SSブログ

電脳環境: スタイラス交換-3 [睡夢庵の電脳環境]

【電脳環境: スタイラス交換-3】

今日までに34枚のVBR-V0化を行いましたが、今日アルゲリッチの「ショパン・リサイタル」を拾っていると妙な音が入ります。

見てみると盤が 0.2~0.4mm位波打っていて、アームとスタイラスの動きを見ているとサスペンションが針圧に負けてカートリッジと盤面の間隙が変わってしまい、カートリッジのお腹を微かに擦っているようです。 針圧を 1.0g に変えてみるとこの音が消えますし、アームも追従しカートリッジと盤面のギャップは目視で分かる程の変動はみせません。 EMPIRE では 0.5-0.8gという軽い針圧でもアームが追従していますので、アームの垂直感度には問題はないと思います。 これから考えるとスタイラスのサスペンションが柔らかい若しくはカンチレバーの針側が長過ぎるということになります。
Load0.5g.jpg Load1.0g.jpg Load1.5g.jpg
針圧:0.5g針圧:1.0g針圧:1.5g

上の写真はキャンセル=0&スタティック(レコードは回転させず)に針圧を掛けた状態のものです。
哀しいかなこの面でも純正よりもかなりシビアな様です。 ピアノの強打が歪みそうで基準針圧を 1.3g に設定して録音をして来ましたが、これまでにもあったあれ?という音の濁りはこのせいだったかも。
当初純正品に比べてカンチレバーが長いのが気になったのですが、その影響がこんな所に出てしまっている様です。 1.0g-1.5g を適正針圧としていますからセンター付近で針圧に負けて沈んではちょっと困り物、今後は1.0g を基準針圧にせざるを得ません。 レコードの反り皆無は私の保存・再生環境では無理ですので。

《実験: 木工ボンドパック》

木工ボンドを使った全面パックもやってみましたが、大失敗。 自分ではそこそこ厚く塗った積もりだったのですが、薄く塗り過ぎた様で上手く剥げてくれません。 それにどうしてもはみ出しが出てしまいます。 リスクが大き過ぎますね~
Bond-Pack_1.jpg
それに剥いでいる時に静電気が起きるのか、猛烈にゴミを吸い寄せ、あっという間に埃塗れ。 処理を始める前よりも酷い有様になってしまいます。
とても私の様な気の短い人間向きの方法ではない様です。 1枚お釈迦、続けて剥ぐ根気がありません(^^;)
Bond-Pack_2.jpg


共通テーマ:日記・雑感