MDR-F1イヤーパッド交換 [睡夢庵の電脳環境]
【 MDR-F1イヤーパッド交換 】
此処の所音楽を聴くのも Bluetooth 経由になっていましたが、やはりだんだんイヤフォンの音では満足出来なくなってきました。
突発性難聴にやられて有効可聴帯域が 狭まった耳でもその差は歴然たるものです。
かといって何時もスピーカーを鳴らす訳にもいきませんので、ヘッドフォンの出番になりました。
手持ちは SONY MDR-F1 と AKG K240 Studio という古い物ですが久しぶりに聴いてみましたが、やはり別物といっていいですね。
時期的に汗かきの私には辛い・・・ K240 は樹脂なのでベタついてダメですし・・・
MDR-F1といえば、既に20年を経過したイヤーパッドは今にも破れそうな状態だけでなく、なんとなくベト付き始めた感じがして交換は必須だな・・・
で、イヤーパッドを探してみたのですが、既にディスコンになって久しくストックも無くなってしまっている様です。
ネット上の情報を漁ってみた所 MDR-DS8000、MDR-MA900 辺りが代替としてなんとか使えそうな様です。
ただ、これらも既にディスコンになっている様ですので、中国製を漁るしかなさそうです。
まずはで、Amazon で探してみた所 DS8000 用のグレーベロアのイヤーバッドがありましたので早速発注してみました。
発注先である TaiZiChangQin-jp は山東省濰坊市にあるようでここからの出荷でしょう。
使用された配送業者は YUNEXPRESS という所ですが、ここのトラッキングよりも Aftership.com を使った方が正確に日本の受け口迄の動きが分かる様です。 それと日本国内の取り扱い業者とトラッキング番号も明記されていましたので、国内のトラッキングもスムーズに出来ました。
URL : https://www.aftership.com/track
中国国内の荷動き
日本国内での荷動き
梱包状態
送料込みの値段がですから、素材はチープですが新しいだけに頭への当たり具合はいいですね。
フランジ部分の素材ばビニールシートの様ですので、余りもちそうにはありません。
只、厚みが2倍以上あるので側圧がちょっと気になりますが。
《 MDR-F1 イヤーパッド交換作業 》
① イヤーパッドの取り外し
イヤーパッドは4点のクランプが付いたリングでケースに取り付けられて
いる。 簡単に取り外せる様な記載がネット上にあったが私の物は皮革用
と思われる接着剤で止められており取り外しと後の清掃に苦労した。
左図の赤丸の個所がクランプ点だが本体側はネジの頭が使われており、
固定用リングの4点のクランプ部のリブで頭に引っ掛けて止める様に
なっている。
② イヤーパッドからクランプリングの取り外し
クランプリングの溝に入っているリブ部の伸びが少ないので引っ張り出して
ハサミでカットして外す方が楽だしリブを痛める心配もない。
③ 接着剤の除去
本体のネジの頭、クランプリングのクランプに固着している接着剤を引き
剝がす。 茶系に変色した軟質の接着剤なので皮革用か?
薄歯のマイナスドライバーで擦って除去する。 結構粘るので細口の毛抜き
で挟んで引き剥がす様にして少しずつ取るしかない。
④ 新しいパッドの取付け
クランプリングのクランプの反対側の面には全周に渡るリブがあり、ここに
イヤーパッドの樹脂パッド部を挿入していく。
その要領はタイヤの取り外しのビデオをみれば理解して頂けると思う。
- まず1か所樹脂パッドをクランプリングの溝に入れる。
- 入れた部分の縁を押さえながら、薄歯のドライバーをパッドとリングの
間に入れ、横に動かして溝に入れていく。
⑤ 左右両側を入れ終わったら、ネジ頭とクランプの位置を合わせてパッドを
取り付ける。 接着剤を付けなくても脱落はしない様なのでなしのままに
する。
《 装着感 》
・ イヤーパッドに厚みがあるので横から押される感覚が生じる。
・ 横寸法と重量が増えたせいかヘッドバンドが引っ掛かり易くなった。
・ 肌触りには問題はない。
《 音質評価 》
・ 音質 音がくぐもる。 低音が強く、高域がダルになった。
なにか音が吸われる様で艶・煌びやかさや速度感が失われる。
・ 音場 狭くなる。 前頭部にクシュッと纏まる感じ。
従来の試聴位置よりも少しパワーを入れてやると大分改善されるが広がりは出ない。
やはりパッド内径・素材等全てを含めての設計なのでしょう、代替品では破損パッドの代替という効果以外は得られない様です。
一番大きく影響しているのは内径が大幅に小さく、取り付け部で内側に大きく張り出している為バッフルの様な働きをしてしまうのでしょう。
音質や雰囲気が絶対な方は多分失敗と感じるレベルかもしれませんが、ヤレも酷くなっていましたしベタツキも出ていましたので致し方なしです。
それに外す際に面倒でリブ部分をカットして外しましたので最早後戻りは出来ず(^^;)
MDR-F1の特性維持が最優先であればヘッドフォンカバーでお茶を濁す方が正解かもしれません。 衛生的な使い捨てですし(^^;)
貶しましたがそれでも K240 Studio や Sennheiser 等のイヤホンよりは未だオールラウンダーで上ですがね。
AliExpress には MDR-F1/MDR-CD450 用の交換用イヤーパッドが出ていますが、購入したものと大同小異・・・材質・内径・厚み・形状が異なる上に開口部内側にはネットが付いている物ばかりですので現状これ以上の結果が得られる物はなさそうです。
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2日間色々聴いてみましたが、現状の私の耳の状態では・・・交換前とは差があるのは事実ですが、突発性難聴の後遺症の影響が大きく出ている感じです。
低域が少し持ち上がったせいで右耳の低域の歪がそのまま聞え、音がくぐもった感じなっていると思われます。
正常な耳の持ち主であれば影響は少ないのかもしれません。
此処の所音楽を聴くのも Bluetooth 経由になっていましたが、やはりだんだんイヤフォンの音では満足出来なくなってきました。
突発性難聴にやられて有効可聴帯域が 狭まった耳でもその差は歴然たるものです。
かといって何時もスピーカーを鳴らす訳にもいきませんので、ヘッドフォンの出番になりました。
手持ちは SONY MDR-F1 と AKG K240 Studio という古い物ですが久しぶりに聴いてみましたが、やはり別物といっていいですね。
時期的に汗かきの私には辛い・・・ K240 は樹脂なのでベタついてダメですし・・・
MDR-F1といえば、既に20年を経過したイヤーパッドは今にも破れそうな状態だけでなく、なんとなくベト付き始めた感じがして交換は必須だな・・・
で、イヤーパッドを探してみたのですが、既にディスコンになって久しくストックも無くなってしまっている様です。
ネット上の情報を漁ってみた所 MDR-DS8000、MDR-MA900 辺りが代替としてなんとか使えそうな様です。
ただ、これらも既にディスコンになっている様ですので、中国製を漁るしかなさそうです。
まずはで、Amazon で探してみた所 DS8000 用のグレーベロアのイヤーバッドがありましたので早速発注してみました。
TaiZiChangQin イヤーパッド クッション メモリーフォーム 交換用 Sony MDR-DS8000 MDR-IF8000 ヘッドホン(グレーベロアイヤーパッド)
- 出版社/メーカー: TaiZiChangQin
- メディア:
発注先である TaiZiChangQin-jp は山東省濰坊市にあるようでここからの出荷でしょう。
使用された配送業者は YUNEXPRESS という所ですが、ここのトラッキングよりも Aftership.com を使った方が正確に日本の受け口迄の動きが分かる様です。 それと日本国内の取り扱い業者とトラッキング番号も明記されていましたので、国内のトラッキングもスムーズに出来ました。
URL : https://www.aftership.com/track
中国国内の荷動き
日本国内での荷動き
梱包状態
送料込みの値段がですから、素材はチープですが新しいだけに頭への当たり具合はいいですね。
フランジ部分の素材ばビニールシートの様ですので、余りもちそうにはありません。
只、厚みが2倍以上あるので側圧がちょっと気になりますが。
《 MDR-F1 イヤーパッド交換作業 》
① イヤーパッドの取り外し
イヤーパッドは4点のクランプが付いたリングでケースに取り付けられて
いる。 簡単に取り外せる様な記載がネット上にあったが私の物は皮革用
と思われる接着剤で止められており取り外しと後の清掃に苦労した。
左図の赤丸の個所がクランプ点だが本体側はネジの頭が使われており、
固定用リングの4点のクランプ部のリブで頭に引っ掛けて止める様に
なっている。
② イヤーパッドからクランプリングの取り外し
クランプリングの溝に入っているリブ部の伸びが少ないので引っ張り出して
ハサミでカットして外す方が楽だしリブを痛める心配もない。
③ 接着剤の除去
本体のネジの頭、クランプリングのクランプに固着している接着剤を引き
剝がす。 茶系に変色した軟質の接着剤なので皮革用か?
薄歯のマイナスドライバーで擦って除去する。 結構粘るので細口の毛抜き
で挟んで引き剥がす様にして少しずつ取るしかない。
④ 新しいパッドの取付け
クランプリングのクランプの反対側の面には全周に渡るリブがあり、ここに
イヤーパッドの樹脂パッド部を挿入していく。
その要領はタイヤの取り外しのビデオをみれば理解して頂けると思う。
- まず1か所樹脂パッドをクランプリングの溝に入れる。
- 入れた部分の縁を押さえながら、薄歯のドライバーをパッドとリングの
間に入れ、横に動かして溝に入れていく。
⑤ 左右両側を入れ終わったら、ネジ頭とクランプの位置を合わせてパッドを
取り付ける。 接着剤を付けなくても脱落はしない様なのでなしのままに
する。
《 装着感 》
・ イヤーパッドに厚みがあるので横から押される感覚が生じる。
・ 横寸法と重量が増えたせいかヘッドバンドが引っ掛かり易くなった。
・ 肌触りには問題はない。
《 音質評価 》
・ 音質 音がくぐもる。 低音が強く、高域がダルになった。
なにか音が吸われる様で艶・煌びやかさや速度感が失われる。
・ 音場 狭くなる。 前頭部にクシュッと纏まる感じ。
従来の試聴位置よりも少しパワーを入れてやると大分改善されるが広がりは出ない。
やはりパッド内径・素材等全てを含めての設計なのでしょう、代替品では破損パッドの代替という効果以外は得られない様です。
一番大きく影響しているのは内径が大幅に小さく、取り付け部で内側に大きく張り出している為バッフルの様な働きをしてしまうのでしょう。
音質や雰囲気が絶対な方は多分失敗と感じるレベルかもしれませんが、ヤレも酷くなっていましたしベタツキも出ていましたので致し方なしです。
それに外す際に面倒でリブ部分をカットして外しましたので最早後戻りは出来ず(^^;)
MDR-F1の特性維持が最優先であればヘッドフォンカバーでお茶を濁す方が正解かもしれません。 衛生的な使い捨てですし(^^;)
貶しましたがそれでも K240 Studio や Sennheiser 等のイヤホンよりは未だオールラウンダーで上ですがね。
AliExpress には MDR-F1/MDR-CD450 用の交換用イヤーパッドが出ていますが、購入したものと大同小異・・・材質・内径・厚み・形状が異なる上に開口部内側にはネットが付いている物ばかりですので現状これ以上の結果が得られる物はなさそうです。
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2日間色々聴いてみましたが、現状の私の耳の状態では・・・交換前とは差があるのは事実ですが、突発性難聴の後遺症の影響が大きく出ている感じです。
低域が少し持ち上がったせいで右耳の低域の歪がそのまま聞え、音がくぐもった感じなっていると思われます。
正常な耳の持ち主であれば影響は少ないのかもしれません。