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BGM: ライナー/レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ライナー/レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》】

今日はフリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団のレスピーギ 交響詩 《ローマの松》と《ローマの噴水》のカップリング。
これもRCAグランプリ“1000”クラシカルの1枚です。 名盤とされる録音の廉価盤での復刻物。

レスピーギの作品中で最も有名なのは交響詩《ローマの噴水》、《ローマの松》、《ローマの祭り》の三部作ですね。
第1曲の《ローマの泉》はローマにある4つの噴水の夜明けから夕暮れ迄の情景に触発されて得た幻想的イメージ。
<夜明けのジュリアの谷の噴水>に始まり、<朝のトリトーネの噴水>、<昼のトレヴィの噴水>、そして<黄昏のメディチ荘の噴水>で終わる。
第2曲の《ローマの松》は第1曲の8年後に完成したもので、古代ローマ時代への憧憬と回想をモチーフにしている。
<ボルジア荘の松>に始まり、<カタコンブ付近の松>、<ジャニコロの松>、そして<アッピア街道の松>で終わる。
アッピア街道と云えば現存する古代ローマ街道の中でも最も有名なもののひとつで「街道の女王」という異名を与えられています。

レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》

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指  揮  : フリッツ・ライナー
演  奏  : シカゴ交響楽団

レコード番号: RGC-1050
発売年   : 1972

《オットリーノ・レスピーギ》
Ottorino Respighi, 1879/07/09-1936/04/18没。 イタリア・ボローニャ生まれの作曲家・指揮者。
音楽教師だった父親からピアノとヴァイオリンの指導を受け、ボローニャ高等音楽学校に進み、ヴァイオリン/ヴィオラ、作曲、音楽史を学ぶ。 1899年にヴァイオリンでディプロマを取得、ロシア帝国劇場管弦楽団の首席ヴィオラ奏者となり、イタリア歌劇の上演に携わる。 この間リムスキー・コルサコフと出会い、管弦楽技法等の指導を受ける。 1909年まではヴァイオリン奏者、ピアノ伴奏者として活動する。 1910年帰国後は作曲に転向する。 1913年からはサンタ・チェチーリア音楽院の作曲科教授となり、最晩年迄ここで過ごす。
・ 主要作品
 - 「ローマ三部作」
  ・ 《ローマの噴水》
  ・ 《ローマの松》
  ・ 《ローマの祭り》
 - リュートのための古風な舞曲とアリア
  ・ 組曲 第1番
  ・ 組曲 第2番
  ・ 組曲 第3番
 - 鳥

《フリッツ・ライナー》
Fritz Reiner, 1888/12/19-1963/11/15没。 ハンガリー・ブタペスト生まれの指揮者。 当初法学を修めるが、リスト音楽院に進み、バルトーク、コダーイに師事する。 1909年音楽院卒業後1910年ライバッハ歌劇場に移り、指揮者デビュー。 1914~21年はドレスデン国立歌劇場の指揮者を務める。 1922年渡米、1933年迄シンシナティ交響楽団音楽監督を務める。 1933年からはカーティス音楽院指揮科教授。1938~48年ピッツバーグ交響楽団音楽監督、48~53年メトロポリタン歌劇場の指揮者、1953年から死去迄の間はシカゴ交響楽団の音楽監督を務め、同楽団の黄金時代を築く。
リヒャルト・シュトラウスの交響詩、ベートーヴェンの交響曲、ドヴォルザーク、コルサコフ、レスピーギ等現在でも名盤とされる録音をRCAに残している。 只、残念な事に歌劇場指揮者として活躍したにも拘らず、公式録音のオペラ物は殆どない。
・ 主要録音
 - メンデルスゾーン     《フィンガルの洞窟》       1956
 - グリンカ         《ルスランとリュドミラ》     1959
 - ドヴォルザーク      交響曲第9番《新世界より》    1957
 - レスピーギ        《ローマの松》・《ローマの噴水》 1959
 - コルサコフ        交響組曲《シェエラザード》    1960
 - ロッシーニ        序曲集              1958
 - シュトラウス       ウインナ・ワルツ集        1957
 - リヒャルト・シュトラウス 英雄の生涯            1954
                ツァラトゥストラはかく語りき   1954
 - バルトーク     弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 1958
             管弦楽のための協奏曲          1955



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