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CO2 メーター CO2-mini購入 [便利グッズ?紹介]

【CO2 メーター CO2-mini購入】

今回色々と室内に物を入れたせいで、有効容積率が下がっています。 従来でも部屋を閉めこんでいると眠気やもや~とした倦怠感に苛まれていましたので、これからは室内の空気の状態を管理してみようと思い立ちました。

そこでこれらの原因要素となるのはCO/CO2ですが、自室にはCOを排出する機器はありませんのでCO2を計測する機材を調達する事にしました。 半分お遊びですので出来るだけ安価でデータを経時的に表示できるアプリケーションが用意されているものはないか・・・

そこで見つけたのが以下の2機種です。 いずれもCUSTOMという会社から出ています。

《CO2-mini》

《CO2-M1》

いずれも CO2Meter,Incという米国の会社(中国系?)の製品の日本向け仕様だと思われます。

こちらのサイトで見る限りは双方ともUSBでモニター出来る様なのですが、CUSTOMのマニュアルにはその記述がありませんし、ダウンロードの準備もないみたいです。

miniの方は表示/計測共にCO2濃度と温度のみですが、M1の方は時計/温湿度計/CO2測定器としての機能を持っています。

アマゾンでのこの2種の価格差は約6,000円ですが、私の場合は時計、温湿度計の機能は不要ですし、円形という形状は非常に取り扱い辛いのでCO2-miniを調達する事にしました。 こちらは給電がACアダプターではなくUSB経由ですので、PCとのUSB接続が可能です。 ならばいくら何でもスペックダウンはしていないだろう・・・で、CO2-miniを調達しました。
モニターソフトは下記からダウンロードして Windows10 PCにインストールしました。

URL: https://www.co2meter.com/products/co2mini-co2-indoor-air-quality-monitor

20171129_ZG-CO2_Setting.jpg本体は左の写真の様にDELLのディスプレーの下にGNS2000と並べて置いています。 只、50cm弱で正対していますので、多分操作中には上に振れてしまうでしょうね。 ケーブルは延長コードを噛まして i7700 USB3.0 ポートにつないでいます。


アプリは左上部にあるタブで2つの状態表示を切り替えてみる事が出来ます。

《リアルタイム表示》
20171129_ZG-CO2_ReialTime.jpg
右側にはCO2の現在値/平均値/最大値/最低値/現在の温度/平均温度が表示されます。

《経時表示》
20171129_ZG-CO2_Cum-Time.jpg
右側は表示期間・時間軸の設定を行うパネルになっており、ラジオボタンで表示モードを選択し各々の表示内容はその下の枠内の値を+/-ボタンで変更して決めます。

《換気効果》
20171129_ZG-CO2_Vent.jpg
左側換気窓、テラスへの1間引き違い、部屋へのドアを全部開放してみた所、約6分で 737ppm 迄落ちましたが10分経ってもこれから下にはなりませんでした。 全閉状態にすると12~3分で 1000ppm を超えてしまいます(^^;) 午前中には少し風があったせいか 544ppm 迄落ちましたが・・・ここは余り空気の質が良くない?

アプリでデータを受けているにもかかわらずロギングしたデータの出力が波形の画像保存やプリントアウトだけという・・・確かに画面上では日付を遡って行けますのでデータは保管されている様ですが。 保管されるデータはBCDかHEXの様ですので、アプリのディレクトリをみれば拾うことは可能でしょう。
ある時点のデータをみようとすれば画面のプロットされた線上をクリックすれば時間と濃度を表示してくれますので、事実上はデータを拾えますのでこのデータを活用する事はこれで十分なのかもしれません。

《自室の24時間経過》

20171130_co2mini_test.jpg
3時間もすれば 2000ppm を超えてしまいますので、このタイミングでの換気がいるみたいです。 従来はランダムに換気していましたが感覚的には6~7時間毎ですので 3000ppm 超えだったのでしょう。

就寝時にどうなっているかも気になっていた点ですが、約 900ppm で就寝し、7時間後起床時に 1660ppm でしたので就寝前に換気して寝れば問題はなさそうです。 これから見ると窓全開、廊下との扉も開いた状態で 2072ppm から 471ppm に落ちる迄に約50分掛かっています。
良く言われる15分換気では 1400ppm 87.5% 換気出来ています。 従来は10分前後でしたので 75% しか換気出来ていなかった様です。

只、昨年近くに薪ストーブを付けたデザイン住宅が2軒建ったせいで、冬は部屋の吸気ファンのシャッターを閉めて置かざるを得なくなってしまいました。 風向きによってはとんでもない悪臭が漂いますので、これを吸い込んだら排気する方法がないので・・・ 
換気のタイミングも外の臭いを嗅いでからになります(^^;)

《初期設定の変更》

ここまでの評価は工場出荷状態のままで行いました。 一応の評価は終わりましたので、この場所と自室の環境及び換気行動に対するアラーム設定をする事にしました。

☆ 高度設定       初期値は海抜0mですが、ここは海抜186m
             ですので200mに変更します。
             100m単位の設定です。
☆ アラームレベル1   換気を促すレベルとして2000ppmを設定
☆ アラームレベル2   限界値として3000ppmを設定

工場出荷状態ではすぐに一番上の赤のアラームが点いてしまいます。 換気が悪い室内の下限値をアラームレベル1にしてこれでグリーンからオレンジに変わる様に設定し、ここでは必ず換気をしようという3000ppm をアラームレベル2に設定しました。

☆ キャリブレーション  これは校正の事ですが、基準器がありませんので
             OFFにしました。
             初期値はONで、8日毎に自動となっていますが
             ソフト側を見てみますと、手動実行の場合
             標準ボンベ、大気、指定値の3つの選択になって
             います。
             実行するとしたらその時点の実測値をベースにする
             以外ありませんのでOFFにする事にしました。

CO2-mini自体にはデータを保持する機能はないみたいですので、トラッキングを続けるにはPCの電源を24H入れておかねばなりません。 これはちょっと無駄ですので、一応データが取れる事と1日の推移が把握出来た時点でPC接続は中止し、iPod Touch6 のUSB電源アダプターを代用して給電し単体での表示確認に切り替えました。

上記のアラーム設定ではアラームレベル1を超える事は稀ですので、オレンジのLEDが点灯した時点で外の異臭がしない限り換気をしています。

《一般的CO2濃度基準》
気中CO2濃度人体にもたらす症状等
250-350ppm大気中における通常濃度
250-1000ppm換気が十分に施されている室内の状態
2000-5000ppm換気が悪い室内
頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、
心拍数増加、吐気等の発生
5000ppm以上作業場所としての限界値
40,000ppm以上 酸欠に伴う脳へのダメージによる昏睡
 ⇒最悪死亡

基準として掲げられるのは上記のようなものですが、実際にはこれよりもだいぶ悪いのが実情の様で・・・
・ 屋外の綺麗な空気     350-400ppm
・ 市街地の空気       400-600ppm というのが実情
・ 自宅での換気時の最低値  471ppm   2017/11/29-16:20:00
               516ppm   2017/11/30-06:12:00


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