新絡みのサービスは1つみたいです。
ネットの情報、いくつか見てみましたが完全に止めて手動にする方法はないみたいです。
サービスを手動にし、「設定」のなかも自動更新しない様に設定していてもこのサービスモジュールが起動される事がある様です。

もし、安定的にサービスを手動で制御出来る方法があればと思いましたが無理そうですので諦め・・・
で、MX3上でエクスプローラを開いたら又出ています。

やはりフリップフロップを繰り返すのでしょうかね~マイクロソフトは更新サービスの問題を収束させる為組織変更をするとか言っていた様な気がしますが相も変わらす・・・様子見

そうそう、Windows10 側のバックグラウンドサービスで旧タイプのモジュール更新が行われないのか、ここの所 Photoshop CS2 が開ける条件が出現しません。

左横のすこし離れた所に横置きしているMX3の画面で画像の処理は老眼が進んだ眼には荷が重すぎて、飯山のディスプレーにD-SUB接続して切り替えて使う様にしました。 ついでにキーボードも引っ張り出して来て2つそれぞれに Bluetooth 接続、切り替えるのが面倒なのとディレイにイライラ こうしたら今度は使うキーボードを間違えて誤入力や誤削除(^^;)

《 2020/05/13 15:41 追記 》

やはり今回も糠喜びでした。 もったのは4時間位でしょうか。
ネットワークの異常が起きて安定してインターネットアクセスができなくなってしまい、あれこれやっている間にふと気づくと早ダメに・・・アングラ更新が掛かったら1発でNGとは・・・

Windows8.1/10 双方の更新を終えて暫くして、8.1で Firefox を立ち上げようとしたらいくつかのページでタイムアウトです。
その内 ESET が「 アクセスをブロックした」という黄色いポップアップを出し始め、パニック。

で、ホームネットワーク側のアクセスを確認してみるとこれはうまくいきます。
Windows10 デスクトップからのアクセスではタイムアウトが出ないのですが、8.1からだと半分位でパケットが消えるのか暫くだんまりで所々の表示がでなかったりと非常に不安定です。

前段のハブ/ルーターから再起動を遣ってみますが、症状に変化なし。
まぁ、そうでしょうよね。 ローカル上では無線ルーターもハブも外接のネットルーターもちゃんと動いていますから・・・

Ookla のスピードテストもダウンロードは動作するのですが、アップロード側はエラーで止まります。

iPhone 6s/TAB4 8 Plus で Ookla やってみても同じ状態。

で、YAMAHA のルーターで接続先を切り替えようとすると切り替え不能。 So-net のサーバーがないというご託宣。

無線LANルータの設定、YAMAHAの設定を調べてみますがどこもおかしなところはありません。

仕方がないのでもう一度ネットワーク機器の電源を切って全部再起動してみましたが、状況変わらず・・・
ここで食事の声が・・・

食事から戻って iPhone 6s/TAB4 8 Plus で Ookla のスピードテストを走らせてみますが矢張りダメ。
端末側を再起動してもダメ・・・ダウンロード側も不安定ですし、速度ラインの描画具合までおかしくなって。

時間切れでこちらのトレースはおいておいて、JHU のサイトからデータを拾って、上位50か国の追跡テーブルのメンテナンス・・・

15時過ぎてからもう一度確認に入ったら一応速度が非常に不安定ながらブラウジングもスピードテストも出来る様になっていました。
で、東京都下のサーバーに切り替えたらまた同じ現象の再発です。

福生や筑波方面だと良いのですが、都内方面が何が起きているのか・・・
こちら方面でも通常の1/3から1/4のスピードしか出ていない・・・

現時点ではブラウジングが落ちる事はなくなったので一安心。

しかし、インターネット側の異常でここまでルータや端末の動作が影響を受けたのは初めてですね。

今迄は asahi-net がおかしければ so-net に繋ぎかえれば済んでいましたが、今回はこの切り替えも出来ませんでしたので、プロバイダレベルではなく、NTT東日本のチャネルに異常が起きたのでしょうかね。 まさか昼休み直前位から・・・Windows Update が一気に掛かったせい? それはないですよね。 毎月の事ですから・・・いや待てよ。 コロナのせいで負荷が増えてるし・・・

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死者発生県における致死率
20200514_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200514_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200514_上位件数伸び.png 20200514_関東日別発生件数.png
出来の悪い所を除いて、制限を緩和する様ですがどうでしょうかね~
現在、最長潜伏期間と言われている12.5日以上の2週間発生ゼロを続けているのは14県だけですからね。

秋田県、岩手県、宮城県、福井県、三重県、香川県、徳島県、高知県、鳥取県、大分県、宮崎県、鹿児島県、長崎県、沖縄県。

今迄にゼロ件を平均発症日数以上続けた事があるのは

・ 5日   奈良、島根
・ 6日   新潟、福島、滋賀
・ 9日   茨城、長野、山梨、佐賀
・ 10日  愛媛
・ 12日  岐阜、和歌山、熊本

翌日からまたという所もありますが、数日発生するケースも・・・


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武漢市10日間で1100万人にPCR検査!? [睡夢庵 日々徒然]

【 武漢市10日間で1100万人にPCR検査!? 】

☆ 武漢市、10日間で全住民にPCR検査 新たな感染例確認で
CNN World 2020.05.12 Tue posted at 19:41 JST

眉に唾したくなる報道ですが、公が発表したら出来るという事なのか?
武漢市の人口は1100万人と言われていますから、110万人/日!!
それも1日僅か6人の感染者が新たに出たから。 しかも地区責任者は解任
だとか(^^;)

一体この差は何なの? これが共産主義一党独裁国家の為せる技ですか?
もし日本でこんな事を指示する人間がいたとしたら(^^;)
真似したくても真似られませんね。

「アベのマスク」なんて揶揄される提言をし、その始末すらまともに出来ない
だけでなく不良品を大量に買い込み、その上未だに末端に届いていない。
かく言う拙宅にも未だに届きませんがね。 そのミスのお陰でどれだけ余分な
金と時間が浪費された事か。 この流通部門への余分な負荷を極力減らすべき
時に回収ですから・・・

中国ならこんなみっともない事をやったら皆首でしょうね。
日本では皆さん、我関せずなのでしょうが。

閑話休題・・・これちょっと使い過ぎか(^^;)でもね~阿保らしい話ばかりで

さてさて話を戻して、いったいどこでどうやって?

全市に1000か所の検査場所を設けても、1か所当たり1100人。
検査窓口10か所で1か所あたり110人。 1人5分で550分。
9~10時間稼働しっぱなし。

最新のPCR検査装置では同時に96検体を検査出来、1サイクル90分程度
に迄なっているらしいですが、これでも12時間稼働で96*8=760
という事は1500台の装置が必要になります。

中国全土から要員込みで集めるのですかね?

厚生労働省の発表では日本では今迄に165,609人(昨日は1354人)
しか、検査されていません。

そして検査が必要とされる人がまだまだ市中にウヨウヨ状態なのに・・・

武漢市は4.6万人/時で遣って退けると宣言しているんですよ(^^;)
体制の違いとは言え・・・唖然。

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☆ 朝日新聞デジタル より

・ 大学のPCR検査能力、文科省が調査 山中教授も提言
  新型コロナウイルス
  戸田政考、合田禄          (2020年5月13日 5時00分)

  文部科学省が11日全国の大学や研究機関に事務連絡を送り、14日迄に
  機器の台数や1日の最大検査可能数、病原体を取り扱える施設数等を
  回答する様に求めたという事。 結果を厚生労働省に伝え検査件数を
  増やす必要がある地域の施設に協力を要請するらしい。

  京大iPS細胞研究所の中山伸弥教授も安倍晋三首相と共に出演した
  インターネット番組で自身の研究所にもPCR検査が出来る機器が30台
  位あり、大学の研究所等にある危機と研究員等の力を活用すれば2万では
  なく10万件くらい行ける可能性がある」と話したそうです。

時を同じくして国内ではこんな話です(TT)

  これも情けない話、文部科学省が今頃動いているという事は政府機構の
  中にこれに思いが至り、声を上げ、行動する人間が全くいなかったという
  事か?

  感染症学会にしろ医師会にしろ細菌研究に接点のある人間ならばこんな
  事は即時に思い至らねばおかしい。

  そしてこれらの組織が自主的にPCR検査の全国的なサポート組織を
  作るべく動かなかった事も情けない限り。

  積極的に動いては叩かれかねない?
  そんな雰囲気なんですかね~最近は。

  これは私の様な素人でもすぐに気付く事ですし、この件が始まった当初の
  インタビュー記事の中でどこぞの大学の教授が自分の教室でも2桁位
  だったかな?出来るという話をしていましたが・・・

  どこもかしこも他力本願ばかりになっている様です、どこぞの大学病院も
  保健所に頼んで断られて初めて自分の所の機器を使って自分の所の分を
  処理しなくてはならなくたったなんてボヤイていましたから。

  保健所は従来の日常業務の上にこの関連の仕事を突然押し付けられている
  のですから、あっという間にパンクすることぐらい分かりそうなもの。
  自身の所で出来る可能性はないのか一番に検討する事ではないのか!
  だと思いますがね。 大学病院の院長?にまでなろうかという人間の
  これが今の標準的器量とすればお先真っ暗ですよ。

  一体日本人はどうなってしまったの?
  いつのまにここまで思考力、想像力、行動力、責任感が欠落した?
  携帯電話ばかり見ているから足元しかみえなくなったのかね?(^^;)

上の「武漢」の話と比べるとそのスケールの小ささよ!です。
情けなき限り・・・

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☆ 東京都 感染者数、死者数集計ミス補正

  参りました、76名と4名増加でしたか・・・

  全てのデータを入れてますから、どこが違うか分からねば今日ドカンと
  増やすしか・・・ん、東京都専用サイトを立ち上げてそこに患者数の
  グラフがあったぞ。 ひょっとしたらそこで日々の数値が分かるかも。

  ありました、ありました、1月24日の最初の感染者からバッチシ。
  エクセルのテーブルに感染者数を入れて計算させ、これを全都道府県の
  テーブルの東京の昨日のデータ迄をごっそり差し換え。

  これで昨日を104件のままにせずに済んだ・・・
  グラフが意味を失いますからどうしようかと・・・

  未だに皆紙ベースなんでしょうね。 記載ミス、転記ミスなんでもあり

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死者発生県における致死率
20200513_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200513_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200513_上位件数伸び.png 20200513_関東日別発生件数.png
全体的に下がってはいますが、関東、中部、近畿皆ちょこっと鎌首が上がってますからまだまだ・・・

発生0件を2週間以上続ける県が半分以上になれば、北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉で0件が出て来る様になれば光が見えたかもですか。


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厚生労働省に関する情けない話が・・・ [睡夢庵 日々徒然]

【 厚生労働省に関する情けない話が・・・ 】

☆ NHK NEWS WEBより

・ 新型コロナウイルス 重症者270人 退院8778人 厚労省
                    (2020年5月10日 0時40分)

今迄「働き方改革」なんて事を言って来た政府ですが、政府組織内の改革すら一向に出来ていない事が今回の件でバレてしまいました。

探せば切りがないのでしょうが、斜め読みしている今迄の報道から垣間見えた綻びをちょっと羅列・・・

・ 組織形態、命令系統その全てが錯綜し最早機能出来なくなっている事が
  組織間でやり取りされているメールヘッダーの to/cc/bcc から
  見て取れる。 大きな組織では組織内の伝達・下達・命令文書というのは
  各々の種類によってグループ名一つで配布されなければならない。
  起草者がすべての配布先を記憶・記載するなど愚の骨頂。
  一般的な個人間の連絡以外の組織としての行動を必要とする文書に関わる
  宛先はメールサーバー管理部門に常駐する人事担当者がグループへの参加
  の登録/削除を行うもので、メールを受け取る人間にも明らかにすべき
  ものではない。
  今の様な形態では複数のメールのプリントが持ち出されただけで夫々
  の関係迄明らかになるリスクをもっている。

・ WHOへのデータ提出の遅れ、報道資料の遅れ
  あるサイトはデータソースを多分NHKの朝の発表データに切り替えて
  いた。 その日だけ増分が2日分になっていたので・・・

・ クルーズ船乗務員の取り扱いが徹底されていなかった。
  クルーズ船の乗組員及び乗客についてはダイヤモンド・プリンセス号の
  処理で船上で発生した場合は寄港国の国内発生感染者には加えないことで
  国際合意が取れていたはず。
  ところが長崎に改装・修理?の為に入港していたクルーズ船の船員を
  長崎の感染者扱いにし、3日?後に修正するという醜態をみせた。

・ 退院者の数が急に増えた。
  理由がふるっていて「各都道府県の公表するデータを精査して公表して
  いたが間に合わなくなったので、各都道府県発表のデータをそのまま
  使う」だそうです。 遅れ分が1,564件?だったか。

  感染者の数が米国並みだったら一体この国はどうなるのやら。
  現状のレベルでアップアップは余りにも見苦しいのでは?

  なんだかペーパーベースでの突合せでもやってるとしか思えません。
  このIT時代にどういう感覚なんでしょうね。 効率など一切考えずに
  従来通りの方法を踏襲しているだけとしか思えない。

  感染症に関して患者発生から治療・経過観察終了迄を一元管理する
  システムがないのであれば今回の武漢での発生が新しいウイルスだと
  分かった時点で「パンデミック対応用の管理システム」の設計を開始
  していなければならなかったはず。
  現状の手作業ベースでは間に合わなくなる事位想定出来なかったのか?

  そのせいで県単位で個別にシステムを作り始めているが、これが将来
  システム構築する際に大きな禍根となる事も読めないらしい。

  まぁ、保健所の統廃合で人員、装備の削減を行っておきながら、今回は
  文書通達だけでお前のところで全部背負え(^^;) これではパンクする
  のは当たり前。 ここがパンクすればなにが起こるかも考えられない
  レベルが上から下までというのが悲しい現実のようだ。

      ・
      ・
      ・
      ・

それはそうと「公務員」は全員マイナンバーカード登録を済ませているの
でしょうか。 登録を済ませているのであればこのカードとノートPCの
カメラを使って写真を撮りログオン記録と認証をする様にすればどこでも
どのPCでもそのアプリケーションシステムでならば動作するという設計も
可能になるでしょうし、個人のPCが使える様になれば「リモートワーク」も
実現しやすくなるのではないですかね。
ただFNC内蔵のPCが殆どないし、高いのも・・・

ただ、この「在宅勤務」、日本の労働契約や従来の人事部の考え方が残る限り
は余り薦められた物ではありません。 欧米の様に労働提供条件や報酬が
しっかり定められていればよいですが、なぁなぁばかりですから。

昔の様にデータを持って帰り自宅で作業というのは許されない時代ですから、
リモートサーバーにログオンしてサーバー上のデータを使って作業をする
形態になれば、ですがこれもなかなかキツイ。

ログオン時間とアクセス時間、成果物の容量、更新量等で仕事ぶりが評価
されかねない。

となってくると、今の日給・月給制が一般事務職に関しては崩れざるを得なく
なります。 で、実際にとなると色々ハードルが高い・・・

単にハードや市場にあるその為のアプリを導入しただけでは全体的な運用効率
アップは出来ないでしょうね。 単に、自宅でも作業が可能になったに
留まるだけでは、また尻すぼみになってしまうでしょう。

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死者発生県における致死率
20200511_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200511_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200511_上位件数伸び.png 20200511_関東日別発生件数.png

やっと全地域で減少に
これが続けばね~
関東地区神奈川、埼玉が先に安定してくれればですが、ここに来て病院でクラスタが出てますし・・・まだ予断を許さずです。


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オキシメーターを使った無呼吸症状追跡 [便利グッズ?紹介]

【 オキシメーターを使った無呼吸症状追跡 】

昨年9月に Neuroceuticals 製のスマートパルスオキシメータを購入してから月初に1週間睡眠中の脈拍推移、SpO2変化、低下回数(ODI)を記録しています。
20200507_無呼吸_元.jpg 左側はiPhone上の「Ring O2」の計測結果表示画面です。

白い枠の中には平均血中酸素濃度(平均SpO2)、最低SpO2 、平均脈拍、累積90%未満時間、低下回数(3%以上低下)、記録時間、低下頻度(ODI)とその評価レベルがカラーバーと▲で示されます。 それぞれの意味は下を見て下さい。

下の枠の中は上から脈拍変化、SpO2変化、体動回数になっています。
体動については動いているかどうかの判断用で値はどこにも出ないみたいです。
まぁ、ちゃんと寝返りを打っていればよいのでしょうね。
この機器の連続計測時間はナイトモード(睡眠時計測用で計測中の表示はない)で約10時間、モニターモード(SpO2と心拍数の連続計測)で約5時間になっています。
この計測結果の画面の一番下は表示スパンの選択になっていてデフォルトは10時間、5時間、1時間、30分と表示の拡大が可能です。
右端のルーペマークを押すと画面上にクロスヘアカーソルが表示され、白字で時間と計測値が表示されます。


スマート オキシメーター リング O2 から得られる情報について

・ 平均SpO2   測定時間内の動脈血酸素飽和濃度(SpO2)の平均値
・ 最低SpO2   測定時間内の動脈血酸素飽和濃度(SpO2)の最低値
・ <90%時間  測定時間内にSpO2 が90%未満になった合計時間
・ 低下回数    睡眠時間内にSpO2 がベースラインから3%以上低下
          した回数
・ 低下頻度    睡眠1時間当たりの低下回数(ODI)
          これが睡眠時無呼吸症候群(SAS)の傾向を見る為の
          データとして使われる。
          SASの重症度分類としてAHI(無呼吸低呼吸指数)
          という指標がある。
          AHI 5~15未満が軽症
              15~30未満が中等省
              30以上が重症となる。
      AHI 睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の合計回数
          低呼吸とはSpO2 の値が3~4%低下した状態をいう

《 今年の計測結果 》

 計測回   平均SpO2 最低SpO2 <90%時間 低下回数 低下頻度
1月1回目  96%   81.0%   3.7分   36    4.9
  2回目  96%   84.0%   0.8分   22    4.1
  3回目  96%   85.0%   1.0分   11    2.0
  4回目  96%   85.0%   1.3分   11    1.9
  5回目  97%   85.0%   1.5分   15    2.0
  6回目  96%   74.0%   4.9分   37    7.5
  7回目  96%   83.0%   1.8分   19    2.9
1月平均   96.1%  82.4%   2.1分   21.6   3.6
2月1回目  96%   88.0%   0.6分   36    4.9
  2回目  96%   73.0%   5.7分   22    4.1
  3回目  95%   82.0%   2.5分   11    2.0
  4回目  97%   88.0%   0.3分   11    1.9
  5回目  96%   90.0%   0.0分   15    2.0
  6回目  97%   76.0%   1.1分   37    7.5
  7回目  96%   76.0%   7.4分   19    2.9
2月平均   95.4%  81.9%   2.5分   17.0   2.7
3月1回目  95%   71.0%   13.5分   73    11.6
  2回目  95%   81.0%   7.0分   31    6.0
  3回目  95%   79.0%   3.8分   21    3.5
  4回目  95%   76.0%   7.9分   30    5.0
  5回目  96%   85.0%   2.4分   32    4.7
  6回目  96%   73.0%   3.1分   19    3.6
  7回目  96%   79.0%   3.2分   13    2.8
3月平均   96.1%  77.7%   5.8分   31.3   5.3
4月1回目  94%   73.0%   12.9分   44    8.0
  2回目  96%   82.0%   2.7分   23    3.7
  3回目  96%   71.0%   10.0分   36    6.1
  4回目  95%   84.0%   3.2分   31    5.1
  5回目  96%   86.0%   0.4分   14    2.3
  6回目  96%   81.0%   2.7分   27    3.8
  7回目  96%   79.0%   5.8分   34    5.7
4月平均   95.6%  79.4%   5.4分   29.9   5.0
5月1回目  95%   68.0%   9.3分   22    6.2
  2回目  96%   79.0%   4.0分   33    5.0
  3回目  96%   78.0%   8.6分   35    6.0
  4回目  95%   71.0%   14.4分   56    9.7
  5回目  95%   75.0%   7.9分   57    10.5
  6回目  95%   79.0%   6.9分   44    6.9
  7回目  96%   74.0%   1.9分   22    4.0
5月平均   95.4%  74.9%   7.6分   38.4   6.9

下の図は5月1回目の中の最も血中酸素濃度の低下が大きい箇所のリング O2 の記録波形です。
一番上部にある紫色の波形はICR-PS501RMで録音した鼾のこの部分に当たる所を Audacity で切り出したものです。
クロスヘアカーソルで時間とその時点の酸素濃度と時間が分かる様にしてあります。 これは4画面の合成で作っています。
内部処理はイベント処理の様ですが、クロスヘアカーソルの時間は10秒単位に動きますので時間精度はちょっと残念な数値です。

その下の図は常用しているMP3DirectCutで切り出した同じ部分の波形ですが、こちらはMP3の切り貼り用のアプリですので最小倍率が大きいので相当部分を3画面で合成したものです。
波形との位置関係が分かる様時間を入れてあります。
前の血中酸素濃度が一番下がっている部分では約1分30秒呼吸が止まっている事が示されています。 後ろの2瘤の方は途中でちょっと息継ぎがありますが幅は約2分30秒止まっています。

これがある上に4時前後に目が覚めるとそれ以降間欠的にしか眠れていません。 ここの所実質的睡眠時間が6時間いや5時間位しか取れていませんので、異様に眠くなってしまう事があります。
また、集中を切らすと一瞬ですが目には見えているのですが体の反応が遅れる様に感じる事が出て来ていて・・・

でも、ODIは上記の表の最悪値でも軽症の範囲なんですけど・・・それにこの数値が悪い日が上の症状が強い訳でもないので??
最近は実睡眠時間が5時間台だとダメみたい、とはいえ朝4時台には目が醒めちゃうんですよね。 風呂に入るとどうしても10時台には布団に入れないので・・・

それに物の置忘れ、直前行動の忘れ(充電し始めたのに忘れていて物を見て気づくとかケトルに水を入れにいってこれを置いて別の事をすると置き忘れたまま戻ってきたり、風呂場に眼鏡や携帯を置いたまま戻ったり・・・)の頻度が上がっているのが認知症の始まりか? 症状的には加齢による物忘れに分類される様ですが・・・あぁ~嫌だ々々、歳は取りたくないもんだ。
20200507_無呼吸.jpg
20200507_無呼吸_波形.jpg
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死者発生県における致死率
20200510_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200510_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200510_上位件数伸び.png 20200510_関東日別発生件数.png
地域別をみると問題を含んだ所を持つ関東、中部、関西が揃って上向いています。
東京がフラットになるかと思えば他が鎌首を持ち上げかかる・・・

さて、5月10日の読売新聞トップは「コロナ対応8000病院DB化」、そして3面が「保健所負担減急ぐ」・・・ただここに書かれている内容も大阪が港区がと言ったバラバラ対応を示す内容で、国も府と同様のシステムをなんて今頃言っているらしい。 どこかにもありましたが「コントロールタワー強化」という発言、それと4日の専門家会議で「保健所」の問題が取り上げられたと言った記述が出て来ています。

今回のコロナの件で政府の中の各面のコントロールタワーの不在ぶりが露呈されてしまいました。 時間的余裕があるものであれば綱引きも許されるでしょうが相手がウイルスでは・・・
法令順守や内部規定順守もいいですが、こういう特例場面では超法規的措置が取れる逃げ道がなければ・・・
まぁ、こういうとガヤな野党が代案なしのままで騒ぎ出すことでしょうかね(^^;) ここまで政治と官僚機構が劣化したのには野党やメディアの責任も大きいと言わねばなりません。 是々非々ではなく、反対のための反対が多いですからね。 どうなっちゃうんでしょうね、この国は・・・


共通テーマ:日記・雑感

コロナでイチャモンを付けたのはいいけれど(^^) [睡夢庵 日々徒然]

【 コロナでイチャモンを付けたのはいいけれど(^^) 】

トランプ大統領とポンぺオ国務長官、専門家から総スカン、否定されまくり(^^;)
それに色々証拠付きの反証を挙げられてしまいましたね。

そのせいで米国内での新型コロナウイルス感染症の発生時期について従来言われていた今年の1月という話は再検証される事になりそうです。

これ以降に掲載するURLは英文ですが、中国系サイトの物が多いです。
これは国家間のプロパガンダ戦の様なものですが、この件については米国側は静かですね。
中国は海外の個人迄特定して情報を出してきていますからなかなか(^^;) これが中国が昔から怖い所です。 何しろ兵法の生みの親の国ですからね~ 手を変え品を変えがお得意

出てきた話というのは

A 昨年7月バージニア州の高齢者保養エリア内で54人が肺炎などの
  疾患に罹り、2名の死者を出したという話。
  症状は発熱、咳、全身の痛み、呼吸困難、声のカスレ、全身の倦怠感。
  現地の衛生当局はインフルエンザが7月に起きたという事、そして流行
  したインフルエンザウイルスではないため、とは別の菌だろうと結論
  付けていたとか。

B 米国ニュージャージー州べルビル市のマイケル・メルハム市長が
  2019年11月に新型コロナウイルスに感染していた事を明かした。
  今回新型コロナウイルスがニュージャージー州で拡大した後で、医師に
  抗体検査を求めた結果既に抗体を持っている事が発覚したという。
  市長は昨年の症状が新型コロナによるものではないかという疑いは
  持ったが、米国内初の感染者の報告は今年の1月となっていたので、
  この検査を受けるまで打ち消していた。 過去にインフルエンザに罹った
  事はあるが、これほど重い症状が出た事はなかった。
  そして秋から冬にかけて多数発生したインフルエンザの重症患者は実は
  新型肺炎の患者であった可能性もある。 わたしの周りでも大勢が昨年
  11月と12月に重い症状で苦しめられたと明かしたそうです。
  より多くの人に抗体検査を受けてもらい、完治した患者は他の患者を救う
  為に血漿を提供してほしいとも呼びかけています。

  彼は2019年12月にアトランティックシティでの会議に出席し、
  11月21日に自宅に戻った後体調を崩し、高熱、悪寒、体の震え等が
  出たが、医師は特に検査をせずにインフルエンザだと診断を下したと
  語ったそうです。

URL : https://www.northjersey.com/story/news/essex/belleville/2020/04/30/belleville-nj-mayor-tests-positive-coronavirus-antibodies/3057925001/
   https://patch.com/new-jersey/belleville/belleville-mayor-has-coronavirus-antibodies-heres-what-it-means
   http://japanese.cri.cn/20200506/e25bbf02-eb8c-a41e-8aad-cf6727bcfb75.html
   http://j.people.com.cn/n3/2020/0506/c94475-9687287.html

   https://www.dailymail.co.uk/news/article-8299359/China-uses-New-Jersey-Mayors-claim-COVID-19-November-blame-virus.html
   https://www.foxnews.com/world/china-new-jersey-mayor-coronavirus-november

C)武漢へのコロナウイルス米軍持ち込み説の根拠とされるものがあること。
  2019年10月末に湖北省武漢で行われた世界軍人オリンピックに参加
  した米国軍人5名が原因不明の伝染病に罹り、武漢で治療を受けたという
  事実がある事。

URL : https://news.yahoo.co.jp/articles/f5f8b96bd6c995db8bae3120aa8bc9253774e9db?page=1

D)2019年冬からアメリカで猛威を振るっているインフルエンザ感染者の
  3400万人以上が感染し、2万人近い死者を出している事。
  CDCのロバート・レッドフィールド所長が3月11日の米下院で
  「インフルエンザで死亡と診断された人の中に新型コロナウイルス感染が
  原因だったケースがあった」と認めている。

URL : http://m.japanese.china.org.cn/orgdoc/doc_1_76803_1553295.html

E)「中国の生物化学兵器施設でゲノム加工によってできた生物兵器」という
  陰謀説を流すと同時に「武漢ウイルス」と命名しようとした事への反論と
  して、中国の学者が医学専門誌「ランセット」に1月24日付で反証論文
  か投稿されている。

  これによるとこのウイルスは

・ 「ゲノム加工/操作で生まれたものではない」
・ WHOグローバルデータベースに報告されている93種のコロナウイルス
  のゲノム分析の結果、武漢から広がったとされるウイルスは「他地域から
  もたらされ拡散したもので、海鮮市場が発生減ではない」としている。


F)おっとまた反証が出てきました。 ニュースソースはレコードチャイナ

URL : https://www.recordchina.co.jp/b804159-s16-c10-d0000.html

  フランス東部のコルマール市のアルバートシュバイツァー病院の医学
  画像部が昨年11月1日から今年4月30日までに撮影した胸部画像を
  新たに調べなおしたところ、典型的な新型コロナウイルス感染症の症状が
  見られた症例は昨年11月16日に遡る事が出来るとし、類似症例は今年
  2月末迄は緩やかな伸びをしていたものの、その後急上昇して3月31日
  にピークに達していたと発表したそうです。
  この病院が位置する東部は新型コロナウイルスの集団感染が最も早く発生
  し、感染が最も深刻はエリアの一つ。
  これまで当局が発表していた新型コロナウイルスの最初の症例は
  2月27日に確認されたものだということ。

URL : https://www.cnews.fr/france/2020-05-07/un-hopital-alsacien-pense-avoir-traite-ses-premiers-cas-de-covid-19-des-le-mois-de

URL : https://www.marketwatch.com/press-release/live-covid-19-updates-french-hospital-says-first-suspected-covid-19-cases-weeks-earlier-than-official-record-in-country-2020-05-08?mod=mw_more_headlines&tesla=y

元記事かどうかはわかりませんが、CNET フランスの記事と Marketwatch の記事ですが、こちらは文責なしのコメント付き(^^)

G)ちょっと気になる記事  新型コロナウイルス、本当に新型なの?

  インフルエンザ患者数 昨年より450万人減 過去5年で最も少ない記録
  ウェザーニューズ          (2020年4月23日 配信)

URL : https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00014741-weather-soci

  ここでは新型コロナウイルスのせいで対策が取られた結果としていますが
  昔から原種が居たのでは?

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A)は52人の生存者がいますので、抗体検査をすれば確定しますね。
  周囲に患者が出ているのにこの中から患者が出ていなければ、再感染は
  しないという事も言えるかもしれません。
  現在再感染と言われているケースはみな「再発」という事になります。
  まぁ、治癒して帰宅後しばらくして突然重症化し多臓器不全で死亡する
  ケースが出ている様ですから、治癒したといっても保菌者なのでしょう。
  韓国での検証では治癒とされた人の約半数近くが未だ体内に菌を保有
  している事が確認されていますので、ほとんどの場合は「再発」。

B)は発症日が確定し、抗体保有が確認された患者が11月下旬には居たと
  いう証明になります。

C)は米国の感染症対策の総本山の所長の議会発言ですから、これは昨年から
  米国内にコロナウイルスが存在した事を認めた事になります。

E)については英国、日本、フランスなどから出される論文でも陰謀論/武漢
  起源説は否定されていますね。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html


  例えば日本では当初は確かに「武漢株」だったがこれはほぼ収斂し、
  現在流行しているのは欧米での急激な感染拡大に合わせて欧米から輸入
  されたものだという解析結果が発表されています。
  欧米でも同様で現在欧米で拡散しているのは、欧州型と米国型で武漢型
  ではないということです。
  結局の所、すでにインフルエンザとして流行期に入った所に、武漢での
  騒ぎで検査をしたら従来のインフルエンザ類とは異なるコロナウイルス
  だったという事なのでしょう。

  もともとの原種は米国型とも豪州型ともいう話まで一時あった様な・・・

  この辺りは昨年のインフルエンザの流行り始めからの検体を時系列で
  追っていけばどこでコロナが現れるかですね。
  このラインでの可能性は従来からのアメリカ株が変異して感染性と毒性を
  強め、それが「復活の日」の様にインフルエンザの影に隠れて拡散した
  のでは・・・

その他 BUSINESS INSIDER

新型コロナ「アメリカ起源説」「中国生物兵器説」は両方デマ。発信源は2つの有名陰謀論サイトだった

URL : https://www.businessinsider.jp/post-210679

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前項Cの事実がありますから米国が仕組んだ罠である可能性も捨てきれませんが、逆に中国が仕込んだ新たな形態の細菌戦かもしれませんね。 中国が最初に感染した事になり、被害者の形を取りながら欧米諸国が対応に追われている間に国内を立て直し、すべての供給ラインの根っこに食い込んで行くといった狙いとか。 何しろ共産主義国家ですから国民を統制する手段には欠きませんし、コロナウイルスという正面の猛威がありますから、相当に強権的施策でも国民は受け入れるでしょう。

現に、武漢及び湖北省を除くと日本の県レベル程度の感染者しか出さずに収斂させていますし、これを機会に南シナ海に行政区を作り実効支配を着々と強化しています。 それだけでなくマスク外交、医療資材の提供、医療指導団の派遣、中東やアフリカだけでなく欧州も医療支援で切り崩しを図っています。

それに中国軍の感染状態に関わる情報が聞こえてきませんし、色々な場面を実戦訓練の様に使い、医療分野だけでなく、建築や物流にも関わっていたらしい・・・

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ポンペオ国務長官は5月3日の会見では発生源が武漢の研究所であるという「多くの証拠を持っている」と言っていましたが、6日の会見では「確信を持っていないことと重要な証拠があることはどちらも正しい」、「我々はサンプルを持っていないし、現地にも立ち入れない」と逃げを打ったようです。

米軍制服組のトップマーク・ミリー統合参謀本部長は5日の記者会見でウイルスの発生源について「我々は分からない」と述べ、「決定的な証拠はない」と断った上で、「ウイルスは人工的なものではなく、おそらく意図的は流出ではなかったとみられる」との見解を示したそうです。
軍からも距離をおかれてしまったみたいです。

その軍自身も脛に傷があります。

エボラウイルスなど細菌研究をする米国メリーランド州のフォート・デトリックの米陸軍研究機関「細菌・生物兵器研究所」が2019年7月汚染水漏れを起こし、施設自体が閉鎖されたこと。

これは昨年8月5日にニューヨークタイムズが汚染水漏れによる健康被害は報告されていないと伝えていますが、閉鎖したという事はその施設内は人間が活動するには危険過ぎるという事実の傍証です。

この情報戦 米国の常套手段 強引に相手を悪者に仕立てて旨い汁を吸う。 これでアフガニスタン、イラクとかみんな大嘘だった事がバレた時には仕組んだ連中は懐を膨らませてニンマリ。 自国民がどれだけ死のうがカタワになろうが己の野望が遂げられればよいのですからね。 これはアメリカの企業でも同じです。 まず或る部門のトップを取りに行きますが、この時の裏の汚さは独り勝ちが正義の世界ですからね。 アップルにしろ、マイクロソフト、Google皆競争相手を蹴落とす為、顧客を欺瞞する為にやった事の数々、なにしろ海外を責める時には政府が後押しをしますからね。 それが「バイアメリカン」。

トランプはまだやる積りの様ですね~とばっちりを受ける方は迷惑この上なし。
振り上げた拳の落とし先が分からず「コロナ冷戦」突入ですか?
まさかドンパチは始めないでしょうが・・・

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といった感じですが、この話の落着点はどうなるのやら・・・

最後に China National Center for Bioinformation
    中国国立生物情報センター のサイトと

URL : https://bigd.big.ac.cn/ncov/?lang=en

オープンソースアプリケーション Nextstrain Team が提供している
新型コロナウイルスの伝播/系統樹サイト

URL : https://nextstrain.org/ncov/global?dmax=2020-03-03&l=clock

系統樹をいくつかの形態で時系列変化を見る事が出来ます。

Nextstrain Team はこれ以外の感染症についても同様の物を提供している。

URL : https://nextstrain.org/

そのデータには GISAID データベースを使っている。

この関連については

URL : https://wired.jp/2020/03/15/data-sharing-open-source-software-combat-covid-19/

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死者発生県における致死率
20200509_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200509_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200509_上位件数伸び.png 20200509_関東日別発生件数.png

上図を見ると昨日は関東以外皆減少、そして関東をみると東京以外は減少。
結局東京がネックになりますね。
埼玉はまだクラスターが潰せてなかったみたいで、院内感染・・・
院内感染や介護系のクラスターが蠢動している間は出入りが続きます。


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