日本人の民族的特異性(Y Haplogroups による) [睡夢庵 日々徒然]
【日本人の民族的特異性:Y Haplogroups による】
人類の移動経路の解析にY染色体遺伝型ハプログループが使われ、その移動経路がはっきりしてくると共に、日本人は固有のY染色体遺伝型ハプログループを持つ事が明らかになっています。
まず、従来あった大和朝廷は半島由来の征服王朝だという論は、この遺伝子解析で否定されています。
それは天皇家の遺伝型がD2a1bという縄文系である事が判明しており、この系統は中国、朝鮮には殆ど存在しないことで明らかになっています。 朝鮮には僅かに出現していますが、これは逆に朝鮮南部任那/加羅及び百済、新羅に対して倭国の軍事・政治権が及んでいた事が日本式の前方後円墳や埴輪、糸魚川産出のヒスイの出土などで明らかになっていますが、その傍証と言えます。
次の表から明らかな様に、日本民族(本土日本人、沖縄県民、アイヌ民族)の主体は縄文人及び大陸南部より到来したと思われる弥生人で約7割強を構成しており、残りが三韓時代前後に渡来した百済系等の半島由来の渡来人その他という事になります。
縄文人の系統は東南アジア沿岸・島嶼沿いに日本迄到達し、ここに定住する形になったと考えられます。 弥生人の系統も同様に中国南部から台湾、琉球を経由して日本に至ったと思われます。 D2*、D2a、O2b1というハプログループはほぼ日本人のみに見られる形質ですので、ある意味やはり民族的にも特異な存在なのかもしれません。
以上から中国・朝鮮とは気質的に異なる民族という事になります。
尚、母系の流れを見るミトコンドリアDNAハプログループでも、日本がグループ比率の終端にある様です。
日本人のY染色体遺伝型ハプログループ比率
《本土日本人》
・ DE系統D亜型D2a 約40-50% 縄文人
・ NO系統O亜型O2b1 約20-30% 弥生人 中国大陸南部由来?
・ NO系統O亜型O3 約18-20% 半島由来?(藤原氏等)
・ CF系統C亜型C1(日本固有)
・ CF系統C亜型C3
・ N
・ NO系統O亜型O2b* 合計で数%
《沖縄県民(琉球民族)》
・ DE系統D亜型D2a 約50-60%
・ NO系統O亜型O2b1 約20%
・ NO系統O亜型O3 約20%
《アイヌ民族》
・ DE系統D亜型D2* 約75-80% 前期縄文人?
・ DE系統D亜型D2a 約8-10% 縄文人
・ CF系統C亜型C3 約10-15% オホーツク沿岸民族の系統
《中国人(漢民族)》 DE系統なし
・ CF系統C亜型C3 約8%
・ NO系統O亜型O1a 約10%
・ NO系統O亜型O2* 約10%
・ NO系統O亜型O2a 約5%
・ NO系統O亜型O3 約54% 漢民族の主体
《朝鮮人(韓民族)》 DE系統なし
・ NO系統O亜型O2b* 約30%
・ NO系統O亜型O3 約45% 漢民族の系統
・ CF系統C亜型C3 約12%
・ DE系統D亜型D1
・ NO系統O亜型O1a
・ N
・ K
・ DE系統D亜型D2
・ NO系統O亜型O2b1 合計で数%
アジア各王朝の皇帝のY染色体ハプログループ
日本皇室 D2a1b
魏皇帝 O2* 220- 265 漢族
元皇帝 C3f1a 1271-1368 モンゴル族
明皇帝 O2a1a 1368-1644 漢族
清皇帝 C3c 1644-1912 満州族
朝鮮王 O3a2c1 1392-1910 李氏朝鮮
越南皇帝 O2a 1802-1945 阮朝
《付図》
☆ World Map of Y-Chromosome Haplogroups
これで人類の拡散状況がわかります。
☆ World Haplogroups Map
父系のY染色体遺伝型ハプログループと母系のミトコンドリア染色体遺伝型ハプログループ双方の資料です。
人類の移動経路の解析にY染色体遺伝型ハプログループが使われ、その移動経路がはっきりしてくると共に、日本人は固有のY染色体遺伝型ハプログループを持つ事が明らかになっています。
まず、従来あった大和朝廷は半島由来の征服王朝だという論は、この遺伝子解析で否定されています。
それは天皇家の遺伝型がD2a1bという縄文系である事が判明しており、この系統は中国、朝鮮には殆ど存在しないことで明らかになっています。 朝鮮には僅かに出現していますが、これは逆に朝鮮南部任那/加羅及び百済、新羅に対して倭国の軍事・政治権が及んでいた事が日本式の前方後円墳や埴輪、糸魚川産出のヒスイの出土などで明らかになっていますが、その傍証と言えます。
次の表から明らかな様に、日本民族(本土日本人、沖縄県民、アイヌ民族)の主体は縄文人及び大陸南部より到来したと思われる弥生人で約7割強を構成しており、残りが三韓時代前後に渡来した百済系等の半島由来の渡来人その他という事になります。
縄文人の系統は東南アジア沿岸・島嶼沿いに日本迄到達し、ここに定住する形になったと考えられます。 弥生人の系統も同様に中国南部から台湾、琉球を経由して日本に至ったと思われます。 D2*、D2a、O2b1というハプログループはほぼ日本人のみに見られる形質ですので、ある意味やはり民族的にも特異な存在なのかもしれません。
以上から中国・朝鮮とは気質的に異なる民族という事になります。
尚、母系の流れを見るミトコンドリアDNAハプログループでも、日本がグループ比率の終端にある様です。
日本人のY染色体遺伝型ハプログループ比率
《本土日本人》
・ DE系統D亜型D2a 約40-50% 縄文人
・ NO系統O亜型O2b1 約20-30% 弥生人 中国大陸南部由来?
・ NO系統O亜型O3 約18-20% 半島由来?(藤原氏等)
・ CF系統C亜型C1(日本固有)
・ CF系統C亜型C3
・ N
・ NO系統O亜型O2b* 合計で数%
《沖縄県民(琉球民族)》
・ DE系統D亜型D2a 約50-60%
・ NO系統O亜型O2b1 約20%
・ NO系統O亜型O3 約20%
《アイヌ民族》
・ DE系統D亜型D2* 約75-80% 前期縄文人?
・ DE系統D亜型D2a 約8-10% 縄文人
・ CF系統C亜型C3 約10-15% オホーツク沿岸民族の系統
《中国人(漢民族)》 DE系統なし
・ CF系統C亜型C3 約8%
・ NO系統O亜型O1a 約10%
・ NO系統O亜型O2* 約10%
・ NO系統O亜型O2a 約5%
・ NO系統O亜型O3 約54% 漢民族の主体
《朝鮮人(韓民族)》 DE系統なし
・ NO系統O亜型O2b* 約30%
・ NO系統O亜型O3 約45% 漢民族の系統
・ CF系統C亜型C3 約12%
・ DE系統D亜型D1
・ NO系統O亜型O1a
・ N
・ K
・ DE系統D亜型D2
・ NO系統O亜型O2b1 合計で数%
アジア各王朝の皇帝のY染色体ハプログループ
日本皇室 D2a1b
魏皇帝 O2* 220- 265 漢族
元皇帝 C3f1a 1271-1368 モンゴル族
明皇帝 O2a1a 1368-1644 漢族
清皇帝 C3c 1644-1912 満州族
朝鮮王 O3a2c1 1392-1910 李氏朝鮮
越南皇帝 O2a 1802-1945 阮朝
《付図》
☆ World Map of Y-Chromosome Haplogroups
これで人類の拡散状況がわかります。
☆ World Haplogroups Map
父系のY染色体遺伝型ハプログループと母系のミトコンドリア染色体遺伝型ハプログループ双方の資料です。