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BGM: カラヤン/ヨハン・シュトラウス ワルツ&ポルカ [睡夢庵のBGM]

【BGM: カラヤン/ヨハン・シュトラウス ワルツ&ポルカ】

今日はヨハン・シュトラウス2世のワルツとポルカ。 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
カラヤンのシュトラウスはフィルハーモニア時代から評価が高く、この80年録音のCDはその中でも完成度が高く洗練の極みとの評価もある様です。 あるライターは所謂本場物の演奏とは一線を画する本物の音楽があると評しています。 こういった評価を目にしていたこともあり、ぶらっと立ち寄った古書店で偶然目に止まってしまい・・・

確かに繊細かつ研ぎ澄まされた音色やダイナミックな表現は傑出したものですが、これらは円舞曲、ポルカの本質ではない様な気がして、私にとっては良くも悪しくも“カラヤンとBPOのヨハン・シュトラウス”でした。 この演奏、少々の音量でならしてもクレームがつかない再生環境なのであれば、フルオーケストラものとしては最右翼であることは間違いないでしょう(^^;)
ただ、作曲された時期と当時の楽器及び演奏されたであろう環境を考えた時、これが本当に作曲者が意図したものか少々?です。

ウインナー・ワルツはEMIのボスコフスキー/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の物が私の肌に合います。 その理由はこれらのマイクセッティングが良く夫々の楽器をくっきりと拾っていること、そして洒脱なことでしょうか。 このCDと同じワルツ6曲が入ったボスコフスキーものがEMIから出ている様ですので私としてはこちらがお薦め。 これらはEMIのサイトで試聴出来ます。

このCDは一般的家庭の再生環境で雑誌等の評価を実感するのは少々難しいですね。 DGの録音では、特に小編成向けの曲でこう感じるものが結構多い様(手持ちがカラヤンのものが多いから?)です。 これもその例に漏れず、通常の音量ポジションでは大ホールの末席で聴いているような掻痒感を拭えません。 スピーカーで満足の行く再生すると家族に怒られそうですのでイヤフォーンで聴き直しました。 それでもソニーのMDR-F1では、オンキョーSE-U33GXのボリュームを通常の60%から90%に上げ、Winampのボリュームを90%にしてやっと満足の行く音場になるといった具合です。
因みに一般的な録音ではスピーカー再生ならばSONY TA-3200Fの入力ボリュームは1/4ポジションでWinampのボリュームは30~50%位で充分なのですが、これではMAIN側を1/2以上に上げたくなります(^^)

Karajan_Strauss_POCG-7006.jpg
発売日:1993年9月18日
録音日:1980年6月、9月、12月
グラモフォン
CD No.:POCG-7006
ヨハン・シュトラウス2世
WALTZES & PLOKAS
01. 円舞曲《美しく青きドナウ》作品314
02. 円舞曲《芸術家の生涯》作品316
03. 常動曲 作品257
04. 円舞曲《ウィーンの森の物語》作品325
05. 円舞曲《ウィーン気質》作品354
06. トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
07. 円舞曲《南国のバラ》作品388
08. アンネン・ポルカ 作品117
09. 皇帝円舞曲 作品437

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
チター: ヨーゼフ・ハウスマン(ウィーンの森の物語)



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