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布マスク使う素材でN95マスクを凌駕する? [睡夢庵 日々徒然]

【 布マスク使う素材でN95マスクを凌駕する? 】

☆ 素材重ねた布マスク 高性能 米研究チームが発表
  讀賣新聞オンライン         (2020年05月01日 15時00分)

  高密度の綿と化繊や天然シルクを重ねた布マスクは医療現場で使われる
  「N95」マスクと同等の飛沫遮断効果があるとの研究結果を米シカゴ大
  と米アルゴンヌ国立研究所のチームが発表した。

  研究チームは様々な素材を用いて 0.01 ~ 0.2μmの微粒子をどれだけ
  遮断出来るかを実験で確かめた。

  その結果高密度の綿とシフォン生地(ポリエステル90%、スパンデック
  ス10%)を重ねると微粒子の大きさを問わず97%以上を遮断した。

  綿と天然シルク、綿とフランネル生地の組み合わせも高い効果を示した。
  綿は微粒子を物理的に遮り、シフォンやシルクは静電気で微粒子を吸着
  すると考えられるという。

高密度の綿って色々あるけど・・・どの程度のものなのか

高密度綿織物なのか、確かに高密度繊維製のガーゼマスク生地なんてのもある
けれど、これのこと? 生地だとすると「VENTILE」みたいなものだと
呼吸出来るのかな? なんせ防風、防水用だけど・・・確かに通気性や放散性
はありますが・・・

調べてみると既に高密度綿だけの商品は存在するようですね。

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/tieasy/?p=4

高密度のガーゼやシフォン、フランネル、シルク等の生地自体はどこにでも
あるでしょうから、裁縫がお得意ならば手作りもよさそうです。

https://item.rakuten.co.jp/morimori/in70059-/

https://tex-mall.jp/info.php?type=item&id=5e5db7d4c6cec

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死者発生県における致死率
20200507_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200507_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200507_上位件数伸び.png 20200507_関東日別発生件数.png

緊急事態宣言の期間延長は5月31日迄。
「特定警戒都道府県」は従来通り。
それ以外の県については「新しい生活様式」を徹底する事を前提に一部緩和する方針。
さてさて、どうなる事やら・・・県外や市外へのお出かけが可能な限り自制されれば何とかなるか?
ただ、イベントはね~ また、クラスターの元にならなければ良いが・・・今迄クラスターの元になったのは小さな地域イベントではありませんでしたっけ。


共通テーマ:日記・雑感

新型コロナウイルス関連で業務に支障を来した医療機関 [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルス関連で業務に支障を来した医療機関 】

院内感染に関する記事を一つ・・・

コロナ院内感染が止まらない日本の病院、海外と比べてわかる2つの死角
真野俊樹:中央大学大学院戦略経営研究科教授、医師

DIAMOND online          ライフ・社会 DOL特別レポート
                         2020.4.28 4:45

記事URL : https://diamond.jp/articles/-/235821

TVドラマ等で見る海外の病院のゾーニング用の施設形態や設備がしっかりしている事をいまさらの様に気付きました。
確かに日本では病院だけでなく多くの所がオープンで誰でも入ろうと思えば入られる状態というのがほとんどです。
それとこれは病院だけに限った事ではありませんが、保安・企業継続性等に係る専従要員を置かない所がほとんどでしょう。 皆兼務(^^;) わたしも昔「事業継続計画」なる物を作らせられましたが・・・
ここでは

① オープンに過ぎる事
② 感染管理担当者の不足

の2点があげられています。

どれも日本的な物といってもいいですね。 特に米国は訴訟社会ですから感染事故でも起こせばとんでもない事になりかねませんから、そのコントロールには十分気を払っています。 だが、日本では患者様は神様ですから優先されるのは住環境や看護姿勢(^^;)
そしてこの、施設や安全管理担当者の不足は何も病院に限った事ではありません。 日本にはこういう非生産的で面倒・喜ばれない所への要員配置は配置する側も配置される側も喜ばないという素地があります。 ですから、昔から攻撃面では無類の強さを発揮しても防御に回ると弱くすぐに自殺的突撃、漸減後退戦術がとれない。 こういう教育は行いませんからね(^^)

最近は日本の病院でも感染制御部といった専門の管理部隊を置く病院も増えてはいますが、やはり大学系や赤十字、国公立といった所迄。 病院のサイトを見ていると、その辺りがやはり表に現れています。 可能な限りオープンにしようとしていると感じる所の多くはこういう部門もしくは専従者を置いている様ですが、サイトに隠蔽体質が見え隠れするところはやはり・・・

追記 日経メディカルに「新型コロナで揺れる医療・介護提供体制」という
   会員専用ページが出来、医療関係に関しては地域別、介護・障害福祉
   施設に関しては東西に分けて掲載している様です。

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《 緊急事態宣言解除について 》

岩手県    感染者なし

宮崎県    25日
秋田県    22日
長崎県    19日
鳥取県    18日
香川県    16日
鹿児島県   16日
徳島県    15日
大分県    15日

三重県    12日
栃木県    10日
熊本県    10日
群馬県     9日
青森県     8日
宮城県     8日
福井県     8日

現時点で潜伏期間をクリアして感染者を出していない県は8県、感染者を出していない岩手県と感染力を保持するといわれる期間をクリアした?8県を加えても16県に過ぎません。

現状では北海道、関東はPCR検査能力を数倍にしなければ平衡状態にもっていくのも難しいのではないでしょうか。 なにしろ今迄検査能力不足で多くの軽症、無症状保菌者を泳がせてしまっているので、何時どういう形で爆発を起こしても不思議ではない状態でしょう。

中部は愛知が12日間1桁を続けていますので北陸が落ち着けば段階的解除もありえる状態に来た感じです。
近畿は後2週間程度で現在の九州レベルに到達するのでは?

で、東北、四国、福岡を除く九州、広島を除く中国から順次販売、生産、販売、昼間の飲食系から順次解除という感じになるのでしょうか。

この「新型コロナ」をテーマにした記述に「鎖国」という言葉を用いた最初が3月6日、この日政府は中韓からの入国制限をかけます。

しかし、3月1日~3月6日にかけて欧米各国の感染者数が急激に立ち上がっていた事と米国では季節性インフルエンザが猖獗ししかも死亡率が異常に高い状態が続いていましたので、制限するのは欧米、特に米国で、入国制限ではなく「鎖国」すべきと言っています。

と言うのは既に日本も4日から増加率が増し始めていたからです。 特に欧米としたのは、もともと周りに配慮しようなどという殊勝な人種ではありませんし、CDCやWHOの「マスクは重病人がするもので、感染症には効果がない」を信じ込んで風邪気味ならマスクをしろと言っても頑としてしませんから、持ち込まれたらそれこそあっという間に拡散されかねないからです。

関東の感染者数が急激に立ち上がり始める第一段階が3月17日、第二段階が23日当たりです。 感染力が高い期間から類推すると3月9日迄に欧米からの人の流入を止めていれば、多分現在の1/3以下の感染で済んでいたのではないでしょうか。 その状態であればPCR検査もなんとか機能した事でしょうから・・・それに経済的打撃の及ぶ範囲も金額も遥かに少なくて済んだはす、なにしろ何れもコロナ対応で経済活動は停止状態になるのは目に見えていましたから。

閑話休題・・・

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医療体制に黄色信号が灯る昨今ですが、院内感染だけでなく医師、看護師等の医療従事者の感染、濃厚接触者若しくは転院患者の感染が判明する等で病院の診療行為の一時中止等を余儀なくされる病院が相次いでいます。
それも地域の中核病院や感染症対応病院等で発生しているケースも少なくありません。
病院が独自で検査が行える所は別として医師が希望しても病院内の濃厚接触者や看護師の検査をしてもらえない状況にあるという話がある様では既に前段が破綻していますので、積極的防御は不能になっているという事。 一度発生すると再発を繰り返す事になります。

以下はデジタル新聞やNHK等の記事から拾っていた、院内感染及び病院関係者、転/入院患者、利用患者の感染が判明し、医療機関としての業務の停止や一時縮小等を余儀なくされた組織の一覧です。
中には貰い事故という病院もありますが、医療従事者自身が外で感染した結果所属する組織が被害を受けるというケースの比率が高いと感じます。 加えて人事異動で新たに配属された医師や研修医の発症を結構目にします。 その他業務処理上のミスで報道に取り上げられた所も含まれます。

医療従事者の皆さんはこれから暫くの間、何時自分が感染するか分からない狭間に置かれます。 十分な注意を払い、自らの安全を守られる事を祈っています。

そうそう、気になった点が。 4月に入って病院関連の感染記事が急激に増えて来た様ですがその中に感染症病棟勤務の医師・看護師の感染報告がポツポツと出る様になっています。 基本的な防疫はなされているのでしょうが、数日前に見たTV報道で手袋は二重にして防護服を着てはいるのですが、手首を止めていないので物を取ろうとして手を伸ばした時に前腕が露出しているシーンを見ました。 肘迄のバンド付きの長手袋ではない時は必ずテープでぐるりと止めるべきでしょう・・・老婆心・・・

下記一覧の記載順はメチャメチャです。

逐次追加している積りですが、とても元記事を追い直したりする元気もありませんので、誤謬・欠落も多いかと(^^;)>

それぞれの状況については病院がホームページに記載していますのでそちらを参照してください。
トップページには状況報告をおいていない所も結構ありますがトッピクスにリンクを置いている場合が多い様です。 私立・県立の場合は市や県のサイトに状況報告があり、病院のサイトには一切記載がない所もあります。
もし感染者を出すとこれらの事例が示す様な事態に陥りますので努々油断召されるな。

ウェブサイトが確認できない個人開業医と思われる所は白文字ままです。
下記のマーキングは電子版を含む新聞やホームページ等の記載内容からの私なりの判断です。 記事では職員の感染段階で院内感染かといった表記がある場合がありますが、多くは本人だけのケースが多いみたいです。

〇: 院内感染が起きた病院(転院者受け入れからを含む)
職: 医師/看護師/職員が外部で感染した可能性大
受: 感染受診者/入院患者(別理由)対応の医師/看護師が感染
入: 入院患者からの発症はあったが院内拡散なし
事: 受診患者のコロナ感染が後に判明、何らかの対応を必要とした等
?: 患者への感染はないが職員が感染

・ 北海道  23施設 職 北海道大学病院
            〇 札幌呼吸器科病院
            〇 北海道がんセンター
            〇 千歳第一病院
            職 斗南病院
            〇 札幌厚生病院
            〇 遠軽厚生病院
            〇 北広島病院
            〇 北星病院
            受 私立函館病院
            受 木古内町国民保険病院
            〇 釧路ろうさい病院
            〇 市立釧路総合病院
            入 釧路孝仁会記念病院
            職 留萌セントラルクリニック
            職 富良野協会病院
            入 帯広徳洲会病院
            〇 石橋胃腸病院
            職 唐沢病院
            〇 長野病院
   2020/05/09追加  職 北海道大野記念病院
   2020/05/25追加  〇 勤医協中央病院
   2020/08/20追加  〇 小樽市立病院

・ 青森県   2施設 職 青森労災病院 2020/05/09追加
   2020/05/09追加  〇 十和田中央病院

・ 福島県   1施設 入 一陽会病院

・ 山形県   1施設 職 篠田総合病院

・ 茨城県   6施設 〇 JAとりで総合医療センター
            職 茨城県西部メディカルセンター
            受 筑波記念病院
            事 松永外科医院
   2020/05/09追加  ? 茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
   2020/05/09追加  ? 守谷慶友病院

・ 群馬県   4施設 受 利根中央病院
            受 公立舘林厚生病院
            受 太田記念病院
            〇 診療所「真医会ましも内科・胃腸科」

・ 埼玉県  18施設 職 春日部中央総合病院
            職 独協医科大埼玉医療センター
            〇 済生会川口総合病院
            〇 蕨市立病院
            職 埼玉成恵会病院
            職 さいたま市立病院
            〇 埼玉メディカルセンター
            職 川口市民医療センター
            〇 所沢明生病院
            〇 所沢ロイヤル病院
            〇 川口工業総合病院
            職 明海大学病院
            〇 彩の国東大宮メディカルセンター
    2020/05/09追加 ? 堀ノ内病院
    2020/05/09追加 〇 飯能靖和病院
    2020/08/04追加 〇 所沢第一病院
    2020/08/20追加 〇 三郷中央病院
    2020/08/24追加 職 草加市立病院

・ 千葉県   9施設 〇 千葉西総合病院
            受 聖隷佐倉市民病院
            職 町立東陽病院
            〇 森整形外科クリニック
    2020/07/13追加 職 柏厚生総合病院
    2020/07/13追加 〇 タムス浦安病院
    2020/08/20追加 〇 船橋市立リハビリテーション病院
    2020/08/24追加 〇 八千代病院
    2020/09/07追加 〇 柏たなか病院

・ 東京都  46施設 職 日本赤十字社 医療センター
            受 池上総合病院
            〇 永寿総合病院
            職 河北総合病院
            職 JCHO東京新宿メディカルセンター
            職 国立がん研究センター中央病院
            職 公益財団法人がん研究会有明病院
           職受 慶應義塾大学病院
            受 東京慈恵医科大学付属病院
            職 東京医科大学病院
            入 東京医科大学八王子医療センター
            職 東京女子医科大学東医療センター
            受? 杏林大学医学部付属病院
            職 順天堂大学医学部付属順天堂病院
            職 東京医科歯科大学医学部付属病院
            〇 東海大学付属東京病院
            ? 東邦大学医療センター大森病院 無症状4/6名
            ? 昭和大学病院
            受 聖路加国際病院
            〇 東京警察病院
            職 公立昭和病院
            職 東京都済生会中央病院
            〇 練馬光が丘病院
            受 久我山病院
            〇 中野江古田病院
            〇 都立墨東病院
            職 東京都立駒込病院
            ? 都立多摩総合医療センター
            職 都立大塚病院
            職 東京都立北療育センター
            職 立川相互病院
            〇 立正佼成会附属佼成病院
            職 榊原記念病院
            〇 総合東京病院
            職 牧田総合病院(蒲田分院)
            〇 江東病院
            職 荏原病院
            〇 衛生文化協会 城西病院
            〇 正明会 山田記念病院
    2020/05/29追加 〇 武蔵野中央病院
    2020/07/13追加 受 東京都立松沢病院
    2020/07/21追加 〇 医療法人社団明善会 小岩榎本クリニック
    2020/07/25追加 ? 都立小児総合医療センター
    2020/08/24追加 〇 等潤病院
    2020/10/01追加 〇 東京都立広尾病院
    2020/10/01追加 〇 順天堂大学医学部附属練馬病院

・ 神奈川県 27施設 職 横浜市立市民病院
            職 川崎市立多摩病院
            職 川崎市立川崎病院
            〇 大和市立病院
            〇 小田原市立病院
            ? 東芝林間病院
            職 相模原協同病院
            〇 相模原中央病院
            ? 横須賀市立市民病院
            〇 聖マリアンナ医科大学病院
            〇 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
            受 北里大学病院
            職 湘南藤沢徳洲会病院
            職 衣笠病院(衣病訪問看護ステーション)
            〇 さいわい鶴見病院
            〇 菊名記念病院
            〇 相州病院
            〇 横浜甦生病院
    2020/05/18追加 〇 川崎共同病院
    2020/05/18追加 〇 小田原市立病院
    2020/05/18追加 〇 元気会横浜病院
    2020/05/18追加 〇 牧野記念病院
    2020/05/18追加 〇 湘南泉病院
    2020/05/18追加 〇 鴨居病院
    2020/07/13追加 職 昭和大学藤が丘病院
    2020/08/20追加 〇 湘南厚木病院
    2020/08/20追加 〇 横浜労災病院
    2020/08/20追加 〇 横浜市南部病院
    2020/08/20追加 〇 横須賀市立うわまち病院
    2020/09/18追加 〇 ハートフル川崎病院
    2020/09/18追加 〇 市立うわまち病院

・ 山梨県   2施設 受 恵信甲府病院
            職 上野原市立病院

・ 静岡県   3施設 職 静岡赤十字病院
            職 静岡市立静岡病院
   2020/07/22追加 事〇 国際医療福祉大学熱海病院

・ 新潟県   1施設 職 木戸病院

・ 富山県   5施設 職 富山県立中央病院
            ? 富山市民病院
            事 富山赤十字病院
            職 富山県済生会高岡病院
            職 国立病院機構 北陸病院

・ 石川県   8施設 職 能美市立病院
            〇 医療法人社団 芙蓉会 二ツ屋病院
            〇 岡部病院
            事 金沢聖霊総合病院
    2020/07/21追加 職 国立病院機構 七尾病院
    2020/08/29追加 〇 やわたメディカルセンター
    2020/09/02追加 職 済生会金沢病院
    2020/09/02追加 〇 国立病院機構 金沢医療センター

・ 福井県   2施設 職 福井県立病院
            〇 福島泌尿器科医院

・ 岐阜県   2施設 職 岐阜大学医学部付属病院
            職 松波総合病院

・ 愛知県  12施設 〇 名古屋第二赤十字病院
            ? 名古屋市立東部医療センター
            職 名古屋大学医学部附属病院
            入 南生協病院
            職 藤田医科大学病院
           職入 愛知医科大学病院
            受 済衆館病院
            職 宏潤会大同病院
            〇 碧南市民病院
            職 旭労災病院
            入 中部労災病院
    2020/08/24追加 〇 名古屋市立緑市民病院

・ 滋賀県   3施設 職 滋賀医科大学医学部附属病院
            職 彦根市立病院
    2020/08/20追加 〇 南草津病院

・ 京都府  11施設 職 京都第一赤十字病院
            職 国立病院機構 南京都病院
                類似名称:京都南病院 あり要注意
            受 京都鞍馬口医療センター
            〇 福知山市民病院
            職 六地蔵総合病院
            〇 三菱京都病院
            事 済生会京都府病院
            職 康生会武田病院
            職 北山病院
            〇 堀川病院
    2020/08/20追加 〇 京都市立病院

・ 大阪府  18施設 職 国立循環器病研究センター
            入 大阪母子医療センター
            職 大阪国際がんセンター
           事〇 大阪赤十字病院
            〇 第二大阪警察病院
            職 八尾市立病院
            職 箕面市立病院
            職 市立ひらかた病院
            職 関西医科大学附属病院
            職 松下記念病院
            職 関西電力病院
            〇 大阪府済生会泉尾病院
            職 特定医療法人ダイワ会 大和病院
            職 医療法人清和会 ながはら病院
            受 医療法人爽神堂 七山病院
            〇 なみはやリハビリテーション病院
            〇 明治橋病院
    2020/08/20追加 〇 水間病院

・ 兵庫県  14施設 職 北播磨総合医療センター
            職 県立尼崎総合医療センター
            〇 神戸市立医療センター中央市民病院
            〇 神戸赤十字病院
            職 関西労災病院
            職 県立西宮病院
            〇 宝塚第一病院
            職 宝塚市立病院
            入 尼崎医療生協病院
            職 加古川中央市民病院
            〇 仁恵病院
            職 真星病院
    2020/08/24追加 〇 松田病院
    2020/09/09追加 職 兵庫県立加古川医療センター

・ 奈良県   3施設 〇 近畿大学奈良病院
    2020/07/13追加
    2020/07/17追加 職 高井病院
    2020/09/02追加 〇 吉田病院

・ 和歌山県  3施設 入 県立医科大病院紀北分院
            〇 済生会有田病院
            職 中谷内科循環器科

・ 三重県   4施設 受 ハート歯科
            受 林医院
            職 浜田内科胃腸科
    2020/09/10追加 〇 鈴鹿厚生病院

・ 香川県   1施設 職 キタ歯科医院

・ 徳島県   1施設 入 徳島健生病院
    2020/08/20追加 入 田岡病院

・ 高知県   3施設 ? 高知医療センター
            職 国立病院機構高知病院
            職 中内整形外科

・ 愛媛県   2施設 受 愛媛県立中央病院
    2020/05/14追加 〇 医療法人鶯友会 牧病院

・ 岡山県   1施設 職 川崎医科大学附属病院
    2020/07/21追加

・ 広島県   2施設 受 広島私立舟入市民病院
    2020/07/21追加 入 医療法人大慈会 三原病院

・ 島根県   1施設 職 松江市立病院
    2020/08/24追加

・ 福岡県  15施設 職 日本赤十字社 福岡赤十字病院
            〇 福岡記念病院
            〇 西福岡病院
            職 九州大学病院
            職 久留米大学病院
            〇 福岡徳洲会病院
            〇 新小文字病院
            入 井上病院
            〇 長尾医院
            受 浜の町病院
    2020/05/29追加 〇 門司メディカルセンター
    2020/05/29追加 〇 北九州総合病院
    2020/06/02追加 〇 産業医科大学病院
    2020/08/20追加 〇 福岡青洲会病院
    2020/08/24追加 〇 千早病院

・ 大分県   9施設 職 大分赤十字病院
            〇 国立病院機構大分医療センター
            入 大分リハビリテーション病院
            受 大分県立病院
            入 大分岡病院
            入 坂ノ市病院
            入 佐賀関病院
            入 臼杵市医師会立コスモス病院
            職 別府湾腎泌尿器病院

・ 熊本県   3施設 受 熊本地域医療センター
            職 熊本託麻台リハビリテーション病院
            職 球磨病院

・ 長崎県   2施設 職 長崎大学病院
    2020/07/13追加 受 長崎みなとメディカルセンター

・ 鹿児島県  2施設 職 伊敷病院
    2020/08/20追加
    2020/08/20追加 〇 指宿さがら病院

・ 沖縄県   7施設 職 那覇市立病院
            職 友愛会南部病院
    2020/08/20追加 〇 与論徳洲会病院
    2020/08/20追加 〇 沖縄赤十字病院
    2020/08/20追加 〇 沖縄共同病院
    2020/08/20追加 〇 かんな病院
    2020/08/20追加 〇 ウェルネス西崎病院
    2020/08/20追加 〇 ハートライフ病院



《 病院作成の感染症対策マニュアル 》

病院のホームページ等で「院内感染症対策マニュアル」を公開している所がありましたので紹介しておきます。
規程文書の形態で細かな要領の理解には欠ける物もありますが、どのような場面ではどう対応すれば良いかを知るには良いでしょう。

医療機関における院内感染対策マニュアル 作成のための手引き(案) 冊子PDF
大阪大学医学部附属病院 感染制御部 項目別PDF
鹿児島大学病院 感染制御部 項目別PDF

東京都福祉保健局 冊子PDF
東京都立 墨東病院 項目別PDF
埼玉県済生会 栗橋病院 項目別PDF
山形県立 新庄病院 冊子PDF

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死者発生県における致死率
20200506_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200506_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200506_上位件数伸び.png 20200506_関東日別発生件数.png



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専門家会議 PCR検査「さらに拡充し 早期診断を」 [睡夢庵 日々徒然]

【 専門家会議 PCR検査「さらに拡充し 早期診断を」 】

☆ NHK NEWS WEBより

・ PCR検査「さらに拡充し 早期診断を」専門家会議
                    (2020年5月4日 23時28分)

今更何を寝ぼけた事を、というのが正直な感想。

“専門家会議は提言に合わせて、日本国内でのPCR検査の対応に関する評価を示しました”、だそうです。 この会議体は単にお話をしてボールを投げるだけの組織なの? 直接的指導や予算の要求やその実行を指示できない様なもの・・・いつも通りの姿だったのか。

ここで示された各国の人口10万人当たりの検査数、バカバカしいほどの・・・

・ イタリア・ドイツ      3000件
・ アメリカ・シンガポール   1700件
・ 韓国            1200件
これに対し日本は         190件

「NHKは明らかに少ない状況」といった表現をしていますが、そんなレベルではないでしょう。 これは国の組織として短期的になんの対応も出来ませんでした、という成績表の様なものです(^^;)

はっきり言ってしまえば、「感染症パンデミック」に対する準備を全くしていなかった現れであり、また事態発生後の行動・決定力を如実に示したものでその国の行政組織の硬直度を示すものかも。 これは厚生労働省の怠慢であると同時に感染症学会等の関連学会の不勉強の為せる技。

一部には警鐘をならす論文が上がっていましたが、医療費削減を第一題目に掲げた厚生労働省がとった政策はICU等を含む高度医療の集約と病院の機能分化そして専門病床の統合によるトータルな感染症や救急医療関連の容量縮小といってもよいもの。
一時期「結核」が増えているから隔離病床をといった話も出ていた様に思いますが、「陰圧室」など高機能化の要請が逆に総量の大幅な減少に繋がったのでは?

この中で「PCR検査 なぜ早期に拡充されなかった」という題目で専門家会議が示した考察が掲げられていますが、これがまた今更分かった事?

▽ 検査の調整を行う保健所の業務過多

 ・ こうなる事は誰の目にも明らかだった事。 どういう機能がどれ位の
   デューティで積み上げられるのかイメージ出来なかったのでしょうね。

   現状の行政組織の中で処理できると思う事が自体がそもそも・・・
   電話対応・配車・輸送応対には医師会・タクシー/観光協会・コール
   センター業界に協力を仰いで市町村単位で専用のコールセンターを
   立ち上げる位は誰でもが考えるのでは? そのサポートはされたの?

▽ 入院先を確保する為の仕組みが十分に機能しない地域もあったこと

 ・ そもそも「パンデミック」に対応できる組織が現在の行政組織中に存在
   すると思っている事が・・・

   現在の都道府県の枠組みを超えて管理する別組織を直ちに立ち上げる
   よう要請し、全国の病院・ホテル/観光業界や企業の厚生施設、国の
   保養施設等を統合し発生比でどういう手順で入院・待機場所を確保・
   運用するか検討する様にせねば不可能な事なのでは?

▽ 検査を行う地方衛生研究所が限られた資源の中で云々

 ・ 従来の仕組みの中だけで乗り切れると考えていた? それはない話。

   PCR検査機のメーカーから納入先を追跡してそのすべてを稼働させる
   位の気組みで行動する組織を別に立ち上げなければ2桁以上違うはずの
   物をこなせるはずもない。

   大学や製薬会社、研究機構等そこの要員も含めて狩り出してこれを結ぶ
   組織を作ってこそ足りないなりに増加が可能になることでしょうに。

▽ マスクや防護服の圧倒的不足

 ・ 不足なのではなくて現状のイメージが出来ず備蓄も出来ていなかったと
   いうのが事実でしょう。 これは「感染症パンデミック」の行動プラン
   が出来ていなかった事の現れ。

   病院、行政組織、納入業者、製造メーカーそれぞれがこのための方策を
   持っていなかっただけの事。

   他人のせいにするのはいやですが、これは感染症・救急医療学会を含む
   医事組織の教宣不足が最大の原因では?
   他国のSARS、MERSからの経験を他山の石として生かせなかった
   生かすだけの想像力がなかったという事の表れということでしょう。

 ・ 2月国内への上陸が分かった時点で「発熱外来の設置」と呼吸器系と
   それ以外の入院病棟分け/導線確保の指示・指導を行わなかった事が
   浪費を引き起こしている。

今迄の事は過ぎた事です。 今現実にどういう行動を取っているかの方が遥かに重要なのですが、問題なのはこの記事の中にあるのは「わかりきった素人でも出来る提言」に留まっている事。

こんな有様では状況の急速な好転は望めそうにもありません。

そうそう、他にも「ここの所陽性率が下がった」といって喜んでいるようですが(^^;)

検査数が同じで実際の感染者数が減れば下がるって事では? 二次/三次感染者(濃厚接触者/感染の疑いがある病院受診者)にまで検査対象が広がれば当たり前の事ではありませんか? 従来も3倍4倍の検査能力があって依頼される検査すべてを行っていたら陽性率は低かったのでは?
こういう議論は飽和状態が起きた環境では意味がありません。 大きな余力があって初めて成立する議論です。

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☆ 韓国聯合ニュース日本語版より

  新型コロナ再流行に備え 「呼吸器専門クリニック」千カ所運営へ
                            =韓国政府
                    (2020年05月04日 14時49分)

韓国は既に次のフェーズを見据えて動き始めた様です。
新型コロナウイルスとの闘いの長期化に備えて「呼吸器専門クリニック」を設置、運用する事に決めたそうです。

構想は地方自治体が保健所や公共施設を提供し、地域の石が参加する「開放型」と感染を防ぐ装備などを備えた医療機関を別途指定する「医療機関クリニック」という2本立てらしい。
まず公共機関、保健所を中心に500か所程度運営」し、その後地域の医師会や医療機関の申し込みを受け付けてさらに500か所程度を追加」する予定とのこと。 ここまで読むとはて?ですが・・・

日本も発熱外来を別建てにする医療機関も増えていますが、新型コロナが「常態化」する事を考えた時、今後「呼吸器系」と「緊急外来」は形態を変えさるを得ないでしょう。

既に多くの病院で「発熱外来」や「緊急外来」の2本立てが試みられている様ですが、可能な限り安価で安全な形態を模索・提案して貰わねばですね。

特に問題は「外来手術」と「緊急外来」でしょうね。 すべての装備を2重化する等は費用面で許されませんから、少なくとも現場で短時間で感染検査が出来る体制と装備の汚染防止策が必須です。

CTや超音波診断装置、多軸レントゲン装置等のメーカーは自社製機器の防水仕様付加(アルコール噴霧に耐える)や廉価な使い捨て防護カバーの商品化も考えねばですね。 エアゾル式の樹脂コーティング剤、毎回ペリッと剥いで捨てられたり、樹脂に殺精剤の様に即効性の細胞膜を溶かす様な薬剤が仕込めれば・・・

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☆ 時事ドットコムニュースから

  太陽光でコロナ不活性化、米政府が詳細公表
  ワシントンAFP=時事       (2020年04月30日 12時57分)

米国国土安全保障省がAFPに対し、新型コロナウイルスが太陽光によって急速に不活性化するとした研究結果の一部を公表したそうです。

  ・ 温度21~24℃ 湿度80%の環境で太陽光に当たると2分で半減
  ・ 空気中のエアロゾル中のウイルス量も通常の室温で湿度20%の環境
    では1分半で半減

これに対し太陽光に含まれる紫外線のUVAは日焼けや皮膚の老化の原因にはなるがウイルスに対し有害であるという事は一般的に証明されていないという反論が上がり議論を呼んでいる様ですね。 確かにUVCは細胞の遺伝子情報を傷付ける特性があるので殺菌灯として使われていますが。

これに関しては早くどこぞで追試をして結果を報告してくれないかな?
ひょっとすると消毒の手間がぐんと少なくて済む方法が生まれるかもしれませんからね。
温度、湿度、光の周波数を変えて実験が出来れば。 それとか加圧・高温/低温環境、減圧・高温/低温環境等、ひょっとしたら染色や木材乾燥用の器材等も使えるかもしれませんから。

まぁ、昔から太陽光殺菌は何事にも通用するということでしたけど。
インドネシアではどうも太陽光殺菌という事で日光浴が流行っているらしいですが・・・

ほとんど100%車で出かけますが、今はドライビンググローブをしたままで行動する様にしています。 そして帰宅したら太陽が当たる所においたままにしていますし、粉塵用N95マスクもう手に入りませんので中にティッシュを4つ折りにして入れて鼻や口回りが触れないようにし複数回使いまわしていますが、これも太陽光が当たる所において太陽光消毒しています(^^)。 しかしそれもあと2枚、カップ型が3枚・・・
まぁ、月に何回かちょこっと出かけるだけですのでこれでも自粛期間中は十分に持ちますがその後の補充が・・・

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死者発生県における致死率
20200505_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200505_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200505_上位件数伸び.png 20200505_関東日別発生件数.png



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感染判明から死亡迄8・7日 [睡夢庵 日々徒然]

【 感染判明から死亡迄8・7日 】

読売新聞が独自に分析した結果として、感染判明から死亡迄の平均日数が8.7日だったと発表しました。

これは5月2日時点迄の東京都と大阪府の死亡者に関し、感染から死亡迄の期間を分析したものです。

東京都は全死亡者の内54名、大阪は全46名についてウイルス検査で感染が判明した日と死亡日が公表されているものを使用した分析結果になっています。

感染判明から死亡迄の平均日数は以下の様に東京と大阪では大きな差があるそうです。

・ 東京都   7.9日
・ 大阪府   9.7日  1.8日(22.8%)

1件ごとに条件は異なるのでしょうが、単純に数字だけを取り出せば東京は大阪に比べ2割以上お役所仕事が遅いという事になるのでしょうかね。 そしてこの1.8日という時間は患者の命を削ったタイムロスですから!!

感染が死亡日翌日以降に判明    4名
死亡当日に判明          9名
1~7日            41名
8~14日           29名
15日以上           17名

大阪では46名中34名について発症日も公表されているので、これを元にすると大阪での発症から死亡迄の平均日数は16.1日だったとの事です。

現在このウイルスの治癒迄の期間について言われている事は

・ 潜伏期間       0.5~22日 (平均は5.2日)
・ 二次感染者発症迄   1~21日  (平均7.5日) 
・ 感染力が強い期間   0.5~8日  発症前1日が最高点といわれる
・ 病院受診迄      4.6~5.8日
・ 入院迄        9.1~12.5日
・ 重症化の分岐時期   7~10日(息苦しさ、胸の痛みがサイン)
・ 平均入院日数     15.7日(最短7日、最長22日)=福井新聞
             最短22.5日という海外の報告もある

それはそうと、一体何時になったらPCR検査に設けられている制限が撤廃されるの? 欧米が毎日行っている検査数を見て何も感じないのですかねぇ? 日本国内にあるPCR検査装置全てを洗い出し、それぞれをちゃんと100%稼働出来る状態に持って来たのでしょうか。 それぞれの点をちゃんと繋いで稼働する様な統合システムを全国レベルで構築していかねばならないはずですが、院内感染や職員、入院患者から感染者が出た病院のお知らせやインタビューを見ると呆れる話ばかり・・・人の命を何と思っているの?です。 妙な条件を金科玉条の様に唱えて、発症者の介護をしていた人の検査すら条件に合致しないとして拒否したといった話まで。 現場の担当者の責任ではないのでしょうが、余りにもお粗末。 これが我が国の感染症防疫組織なのか(^^;) あぁ、止め~・・・

さて、因みに厚生労働省が発表している1月15日~4月25日迄の都道府県別のPCR検査総実施件数と感染者総数から算出したPCR検査能力(尤度)の期間平均は

        検査総数  感染者数  尤度
・ 東京都   10,921   3,908    2.79
・ 大阪府   14,533   1,491    9.75

・ 新型コロナウイルスのPCR検査総実施件数(都道府県別)
           (期間:1月15日~4月24日)

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000625954.pdf

そうそう厚生労働省の仕事ぶりも見事なもので・・・あれ? さっきまであった資料が・・・
サイト内検索では出るのに「お探しのページが見つかりません(404 Not Found)」。

その資料は例えば以下

「都道府県別・PCR検査実施人数の累計 【1/15~】

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624137.pdf


都道府県別・PCR検査実施人数の累計 【1/15~】(都道府県別)というもので、各都道府県別にその日までの検査実施人数と感染者総数が記載されており検査実施人数に対する感染者のパーセンテージが出ていたのですが・・・
確か東京は40%台で大阪は20%台だったか?

この資料だと検査能力の欠如ぶりがモロにみえますからね~ 都合が悪いので消しちゃった? 東京は平均して感染者1人に対して濃厚接触者1人しか検証する能力がないという意味ですから、これに気付いた人がいる?(^^)

今後は累計数だけの資料でお茶を濁す積りの様で、追っかけてみましたが過去の資料(1日毎のPDF)は全て“404”、消えてます。

で残されているのは以下の様な非常に見辛い単なる数表資料だけ・・・

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000626873.pdf

どこかに画像でもないかと思ったらありました(^^)

「新しい風<公益社団法人 宮崎市郡医師会のBLOG」の中に埋め込まれた画像が・・・この時点では東京は37%、大阪は18.9%ですから私が見たのはもっと後のでしょう。

URL : https://blog.goo.ne.jp/cabinet_new_wave

Apple移動データ解析
20200504_Apple_report.jpg
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200504_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200504_上位件数伸び.png 20200504_関東日別発生件数.png
アップルが提供しているスマートフォンの接続データをベースとした情報をみるとiPhoneを使用している層というか格というか、ちょっと寂しいものがあります。 確かに強制かどうかの差はありますが、中~若年層の国民としての責務意識の低さは少々情けない、最早言葉だけではダメな時代になったみたいですね。

“Que Sera Sera~”=“Whatever well be, will be”ドリス・デイが映画主題歌として歌ったものですが(この語形だとフランス語、イタリア語だと思いますが、スペイン語と楽曲絡みでは説明されていますけど)・・・的な性格のイタリア人が最も厳格に守り、ちょっと斜の英国人が続き、理屈を語るドイツ人は唯我独尊、で八方破れの米国人がもっとも守れない。 それと余り変わらないのが日本人。 他人に迷惑をかけず、人との距離を取り、ルールをよく守る?が、ここに来て完全に瓦解ですね(^^;) 戦後の米国流個人主義(義務・責任よりも個人の権利を優先主張する)に毒された結果でしょう。 もう少しで戦前の香りを知るものがいなくなりますから、その先が見ものですね。

ケセラセラも「なるようになる」という楽天的な生き方を言う様になっていますが、本来は「なるべくしてなる」、為したことのつけは自分に戻ってくる的な意味とも言われます。



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新型コロナウイルスのゲノム解析進む [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルスのゲノム解析進む 】

4月27日には国立感染症研究所からゲノム分子疫学調査結果が発表され、その結果感染が始まった初期に到達した中国起源のウイルスは量的にも少なかった事もあり、その封じ込めには成功した事が明らかになった様です。 そしてが3月初旬から始まった欧米での感染拡大の結果、その後の感染例は欧米起源の物に切り替わった事も。

やはり、3月半ば以前に出入国規制と空港でのPCR検査と待機期間義務化を行っていればこれだけの感染拡大に見舞われる事はなっかったみたいです。
欧米人はマスクをしませんし、接触行為も多いし大声で喋るし・・・菌を撒き散らしていったでしょうね。

・ 新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のゲノム分子疫学調査
       (2020/4/16 現在)

  国立感染症研究所 病原体ゲノム解析研究センター

URL : https://www.niid.go.jp/niid/images/research_info/genome-2020_SARS-CoV-MolecularEpidemiology.pdf


・ フランスの感染拡大は中国からの輸入によるものではない―仏研究所
  人民網日本語版           (2020年5月2日 9時50分)

URL : http://j.people.com.cn/n3/2020/0501/c94475-9686310.html


国立感染症研究所と時を同じくして欧州でも4月28日フランスのパスツール研究所も「フランスの輸入型・早期伝播型ウイルスの遡及分析」の研究結果を bioRxiv.org で発表すると明らかにしたそうです。
ここで明らかになったのは、現在猖獗している新型コロナウイルスは1月に確認された中国起源のウイルスとは株が異なり、2種のウイルスの祖先は同じものだが主流から枝分かれしたもので、中国やイタリアからの輸入症例とは異なるとのこと。 初期の患者に渡航歴がないことなどから欧州で感染爆発が起きる前にすでに流行が始まっており、そのほとんどが軽症だった為に長い間確認されなかったことを意味するとしています。

これらから分かることは米国も同じ状況でインフルエンザの猖獗の陰で新型コロナウイルスによる死者も出ていたが、武漢での感染爆発によってCDCも、これを疑った発言をしているがそれが事実である事がまた証明されたみたいです。 季節性インフルエンザにしては感染者数も死者数も多過ぎると言われていましたから・・・

これが事実かどうかはわかりませんが、元々米国や豪州にも同じ系統の初期型原種とされるものが存在していた様ですので、なにが起爆剤になったのかはわかりませんが、4大陸すべてで時を同じくして病原性を強めたのかもしれませんね。

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《 地域感染率のリサーチ 》

慶応大学病院だけでなく、神戸市立医療センター中央市民病院でも無作為抽出でコロナ感染の疑い以外の理由で外来を受診した患者1000人に抗体検査を実施した様です。 最近では殆どの病院が入院受け入れ前にPCR検査を実施している様ですから、これらを集計すればもう少し精度があがるかもしれませんね。 まぁ、病院に行くのですから何らかの体調不良を有している分けですから、そのままこれが市中の感染率に直結する訳ではないでしょうが。

・ 慶応大学      無症状外来受診者67名中4名(5.97%)
・ 神戸中央市民病院  無症状外来受診者1000名中33名(3.3%)

この数字、慶応大学はPCR検査ですので無症状感染者(感染力を有する)ですが、中央市民病院は抗体検査ですので発症前の患者を除く過去に感染した者すべてという差があります。
本来であれば抗体検査の方が数値が高はずなのですが・・・という事は東京都の方が既感染者の数が桁違いで多いという事なのかも。

今回のコロナウイルスには米国型だの豪州型だのという原種があるみたいですので、ひょっとすると米国の様にインフルエンザとして考えられていた為に抗体保有者が多いという可能性があるのかもしれません。 ここ数年インフルエンザによる死亡者数が増えていましたから。 でも、全員感染検査をしているのであれば、型はインフルエンザなんですよね??

東京都と兵庫県神戸市という地域差なのかもしれませんが、これからその地区の患者数を推定し、発症率をだしてみると意外に低いという結果。

           人口  推定感染者数 地域発症者数  発症率
・ 東京都     9,273,000  553,598   4,477      0.81%
・ 東京都新宿区   337,600  20,155    299      1.48%
・ 神戸市     1,537,000  50,721    255      0.50%

東京新宿区と神戸市の発症率を比べると3倍近い数字になっていますが、全体の感染リスクを比べるとこの程度の差があったとしても不思議ではないですね。
東京都全体と比べて3割増しも納得できる差ではないでしょうか。

という事は、この結果はあながち否定出来ない・・・とすれば東京近郊では見通す範囲に17人いれば1人は保菌者が居て・・・

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死者発生県における致死率
20200503_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200503_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200503_上位件数伸び.png 20200503_関東日別発生件数.png

20200503_ PCR検査尤度.pngここに掲げたグラフを見るとグラフを見る限り「非常事態宣言」解除など夢のまた夢ですね。 特に北海道と東京、神奈川、埼玉は増加をみせていますので下手をするとこれからまた感染拡大が始まり兼ねない状況です。
東京は累積の傾斜を見ると元に戻っていますし日別で見ても減少に振れなければならない時に増加、そして北海道は鎌首を持ち上げそうな有様。
地域で見た場合、関東以外では北陸が危ないですね。

危険な都道府県はどこもPCR検査余力が一桁台になってしまっています。 これでは感染者の先を抑え込めませんから、頼りは非接触、外出自粛だけしか残された手立てがないという事です。

感染1件当たり濃厚接触者20名前後が叩ける能力がなければ二次/三次感染を抑え込めやしませんし、検査に掛かる時間も当日遅くとも翌日午前中を実現しなければ、それだけ追えない三次以降の感染者を作ってしまいます。

ここに見る現実はここ2週間厳格に「外出自粛」と「3密」を守れなかったツケでしょう。
このままでは東京、神奈川、埼玉の3地区、東京直結の鉄道交通の遮断でもやらなければ収まりが付かなくなるかも。

東京都のアクセスが疎な残りの県はクラスター絡みが消えて落ち着き始めていますから、ガンは東京なのです。


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感染/死亡リスク比較 [睡夢庵 日々徒然]

【 感染/死亡リスク比較 】

新型コロナウイルスへの感染者数、死亡者数等は色々な所で数字が出ていますが、総人口当たりであるとか人口密度等を基準にしたものは余り見かけません。
そこで人口当たりの感染率、死亡率と人口密度(可住地)をベースとしてリスクを見てみる事にしました。
ここでいう可住地人口密度とは国土面積から林野面積(森林面積+草生地面積+主要湖沼面積(1㎢以上))を引いたものです。
なので一般的人口密度よりも実際に近い値になっているはず。 単位は ㎢
以下は可住地人口密度がネット上で拾えたものを対象にしてみたものです。

可住地   リスク   
 国名    人口     感染率  死亡率 人口密度 感染  死亡 
アメリカ331,002,6510.306%0.0176%51.659.293.417
スペイン46,754,7780.496%0.0510%33814.691.507
イタリア60,461,8260.333%0.0453%29711.221.524
フランス65,276,5110.259%0.0357%16116.092.220
イギリス67,886,0110.239%0.0320%2898.281.108
ドイツ84,339,0670.191%0.0075%3465.520.218
カナダ37,742,1540.136%0.0079%5.6242.0114.114
スウェーデン10,099,2650.194%0.0233%7226.983.239
日本126,476,4610.011%0.0003%11090.100.003
韓国51,269,1850.021%0.0005%13830.150.003
オーストラリア25,499,8840.026%0.0003%3.477.801.027

リスクとした数値は感染率・死亡率を可住地人口密度で割った数値の E+6 ですので数字自体は特段の意味はありませんが、他とのラフな比較にはなるでしょう。
いま「ソーシャル・ディスタンシング(身体的な距離の確保)」という言葉が多用されていますが、可住地人口密度が低ければ、特定領域さえ避ければ保菌者と出会う確率は極端にさがるはずです。
例えば米国や豪州等は車社会、移動・買い物は車、食料品も1週間分買い溜めが多い事を考えれば、通常の生活範囲ならば日本などと比べればリスクは遥かに低いはずが・・・
処が今現在日本で生活するのとカナダで生活するのでは感染のリスクは2420倍、感染して死亡するリスクは14倍とか、米国ならば60/3.4倍とか(^^;)・・・

本当にそうか~ぁ?(^^;)

まぁ、日本で大人しく巣籠していれば感染リスクも死亡リスクもほぼ無いと考えて差し支えなしという事は紛れもない事実でしょうね。

死者発生県における致死率
20200501_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200501_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200501_上位件数伸び.png 20200501_関東日別発生件数.png

20200430_PCR検査尤度.png
上位9県感染者累積を見ると東京/神奈川/大阪/北海道に関しては下降状態が維持できるところには至っていない事がはっきりと見えます。 北海道に関しては寧ろ上昇に転じようとしている状態です。 他もまだ状況を維持出来るとまではいっていませんから、現状ではとても解除は無理な状態といっていいでしょう。 中部も日本海側が様子がはっきりしませんし、関東は下手をすると100人/日以上で高止まりし兼ねない・・・
関東7県の動きは3週間連続して右肩下がりで来ていますがこれがどのレベルで下がり止まりになるかが問題です。

左は厚生労働省が公表している都道府県別のPCR検査実施数から感染者1名当たり何件の検査が行われたかを算出してみたものです。
島根県が異様に突出しているのは感染者は3名にも関わらず986件の検査を行っているせいです。
東京は話にならない程低く2.79、これは4月5日迄の累積ですからこの数値ですが、前回お知らせしたとおり、現時点では2を切っているのが実態でこれでは2次/3次の感染者を拡散前に捕捉する事は出来ません。 ですから、東京圏では本当は都市封鎖をしなければ短期間での収束は不可能な状況にあると言えます。



それと一番の問題はPCR検査能力というか実施効率が悪過ぎる事でしょうか。 即日実施遅くとも翌日午前中結果が出るという状態が維持出来る様にならなければ、人為的に抑え込むのは不可能です。

現時点では症状捕捉から検査迄に1日以上、結果が出るのに2日から3日とすれば患者が隔離される迄に
・ 平均潜伏期         4日
・ 病院に行く迄    1から10日 平均4日
・ 診察から検体取得迄     2日
・ 検査結果が出る迄      2日
・ 入院する迄         1日 合計13日 掛かっている見当。

このウイルスの最長発症時期は12日程度で8日以降の感染力は落ちる事が報告されています。 という事で感染力3とすると結果が出る迄の12日間で3名の二次感染者を生む事になります。 それぞれの二次感染者が同様に3次と鼠算式に感染者が増えます。 もし、4日目に3人の感染者を作ると仮定すると検査結果が出る12日目には48人の患者が生まれます。 最初の陽性確定時点でこのすべてを捕捉出来ねば火種を残すという事で、それが多ければ多いほど感染拡大の速度が上がるという単純な図式です。


これは感染者だけに限っていますが、本来であれば以下の4つのグループを対象に検査を続けていなければなりません。

・ 感染被疑患者

・ 家族を含む濃厚接触者
・ 同一閉空間導線を使用した人

・ 発熱外来受診患者
・ 肺炎による入院患者
・ 救急搬送患者

・ 医療従事者定期スクリーニング

これが疎かになると現在の様に患者を受け入れた病院での院内感染が常態となってしまいます。
いろいろレポートを見ていると民間検査機関を含めると実行効率は50%未満の様です。 検体の取得から検査依頼、引き取り、報告という部分が効率よく回っていない表れなのでしょう。
病院の声を聴くと同室の患者さえ検査不要として拒否され、結局感染が再発してしまったという話や同居家族にも関わらず検査条件に合致しないとして検査を拒否されたといった話が幾つも転がっています。
結局のところこれらの窓口となる保健所に対する人手や手段の手当をまともにやっていないからこうなるのでしょう。 この事態では保健所が検体の発送手配から患者の入院先手配、電話問い合わせ迄負担させられてはパンクするのは当たり前。 こういう出先は定常業務で手一杯に置かれているのが常態ですからね。

現在1桁の所は東京/神奈川/埼玉/富山/福井/石川/大阪でやはりクラスターの先で時を置いてポコポコ感染者が出ています。 これらでは積極的に2/3次感染者を炙り出して先を切る事が不可能ですから、頼りは接触遮断しか手段がないという事。

現在までの自主規制でそれなりの効果は出てはいますが、その効果は積極的に先を叩くのに比べれば遥かに低いのでまだまだ「非常事態宣言」は解除出来ません。


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