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我が家の断熱効果の確認 [終の棲家]

【 我が家の断熱効果の確認 】

我が家は着工:2009/12/05、完成:2010/03/30、引っ越し:2010/04/06 ですので住み始めて12年を経過しようとしています。
で、現状で朝最低温度の時間帯でどれくらいの室温を保っているかを確認してみました。

現在2月初旬ですが、今のところ起床後エアコンで22℃迄室温を上げ、その後は室温が18℃を切らない限り就寝迄エアコンは止めています。

下の図は前日夜就寝前の換気後のベッドサイドの温度が18.6℃の時の翌朝の各部の温度です。
測定器は非接触型赤外線温度計 TH006 で計測面からの距離は約30cm。
20220210_断熱性能.jpg
この時のベッドサイドの温度は15.4℃でしたので、就寝時からは3.2℃温度が下がっています。
この原因は24H換気扇の影響で南側の引き違い扉の下のレール部からの冷気の侵入があり、この部分の床温度が最も低くなっている事に表れています。

もともと我が屋のプロトタイプの設計年次では現在の様な高気密高断熱設計にはなっていませんが、外気接触外壁・床部には断熱材にセルロースファイバーを選択しましたので、グラスファイバーや発泡系よりは断熱性能も経年劣化も少ないはずです。

一応1階のコンセントケースからセルロースファイバーの含湿状態を見てみましたが、今のところすべて乾燥状態にありました。

集中換気にも出来たのですが、会社の事務所や工場の換気ダクトから落ちる黒い粉塵と黴臭を見ていますし、エアコンのシロッコファンや吹き出し口周辺に付く黒カビをみていますので、交換・清掃が出来ないダクトは極力避けたかったので、トイレと共用にした24H換気扇を置くだけにして貰いました。

ですので、ダクトは風呂の換気扇の約60cmとトイレから24H換気扇への1mおよび24H換気扇から外への約3.5mしか入っていません。

吸気ファンは各室1台、リビング2台、納戸1台を設置していますが、余りに空気が汚くフィルタがあっという間に真っ黒になりますので現在は全部停止していますがそれでも2年と持ちません。 で、自室はシャッターも閉めてしまいました。

排気ファンはキッチンファンと風呂場・洗面脱衣所、リビング、2階トイレ、納戸についていますがこれもそれぞれ使用時だけ回す様になりました。
排気ファンの出口にスリットがついていますが、これのせいで壁厚分の排気ダクトの中には綿埃にカーボンが付いた物が溜まります。 特に洗面脱衣所は洗濯や脱衣で繊維片が出ますので特に酷い事になります。 出口のフィルタが外せればよいのですが、防滴のカバーが付いている上シリコンで固められていて・・・室内からファンを外して掃除機で吸い取る以外に手がない。
年々空気の汚れがひどくなっているのをこのフィルターの汚れ具合で感じています。 それと粒状が細かくなり油分を纏っているのか洗っても落ちが悪くなっています。

それに各室には吸気ファンを設置し、ドア下にも約1cmの間隔を開けて廊下に設置した24時間換気扇から排気し出来るだけ窓を開けて換気しなくても済む様にした積りです。 が、これはそれぞれの抵抗で想定の1/3位の能力しか発揮出来ていませんので、CO22000ppm をリミットとすると日に3回から4回窓開け換気が必要になります。


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睡夢庵の終の棲穴(巣穴) [終の棲家]

【睡夢庵の終の棲穴(巣穴)】

古希を迎え半年が過ぎそろそろ終活・・・・身辺整理を本格化(^^;)>

既に郷里の家や土地、墓所は先代(両親)の財産分与に合わせて全て処分し、お骨は前2世代分とそれ以外の3つの骨壺に纏め檀家寺の永代供養墓に入れました。 一応永代供養ですが、毎年初春の内にお布施を入れている間は家系の区画(骨壺8個迄収納)で管理されますが、これが止まったら継承者が途絶えたという扱いで合祀墓の方に移すという取り決めです。 残りの土地は入会地(粗朶取りの為の山の斜面)のみ、これは処分のしようがありませんので放置しています。 市が寄贈を受けて呉れれば良いのですがね。 もう昔からの土地持ちも2~3軒しか残っておらず、それ以外で所有者が分かるのも数軒分、東北、関東、関西、四国とばらばら。 所有者とは云え伐採もままならない訳ですから、寄贈を受て貰えれば市としてもあっという間に土地がまとまり林野の管理も楽になるのではないかと思いますが・・・送電線を立てている電力会社でもいいのですがね(^^)

書籍類に関してはここに引っ越す際に学生時代、会社での仕事等で使った物は全て処分しましたが、今回は文庫本、一部コンピュータ関連の書籍や辞書以外の全てを廃棄しいよいよさっぱりと・・・ 文庫本は納戸の書庫に入っていますのでデスクサイドの書庫部には最近買ったもの以外はWeb関連の書籍数冊と辞書だけになっています。

併せて、FM-TOWNS時代からXP迄の間に購入したアプリ・ゲームやネット上から収集したファイル類、作成したデータ、会社や仕事絡みで纏めたデータベース/書類等の暗号化ボリュームでCD/DVDで保存していたものもすべて廃棄・シュレッディングしてしまいました。
また、MOに残していた物も結構な量があり、これをバラシて割る元気は・・・で、すこしづつ消去・音楽データで上書きして廃棄する予定にしています。 この為、メルコの1.3GB対応MOドライブを Windows10 につないで見ましたがちゃんと動く様です。 良かった良かった・・・

最終的には現用PC上にあるファイルだけにします。 これらのほとんどは3台でクロスバックアップしてあり、万一どれかが壊れても即時復旧・稼働が可能にしてあります。

レコード/CD類はもう一度1面/1アルバムを1ファイルとしてデジタル化を遣り直して最終的には全て処分する積りでしたが、家人が皆出掛けた時に現在のソースをパワーを入れて視聴をして愕然・・・スピーカーからだと突発性難聴の後遺症が顕在化してくるみたいです。 イヤフォンやヘッドフォンでは感じなかった右耳の膨張感や疼痛感が出て来るだけでなく 1000kHz 以下の帯域で音が割れたり多重化したりといった現象が顕在化してきます。 今回は mp3Directcut 2.33 + Lame 3.99.5 の組み合わせで録音する積りで準備はしたのですが、さてどうしたものか・・・

これに備えて自室も大幅に模様替え。 4K対応テレビ/リクライニングベッドを入れて終の巣穴にしました。 だが・・・狭い!なんせ6畳ですからね~(^^;)

テレビとA3スキャナー/プレーヤー/プリンタを並べて置く為に短辺に置台を用意する事にしたのですが、さて手作りするか、で材料を漁ってみるとこれが結構掛かる・・・ギコギコやる元気もないので何かいいものはないか・・・ありました!

ニトリの「プレフェ」シリーズの天板118+140で江戸間6畳短辺にピシャリと収まります。 余裕ゼロ(揺すると壁紙と競る)天板はT字脚3本で支える事にしました。 天板/脚共に最大荷重の記載がないのが心配ですが、脚はM8?ロックタイト付き8本で埋め込み座金に固定ですので、まぁ30~40kgは大丈夫でしょう。 天板も厚みが3cmですし・・・

脚は140側に2脚を付け、側面にステンレス1mm厚の8穴平板、4穴平板*2をM4*25mm計8本で固定し、118側の片方をこの平板で支える形にしました。 載せる側はネジは2本でズレ止めだけ。 これで118側の脚間隔を1100mm以上確保できますので、この下にベットがセット出来ます。 眠くなったら椅子から水平移動でゴロリ・・・リクライニングベッドですので頭側を起こしてTV視聴・・・(^^;)>

《リクライニング・ベッド》

狭い部屋ですので出来れば折り畳みの電動リクライニング・ベッドと思って探してみたのですが、多くがベースのマットが組付けで硬さが好みの物は幅が広過ぎて収まらず・・・入る物はマットがソフトに過ぎて寝た状態では良いものの座るとフレームがモロにお尻に当たるものばかり・・・すべてを満たす物は存在せず、電動アクションとマットのタッチが合うものは介護用の固定式しかありませんでした。

で、致し方なく手動の折り畳みリクライニング・ベッドを選ぶ事にしましたが、これが工場直送品・・・

他のすべての設置を終えて10日後の昨日やっと到着です。 で、すべてを設置した最終形です。(^^)
20171003_layout.jpg
デスクと書庫・レコードラックも変更する予定でしたが、いろいろ探してみましたが帯に短し襷に長しで要求を満たす物を見付ける事が出来ず、勿体ないので現状品で我慢をする事にしました。

☆ ニトリ リクライニングベッド ソーニャBK

  これはマット部が小ブロックに分かれているので、上に布団を
  敷きシーツでカバーする必要がありますが、マット自体が硬質
  ですのでフレームへの当たりや沈みを心配する必要がないのが
  いいですね。
  又、脚部、腰~頭部のリクライニングも結構軽く行えますので
  狭いスペースでもなんとかなりそうです。
  幅が97cmしかないので、約10cm+余裕が出るのは有難い。

《短辺用テーブル組み》

☆ ニトリ 天板(プレフェ)1400mm  1枚
天板(プレフェ)1180mm1枚
T型脚(プレフェ)3脚
☆ ステンレス4mm8穴平板1枚
ステンレス4mm4穴平板2枚
ステンレス4mm*15mmトラスネジ 10本

このテーブル組みの上には
☆ 東芝 4K対応テレビ 43C310X9kg
☆ IO DATA HDD装置 EX-HD3CZ1.2kg
☆ TOPPING VX30.5kg
☆ BOSE 101MM *24.2kg
☆ EPSON ES-6000H21kg
☆ Panasonic SL-1200MK3 12.5kg
☆ Canon iP27003.4kg
☆ Logitec HDD装置 LHR-DS02S1kg
  その他約3kg+

約55kg+が載っています。 この重量で110側は中央で約2mm、140側は40kg弱載っている為か約4mm撓んでいます。

テレビの下にはVX3とアンプ/スピーカーセレクタを置いています。 Windows10/XP 双方の SE-U33GX(V) のアナログ出力が TA-3200F に入れてあり、このスピーカー出力とVX3の出力がセレクタにつないでありますのでBOSE 101Mでは以下の組み合わせで再生が出来る様になっています。 只、テレビを4K対応にした為サイズが予定より大きくなりスピーカーを正面に向けて置くスペースがなくなりました。
仕方なくテレビの後ろに天井に向けて寝かしておいています(^^;) 反射拡散です・・・

Windows10 ⇒ SE-U33GX ⇒ TA-3200F ⇒ セレクタ ⇒ 101MM
WindowsXP ⇒ SE-U33GXV 
43C310X  ⇒ Analog(RCA)⇒ VX3
Touch6   ⇒ Bluetooth 
Windows10 
Windows8.1
WindowsXP 

視聴位置による周波数特性は
20171003_RecliningPos.jpg 20171003_OperationingPos.jpg
椅子に凭れた位置 キー入力姿勢
20171003_Rec_BedPos.jpg BOSE 101MM ユニット:11.5cmフルレンジ 再生周波数帯域:70kHz~17kHz 単発ですし、テーブル面に天井 向きなので低域が強調気味も 致し方なしですね。
ベッド上視聴位置

《PC類収納ラック》

140側の下にはルミナス25φで組んだスチールラックにPC/アンプを載せて押し込んでいます。

☆ ルミナス 25φ 760W*460D スチールシェルフ 4枚
       25φ 630L ポール            4本
       25φ用キャスター               4個
       680*450に裁断した木目調化粧板     4枚

スチールシェルフの上には化粧板を敷いて網目に装置類の足が引っ掛からない様にしています。

☆ 天板  ・ ONKYO SE-U33GX(Windows10 PCに接続)
      ・ ONKYO SE-U33GXV(WindowsXP PCに接続)
      ・ Canon A4 Scanner LiDE 200(使用時はデスク上に)
☆ 3段目 ・ 一括電源断用スイッチ(シェルフフレームに固定)
      ・ Windows10 ProPC i7/3.6GHz/16GB250GB-SSD/2+3TB
      ・ メルコ MO-1300U2(保管MO確認と消去用)
      ・ Buffalo BSCR21U3(写真/動画取込み用)
      ・ TV-4K対応3回路分配器(シェルフフレームに固定)
      ・ 雷保護&個別スイッチ付き6口コンセント
      ・ レコードカートリッジケース
☆ 2段目 ・ WindowsXP Pro PC E6800/3GHz/4GB/1+2TB
      ・ Buffalo DT-50H/U2(TV 視聴用)
      ・ Sigma SHBH4BL(USB2.0 HUB)
      ・ Buffalo 5Ports Switching-Hub LSW-GT-5NS
      ・ 雷保護&個別スイッチ付き6口コンセント
      ・ リモートスイッチ付き4口コンセント(雷保護後付)
        これから各PC用延長コンセント3つを芋蔓式展開
☆ 1段め ・ SONY TA-3200F Power Amp(SE-U33GX/GXVに接続)

多口延長コンセントは動かない様にする為にタイラップでシェルフフレームに固定してあります。

このラックへは

(壁付けコンセント&デスク側から)

・ GIGA LAN ケーブル 1本
・ TV 入力ケーブル 1本
・ Windows10 PC用 DELL U2412M/スピーカー用AC延長ケーブル 1本
・ Windows10 PC用 DVI インターフェースケーブル(U2412M) 1本
・ DELL U2412M/スピーカー用延長電源コンセント 1本
・ WindowsXP PC用 D-SUBインターフェースケーブル(U2412M) 1本
・ WindowsXP PC用 HDMI インターフェースケーブル(E2472HD)  1本
・ WindowsXP PC用 Analog Audio ケーブル 1本
・ IIYAMA E2472HD 用ACアダプターケーブル 1本
・ MX3用テレビチューナー入力ケーブル 1本

(テレビ側から)

・ GIGA LAN ケーブル(TV用) 1本
・ 4K-TV用入力ケーブル 1本
・ Windows10HDMI出力⇒TV HDMIケーブル 1本
・ SONY TA-3200F からのスピーカーケーブル 2本
・ レコードプレーヤー Phono 入力ケーブル 1本

テーブルの下に付いていた他の形式の脚用の座金にアングル材を取り付け、上の単位でケーブルを結束バンドでまとめてぶら下げ、キャスター移動の邪魔にならない様にしました。 これをやらないと背面を弄る為には1m以上引き出しますので床にケーブルが這っていると・・・

《電源配分》

ACの配線は部屋の両側に2カ所4点設けてありますので、これを以下の様に配分しました。

(向かって右側)

1口目  ルミナスラックへ

☆ リモートスイッチ付き4口コンセント(ラック電源一括OFF用)

 1 Windows10 マシン用個別スイッチ付き6口雷サージコンセント
   ・ PC本体電源
   ・ DELL M2412U電源
   ・ アンプ付きPCスピーカー電源
   ・ メルコ 1.3G対応MO装置ACアダプター
   ・ ICrever 2.4A対応USB充電器

 2 WindowsXP マシン用個別スイッチ付き6口雷サージコンセント
   ・ PC本体電源
   ・ IIYAMA E2472HD電源
   ・ Buffalo テレビチューナー電源
   ・ SONY TA-3200F電源

 3 Windows8.1 マシン用一括/2口*3個別スイッチ付きコンセント
   (140テーブル上に設置)
   ・ Panasonic MX3 ACアダプター
   ・ Logitec HDD装置用ACアダプター
   ・ Buffalo USB-HUB用ACアダプター

 4 プラグタイプ雷保護装置

2口目  PCテーブルおよびレコードラック側へ

☆ 3口コンセント(常時ONにする必要がある物の為)

 1 プラグタイプ雷保護装置
 2 Buffalo 5ポートスイッチングハブ電源
 3 一括スイッチ付き6口コンセントへ芋蔓配線

☆ 一括スイッチ付き6口コンセント

 1 シュレッダー用電源
 2 机用補助照明用
 5 電話子機充電器用電源
 6 レコードラック側へ芋蔓配線

☆ 漏電遮断型個別スイッチ付き4口コンセント

 1 空気清浄器用電源
 4 ポット用電源

(向かって左側)

1口目  連結テーブルへ

☆ 個別スイッチ付き6口雷サージコンセント

 1 テレビ電源
 2 IO DATA HDD装置 ACアダプター
 3 Topping VX3デジタルアンプACアダプター
 4 EPSON ES-6000H電源
 5 Canon iP2700電源
 6 Panasonic SL-1200MK3電源

2口目  電動ベッド用(将来使用:介護用?)

20171012_layout2.jpg 20171003_PC_Rack_Back.jpg
棲穴全景 裏側配線処理
20171003_PC_Rack.jpg 20171003_PC_Rack_Side.jpg
PCラック 側面配線処理

PC3台/iPod Touch は全て Bluetooth Keyboard/Mouse で操作が可能になっていますので、ラックの一括電源スイッチを入れればベット上でも操作が可能な様になっています。
早々に足萎えになっちゃいそう(^^;) その為にベッドの頭の所にエアロバイクが鎮座していますが・・・
20171003_MyRoom.jpg


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セルロース・ファイバー断熱効果 4 [終の棲家]

【セルロース・ファイバー断熱効果 4】

28日朝は一段と冷え込みましたね~ 7:30分に気中に向けて測ってみると
氷点下6.4℃

駐車場コンクリート -1.2
南面サイディング面 -4.4
西面サイディング面 -2.2
南面基礎表面     0.0
玄関内側      11.2
洋室A床面     12.2  9時間で7℃ダウン
   南壁面    12.2

26日の20:30分に車で迎えに出たのですが、車の中の温度は既に-1.6℃、翌27日朝は氷点下4.2℃、7時新聞を取りに出たら流石に・・・
自室の床の温度は前日就寝時の19.8℃から13.6℃と9時間で6.2℃下がっていました。

《2012/01/27-15:00 室温測定結果》

使用機器 :      OHM TN006

西側基礎表面      3.0
脱衣室下基礎床面    11.2

西側玄関前三和土表面  4.4

  玄関内側三和土表面 11.4
  玄関板敷き床面   12.2
  玄関洋室A側壁面  14.4
  玄関洋室B側壁面  12.2

洋室A床面       20.4      室温22.0 湿度29%
   南壁面      22.6      暖房運転中

和室南壁面       12.8      暖房はずっと未使用
  畳表面       13.8

廊下リビング側床面   14.6

脱衣室床面       13.8
   風呂場側壁面   13.2
   北側壁面     11.8

風呂場床面       13.2

リビング床面      17.8      室温17.8 湿度60% 室内干し
    東壁面     17.8      11時30分暖房停止
    南壁面     18.2
    台所部床面   18.0
    台所部北壁   17.6

《1F 平面図》
Kaisei_2F_kenchiku_1F_Heimenzu.jpg

こうやってみると全体的にべた基礎の温度11.2℃に皆引っ張られている様な気がします。
断熱材は外壁面だけにしか入っていませんので、部屋の内壁面には床下からの冷気が上がってきます。 これは壁付けのスイッチの隙間から冷たい風が流れ込みますので、これで壁の内側を空気が上に向かって上がっているのが分かります。 かといってここに断熱材を入れると夏の冷却効果と湿気抜きが期待出来なくなりますし・・・

1階の床は28mmの構造用合板の上に12mmの寄せ木フロア張り、下は40mmのA種のサニーライトが断熱材が入っていますが、今日の朝は13.6℃迄下がっていましたので12時間で6℃下がった事になります。 玄関の床面が12.2℃と脱衣室下の基礎表面より1℃しか高くありませんので余り断熱効果は期待出来ない様です。 やはりこの倍位の断熱材が必要なのかな~

逆にべた基礎の外壁の太陽が当たらない部分は3℃ですので内側の温度を考えるとべた基礎側の保温効果が相当に高い事がわかります。


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家を建ててしった事柄: 基礎配筋 [終の棲家]

【家を建てて知った事柄: 基礎配筋】

拙宅の基礎の仕様は仕上げ表には

スラブ一体基礎t=150 D10@200/S配筋
立上り(鉄筋入り)H=GL+430(外回りビームプロテクタS)、
         W=180(一部150)
防湿フィルムt=0.1 床下換気:基礎パッキン工法 鋼製束

という記述があります。 この意味は

スラブ一体基礎     ベタ基礎であることを示す。
t=150       スラブ部分(床コンクリート部)の厚みが150mm
D10@200/S配筋  縦横の鉄筋径は10mmで200mm間隔のシングル(1層)
            配筋である事を表す。

立上り         土台を支える基礎部分
H=GL+430    立上り上端がグランドレベルから430mmであることを
            表す。
ビームプロテクタS   立上りの外側にポリマーセメント系の基礎被覆材を
            塗布する事を示す。
W=180(一部150) 立ち上がりの厚みが180mmであることを示す。
            一部150mmこれは風呂場が内部を発泡断熱を行う
            スペースを確保する為30mm薄く設定されている事を
            示す。
防湿フイルムt=0.1  0.1mm厚の防湿フィルムを基礎下全面に張る事を示す。

床下換気:基礎パッキン工法
            樹脂製のスリットの開いたパッキンを土台と基礎の
            間に挟み、全周から換気が可能な構造とする。
鋼製束         大引の支えに鋼製束を用いる。

<スラブ施工前>

下の写真は基礎配筋を撮ったものですが、これと基礎伏図で施工状態を確認
出来ます。
基礎伏図に付記された断面図は以下の様なものです。
kiso_kaisei-saibi-hyoujyuns.jpg

左側の写真の①~⑥で以下の内容が確認出来ます。

haikinkakunin.jpg kiso_desumi.jpg

① 人通口の補強状態が基礎伏図通りか
 ・ 開口部下部鉄筋にD13が使われている
 ・ D10の斜行補強筋が入っている
 ・ 補強筋終端側が縦筋2本に固定されている
 ・ 両端出隅部配筋重なりの3本目が逃がしてある
② 縦横床筋はスペーサーで浮かされている
   本来はスペーサーの溝に縦横同列で入っているのがベスト
   下面から90mmが確保されていればよい。 
③ 大引け固定用のアンカーボルトが壁中心から910mmピッチ
  で入り、垂直に固定され、縦横一列に並んでいる事
④ 基礎立上り
 ・ 縦筋がD10である事
 ・ 下部アングル部が200mmで床筋上部に固定されている事
 ・ 下部横筋、最上部横筋がD13である事
 ・ 中央横筋がD10である事
⑤ 床筋接合部 400mm以上2箇所以上重ね固定
⑥ 外周配筋上部はD13、返りが600mmある事
  外周斜行部上部及び床面側にD10の配筋が入っている

  といった辺りが分かります。

又、この状態の時であれば外周の捨てコンから床筋迄の高さを測れば地中分の寸法が図面通りかの確認が可能です。

右側の写真で分かることは
・ 型枠と立上り縦筋との間隔をカラーで確保している
・ 鉄筋の接合部は2本迄とし、3本目は先を開く様にしてある。
・ 立上り上部、下部の鉄筋はD13中間はD10である事。
・ 出隅は補強の為の三角コーナー補強筋が上/中段に入っている。
といった辺りです。

現場では配筋の検査がありますので、施工直後にコンクリートを流す事はまずないはずですので、作業をしていない状態で写真を撮っておくタイミングがあると思います

立上り部の施工前にはアンカーボルト・ホールールダウンアンカーボルトの種類と取り付け位置・傾き・並び、出隅形状、配管・人通口の逃がし方等を確認しておきます。
アンカーボルトはM12で250mm以上、ホールダウンアンカーボルトはM16で360mm以上基礎に埋め込まれていることも確認しておきましょう。

下左の写真では、アンカーボルトは上/中段の筋に樹脂製のフックで取り付けられていますので、まず250mmは確保され、ちょっと見辛いですがホールダウンアンカーはスラブ面に当たっていますので、370mmあるといった辺りが確認出来ます。
kiso_jitaku_bolt.jpg betakiso_tachiagari.jpg

アンカーボルト、ホールダウンアンカーボルトには通常Zマーク表示金物を使いますので、これは亜鉛メッキが施され、ゴールド色をしています。 銀白色だった場合は認定品ではないものが使われている可能性が高く、必要な埋め込み長さも確保されていない可能性がありますので、至急確認をした方がよいでしょう。 ただ、認定品ではなくとも機能的・強度的にすぐれたものもある様ですので、一概に色だけで駄目という判断はつかない様です。


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家を建てて知った事柄 基礎 [終の棲家]

【終の棲家:家を建てて知った事柄 基礎】

長期優良住宅、次世代省エネ基準適合住宅といったものが通産省、建設省等の肝煎りで打ち出されていますが、果たして必要?といった思いがあります。
何れにせよ朽ちる材料を使って強固な物を作ると後始末に困るのでは? それに有機構造材を荷重が掛かる部分に使って50年~100年保つなんて話はありえませんからね。
本当に長期を見据えるなら、少なくとも壁構造をレンガないしは石材を用いる物にすべきでしょうね。 これならば投下した資産の減耗もずんとすくないはず。 ま、それには欧州の様に確固とした都市計画が必要ですし、個人が勝手気ままに建物を建てられなくせねばなりませんけれど。

あ、こんな話はさておき、住宅の基礎関連項目について、

《基礎の種類》

1. 直接基礎

 1-1. 独立基礎   昔の日本家屋の様に柱1本を一つの基礎or玉石で支える。
           荷重が掛かる場合は建てる地盤が強固である事と土台・
           柱・梁で構成するフレームが強固で土台面をフラットに
           維持出来る必要がある。

 1-2. 布基礎  ・ 地耐力が20kN/㎡以上の地盤に使用される。
         ・ 建物の外周部、主要間仕切り壁の下や便所、浴室周り等
           部分的に逆T字型の鉄筋入り基礎を作る。
         ・ 原則として基礎が入らない部分は地面が露出する。

 1-3. ベタ基礎 ・ 地耐力が30kN/㎡以上の地盤に使用される。
         ・ 建物の下全体をお盆を伏せた様な状態で鉄筋入りの
           基礎(ベース)で覆う(地面は露出しない)。
         ・ ベースの上に布基礎同様土台を受ける立上りを作る。

2. 杭基礎    ・ 地耐力が20kN/㎡以下の軟弱な地盤の場合に使う。
           鋼管を強固な地盤迄打ち込みその上にベタ基礎を作る。

《独立基礎》

現在の一般住宅では玄関のポーチ屋根やベランダ等の支持柱に使われる程度になっています。

特注で昔の様に床下が抜ける様な家を建てるか、高床式にする場合を除いて使われる事はまずないでしょう。

《布基礎》

建物の下全体をコンクリートで覆いませんので、鉄筋、コンクリートなどの建材の使用量は減らせますが、基礎の全てが繋がっているわけではありませんので水平出し等は難しくなります。 建材量が少ないということは建物総重量がベタ基礎に比べ少ないので、地耐力のマージンが少ない処でも使えるのがメリットでしょうか。

ベタ基礎に比べ劣る点

・ 地面が露出している事に起因し

 - 基礎外周部に換気の為の開口部を設けなければならない。

 - 地面の湿気がそのまま床下に上がる
   ・何らかの強制換気手段が必要

   これを怠ると 黴類の繁殖等による土台、柱の傷みや
   健康被害を招く事がある。

 - 地面が露出している為、ベタ基礎に比べ、白蟻被害を受け易い。

 - 部分的な地盤沈下を起こす若しくは耐性が弱い

最近ではこの欠点を補う為、全ての基礎を繋ぐ「連続布基礎」、露出地面をベタ基礎同等に防湿フィルムと鉄筋入りコンクリートで覆う複合型に移行しつつある様です。 気密・断熱を謳うにはこうするしかないでしょう。

《ベタ基礎》

建物の下全体を鉄筋入りのコンクリートで覆いますので、荷重を面で支える事になり、部分的な地盤異常に強いと言えます。 また、全体を同質の作業で行いますので、施工に手間が掛からないので採用する処が増えています。
それと正規の工法を採れば、床下の防湿は土台したのパッキンだけで済み、強制換気を考えなくて良い事もメリットになっています。
《布基礎断面》《ベタ基礎断面》
nunokiso_danmen.jpg betakiso_danmen.jpg

《布基礎下地》
nunokiso_sitaji.jpg
《布基礎完成 ⇒連続布基礎 地面の露出あり》
nunokiso_kansei.jpg
《ベタ基礎 ベース処理前》《ベタ基礎 立上り型枠》
betakiso_haikin.jpg betakiso_tachiagari.jpg
《ベタ基礎完成》
betakiso_kansei.jpg

拙宅の基礎工事はベース部と立上り部の2工程に分けて行われました。 1工程の一体工事で行う方が接合部が出来ませんので、強度的には強くなります。 只、コンクリートの流し込みで不良が出易い、型枠を浮かせて設置しなければならない為特殊な支持具が必要な事等から分割施工が行われている様です。
ベース処理前の写真では捨てコン、防湿シート、鉄筋の径、横行配筋の高さ保持法、鉄筋のオーバーラップおよび分割状態、支持鋼束固定ボルト取り付け状態等が確認出来ます。
立上り型枠の方ではアンカーボルト、ホールダウンアンカー位置、出隅形状、配筋位置(外から70mm)、風呂場の立上りが150mmである事等が読み取れます。
防湿シート内側に付いている水滴を見ると、床下の防湿対策の必要性を痛感させられます。 びっしりとついていますから。


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家を建てて知った事柄 地盤 [終の棲家]

【終の棲家:家を建てて知った事柄 地盤】

《地盤の強度分類》

これは建築前に行う地盤調査により計測され、結果は地盤調査報告書として、施主に報告され、この中に記載される地盤強度を示す数値によって分類されます。

地盤強度は、この中で地盤の固さを示すN値という項目の値により以下の3種に分類されます。

軟弱地盤とは  N値(地盤の硬さを示す数値)が粘性土壌で≦3、
        砂質土壌で≦4をいう(地盤調査報告書に記載される)
良好地盤とは  N値が15迄の地盤

強固地盤とは  N値が15以上の地盤

軟弱地盤とされた場合は、何らかの地盤改良を行わねば家を建てることは出来ません。 その方法には次の様なものがあります。

《地盤改良の種類》

軟弱地盤の深さにより選択される工法には3つがある様です。

1. 表層改良工法   軟弱地盤が2m以下の場合
         ・ 軟弱地盤を剥ぎ取り、固化材を混ぜて埋め戻し、
           ローラー等で押し固める
2. 柱状改良工法   軟弱地盤が2~8mまでの場合
         ・ 地面に1間間隔でφ60cmの穴を掘り、良好地盤に
           50cm以上貫入したφ60cmのコンクリートの柱を
           生成する
3. 鋼管杭工法    軟弱地盤が8m以上ある場合
         ・ φ114.3 or 139.8mmの鋼管を繋ぎながら強固地盤に
           2m 連続貫入する迄打ち込む

軟弱地盤が厚い処は地盤改良工事が大変になります。 河川の近くで地盤が洪積層である場合は岩盤迄の杭打ち工事が必要となる事が多いので、河川の近くに土地を求められる場合は特に事前の確認が必要です。 また、周囲のお宅の井戸水位が高い処も要注意です。


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家を建てて知った事柄 入手しておきたい図面 [終の棲家]

【終の棲家:家を建てて知った事柄 入手しておきたい図面】

工事請負契約ですので、施主と請負業者の間で相互の食い違いが無い様にする為、入手し、確認しておかねばならない図面類は以下の様なものです。
報告書及び外観・内観に関わる図面類は請負業者から着工前に引き渡されるはずです。 壁内や床下、天井等隠れる部分についての図面は業者による様です。 事前にこれはというものが出して貰えるか確認した方がいいですね。

夫々がどの様なものか知りたい方は図面名称でググッて下さい。 手持ちはスキャン出来るサイズではないので・・・(^^;)>

《最低限必要な図面》

1. 敷地調査報告書   役所との関連、土地登記上の瑕疵、法規、道路、申請
             現況等の調査結果が纏められています。
2. 地盤調査報告書   地盤強度の調査で、地盤改良の要否が判定されます。

3. 仕上げ表      工事概要、建物仕様、外部仕上げ表、内部仕上げ表
             構造材、和室造作材、洋室造作材、手摺造作材、
             断熱材及び同仕様、特記、責任保険適用有無等

           ・ この中に屋内外の仕上げ材、建具、什器類が記入
             されていますので間違いないか複数回チェック
             する事!
           ・ 特記に別に頼んだ内容が網羅されている事を確認
             する。 例えばエアコンの壁スリーブ工事は先行
             させる等

4. 設備機器仕様書   キッチン、風呂、洗面、トイレ、照明、カーテン、
             給湯器、ドアフォン、換気システム、火災報知器等
             設備什器類の使用品製品番号が記載されていますので
             必ず複数回確認する。

5. 配置図       敷地形状・建物配置及び雨水/汚水枡、周辺道路位置
             関係が示され、実測求積図がついているはずです。

6. 平面図 各階別   窓、ドア、床材、壁クロス、設備形態・据付位置、
             、カーテン取付位置、火災報知器取付位置、雨樋
             取付位置、柱・間柱・筋交い形態・位置、物入れ等
             仕上げ、点検口等が記入された図面です。
             特に窓型式、室外機、立水栓位置は要チェック。

7. 立面図       4方向からの図

8. 展開図       視点を部屋中心に置いて壁面を見た姿図

9. 電気・給排水設備図 各部屋のコンセント、電話・LAN・TV引出口、
       各階別   スイッチ位置及びその形式個数等
             照明機器、エアコン、電話・LAN関連機器、配管
             これは全て壁の中に入りますので、やり直しが
             出来ません。
             位置、個数、配管の確認は必ず複数回行うこと。

私がお願いした開成コーポレーションでは、

《契約時点》

・ 見積書
・ 標準仕様書
・ 設備機器表
・ 外壁材表
・ 平面・立面図 が添付されていました。

これから詳細打ち合わせ過程での追加等があり、20日後に契約書の差し替えを行いましたが、この際には契約書に上記の3~9迄が添付されました。
合わせて1、2も頂きました。

その後やはり記載ミスや変更が加わり、着工迄に3回図面変更が出、着工前に「着工図面」という形で最終図が提出されました。

《引渡し後》

・ 市に対する建築届出書の写し
・ 確認申請書写し
・ 確認済証
・ 検査済証
・ 開成コーポレーション保証書(引渡し書/アフターサービス書類含む)
・ しろあり防除工事保証書
・ 日本住宅保証機構 保険付保証明書
- 司法書士事務所から
・ 建物登記書類

が提出されました。

引渡し後に着工後、現場合わせ等で変更された部分や未記入部分を反映した図面を提出して貰いました。

これ以外に出して貰った図面は

着工前(自分で現場を見るお積りであれば提出して貰うべきです)

・ 基礎伏図(1回)   基礎形状、配筋・補強、人通口、立上り幅、スラブ、
             防湿シート、捨てコン、ホールダウン金具、
             アンカーボルト位置、床鋼束取付ボルト位置、配管穴
             等が記載されていますので、これを頭に入れ、現場で
             確認すると共に写真を撮っておきました。

・ 矩計図(1回)    矩形図は建てたモデルの標準図を頂きました。
 「かなばかりず」    縦断面の形で夫々の部分の材料・施工法が記載されて
             いますので、これで現場を確認しました。

完工後(貰える物ならこれらも該当工事着手前に入手した方が良い)

・ 電気工事設計図    粗いのに吃驚、期待した実際の布線が分かる図では
             ありませんでした。 論理設計図みたいなもので。

・ 水道工事竣工図    水道工事には余分な配管が記載されたままになって
             いた。 壁工事前だったら、配管を付けろ言えたの
             ですが。

・ 排水配管図      立水栓の排水枡の位置が本体平面図の立水栓記載位置
             とは離れた位置になっていた為立水栓の位置がずれて
             しまった。 実害はないので現状で受入れたが・・・

この他、出るものなら貰っておく方が良いとされるのは

・ 土台伏図       1階の床組み・土台・柱を平面的に表した図面。
             土台・大引・床束・柱等の配置・寸法・継ぎ手位置・
             樹種や耐力壁の種別等が記入される。

・ 梁伏図        各階の床の骨組みを平面的に表した図面。 梁・柱の
             配置・寸法・継ぎ手位置・樹種等が記入される。

・ 小屋伏図       小屋組を平面的に表した物。 小屋梁、小屋束、
             母屋、棟木、垂木等の配置、寸法、継ぎ手位置、
             樹種等を記入したもの

・ 軸組図        柱・梁・小屋・耐力壁等の構造骨組みおよび
             金物配置を立体的に表した構造図

・ 構造基準図      構造図で表せない構造部材の納まりや施工対応の
             注意点などを明記した図面。 コンクリート強度、
             鉄筋品質、開口部補強対応、ホールダウン金物、
             筋交い、面材耐力壁等の取付納まり図、金物設置
             基準、釘の仕様・ピッチ等施工基準が記述される。

・ 金物配置図      構造材の接合及び補強に使われる金物の設置位置と
             金物の種類を記載したもの

・ 金物リスト      構造材の接合や補強に使われる構造金物の形状や
             耐力を表した図面。 これを省略し構造基準図に
             明記する場合がある。

・ 建具リスト      屋内外建具の形状・サイズ・仕様などを表した図面
             住宅メーカーでは夫々のモデル用に標準建具の図面
             を用意して運用しますので、仕上げ表等に展開される
             位です。

・ 壁量計算書      床面積、外壁面積による必要壁量を算定した資料。

・ 構造計算書      住宅の安全性を確認するための計算書
             3階建ては必須ですが、2階建ての場合仕様規定
             若しくは構造計算のいずれかで可。
             メーカーで用意するモデルで建てる場合は一般には
             個別の構造計算書は作られません。

・ 風呂周りの取付/配管図 配管は現場合わせですし、点検口から作業出来ない
             場合はばらしですので、写真があればかも・・・

只、将来の改築などを考える場合にはいくつかはあった方がよいものがありますね。
構造基準図や矩計図等はメーカーモデルの場合には既にあるはずですので、契約前に提出して貰う方がいいでしょう。 口で色々話をするより図面に勝るものはありませんから。
それと今後は金具に関わる部分はしっかり押さえる方がよいでしょう。

ただ、これらを何処まで提出するかはホームビルダーによるようですね。

タグ:住宅図面

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家を建てて知った事柄 間の種類 [終の棲家]

【終の棲家:家を建てて知った事柄 間の種類】

間(けん)と読んだ場合は長さの旧単位ですが、間(ま)と読んだ場合は
畳のサイズを示す言葉となります。 又、部屋の広さを測る言葉としての
意味も持ちます。

《種類》
               壁中心からの寸法   畳の寸法
・ 江戸間(関東間/田舎間)   91cm * 182cm    壁厚から逆算
・ 京間(本間/関西間)     畳寸から逆算   95.5cm * 191cm
・ 中京間(三六間)      畳寸から逆算    91cm * 192cm
・ 団地間(公団サイズ)    畳寸から逆算    85cm * 170cm
・ メーター間        1間を2mとする    壁厚から逆算

江戸間は1間6尺で柱割りなので、畳の寸法は2尺9寸*5尺8寸になるが、
京間は1間6尺3寸の畳割りなので、柱割りとして考えると1間は6尺5寸に
相当する。
これは徳川家康が江戸幕府を開いた際、当時間口幅で決まった棟別銭の増収を
図る為に1間の寸法を小さくしたという説と年貢米の増収を図る為、太閤検地
では1間6尺3寸だったものを江戸時代には6尺にした為とする説がある。

江戸間及びメーター間の場合は柱割りなので、壁の構造によって畳の寸法=
部屋の広さが変わる事になる。

《使用される地域》

京間     関西以西
中京間    愛知、岐阜及び福島・山形・岩手及び北陸の一部と沖縄・奄美
江戸間    関東、北海道及び東北地方の一部と三重県伊勢地方一部地域
団地間    公団住宅、アパート・マンション等の共同住宅・高層住宅

《関連する言葉》

柱割り    柱の中心を結んだ線長に間(ま)を適用するので、部屋の
       寸法・容積、畳のサイズは柱や壁材によって変わる。

                         6畳短辺  長辺
   江戸間・柱95mm/壁材+壁紙計13mmを使う2X4 2609mm  3519mm
   江戸間・柱120mm/壁材+壁紙計13mmを使う在来  2584mm  3494mm

畳割り    畳の寸法がベースとなるので、部屋の広さは不変。 柱・壁材
       等の寸法が大きくなると建物その物の平面積が増える。

大壁(おおかべ) 柱が見えない壁構造

真壁(しんかべ) 柱が見える壁構造


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セルロース・ファイバー断熱効果 3 [終の棲家]

【睡夢庵 終の棲家】

いや~ 今日も冷え込みましたね~庭の露土部は霜柱の絨毯! 最長7cmもありました。 tenki.jpの飯能/日高市の最低気温は0℃ですが、ここは高台で風の通り道なのでこれよりも大分下がっているのでしょうね。

朝、目が覚めると頭が冷たくってちょっと布団に潜って丸まってしまいました(^^)

自室内の最低温度は西面の壁の南側の12.6℃、北側は13.4℃で僅か2mチョイの差で0.8℃の差がありました。 南側が大きく開いていて風道だからでしょうね。

《セルロース・ファイバー断熱効果》

12月6日08:30 快晴

もう太陽が南側外壁に当たっており、外壁温度が上がっていましたので少し誤差はあるでしょうが、自室では今迄の最低温度でした。

南側外壁サイディング: 25.2℃ 同位置内壁面: 12.6℃
西側外壁サイディング: -1.6℃ 同位置内壁面: 12.8℃
    床面    : 13.4℃
庭土表面      : -1.2℃ 室内温度  : 13.2℃
駐車場コンクリート面: -2.6℃  



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セルロース・ファイバー断熱効果 続編 [終の棲家]

【睡夢庵 終の棲家】

いや~ 冷え込みましたね~庭は霜柱の絨毯! 車は白い氷のベールに覆われていました。

《セルロース・ファイバー断熱効果 続編》

12月18日07:00 晴れなれど未だ陽当たらず
南側外壁サイディング: -4.8℃ 同位置内壁面: 14.6℃
西側外壁サイディング: -5.4℃ 同位置内壁面: 14.8℃
南側サッシ・シャッター
    ブレード内面:  2.4℃ サッシガラス内側: 10.8℃
    床面    : 15.8℃
庭土表面      : -2.2℃ 室内温度  : 15.4℃
駐車場コンクリート面: -4.2℃ 車の天井部 : -6.0℃

以前の借家はRCコンクリート工法で立てられた5階建てのマンションの2F、ここは結構暖かく冬もファン・ヒーター1台を朝晩に点けるだけで済んでいましたが、朝はこれよりも暖かいですね。

何よりいいのは、現代の複層ガラスサッシですね。 まったく結露なし! マンションでは毎朝起きると雑巾を敷いてワイパーで水切りをしなければなりませんでした。 それも1度ならず・・・

☆追記 10:30 快晴
室内温度 25℃を超えました。 サッシガラス内面 34.4℃ それ以外の面は誤差以内なので、温度上昇・下降の主因はサッシのガラスであることがはっきり。
シャッターを下ろす事に(^^) 床温度が22.4℃なのでそれ近く迄下がるかな?

10分後ガラス内面温度が29.8℃迄下がって来ました。

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