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電脳環境: カートリッジ聴き比べ-3 [睡夢庵の電脳環境]

【電脳環境: カートリッジ聴き比べ-3】

昨日は女性ソプラノとトランペット、ピアノの聴き比べ。

・ クリスティーナとウーゴ 《コンドルは飛んで行く》   SFX-5102
  Tr#3 みんな一緒に(TODOS JUNTOS) 冒頭部
・ モーリス・アンドレ 《トランペット・ヴォランタリー》 OS-2806-DM
  Tr#1 ヴィヴァルディ 《二つのトランペットの為の協奏曲 ハ長調》冒頭部
・ マウリツィオ・ポリーニ ショパン練習曲集       MG-2389
  Tr#5 ショパン 12の練習曲 作品10-5 変ト長調「黒鍵」冒頭部

クリステーナのソプラノ
・ DL-103S
+を押して音量を7に調整
・ 1000ZE/X
+を押して音量を6に調整
・ V-15 TYPEⅢ
+を押して音量を6に調整
・ M44GX
+を押して音量を6に調整
モーリス・アンドレのクラリーノ・トランペット
・ DL-103S
+を押して音量を7に調整
・ 1000ZE/X
+を押して音量を6に調整
・ V-15 TYPEⅢ
+を押して音量を6に調整
・ M44GX
+を押して音量を6に調整
ポリーニのピアノ
・ DL-103S
+を押して音量を6に調整
・ 1000ZE/X
+を押して音量を6に調整
・ V-15 TYPEⅢ
+を押して音量を6に調整
・ SPU-GT
+を押して音量を6に調整

1000ZEXは薄れているとはいえ、その厚みのある艶と輝きは弦・管・リリック・ソプラノ系には捨てられないですね。 物によっては少し煌びやかに聴こえ過ぎる場合も。
V-15は幾分線が細いですが、オール・ラウンダー。 ピアノのアタックへの追従性は一番良いですね。 只、クリステーナの声では“サ”行が強調される様に聴こえます。
M44GXは余分な高域が付いている様で少し耳に刺さりますね。 トランペットを聴くとバックとのバランスも崩れ、饒舌に過ぎます。 クリスティーナの声ではV-15同様“サ”行が強調されます。

1000ZE/XとV-15は各々3個目の針ですが、この最後の純正物も針先寿命を大分超えていますので、少し歪みが出ている様な気がします。 只、既に純正品はディスコンなので他のカートリッジと使い分けをして我慢して来たのですが、JICOかA’pisの代用品を買ってみようかと思っています。

DL-103SはSL-1200mk3との相性がいい様で、皆そつなく再生してくれます。 これから暫くはこれをレファレンスとして使う事になりそうです。

DL-103SはNHK局用のDL-103をベースに、特殊楕円針を採用し軽針圧化と針の長寿命化を図り、またコンプライアンスを高め、周波数帯域も60kHz迄伸ばし4chレコードへの対応を行ったものです。

SPU-GTも重量カートリッジの癖に追従性も帯域もスペック以上に良く感じます。 只、物によって薄くベールが掛かった様に音が曇って聴こえる時がある様な・・・

MC型の2個はその使い勝手もあり、殆ど使っていないのでこちらは針の寿命はまだまだあります。 当面はこの2個をメインに使ってみようかと思います。


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