SSブログ

タイヤディプスゲージと硬度計の調達 [睡夢庵の足]

【タイヤディプスゲージと硬度計の調達】

スタッドレスに履き替えた際に夏タイヤの清掃とトレッド残をチェックしておこうと思っていたのですが、時間の都合で当日出来ず。 後でと思いながら、205/55R16は結構重くって憂鬱(^^;) ずるずる遅くなってしまいました。

次の洗車のついでに延び延びにしていたタイヤも清掃しようか。 で、デプスゲージを取り出してみたら、エーモンの安物ですから仕方がありませんが、ピンをクランプしていたメタルバンドが行方不明になってました。

そこで、デプスゲージと硬度計を調達する事にしました。 業務用ではありませんので、何れも中華製の廉価品、使い捨て覚悟です。
硬度計はまともな物を購入するのであれば、最低でもブリジストンが出しているタイヤ用の「WESTOP」という製品でしょうか。 これには緑/黄/赤で使用可能レンジが示されています。 これによると30~55が緑、56~59が黄、60~80が赤となっています。 これで1万チョイ、測器メーカー中堅で2~3万代、ミツトヨだと5万以上します。 それが僅か 1,794- なのですから、贅沢をいったら・・・

でもどちらももっと早く買っておけばだいぶ安かった・・・850- & 1,350-、約 900- 4割も高くなってました。(^^;)

Hoomya デジタルデプスゲージ

20171215_TreadDepthGauge-1.jpg 20171215_TreadDepthGauge-2.jpg


仕様 : 測定領域  0-25.4mm
     精度    0.01mm
     使用温度  0-40℃
     バッテリー SR-44/LR-40 1.5V

測定領域についてはオーバーフロー/リミッタ制御はついていない様で、実際には0~25.72mm、内部で構造的な物で止まる迄表示します。多分個体差があるという事だと思います。 精度は0.01mmとなっていますが、繰り返し精度は0.01でしたので、この用途であれば十分な精度ですね。 同じ物で測るのですからまぁ相対精度でもいい訳ですし、絶対NGは目視で分かるものです。 繰り返し精度があればこれで測った値で何かを作る訳ではないですから、絶対長の僅かなずれは問題となりません。
測定ピンは太さが2段の丸棒です。先端側の細い部分がφ1.5mm*9.5mm、上部がφ3mm です。

使い始めは電池ケースカバーからのぞいている白い樹脂シートを引っこ抜き、赤いボダンを押せば起動します。 金属面等にフラットに押し付けて白いゼロ点スイッチを押して“0”を合わせて使います。表示部左上の青いボタンは inch/mm の切替スイッチになっています。
測定子が動くと自動的に電源が入りますが、これはちょっと良し悪し。 こういう形状ですからちょっと力が掛かった途端に電源が入ってしまいます。 ケースがありませんので、胸ポケットに入れたいのですが・・・


中久貿易 アナログ硬度計A型

20171215_HardnessTester-1.jpg 20171215_HardnessTester-2.jpg


硬度計には次のタイプがありますが、パネル面記載を見るとアスカー型の様です。

アスカー型はスプリング式の押し込み式のもので、ゴム・プラスチック用に使われます。。
ショア型は金属材料の硬さ試験の為に考え出された手法でダイヤモンドチップを埋め込んだ鋼製ハンマーを資料面に垂直に落下させ跳ね上がる高さで硬度を示すものです

旧JIS K 6301
・ スプリング式A型    一般ゴム製品用
・ スプリング式C型    半硬質ゴム・プラスチック用
新JIS K 6253
・ デュロメータ A型   一般ゴム(A10~90)
・ デュロメータ D型   半硬質ゴム・プラスチック用(A90以上)
・ デュロメータ E型   軟質ゴム用(A20以下)
ISO 7619
・ デュロメータ A型   一般ゴム製品用
・ デュロメータ C型   半硬質ゴム・プラスチック用

届いた物のゼロ点が合致し外観的な問題もありませんでした。 取扱説明書は中文だけですので、内容は分からず(^^;)>

対金属面で100を表示しましたので、問題はないでしょう。
お遊びでもう10年以上前から使っている消しゴム TOMBO MONO を測ってみた所、外側端面に近い部分で50、中心部で43位でしたのでタイヤと同じ位の硬度になっているみたいです。

《実測値》
      硬度   溝深さ
TURANZA   62  前輪中央:6.3mm  後輪中央  6.8mm
X-ICE 3+   50  前輪中央:7.7mm  後輪中央  7.8mm

スタッドレスの寿命を示すプラットフォームは新品の溝の1/2になっており、これがトレッド面とフラットになったらスタッドレスとしては使えなくなります。 プラットフォームの位置はタイヤ側面に「⇒」がついていますのでこれを探せばすぐに分かります。

因みに夏タイヤの寿命を示すスリップサインの場所はタイヤエッジの△マークで示されますが、これは道路運送車両に関する保安基準第9条で「タイヤ接地部の溝深さは主溝のいずれの部分においても1.6mm 以上でなければならない」となっています。

前のFitではブリジストンのMZ-02/REVO1/REVO GZを5/4/4年で交換していますが、条件はプラットフォームの横のラインが擦れる前。 一番酷使したのは1代前のREVO1(現行の5世代前)冬に下関迄2往復しており、これだけで4300km、他よりは余分に走りましたが、この3種の中では最も印象がいいですね。 REVO GZは2年目迄はドライ/ウエット共に良かったのですが3年目後半からがっくり、特にウエットの制動特性が極端に落ちて4年目にはすぐにABSが働いてしまうのには悩まされました。

硬度に関してはブリジストンの場合、新品スタッドレスは45が目安だそうです。 で、60が限界という事の様です。

ミシュランのX-ICE 3+の硬度は50でしたので、ブリジストンの目安に比べると大分硬い様です。 まぁ、スピードレンジが“H”ですから、致し方がない所でしょう。


共通テーマ:日記・雑感