電脳環境： カートリッジ聴き比べ－２

【電脳環境： カートリッジ聴き比べ－２】

昨日ジャクリーヌ・デュ・プレ/バレンボイムのドボルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品１０４で手持ちのカートリッジの聴き比べをしてみました。
V-15と1000ZEXをメインとして使って来ましたが、変わりそうです。
ラスキーヌのハープ、ポリーニ/リヒテルのピアノ、アンドレのトランペット、クリスティーナの声と言った処、それと女性歌手も幾人か聴き比べて見なければ、です。

使用レコード：　EAA-107

下図がＹＰ-６００＋１０００ＺＥ/ＺでＭＰ３に落としてあったファイルから抽出した比較部分のファイルと波形です。　只、ピークはクリップするレベル（約+3dB アナログ感覚で）で録音していますので、情報量の関係から16KHz以上は欠落しています。
曲頭のチェロの出だし部分約２７秒間の全帯域ピークホールド波形にしてみました。
以下の各カートリッジも全て同一部分のサンプルです。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を５に設定
メーカー：　Fidelity-Research 型　式　：　ＦＲ-５ ＥＸ 発電方式：　ＭＭ型 出力電圧：　3.5mV 帯　域　：　20-50,000Hz+4dB-2dB 針　圧　：　1～2g/1g 針　先　：　0.28milﾗｲﾝｺﾝﾀｸﾄ･ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ針 交換針　：　Ｓ－５ＥＸ 販売期間：　1972年5月～1976年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を６に設定 非常に素直、周波数も伸びています。
メーカー：　SHURE 型　式　：　Ｍ４４ＧＸ 発電方式：　ＭＭ型 出力電圧：　6.0mV 帯　域　：　？ 針　圧　：　0.75～1.5g/1g 針　先　：　0.7mil円錐針 交換針　：　Ｎ４４ＧＸ 販売期間：　1996年～1999年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を５に設定 高域が＋にしゃくれています。 クラシック向きではありません。
メーカー：　SHURE 型　式　：　Ｖ－１５ ＴＹＰＥⅢ 発電方式：　ＭＭ型 出力電圧：　3.5mV 帯　域　：　10-25,000Hz 針　圧　：　0.75～1.25g/1g 針　先　：　0.7*0.2楕円針 交換針　：　ＶＮ－３５Ｅ 販売期間：　1971年～1982年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を６に設定 手持ちの中ではオーソドックス
メーカー：　EMPIRE 型　式　：　１０００ＺＥ/Ｘ 発電方式：　ＭＩ型 出力電圧：　5.0mV 帯　域　：　4-40,000Hz 針　圧　：　0.25～1.25g/0.8g 針　先　：　0.7*0.2楕円針 交換針　：　Ｓ-１０００ＺＥ/Ｘ 販売期間：　1971年～1976年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を６に設定 管・弦向きの色彩を持っています。
メーカー：　Ortofon 型　式　：　ＳＰＵ－ＧＴ 発電方式：　ＭＣ型/内蔵昇圧トランス 出力電圧：　5.0mV 帯　域　：　10-20,000Hz±1dB 針　圧　：　3.0～4.5g/3g 針　先　：　0.7mil円錐針 交換針　：　交換不可/リペア 販売期間：　1962年4月～1987年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を６に設定 古い割には帯域も広い様です。
メーカー：　DENON 型　式　：　ＤＬ－１０３Ｓ 発電方式：　ＭＣ型＋AU-320/40Ω 出力電圧：　0.3mV 帯　域　：　10-60,000Hz±2dB 針　圧　：　1.8g±0.3g/1.7g 針　先　：　ソリッドダイヤ特殊楕円針 交換針　：　現品交換 販売期間：　1975年4月～1985年?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら	＋を押して音量を６に設定 FR同様、SL-1200mk3には合う様です。

YP-600では余り良い印象を持たなかったFR-5 EXとDL-103Sがぐんと良い音を聴かせてくれました。　1000ZEXとV-15はその逆の印象、寂しくなった。　SHURE M44GXは元気はいいのですが少々ケバイ・・・高域が持ち上がっているせいでしょうか。

タグ：M44GX DL-103S SPU-GT FR-5 EX 1000ZEX V-15 TYPE3 カートリッジ オーディオ