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BGM: ラフマニノフ/晩禱 op.37及び「鶴」 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ラフマニノフ/晩禱 op.37及び「鶴」】

今日は曇天。 これに合わせた訳ではありませんが、荘重な音に浸ろうか・・・
いずれもスベシニコフ指揮・ソビエト国立アカデミー・ロシア合唱団のものです。

「晩禱」、これを知ったのは多分当時愛読していた「Stereo Sound」からではなかったか? 合唱というジャンルにはまったく興味を持っていませんでしたが、ロシア・ロシア正教の慣習を元に作曲されたものであることとこの合唱団に対する高い評価に惹かれて購入したものです。
針を落とした直後の驚き、歌詞の内容等まったく分からないにも関わらず、肌が粟立つほどの感動を覚えた事を今でも忘れられません。 人間の声がここまで荘厳で輝かしい響きを生み、心に浸透してくるものかと驚愕したものです。 これを聴くと、昔の人々が教会の大聖堂に響き渡る賛美歌に魂を震わせられたであろうことがよく分かります。

ADFディスク大賞に輝いたのも宜なるかな、です。

「鶴」、これは1976年に来日した際、記念盤として出されたもの。 その際、彼らの声をもう一度味わいたいと購入したものです。 これらは日本では歌謡曲・民謡と呼ばれる類や第2次世界大戦中に作曲された前線の兵士たちなどを題材にしたものです。

「鶴」などは既に紹介されていましたが、これを聴くと別次元の感動を覚えます。 それと「ロシア民謡」独特の哀愁を帯びた旋律もいいものです。
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発売日 不明
新世界/ビクター音楽産業
LP-No. MSK-9007-8 2枚組
録音 1958/08/08
収録曲:
ラルマニノフ 晩禱 作品37
-Side 1-
1. 来たれわれらの主、神に/Come, let us worship
2. わが霊や主を讃めあげよ/Bless the Lord, O my soul
3. 悪人の謀に行かざる人は福なり/Blessed be the man
4. 聖にして福たる常生なる天の父/O seren light

-Side 2-
5. 主宰や今爾の言にしたがい/Now let thy servant depart
6. 生神童貞女や喜べよ/Rejoice, O Virgin
7. 至高きには光栄/Glory to God in the highest
8. 主の名を讃めあげよ/Please the name of the Lord

-Side 3-
9. 主よ爾は崇め讃めらる/Blessed art Thou, O Lord
10. ハリストスの復活を見て/Having seen the Resurrectio of the Lord
11. わが心は主を崇め/My soul magnifies the Lord

-Side 4-
12. 至高きには光栄神に帰し/Glory to God in the highest
13. 今救いは世界に/Troparia of the day of slvation
14. 爾は墓より復活し/Christ is risen from the grave-Troparia of the Resurrection
15. 生神童貞女賛歌/Thanksgiving to the Mother of God

指揮: アレクサンドル・スヴェシニコフ
演奏: ソビエト国立アカデミー・ロシア合唱団
テノール独唱: コンスタンチン・オクネヴォイ
メゾ・ソプラノ独唱: クララ・コルカン

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発売日 1976年
新世界/ビクター音楽産業
LP-No. MKX-2013
録音 1973年
収録曲:
「鶴」
-Side 1-
1. 鶴
2. 前線にも春が来た(うぐいす)
3. ざわめけ、アムール
4. 白髪は雪のよう

-Side 2-
1. レニングラードの若者があるいていった
2. 壕舎のなかで
3. A.トワルドフスキーの詩による4つの合唱曲
 1) なつかしい友
 2) 戦争はすぎさった
 3)わたしはルジェーフ郊外でたおれた
 4) 戦死者たちに・・・

指揮: アレクサンドル・スヴェシニコフ
演奏: ソビエト国立アカデミー・ロシア合唱団
メゾ・ソプラノ独唱: クララ・コルカン

【追記-2011/08/20】
いずれもCD化はされている様です。
晩禱VDC-11351985Victor/Japan
 MELCD10013652008/12/04Melodiya/Russia
VICC-20401990/07/21Victor/Japan

晩禱 は HMVで取り扱いがある様です。


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