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BGM: ライナー/リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》 作品35 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ライナー/リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》 作品35】

前回に続いてフリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団で、リムスキー・コルサコフの《シェエラザード》。
この曲は色彩的管弦楽法の名人と言われたリムスキー・コルサコフが描いたアラビアン・ナイト(千一夜物語)の音の絵巻。 曲は4楽章で構成され、夫々に「海とシンドバットの船」、「カランダール王子の物語」、「若き王子と王女」、「バグダッドの祭、海、難破」という題が付けられています。

リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》作品35

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指  揮  : フリッツ・ライナー
演  奏  : シカゴ交響楽団
独  奏  : シドニー・ハース(ヴァイオリン)

レコード番号: RGC-1069
発 売 年 : 1973

《リムスキー=コルサコフ》
Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov, 1844/03/18-1908/06/21没。 ロシアの作曲家。 ロシア五人組の一人。
1844年ノヴゴロド近郊チフヴィンの軍人貴族の家庭に生まれる。 12才でサンクトペテルブルク海軍兵学校に入学、ロシア海軍に進む。 1859年からピアノを始め、1891年バラギレフとの出会いが作曲家への転機となる。 バラギレフはコルサコフが陸に上がっている時に作曲の指導をし、その才能を伸ばした。 彼の知遇を得ることにより後に「ロシア五人組」となる他の作曲家との接触を持った。 海軍在籍中に《交響曲第1番》を完成、その初演で好評を得る。 1873年に軍籍を離れるが、それまでに管弦楽曲《サトコ》、歌劇《プスコフの娘》を上梓している。 1871年には専門的音楽教育を受けていないにも拘らず、ペテルブルク音楽院から作曲と管弦楽法の教授に任命されている。 1883年~94年迄の間はバラギレフの助手として宗務局(宮廷礼拝堂)に奉職、この間にロシア正教の典礼音楽についての研究を行っている。 コルサコフ自身は貴族の出であったが、ロシア帝国の近代化の立ち遅れに批判的であり、1905年政府批判を行った為、ペテルブルク音楽院の教授職を解任されるが、グラズノフやリャードフといった同僚の辞任騒動に発展する。 この結果復職する事になるが、当局との軋轢は続き、遺作となる歌劇《金鶏》は反体制的と看做され、彼の死後1909年迄初演されなかった。
(主たる作品)
・ スペイン奇想曲
・ 交響組曲《シェエラザード》
・ 歌劇《雪娘》
・ 歌劇《皇帝サルタンの物語》 間奏曲《熊蜂の飛行》が有名
・ 歌劇《金鶏》


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