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Canon iP4700 突然死:iP2700 調達 [睡夢庵の電脳環境]

【Canon iP4700 突然死:iP2700 調達】

MX3 の Wireless LAN/Bluetooth Driver の アップデート手順書の印刷をしていたら裏面印刷後の給紙タイミングで突然“修理に出して下さい”なるエラーメッセージが出ました。
電源を再投入して見てもいつもは五月蝿い給紙機構がうんともすんとも言わず二進も三進も・・・

それにしてもキャノンのプリンター、特に給紙機構は寿命が短過ぎて駄目ですね~大体3年目位から給紙が不安定になってきます。 埃の影響を避ける為全体をカバーするビニールカバーを掛けていてもこれですから。 それにイニシャルクリーニング時間も延びてきます。

94年以降ハードに信頼性の低さには眼を瞑りメインにはずっとキャノンのインクジェットを使っていますが、最後は皆給紙機構のどこかが壊れて買い替えています。
平行してブラザーのインクジェット複合機やHP/エプソンのインクジェットも使ってはみましたが、印字品質/発色やヘッドのインク詰まり、ヘッド送り機構の振動と騒音等でメインにする気になるものはありませんでした。 他社の物では給紙機構が壊れた物はありませんが、他の障害で製品寿命は殆ど変わらず。 結果的に20年間キャノン一筋・・・他に選択肢がなく仕方なしにというのが正直な処です。

今までに使ったキャノンのインクジェットは
型 式 購入年次  使用期間 更新事由
・ BJC-400J   1994/113年2ヶ月給紙機構破損
・ BJC-455J1998/012年9ヶ月給紙機構破損
・ BJ-F6202000/104年給紙機構破損
・ 550i2004/106年9ヶ月4年目紙送り系センサー基板
トラブルで修理
最後は給紙機構破損
・ iP47002010/064年7ヶ月給紙機構破損

上記の様に無故障で5年を超えた物が1台もありません。 本体の寿命は短い、インクは高いと良い処無し。 しかし、カラーインクジェットの印字品質/精度/コストという面からみると他に代替するものがない・・・

使用頻度にしても月に数回火を入れるだけ、1年間に印刷するのは葉書を200枚前後、写真はL判を同じく200枚前後・A4を~20枚、A4コピー用紙4~500枚程度に過ぎません。 これで給紙機構のパーツやドライブモータが壊れるのですから呆れます。

このせいもあり数年前から文書やコピーのプリント出力は全てPDFの形で保管しており、紙に出力するのは必要最小限にしています。 XPの1台のディスプレーを縦型で使い、これを紙代わりに・・・
又、最近は妻も娘も自分専用のデジカメを持ち夫々パソコンで管理し始めてしまいましたので、私が撮った物を印刷する必要性も極端に減ってしまいました(^^;)> といった状況下・・・

代替機の購入を考え色々調べてはみましたが、Canon には単機能機は iP7230 と iP2700 の2機種しかありません。 他のメーカーもインクジェットは複合機が主流になってしまい、食指が動くものがありません。 かといって使用頻度と目的から考えればA3対応の高級機を買う気にもなれません。

昨日買い物に出たついでにK’s電気に寄って見た処、この iP2700 が何と ¥2,861-(会員3%引き税込み) で特売されているではありませんか。 で、即購入。

しかし、これは本体価格よりもインクカートリッジ価格が高いというとんでもない代物ですね。 価格コムのレビューにもありますが、インクカートリッジを買う代わりに本体を買い、カートリッジだけを使い他は捨てるユーザーも出て来るでしょう。 カメラ・コピー機を含め、昔からこのメーカーの商品政策は好きになれません。

さて、家に持ち帰って早速 iP4700 と置き換えです。 iP4700 は梱包箱を取り出し、開梱と逆順で箱に戻し屋外の倉庫へ・・・続いて iP2700 を開梱し設置、 iP4700 もそうでしたがまぁ安っぽい事・・・価格が価格ですからね~文句も言えませんが。

空間的には元のスペースに収まりますがメタルラックのトップに設置していますので、紙受けが無い為そのままでは排出された紙が下に落ちてしまいます。 で、トップに敷いているコルクシートの下に小冊子を挟みこんで紙受け代わりに。

さて、ドライバー/ユーティリティのインストール・・・これは2台の XP マシンに対して行いました。

まずは Revo Uninstaller で iP4700 のドライバーと Easy PhotoPrint EX をアンインストール。

続いて同梱のCDから ドライバーとユーティリティをインストール。

続いてプリントヘッドの位置調整・・・初期状態は iP4700 よりも大分悪く25点中無調整は7点しかありませんでした。

+3・・・・1
+2・・・・3
+1・・・・7
 0・・・・7
-1・・・・5
-2・・・・2

この分散状態をみる限り、ヘッド内蔵のインクカートリッジですのでカートリッジ交換のたびに調整が必須なのでしょう。 これも腹立たしい・・・無調整若しくは±1に収められないならヘッド内蔵カートリッジなど商品にすべきではないのでは?
その点 iP4700 はヘッドユニットが独立で取り外せクリーニング出来る様になっていましたのでクリーニングのタイミングだけで良かったのですが。

<印刷状態>

iP4700 の 9600*2400 に対して 4800*1200 と半分なので細身に感じますが、8ポイントでも被り/欠られはありませんので実用上の問題はありません。
写真印刷でも印刷直後はベタッとした印象ですが、暫くするとそれなりの発色と光沢になりますので家庭でのL判ならばまぁ充分な品質でしょう。

<動作時間>

起動時間・・・iP4700 より断然早い。(新しい間だけ?)
電源断・・・・これも直ぐに切れます。
印刷速度・・・初動吸紙から印刷完了迄も iP4700 より早く感じます。

<動作音>

全体的に iP4700 よりも音が太く大きいですね。 しかし、ガチャつく感じではありませんのでそれほど気になりません。
給紙から印刷過程の音量は寧ろ静かに感じる位です。

<全体の印象>

この値段であれば御の字以上、写真印刷に高い再現性を求めなければ充分でした。
さてランニングコストがどれ位になるかですが・・・


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