家を建てて知った事柄 入手しておきたい図面 [終の棲家]
【終の棲家:家を建てて知った事柄 入手しておきたい図面】
工事請負契約ですので、施主と請負業者の間で相互の食い違いが無い様にする為、入手し、確認しておかねばならない図面類は以下の様なものです。
報告書及び外観・内観に関わる図面類は請負業者から着工前に引き渡されるはずです。 壁内や床下、天井等隠れる部分についての図面は業者による様です。 事前にこれはというものが出して貰えるか確認した方がいいですね。
夫々がどの様なものか知りたい方は図面名称でググッて下さい。 手持ちはスキャン出来るサイズではないので・・・(^^;)>
《最低限必要な図面》
1. 敷地調査報告書 役所との関連、土地登記上の瑕疵、法規、道路、申請
現況等の調査結果が纏められています。
2. 地盤調査報告書 地盤強度の調査で、地盤改良の要否が判定されます。
3. 仕上げ表 工事概要、建物仕様、外部仕上げ表、内部仕上げ表
構造材、和室造作材、洋室造作材、手摺造作材、
断熱材及び同仕様、特記、責任保険適用有無等
・ この中に屋内外の仕上げ材、建具、什器類が記入
されていますので間違いないか複数回チェック
する事!
・ 特記に別に頼んだ内容が網羅されている事を確認
する。 例えばエアコンの壁スリーブ工事は先行
させる等
4. 設備機器仕様書 キッチン、風呂、洗面、トイレ、照明、カーテン、
給湯器、ドアフォン、換気システム、火災報知器等
設備什器類の使用品製品番号が記載されていますので
必ず複数回確認する。
5. 配置図 敷地形状・建物配置及び雨水/汚水枡、周辺道路位置
関係が示され、実測求積図がついているはずです。
6. 平面図 各階別 窓、ドア、床材、壁クロス、設備形態・据付位置、
、カーテン取付位置、火災報知器取付位置、雨樋
取付位置、柱・間柱・筋交い形態・位置、物入れ等
仕上げ、点検口等が記入された図面です。
特に窓型式、室外機、立水栓位置は要チェック。
7. 立面図 4方向からの図
8. 展開図 視点を部屋中心に置いて壁面を見た姿図
9. 電気・給排水設備図 各部屋のコンセント、電話・LAN・TV引出口、
各階別 スイッチ位置及びその形式個数等
照明機器、エアコン、電話・LAN関連機器、配管
これは全て壁の中に入りますので、やり直しが
出来ません。
位置、個数、配管の確認は必ず複数回行うこと。
私がお願いした開成コーポレーションでは、
《契約時点》
・ 見積書
・ 標準仕様書
・ 設備機器表
・ 外壁材表
・ 平面・立面図 が添付されていました。
これから詳細打ち合わせ過程での追加等があり、20日後に契約書の差し替えを行いましたが、この際には契約書に上記の3~9迄が添付されました。
合わせて1、2も頂きました。
その後やはり記載ミスや変更が加わり、着工迄に3回図面変更が出、着工前に「着工図面」という形で最終図が提出されました。
《引渡し後》
・ 市に対する建築届出書の写し
・ 確認申請書写し
・ 確認済証
・ 検査済証
・ 開成コーポレーション保証書(引渡し書/アフターサービス書類含む)
・ しろあり防除工事保証書
・ 日本住宅保証機構 保険付保証明書
- 司法書士事務所から
・ 建物登記書類
が提出されました。
引渡し後に着工後、現場合わせ等で変更された部分や未記入部分を反映した図面を提出して貰いました。
これ以外に出して貰った図面は
着工前(自分で現場を見るお積りであれば提出して貰うべきです)
・ 基礎伏図(1回) 基礎形状、配筋・補強、人通口、立上り幅、スラブ、
防湿シート、捨てコン、ホールダウン金具、
アンカーボルト位置、床鋼束取付ボルト位置、配管穴
等が記載されていますので、これを頭に入れ、現場で
確認すると共に写真を撮っておきました。
・ 矩計図(1回) 矩形図は建てたモデルの標準図を頂きました。
「かなばかりず」 縦断面の形で夫々の部分の材料・施工法が記載されて
いますので、これで現場を確認しました。
完工後(貰える物ならこれらも該当工事着手前に入手した方が良い)
・ 電気工事設計図 粗いのに吃驚、期待した実際の布線が分かる図では
ありませんでした。 論理設計図みたいなもので。
・ 水道工事竣工図 水道工事には余分な配管が記載されたままになって
いた。 壁工事前だったら、配管を付けろ言えたの
ですが。
・ 排水配管図 立水栓の排水枡の位置が本体平面図の立水栓記載位置
とは離れた位置になっていた為立水栓の位置がずれて
しまった。 実害はないので現状で受入れたが・・・
この他、出るものなら貰っておく方が良いとされるのは
・ 土台伏図 1階の床組み・土台・柱を平面的に表した図面。
土台・大引・床束・柱等の配置・寸法・継ぎ手位置・
樹種や耐力壁の種別等が記入される。
・ 梁伏図 各階の床の骨組みを平面的に表した図面。 梁・柱の
配置・寸法・継ぎ手位置・樹種等が記入される。
・ 小屋伏図 小屋組を平面的に表した物。 小屋梁、小屋束、
母屋、棟木、垂木等の配置、寸法、継ぎ手位置、
樹種等を記入したもの
・ 軸組図 柱・梁・小屋・耐力壁等の構造骨組みおよび
金物配置を立体的に表した構造図
・ 構造基準図 構造図で表せない構造部材の納まりや施工対応の
注意点などを明記した図面。 コンクリート強度、
鉄筋品質、開口部補強対応、ホールダウン金物、
筋交い、面材耐力壁等の取付納まり図、金物設置
基準、釘の仕様・ピッチ等施工基準が記述される。
・ 金物配置図 構造材の接合及び補強に使われる金物の設置位置と
金物の種類を記載したもの
・ 金物リスト 構造材の接合や補強に使われる構造金物の形状や
耐力を表した図面。 これを省略し構造基準図に
明記する場合がある。
・ 建具リスト 屋内外建具の形状・サイズ・仕様などを表した図面
住宅メーカーでは夫々のモデル用に標準建具の図面
を用意して運用しますので、仕上げ表等に展開される
位です。
・ 壁量計算書 床面積、外壁面積による必要壁量を算定した資料。
・ 構造計算書 住宅の安全性を確認するための計算書
3階建ては必須ですが、2階建ての場合仕様規定
若しくは構造計算のいずれかで可。
メーカーで用意するモデルで建てる場合は一般には
個別の構造計算書は作られません。
・ 風呂周りの取付/配管図 配管は現場合わせですし、点検口から作業出来ない
場合はばらしですので、写真があればかも・・・
只、将来の改築などを考える場合にはいくつかはあった方がよいものがありますね。
構造基準図や矩計図等はメーカーモデルの場合には既にあるはずですので、契約前に提出して貰う方がいいでしょう。 口で色々話をするより図面に勝るものはありませんから。
それと今後は金具に関わる部分はしっかり押さえる方がよいでしょう。
ただ、これらを何処まで提出するかはホームビルダーによるようですね。
工事請負契約ですので、施主と請負業者の間で相互の食い違いが無い様にする為、入手し、確認しておかねばならない図面類は以下の様なものです。
報告書及び外観・内観に関わる図面類は請負業者から着工前に引き渡されるはずです。 壁内や床下、天井等隠れる部分についての図面は業者による様です。 事前にこれはというものが出して貰えるか確認した方がいいですね。
夫々がどの様なものか知りたい方は図面名称でググッて下さい。 手持ちはスキャン出来るサイズではないので・・・(^^;)>
《最低限必要な図面》
1. 敷地調査報告書 役所との関連、土地登記上の瑕疵、法規、道路、申請
現況等の調査結果が纏められています。
2. 地盤調査報告書 地盤強度の調査で、地盤改良の要否が判定されます。
3. 仕上げ表 工事概要、建物仕様、外部仕上げ表、内部仕上げ表
構造材、和室造作材、洋室造作材、手摺造作材、
断熱材及び同仕様、特記、責任保険適用有無等
・ この中に屋内外の仕上げ材、建具、什器類が記入
されていますので間違いないか複数回チェック
する事!
・ 特記に別に頼んだ内容が網羅されている事を確認
する。 例えばエアコンの壁スリーブ工事は先行
させる等
4. 設備機器仕様書 キッチン、風呂、洗面、トイレ、照明、カーテン、
給湯器、ドアフォン、換気システム、火災報知器等
設備什器類の使用品製品番号が記載されていますので
必ず複数回確認する。
5. 配置図 敷地形状・建物配置及び雨水/汚水枡、周辺道路位置
関係が示され、実測求積図がついているはずです。
6. 平面図 各階別 窓、ドア、床材、壁クロス、設備形態・据付位置、
、カーテン取付位置、火災報知器取付位置、雨樋
取付位置、柱・間柱・筋交い形態・位置、物入れ等
仕上げ、点検口等が記入された図面です。
特に窓型式、室外機、立水栓位置は要チェック。
7. 立面図 4方向からの図
8. 展開図 視点を部屋中心に置いて壁面を見た姿図
9. 電気・給排水設備図 各部屋のコンセント、電話・LAN・TV引出口、
各階別 スイッチ位置及びその形式個数等
照明機器、エアコン、電話・LAN関連機器、配管
これは全て壁の中に入りますので、やり直しが
出来ません。
位置、個数、配管の確認は必ず複数回行うこと。
私がお願いした開成コーポレーションでは、
《契約時点》
・ 見積書
・ 標準仕様書
・ 設備機器表
・ 外壁材表
・ 平面・立面図 が添付されていました。
これから詳細打ち合わせ過程での追加等があり、20日後に契約書の差し替えを行いましたが、この際には契約書に上記の3~9迄が添付されました。
合わせて1、2も頂きました。
その後やはり記載ミスや変更が加わり、着工迄に3回図面変更が出、着工前に「着工図面」という形で最終図が提出されました。
《引渡し後》
・ 市に対する建築届出書の写し
・ 確認申請書写し
・ 確認済証
・ 検査済証
・ 開成コーポレーション保証書(引渡し書/アフターサービス書類含む)
・ しろあり防除工事保証書
・ 日本住宅保証機構 保険付保証明書
- 司法書士事務所から
・ 建物登記書類
が提出されました。
引渡し後に着工後、現場合わせ等で変更された部分や未記入部分を反映した図面を提出して貰いました。
これ以外に出して貰った図面は
着工前(自分で現場を見るお積りであれば提出して貰うべきです)
・ 基礎伏図(1回) 基礎形状、配筋・補強、人通口、立上り幅、スラブ、
防湿シート、捨てコン、ホールダウン金具、
アンカーボルト位置、床鋼束取付ボルト位置、配管穴
等が記載されていますので、これを頭に入れ、現場で
確認すると共に写真を撮っておきました。
・ 矩計図(1回) 矩形図は建てたモデルの標準図を頂きました。
「かなばかりず」 縦断面の形で夫々の部分の材料・施工法が記載されて
いますので、これで現場を確認しました。
完工後(貰える物ならこれらも該当工事着手前に入手した方が良い)
・ 電気工事設計図 粗いのに吃驚、期待した実際の布線が分かる図では
ありませんでした。 論理設計図みたいなもので。
・ 水道工事竣工図 水道工事には余分な配管が記載されたままになって
いた。 壁工事前だったら、配管を付けろ言えたの
ですが。
・ 排水配管図 立水栓の排水枡の位置が本体平面図の立水栓記載位置
とは離れた位置になっていた為立水栓の位置がずれて
しまった。 実害はないので現状で受入れたが・・・
この他、出るものなら貰っておく方が良いとされるのは
・ 土台伏図 1階の床組み・土台・柱を平面的に表した図面。
土台・大引・床束・柱等の配置・寸法・継ぎ手位置・
樹種や耐力壁の種別等が記入される。
・ 梁伏図 各階の床の骨組みを平面的に表した図面。 梁・柱の
配置・寸法・継ぎ手位置・樹種等が記入される。
・ 小屋伏図 小屋組を平面的に表した物。 小屋梁、小屋束、
母屋、棟木、垂木等の配置、寸法、継ぎ手位置、
樹種等を記入したもの
・ 軸組図 柱・梁・小屋・耐力壁等の構造骨組みおよび
金物配置を立体的に表した構造図
・ 構造基準図 構造図で表せない構造部材の納まりや施工対応の
注意点などを明記した図面。 コンクリート強度、
鉄筋品質、開口部補強対応、ホールダウン金物、
筋交い、面材耐力壁等の取付納まり図、金物設置
基準、釘の仕様・ピッチ等施工基準が記述される。
・ 金物配置図 構造材の接合及び補強に使われる金物の設置位置と
金物の種類を記載したもの
・ 金物リスト 構造材の接合や補強に使われる構造金物の形状や
耐力を表した図面。 これを省略し構造基準図に
明記する場合がある。
・ 建具リスト 屋内外建具の形状・サイズ・仕様などを表した図面
住宅メーカーでは夫々のモデル用に標準建具の図面
を用意して運用しますので、仕上げ表等に展開される
位です。
・ 壁量計算書 床面積、外壁面積による必要壁量を算定した資料。
・ 構造計算書 住宅の安全性を確認するための計算書
3階建ては必須ですが、2階建ての場合仕様規定
若しくは構造計算のいずれかで可。
メーカーで用意するモデルで建てる場合は一般には
個別の構造計算書は作られません。
・ 風呂周りの取付/配管図 配管は現場合わせですし、点検口から作業出来ない
場合はばらしですので、写真があればかも・・・
只、将来の改築などを考える場合にはいくつかはあった方がよいものがありますね。
構造基準図や矩計図等はメーカーモデルの場合には既にあるはずですので、契約前に提出して貰う方がいいでしょう。 口で色々話をするより図面に勝るものはありませんから。
それと今後は金具に関わる部分はしっかり押さえる方がよいでしょう。
ただ、これらを何処まで提出するかはホームビルダーによるようですね。
タグ:住宅図面