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海外のブースター接種を済ませた人の割合と28日感染者数/死者数 [睡夢庵 日々徒然]

【 海外のブースター接種を済ませた人の割合と28日感染者数/死者数 】

        接種率   28日感染者数    死者数
イスラエル   54.3%    1,554,646 17.65%   679 0.0077%
イギリス    54.2%    3,821,105  5.60%  7,987 0.0117%
ドイツ     50.4%    2,916,032  3.47%  5,246 0.0063%
韓国      50.3%     234,641  0.46%   949 0.0018%
フランス    46.2%    8,986,427 13.76%  6,756 0.0103%
米国      25.5%   18,205,477  5.46%  58,315 0.0175%
ロシア      6.3%    1,405,007  0.96%  19,415 0.0133%
日本       2.3%    1,085,003  0.86%   489 0.0004%
インド      0.6%    6,451,141  0.46%  13,691 0.0010%

ブースター接種ですが本当に感染予防に効果があるのかを疑わざるを得ない
データが上記のブースター接種率上位の国と低位の国の直近28日間の
新規感染者数と感染率、死者数と死亡率の一覧です。

これでみる様に接種率1桁の3か国は感染率、死亡率共に接種率上位の国
よりも遥かに低い状況にあります。
ロシア、インドは共に1・2回目の接種率も低いにも関わらずです。

これではメーカーが示したブースター接種後1週間以降の感染予防率、
重症化/死亡リスク防止率とされた値を疑わざるを得ませんね。

これがこのウイルスも同じコロナ系の季節性インフルエンザと同じで型に
よって効果が変わり、世代が進む毎に重症化/死亡リスクは減るが感染力が
強まるといった様に状況が変化し続けるのは間違いない表れなのでしょう。

このワクチンを定期的に打ち続ける事には否定的意見が多い事を考えれば早く
ワクチンに頼らない感染率低減策を生み出す事が重要になってくるでしょう。

何故なら季節性インフルエンザとは異なり、時期を問わず猖獗する可能性を
持っている事に鑑みると、1回で長期に渡る効果を齎すワクチンが開発されるか
確実な予防薬・治療薬が開発されない限り生活様式そのものを変革しなければ
ならないという事になります。

ですが、労働人口減少に対する対策すらまだ有効な策を見出せずにいる
現状ではこれも難しい・・・

今現在感染者数上位の国では既に感染者数を抑える対策を放棄し始めました。
行動規制に対する制限を緩和し、ブースター接種を進める方向へ転換し始め
ましたがこれは明らかな失策だと思います。

行動規制よりもワクチン接種効果の方が感染者数抑制効果がない事が既に
明白になっているはずなのですが、経済優先で果たして収まりが付くのか
甚だ疑問です。

感染者数が増えればどういう形を採るにせよ経済活動に対する制限が増えます。
それも行動を規制される人間が経済活動を担う中核の人間なのですから、これ
では多分逆効果ではないでしょうか?

既に米国では運輸を始めとする流通系から破綻が始まっている様です。
次にはサービス業、製造業の操業度が確実に落ちていく事でしょう。
こうなると下手をすればパンデミックと経済恐慌の二重苦に陥りかねません。

米国CDCから出たデータを基にした未接種/2回接種/ブースター接種者に
おける感染者比が紹介されていましたが、これとファイザーやWHO、CDC
がいうブースター接種で感染・重症化率を大幅に抑えられるという話との
整合具合が理解出来ません。

現在の米国のワクチン接種率は 2回完了者      64.1%
2022/02/02時点        ブースター接種完了者  5.69%



上表からラフに換算すると凡そですが
        感染者数    母数     感染率
未接種者   1,150/10万人  35,900/10万人  3.20%
2回接種済   550/10万人  64,100/10万人  0.86%
ブースター済  300/10万人   5,690/10万人  5.27%

ということで寧ろ未接種者よりも悪いと言っている様に見えてしまいます。

【 都道府県別の人口密度と感染率順位 】

  感染率順位   人口密度   人口   接種率順位
01 沖縄県       9位  25位   47位
02 東京都       1位   1位   30位
03 大阪府       2位   3位   46位
04 神奈川県      3位   2位   17位
05 京都府      10位  13位   37位
06 福岡県       7位   9位   36位
07 兵庫県       8位   7位   33位
08 千葉県       6位   6位   23位
09 埼玉県       4位   5位   20位
10 愛知県       5位   4位   45位

38 新潟県      34位  15位    6位
39 福島県      40位  21位    8位
40 福井県      31位  42位   10位
41 富山県      25位  36位    2位
42 徳島県      35位  43位   29位
43 鳥取県      37位  46位   42位
44 島根県      43位  45位   15位
45 山形県      42位  35位    3位
46 秋田県      45位  37位    1位
47 岩手県      46位  31位    4位

上の表が示す通り感染率と人口密度には明らかな相関がある事が分かります。
感染率と接種率の間には人口密度程の相関性がない事も明らかといっても
差支えないのではないでしょうか。
この事からも社会的距離を取る事と移動を極力減らす事が最も効果的である
事が示唆されると考えます。

どうも施策がチグハグかつ拙速ですね~


【 平均寿命・死亡最頻値・健康寿命等 】

   平均寿命 死亡最頻値   健康寿命
男性  81.41     87     72.68
女性  87.45     93     75.38

        平均余命    平均余命
男性  75歳  12.41  女性  15.97
    70歳  15.96      20.21
    65歳  19.83      24.63
    60歳  23.97      29.17

令和2年簡易生命表によると74歳男性の場合の平均余命は13.32歳と
なっていますので、死亡最頻値の87歳に一致する様ですが・・・

しかし、周囲を眺めると最近亡くなった人は男性は74~77歳が一番多く
平均寿命以上は1名のみ。 女性も同じでこちらは死亡最頻値を超えた者は
1名のみ・・・

私の家系は親より前は皆男は84歳、女は90歳以上でしたが姉妹の平均は
平均寿命スレスレ迄短くなっていますので、私も親の歳迄生きられるか・・・

70を超えてから体の至る所にガタが出始めましたからね~
未だ医者のお世話になる程ではありませんが、背は縮み始めるわ、体の筋肉は
強張るわ、足の甲や脹脛がチリチリと痛むわ、結滞の頻度は上がるわ・・・

加えて食べ物絡みにアレルギーが広がり、喘息風の症状が出始めたので
そろそろ病院で検査して貰おうかと思っていたら、オミクロン型の猖獗・・・
去年も同じ感じで時期を失してしまいましたが、どないしようかです。


【 超過死亡/過少死亡の状況 】

日本の超過死亡および過少死亡の状況については以下にグラフ化された物が
用意されています。

日本の超過および過少死亡数ダッシュボード
URL : https://exdeaths-japan.org/graph/weekly

新型コロナの第1、第2波の時には諸外国とは異なり過少死亡状態になった為
何故?という話でしたが、第3波以降は感染者数・死亡者数の増加もあり超過
状態に転じています。
まぁ、この状況でも欧米諸国と比べればずんとましな状況にはあるようですが。


【 国内の感染状況に関わる数値 】

下の図は新規感染者の推移と空港検疫による捕捉感染者のグラフを重ねて見た
物です。 これには明らかな相関があると思うのですが・・・
多くのスプレッダーを野放しにした結果という事がこれで明白なのではないの
でしょうか。

20220204_空港検疫相関.jpg

黒丸部分の立ち上がりの1週間後から入国規制を開始し、観光目的の全面停止と
入国者に対する5日間の待機/移動禁止処置をする位の事をやっていれば現在の
ような中途半端な活動規制をする必要がなかったのではないかと思います。


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