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インプレッサスポーツ クレーム(錆/ビビリ音)処置 [睡夢庵の足]

【インプレッサスポーツ クレーム(錆/ビビリ音)処置】

正月前の洗車で問題が発覚です。

《フロントストラットトップカバー内部への水侵入と錆の発生》

年度末最後のお化粧でエンジンルームの高圧洗浄を掛けた所オレンジ色の飛沫が辺り一面に飛び散り、ボンネット裏からエンジンルーム、ズボン、セーター迄黄色い斑点が・・・

なんじゃ? で大元を見た所、右側のストラットカバーの中に原因あり。 覗き込んだ所オレンジ色のネットリした物が底に溜まっています。 ストラットのロックナットに錆は出ていますが、とても底に層になって溜まる様な程ではありません。 一体どこがですが目視では分からず。
ん?待てよ? ここは裸じゃなかったはず。 で左側を見るとキャップが付いています。 外してみるとこちらの中も水が溜まりオレンジ色の物質が底に沈殿しています。
紙ウエスで水を吸い取り、新しい紙ウエスで拭き取ろうとした所、単なる錆ではなくネットリした塊になっています。

アッパーマウントカバーとキャップの構造を見てみるとマウント上部の径よりも小さなキャップを上に乗っけているだけという脱落や水の浸潤を考慮していない物になっています。 正直素人の設計ですよね。 これに誰も気付かないというのもちょっとお粗末では(^^;)

20190131_uppermount.jpg
左右の赤丸の部分が問題のフロントストラットマウント部
20190131_R-uppermount.jpg 20190131_L-uppermount.jpg
右側マウント部 左側マウント部
20190131_mountcover-1.jpg 20190131_mountcover-2.jpg
キャップが付いた状態 キャップの裏側

注) 運転席側が右側ですので、正式には正面から向かって左側が右になります。

これは多分新しいプラットフォームを採用している車種全てに該当する項目です。
またストレスを受ける部分に発生する錆ですので、最低限点検及び車検時交換にすべき問題点でしょうね。

で、ネットで調べてみた所6月頃から対策品に交換したといった報告がありましたので、早速スバルの営業所へ処置依頼をしましたが、今は例のバルブスプリング交換の件などリコール対応で結構混んでいる様で月末迄空きがなく、2週間待ち。

《天井のアイサイト収納部からの軋み音》

それともう1点エンジンに負荷が掛かった時や荒れた路面でキシキシという軋み音がだんだん酷くなって来ていましたのでこの処置も依頼しました。 場所はアイサイトユニットが収まっている前部天井中央部。 この部分のふくらみの後端部を前上方に押し付けるとビビリが止まり、暫くは落ち着きますがまたすぐに徐々に酷くなっていきます。

この部分に触れるとなんでここがこんなに振動しているのかという位振動が伝わって来ます。

【2019/02/01 追記】

2019/01/31 13:00 スバル営業所へ入庫、処置をして貰いました。

《フロントストラットトップカバー部への処置》

20190201_OldSeal-1.jpg 20190201_NewSeal-1.jpg
旧型取り付け状態 対策品取り付け状態
20190201_OldSeal-2.jpg 20190201_NewSeal-2.jpg
旧型シール裏面 対策品シール裏面
20190201_UpperMount-before.jpg 20190201_UpperMount-after.jpg
処置前の固定部状態 処置後の固定部状態


ストラット頭頂部のシール用部品及び錆発生部に加えられた処置等

・ 旧型の問題点

 1. シール材の外形がベースの径よりも小さい。
 2. 挿入部のフランジ径が小さ過ぎシール及びストッパーとして機能して
   いない。

   結果として
 a. 振動や高圧洗浄等で脱落する。
 b. 雨水が浸入し、ベース部及びストラット固定ネジに錆が出る

・ 対策部品に加えられた処置

 1. トップ部外形がベース部より大きくなった。
 2. トップ部外周を下へ伸ばし、被せる形になった。
 3. 内筒に接するフランジの外径が大きくなり、2段の鋸型になっている。
   これにより摺動抵抗も増え、水の侵入や脱落への抵抗力が増している。

・ ストラットアッパーマウントの錆た個所への処置

 1. 洗浄及び錆の除去
 2. 塩害対策用潤滑剤塗布(浸潤硬化性)
  メーカーを見なかった(^^;)> 市販品に同じ外装のものが見つからず・・・

錆びた個所については以下の処置で了承

 1. ネジ部はストラットユニット自体のネジなので交換不能
 2. ナット側の錆は軽微且つ触れたくない箇所なのでそのまま錆落とし
 3. 錆落とし後部品洗浄剤でクリーニング後塩害対策用潤滑剤塗布

(注)

この箇所は明らかなリスクを持っていますので現在水の侵入や錆の発生がない方も対策部品に交換される事をお勧めします。

《アイサイトユニット部の摺動音》

 1. 走行テストで摺動音の発生を確認
 2. アイサイトカバー取り外し
 3. 発生個所判らず
 4. ユニット周辺部の干渉の可能性がある箇所を緩衝材でカバー
 5. アイサイトカバー取り付け
 6. 走行テストで摺動音が消えた事を確認

これについては、寄り道を含め営業所から自宅迄約20kmの間での再発はなかったので処置の効果はあった。
これで様子を見る事に・・・


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