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感染判明から死亡迄8・7日 [睡夢庵 日々徒然]

【 感染判明から死亡迄8・7日 】

読売新聞が独自に分析した結果として、感染判明から死亡迄の平均日数が8.7日だったと発表しました。

これは5月2日時点迄の東京都と大阪府の死亡者に関し、感染から死亡迄の期間を分析したものです。

東京都は全死亡者の内54名、大阪は全46名についてウイルス検査で感染が判明した日と死亡日が公表されているものを使用した分析結果になっています。

感染判明から死亡迄の平均日数は以下の様に東京と大阪では大きな差があるそうです。

・ 東京都   7.9日
・ 大阪府   9.7日  1.8日(22.8%)

1件ごとに条件は異なるのでしょうが、単純に数字だけを取り出せば東京は大阪に比べ2割以上お役所仕事が遅いという事になるのでしょうかね。 そしてこの1.8日という時間は患者の命を削ったタイムロスですから!!

感染が死亡日翌日以降に判明    4名
死亡当日に判明          9名
1~7日            41名
8~14日           29名
15日以上           17名

大阪では46名中34名について発症日も公表されているので、これを元にすると大阪での発症から死亡迄の平均日数は16.1日だったとの事です。

現在このウイルスの治癒迄の期間について言われている事は

・ 潜伏期間       0.5~22日 (平均は5.2日)
・ 二次感染者発症迄   1~21日  (平均7.5日) 
・ 感染力が強い期間   0.5~8日  発症前1日が最高点といわれる
・ 病院受診迄      4.6~5.8日
・ 入院迄        9.1~12.5日
・ 重症化の分岐時期   7~10日(息苦しさ、胸の痛みがサイン)
・ 平均入院日数     15.7日(最短7日、最長22日)=福井新聞
             最短22.5日という海外の報告もある

それはそうと、一体何時になったらPCR検査に設けられている制限が撤廃されるの? 欧米が毎日行っている検査数を見て何も感じないのですかねぇ? 日本国内にあるPCR検査装置全てを洗い出し、それぞれをちゃんと100%稼働出来る状態に持って来たのでしょうか。 それぞれの点をちゃんと繋いで稼働する様な統合システムを全国レベルで構築していかねばならないはずですが、院内感染や職員、入院患者から感染者が出た病院のお知らせやインタビューを見ると呆れる話ばかり・・・人の命を何と思っているの?です。 妙な条件を金科玉条の様に唱えて、発症者の介護をしていた人の検査すら条件に合致しないとして拒否したといった話まで。 現場の担当者の責任ではないのでしょうが、余りにもお粗末。 これが我が国の感染症防疫組織なのか(^^;) あぁ、止め~・・・

さて、因みに厚生労働省が発表している1月15日~4月25日迄の都道府県別のPCR検査総実施件数と感染者総数から算出したPCR検査能力(尤度)の期間平均は

        検査総数  感染者数  尤度
・ 東京都   10,921   3,908    2.79
・ 大阪府   14,533   1,491    9.75

・ 新型コロナウイルスのPCR検査総実施件数(都道府県別)
           (期間:1月15日~4月24日)

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000625954.pdf

そうそう厚生労働省の仕事ぶりも見事なもので・・・あれ? さっきまであった資料が・・・
サイト内検索では出るのに「お探しのページが見つかりません(404 Not Found)」。

その資料は例えば以下

「都道府県別・PCR検査実施人数の累計 【1/15~】

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624137.pdf


都道府県別・PCR検査実施人数の累計 【1/15~】(都道府県別)というもので、各都道府県別にその日までの検査実施人数と感染者総数が記載されており検査実施人数に対する感染者のパーセンテージが出ていたのですが・・・
確か東京は40%台で大阪は20%台だったか?

この資料だと検査能力の欠如ぶりがモロにみえますからね~ 都合が悪いので消しちゃった? 東京は平均して感染者1人に対して濃厚接触者1人しか検証する能力がないという意味ですから、これに気付いた人がいる?(^^)

今後は累計数だけの資料でお茶を濁す積りの様で、追っかけてみましたが過去の資料(1日毎のPDF)は全て“404”、消えてます。

で残されているのは以下の様な非常に見辛い単なる数表資料だけ・・・

URL : https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000626873.pdf

どこかに画像でもないかと思ったらありました(^^)

「新しい風<公益社団法人 宮崎市郡医師会のBLOG」の中に埋め込まれた画像が・・・この時点では東京は37%、大阪は18.9%ですから私が見たのはもっと後のでしょう。

URL : https://blog.goo.ne.jp/cabinet_new_wave

Apple移動データ解析
20200504_Apple_report.jpg
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200504_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200504_上位件数伸び.png 20200504_関東日別発生件数.png
アップルが提供しているスマートフォンの接続データをベースとした情報をみるとiPhoneを使用している層というか格というか、ちょっと寂しいものがあります。 確かに強制かどうかの差はありますが、中~若年層の国民としての責務意識の低さは少々情けない、最早言葉だけではダメな時代になったみたいですね。

“Que Sera Sera~”=“Whatever well be, will be”ドリス・デイが映画主題歌として歌ったものですが(この語形だとフランス語、イタリア語だと思いますが、スペイン語と楽曲絡みでは説明されていますけど)・・・的な性格のイタリア人が最も厳格に守り、ちょっと斜の英国人が続き、理屈を語るドイツ人は唯我独尊、で八方破れの米国人がもっとも守れない。 それと余り変わらないのが日本人。 他人に迷惑をかけず、人との距離を取り、ルールをよく守る?が、ここに来て完全に瓦解ですね(^^;) 戦後の米国流個人主義(義務・責任よりも個人の権利を優先主張する)に毒された結果でしょう。 もう少しで戦前の香りを知るものがいなくなりますから、その先が見ものですね。

ケセラセラも「なるようになる」という楽天的な生き方を言う様になっていますが、本来は「なるべくしてなる」、為したことのつけは自分に戻ってくる的な意味とも言われます。



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