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韓国歴史ドラマに嵌る [睡夢庵 日々徒然]

【韓国歴史ドラマに嵌る】

ここの処、以前にTVで観た【イルジメ】【宮廷女官チャングムの誓い】【トンイ】【イ・サン】を見返していました。 Youtube上でハン・ヒョジョのインタビュー動画を目にして、そうだ、で昔の録画を見返したら嵌ってしまい・・・(^^;)>

これらを観ながらネットで史実との整合性を調べていくと、これらの相当に荒っぽい時代考証に吃驚。 殆どフィクション(^^)と言って良い代物で、韓国正史が判ると思うとトンでもないものです。 我々の感覚では何れも歴史ドラマというよりは時代劇の範疇でしょうね。

これらの時代背景などをネットで探し始めるとどうしても史実とは異なる中国や韓国の反日プロパガンダが目に入って来ます。
また最近の習近平や朴大統領のとても国家元首とは思えないお粗末な発言・・・ネット上の各国の反応等。

そしてそこに見る中国人と韓国人の反応の差にも驚かされます。 中国人には自らに照らし、反省し向上を目指す姿勢が結構多くみますが、韓国人にはそれがほぼ見当たりません。 劣等感の裏返しなのでしょうか、理由のない自惚れと倣岸さばかりが目立つだけでなく、人間性さえ疑わざるを得ない発言が数多くあります。 その典型が「東北大震災」の際のネット上の発言やサッカーの試合での垂れ幕などですね。

それに韓国では親日と看做されると圧殺される(暴行を受けかねない)みたいで、それを恐れる書込みが散見されますが、中国では変わり者扱い位で済んでいる様です。
事実韓国の歴史教育の間違いを指摘した老人が撲殺されたり、反日デモで秋田犬・鶏を殺して解体したりと信じ難い行為に走っている様です。

そうそう、火病(ファッピョン)なる言葉も最近知りました。 アメリカ精神医学会では火病を文化依存症候群の内「朝鮮民族特有の文化依存症候群」として扱っているそうです。 これには笑ってしまいました、民族病扱いなのですから。
高校時代、友人に李氏朝鮮の階級制度の異常性と朝鮮総督府の政策の話をしたら、突如狂った様に反論を始め、その内容が妄想といって良いレベルだった為に廻りが皆唖然とさせられた事がありました。 後で別の友人から「あいつは朝鮮戦争後に来た在日なんで朝鮮の歴史話はタブーだよ」と忠告された事がありましたが、今になってそういうことか・・・

それにしても日本のメディア、社会党、民主党・・・すこしはお勉強しなさいよ、そして“恥”を知れと言いたくなりますね。 史実ではない・・・百歩譲って一部で指摘の様な事実があったにせよ、それを国家犯罪であるかの様な誣告行為をして、自国を貶めてどうするのでしょうか。 恥ずかしげもなく歴史を「捏造」しておいて徒党を組んで声高に喧伝し、それで私は「日本人」ですとはどの面を提げて言うのか。 でもまぁ、これらの組織の中には多くの在日韓国人や帰化人がいますので致し方ないのかもしれません。 朝鮮人の性情を知ると、どうも彼らにとっては事実か否かは余り問題ではないみたいです。

それにあんな事をしても史実を洗えば、逆に日本の保護国になる前の国民の置かれていた状態や戦時中軍について移動していた売春婦(彼らのいう従軍慰安婦)たちやその元締め、手配師(女衒)達の多くが同じ朝鮮人であった事が明るみに出るだけなのに・・・そして在韓米軍基地、在日米軍基地の周りに集まった売春婦は半分以上は朝鮮人であった事も・・・それに韓国軍兵士がベトナムで行った蛮行もまた白日の下に晒される結果になるだけでしょうに。 今の韓国の国民は皆が後先も考えず、火病に罹った様な有様には驚くばかりです。

そういえば、朝鮮人と言えば戦後70年経とうというのに、未だに「在日特権」を手放しませんね。 いつまで寄生虫の様な生き方を続けるのでしょうか・・・韓国両班階級の性情?、何処までを純粋な日本人といってよいのかは分りませんが(^^;)日本人だったら、自立の努力をしてこんな恥ずべき特権は速やかに返上するでしょうにね。

やはり、日本は福沢諭吉が(の叙述とされる)『脱亜論』で述べた様に中国、朝鮮に関わるべきではなかった様です。 差し伸べた手に噛み付くのですから。 他のアジア諸国とは違い、平然と恩を仇で返すお国柄の様ですので最早関わらずに措く以外ないでしょう。
日本の様に保護国国民を自国民と平等に扱った宗主国は他にはないことにすら気付かないのですから。

おっといけない・・・大きく脱線してしまいました。 中国・朝鮮の反日プロパガンダやこれらの中で謳う史実の嘘に関しては別に譲るとして話を戻す事にしましょう。

最初に観たのは、2009年にテレビ東京で放送された【 イルジメ(一枝梅) 】

これは少々荒唐無稽に過ぎて(^^) ウンチェ役のハン・ヒョジョとポンスン役のイ・ヨンアがちょっと気になった位でした。 男優ではパク・シフかな? 少し主役を喰い気味でしたが。 ここでは朝鮮刀の考証がおかしい。 帯に通す様な形ではなかったはず・・・ それに日本刀とごっちゃに出て来た様な気がします。 鍛え方が違いますので朝鮮刀には刃紋はないはずなんですが。

それに王や后について歩く宦官や女官の多さにもびっくり。 まぁ、女官に関しては徳川本家の大奥も最盛期は1000-3000人いたと言われますが、いつもぞろそろは・・・
それと日本には宦官(去勢された官吏)はいないですね。 欧州の場合は歌手等に見られますが、官僚として宦官が歴史上に名を残しているのは中国と朝鮮位のものではないでしょうか。 イスラム圏にも宦官はいますが、イスラムの教義では去勢は許されていませんので外国人を用いていた様です。

中国では隋以降正規の道で官僚として高位を目指そうとすると、極端に競争率が高い科挙に合格せねばなりませんし、その成績次第でほぼ上れる位が決まってしまう様な代物でした。 科挙を受けるにはお金もかかる為、郷神(地方の富裕層)以上でないと難しかったという背景もあり、手っ取り早いのは自宮(自分で羅切する)して宦官を目指す者が多かった様です。 また、韓国も「小中華」、右に倣えですから宦官制度があり、こちらも官僚になる条件は同じでしたので、庶子や平民層からの成り上がりにはこの道しか残されていませんでした。 また、韓国は中国に対する宦官供給基地でもあった様で、明、清等の中国宮廷の要職に成り上がったものも出ています。 これが【 イルジメ 】のエピソードにも出てきます。
韓国では1894年の甲午改革迄宦官制度が残っていましたし、中国清朝では西太后に重用された、李蓮英(【蒼穹の昴】でご存知の方も)がいる様に、1924年の馮玉祥のクーデターで宣統帝が紫禁城から追放されるまで残っていました。

しかし、彼らの姿勢を見て不思議に思いませんでしたか。 皆足元を見て、背を屈めています。 これが、官位上位者対する礼なのですからなんとも・・・これも「経国大典」のなせる業?
あんな姿勢を続けていたら、人間皆卑屈になって当たり前の様な気がします。 そして、何の仕事もしない者をあれだけ養う愚かしさ。

次は2011年NHKで放送された【 イ・サン 】。

ソンヨン役のハン・ジミンはやはり可愛かった・・・これは見返して分った事ですがミン尚宮役のキム・ソイとチョビ役のイ・イプセに【 宮廷女官チャングムの誓い】との関連を前世に掛けて遣り取りさせるシーンが隠されていました。

これには今の朝鮮人の性情を髣髴とさせる李朝朝鮮の暗部が数多く出て来ますね。 両班層でも庶子や地方の者は科挙を通っても平等には扱われなかった事や文芸・工芸等を行うものは低く見られ、搾取の対象に過ぎなかった事も。
18世紀後半になっても貨幣経済・商業資本・流通システム・軽工業・農業などが発達せず、教育と言えば両班階級のみという寒々しい有様を見てとれます。
19世紀末にかけて韓国に入った外国人が残した紀行文・日記等にその文明度・倫理性の低さがあからさまに記述されているのが頷ける状況ですね。

3本目はテレビ東京で放送された【 宮廷女官チャングムの誓い 】。

これは3話目からでしたが結構面白く、シンビを演じたハン・ジミンは可愛かったですね。 それにミン尚宮を演じたキム・ソイの性格俳優ぶりにも惹かれましたね。 ハン・ジミンのチャーミングさとキム・ソイのシャープな美貌とコケッティッシュな演技、特に表情と手元・・・

この前半は王の料理を担当する「水刺間」が中心ですが、料理の品数が多い事と美的センスに欠けるのには吃驚。 使う包丁も1本の使い回し、油を使って炒めてばかりでは本当に繊細な味など出る?ですね。
漢方医学に関してはこのドラマを見る限り進んでいた様にみえますが、これもどうも眉唾みたいです。 医官の地位は低く、組織的にはそれなりではあったものの個人の技量範囲を出ていなかったみたいで、呪術の範囲を出ていないと酷評する向きもある様です。
ここでも足の引っ張り合いばかりが各話のテーマみたいな・・・

続いてNHKで放送された【 トンイ 】。

これにはキム・ソイが殆ど同じ性格設定で出ており、ふむふむ。
そしてトンイ役のハン・ヒョジュにはキュン・・・淑儀になる辺り迄の演技が特に嵌りましたね。 イルジメに較べ快活な娘の演技だからでしょうか、眉、目元、口元・・・表情による演技に惹かれました。
仁顕王妃役のパク・ハソンはたおやかで優雅、項から指先にかけての上半身の動きには惚れ惚れ・・・
ポン尚宮役のキム・ソイ、やはり彼女はいいバイプレーヤーですね。 主役を殺さず、ニヤッとさせてくれます。
私の観たイ・ビョンフン監督のドラマ3本には皆起用されていました。

この中でトンイの敵対者となる禧嬪張氏は、朝鮮史上唯一の中人(平民)出の王妃で朝鮮三大悪女の一人。 トンイ(淑嬪崔氏)は賎民の出となっていますが、実際は崔孝元の娘で1670年生まれで7歳の時に入宮し、針房に属した女官だった様です。 他に宮廷のムスリ(下女)出身とする説もありますが。 仁顕王妃が廃位され、禧嬪張氏が王妃となった後に寵愛を受け1692年?承恩尚宮となり、甲戌換局で仁顕王妃が復位した年(1694)に延礽君(後の英祖)を生んでいます。 その4年後にも1子を設けますがこれは3日でなくなっています。 梨峴宮に居を移したことは事実(1701/10-1704/04)の様ですが、1711年6月に延礽君の私邸に移され、亡くなったのも延礽君の私邸(1718/03)なので・・・話が大分違います(^^)

主要登場人物以外の殆どは時代も前後しており、出来事はほぼ全て創作の様です。 トンイの位階も承恩尚宮(正五位)、淑媛(従四位)、淑儀(従二位)、貴人(従一位)、淑嬪(正一位)と順を追って上っているので、実際には宮廷では安定して地位を保っていたものと思われます。
禧嬪張氏を目の敵にする明聖王后金氏は朝鮮史上唯一世子嬪から王妃、大妃になった人物です。
禧嬪張氏は粛宗の曾祖母に当たる荘烈大王大妃の女官であり、一時宮廷を追われていた事、南人が後ろ盾であり、荘烈大王大妃が南人と図って承恩尚宮とした様です。 後に南人と共に仁顕王妃追い落としの糸を引いたのも事実の様です。 また、西人が明聖大妃、仁顕王妃の後ろ盾であった事も。

その他では Youtube等にあった【 アラン使道伝 】【 インス大妃 】【 風の絵師 】【 王女の男 】といった処を2分法で摘み食いしてみましたが、この辺りになるとちょっと生理的に受入れ辛い所が多々あり、買ってまで観ようという気にはなれませんでした。

最初に挙げた4本は日本で言う「勧善懲悪」的な脚本と演出ですが、個々の場面は史実に近い形で見せている【 インス大妃 】、【 王女の男 】は日本人の倫理観では受入れがたいでしょうね。

【 アラン使道伝 】は民間伝奇物ですので、荒唐無稽に過ぎてほんの摘み食い。 特に語るべき事はなし。 出演俳優に関しても同様。

【 インス大妃 】のチェ・シラは賛否あるかと思いますが見ものです。 只、娘時代を演じたハム・ウンジョンの演技(結構可愛い)と人格設定に開きが有り過ぎですね。 二人共に上手いのですが。
これには明に貢女をせざるを得ない為の哀話も出てきます。 それと「経国大典」以前から既に歪んだ社会体制であった事も見て取れます。 特に燕山君の時代には反吐が出ますので、これも全編を見ようという気にはなれませんでした。

【 風の絵師 】は18世紀朝鮮画壇の双璧である2人の画人を扱ったものですが、調べて見た処これは全編ファンタジー。
主役のシン・ユンボクに関して一切記録が残っていないのをいいことに、男装の画人に仕立ててしまっています。 しかし、これを演じたムン・グニョンは嵌っています・・・それに妓生チョンヒャンを演じるムン・チェウォンが何とも謂えぬ色香を漂わせています。 これは彼女の登場シーンだけを摘み観・・・

【 王女の男 】は【 風の絵師 】のムン・チェウォンが出ていたので拾ったのですが、オキャンな性格設定のせいもあるでしょうが、全くイメージが違いガックリ・・・・これも韓国的政治観が一杯でそれを感じてしまうと興醒めになる物です。

娯楽要素の強い【 チャングム 】、【 トンイ 】は何度見ても心に澱が淀む事はありませんが、他はちょっと日本人の倫理観では受入れられないですね。

ハン・ジミン(チャングム)ハン・ジミン(イ・サン)
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ハン・ヒョジョ(トンイ)ハン・ヒョジョ(トンイ)
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ハン・ヒョジョ(イルジメ)キム・ソイ(トンイ)
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パク・ハソン(トンイ)パク・ハソン(トンイ)
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