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日本人へのメッセージ:1985 [睡夢庵 日々徒然]

【日本人へのメッセージ:1985】

この項の最後に、元アムステルダム市長エドゥアルド・ヴァン・エィン氏から日本人に宛てたメッセージを紹介する事に致します。

《日本はアジア民族を救い出すという人類最高の良い事をしたのです。》

あなた方の日本国は先の大戦に破れ、私共のオランダは勝ったのに、実際には大敗したのです。

今の日本国は世界で一、二を争う経済大国になりました。

私たちオランダは、その間屈辱の連続でした。 即ち、勝ったはずなのに貧乏国になってしまったのです。 戦前はアジアに大きな植民地(オランダ領東インド:ほぼ現インドネシア)があり、石油等の資源・産物で本国は栄耀栄華を極めておりました。 しかし今では日本の九州と同じ広さの本国だけになってしまいました。

あなた方の日本国は「アジア各地で侵略戦争を起こして申し訳ない。 アジアの諸民族に大変迷惑をかけた」と自らを蔑み、ペコペコと謝罪していますが、これは間違いです。

あなた方こそ、自らの血を流して、アジア民族を解放し救い出すと言う人類最高の良い事をしたのです。

何故なら、あなた方の国の人々は真実の歴史を目隠しされて、先の大戦の目先の事のみを取り上げ、或いは洗脳されて、悪い事をしたと自分で悪者になっていますが、ここで歴史を振り返って真実を見つめて見る必要があるでしょう。

本当は私共白色人種が悪いのです。 百年も二百年も前から、競って武力で東亜諸民族を征服し、自分の領土として勢力下に置いたのです。
植民地・属領にされて、長い間奴隷的に酷使されていた東亜諸民族を解放し、共に繁栄しようと遠大崇高な理想を掲げて、大東亜共栄圏樹立という旗印で立ち上がったのが、貴国日本だったはずでしょう。

本当に悪いのは、侵略し権力振るっていた西欧人の方です。 日本は戦いには敗れましたが、東亜の解放は実現しました。 即ち、日本軍は戦勝国の全てをアジアから追放して戦いを終えたのです。
その結果、アジア諸民族は夫々独立を成し遂げました。

日本の功績は偉大であり、血を流して戦ったあなた方こそ最高の功労者です。 自分を蔑む事を止め、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべきです。

以上は、1985年日本側傷痍軍人会代表がオランダを訪問した時に行われた市長主催の親善パーティーの歓迎挨拶で述べられた言葉です。 彼は後にオランダの内務大臣として活躍されました。


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