国内新型コロナ感染状況 2022/05/18 [睡夢庵 日々徒然]
【 国内新型コロナ感染状況 】
各項目の赤のフィールドでワースト10を表示しています。
累積の感染者数では関東4都県、関西4府県、福岡、沖縄ですが、第6波後半からは九州各県が軒並み増加の傾向にあり、30日間の累積では九州6県が10位以内に入り以外も11、16位という有様です。
何が原因?? 3回目接種率との相関はなさそですし・・・
地域別でみると、関東以外は3月下旬以降殆ど減少を見せず、沖縄、北海道は寧ろ増加、福岡、愛知、大阪は横這い状態が続いています。
ちょっと危惧する所は第6波の最初の立ち上がり期の様に、ここに至って米国の入国者からの感染者が増加している事ですね。
この状況で、特定の国に限りはしますが団体観光客の誘致を始めるとか・・・
昨今の検疫で引っ掛かる感染者の数も入国制限3000人から5000人に合わせて60人前後から100人前後で推移しており、感染拡大のネタは入国者数に比例する事が明白になっているのですが・・・
出国前にPCR検査が義務付けられている状況で2%以上の感染者が出ている事を考えれば、ほぼ同率の無症状保菌者が捕捉されずに巷に解き放たれているのは間違いありません。
この発症率をみれば、ワクチン接種及びPCR検査にはこの程度の防疫寄与能力しかない事は明らかですから。
ワクチン接種をするよりも、人の移動制限と近距離接触を避ける事以外に感染率を確実に下げる方法はない事も明らかだといってよいでしょう。
これは最近の芸能人の感染者の発言を見ても明らかなのではないでしょうか。
彼らの殆どが感染のタイミングをトレース出来ていませんし、我々一般人以上に神経質な程マスク、手指の消毒、対人距離に気を付けていてでこれ以上どうすれば感染を防げるのかに疑問を呈している様ですから・・・
この状況では現状以上の感染率と死亡者数を受容しない限り従来と同じ経済活動に戻る事は不可能な事が明らかになったのではないでしょうか。
感染率、死亡率を受容しないとすれば仕事、家庭生活等あらゆる局面での対人接触機会を減らす以外にはないという事になるのでしょう。
とすれば、殆どの仕事を移動および対面の必要がない形態で継続可能な形態への転換が必要だという事になります。
これは公共サービスの電子化と手元での処理の完結を可能にする事が必要ですし、企業においてはリモートワークは元より営業活動等も人の移動を減らす為のネットワーク経由での手法が生まれる必要が出て来るでしょう。 生産場面でも労働集約型からの脱却が必要になってきます。
さてさて、今後どの様なトレンドが生まれてくるのか・・・
日本はこの種のシステムを開発するは下手ですからね・・・こういう場面では日本の意思決定の遅さと上長の度量の無さが足を引っ張りますね。 それと新たなチャレンジへの投資を促す環境も不足していますから。
米国や中国、東南アジア、インドといった辺りが伸びるのでしょうね。 人口も多く悪辣な事も平気でやる米国や中国がこれからも幅を利かすのでしょうね。
【 国内の死亡者の年齢構成 】
<10 5
10s 8
20s 28
30s 98
40s 318 前期高齢者: 65-74
50s 883 後期高齢者: 75以上
60s 1,707
70s 4,902
80s 8,439
90+ 5,160
高齢者 2,698 年齢が高齢者として公表されている人
合計 24,246 60< 22,906 94.5%
上記出典は 国立社会保障・人口問題研究所の
「新型コロナウイルス感染症について」付随の EXCEL ファイル
60歳以上の高齢者の比率が94.5%と異様な程高率ですね。
上記を見ると30歳代からほぼ倍で増加していくのを見ると生活習慣病や心臓・肺・血管系に問題を抱える人間の増加と近似するのではないかと推定されます。
とすれば、死亡率に目を向けるのではなく、如何に感染を防止するかに係るべきなのではないか。
死亡率は同じコロナウイルスの季節性インフルエンザに比べれば高いですが、これはどうも高齢者及び上記の様な基礎疾患を持つ人に対する致死性が高い事による様な気がします。
季節性インフルエンザでも毎年1万人前後の死者が出ている様ですが、そのほとんどが2次的に感染した細菌によるものです。
この新型コロナウイルスの場合はこれ自体によるウイルス性肺炎やサイトカイン症候群により急速に症状が悪化し死に至るという特徴があり、これが医療崩壊を招く恐れがある為、速やかに抑え込む必要があるという点と季節性がない事もあり爆発的感染を起こす危険性がある点が長期に渉る防疫を必要とする所以です。
《 2022/05/18 上位の感染者数の伸び 》
《 2022/05/18 新規感染者・死者数推移 》
《 2022/05/18 新規感染者・死者数週スライド 》
《 2022/05/18 空港検疫状況 》
累積 | 30日間 | 接種回数 | ||||||
都道府県 | 人口 | 高齢化 | 感染率 | 死亡率 | 致死率 | 感染率 | 2回目 | 3回目 |
北海道 | 8 | 20 | 12 | 3 | 1 | 2 | 25 | 27 |
青森県 | 30 | 12 | 28 | 41 | 43 | 20 | 45 | 35 |
秋田県 | 37 | 1 | 45 | 44 | 38 | 25 | 47 | 46 |
岩手県 | 31 | 11 | 46 | 42 | 19 | 19 | 44 | 37 |
山形県 | 35 | 7 | 44 | 39 | 14 | 43 | 46 | 45 |
宮城県 | 14 | 41 | 34 | 38 | 37 | 7 | 38 | 25 |
福島県 | 21 | 23 | 40 | 30 | 6 | 26 | 41 | 43 |
東京都 | 1 | 46 | 2 | 5 | 34 | 18 | 17 | 12 |
神奈川県 | 2 | 44 | 4 | 11 | 33 | 30 | 27 | 14 |
千葉県 | 6 | 40 | 9 | 6 | 17 | 38 | 28 | 19 |
茨城県 | 11 | 36 | 15 | 21 | 32 | 33 | 39 | 34 |
栃木県 | 19 | 39 | 22 | 23 | 24 | 27 | 33 | 21 |
群馬県 | 18 | 32 | 17 | 18 | 22 | 35 | 23 | 39 |
埼玉県 | 5 | 42 | 8 | 12 | 35 | 29 | 29 | 10 |
愛知県 | 4 | 45 | 11 | 7 | 13 | 22 | 3 | 4 |
静岡県 | 10 | 30 | 20 | 32 | 36 | 37 | 41 | 22 |
山梨県 | 41 | 26 | 27 | 37 | 40 | 45 | 31 | 32 |
長野県 | 16 | 13 | 39 | 36 | 26 | 34 | 36 | 38 |
新潟県 | 15 | 15 | 41 | 45 | 44 | 40 | 42 | 47 |
富山県 | 36 | 9 | 31 | 40 | 41 | 46 | 43 | 41 |
石川県 | 32 | 29 | 26 | 13 | 7 | 13 | 30 | 20 |
福井県 | 42 | 25 | 30 | 43 | 45 | 12 | 37 | 33 |
岐阜県 | 17 | 27 | 18 | 15 | 16 | 23 | 34 | 36 |
大阪府 | 3 | 37 | 1 | 1 | 4 | 15 | 2 | 2 |
奈良県 | 29 | 22 | 10 | 8 | 15 | 39 | 19 | 24 |
和歌山県 | 39 | 6 | 24 | 25 | 25 | 28 | 5 | 30 |
三重県 | 22 | 28 | 23 | 17 | 10 | 32 | 26 | 13 |
滋賀県 | 26 | 43 | 12 | 20 | 39 | 31 | 20 | 9 |
京都府 | 13 | 34 | 6 | 9 | 21 | 17 | 9 | 3 |
兵庫県 | 7 | 35 | 5 | 2 | 2 | 24 | 13 | 5 |
香川県 | 38 | 14 | 25 | 27 | 28 | 10 | 11 | 16 |
徳島県 | 43 | 5 | 37 | 29 | 9 | 47 | 18 | 31 |
高知県 | 44 | 2 | 35 | 19 | 3 | 21 | 14 | 18 |
愛媛県 | 28 | 8 | 42 | 34 | 8 | 42 | 25 | 28 |
岡山県 | 20 | 24 | 21 | 26 | 30 | 14 | 4 | 8 |
広島県 | 12 | 33 | 19 | 14 | 12 | 8 | 7 | 7 |
山口県 | 27 | 4 | 38 | 24 | 5 | 44 | 22 | 44 |
島根県 | 45 | 3 | 47 | 47 | 47 | 36 | 36 | 29 |
鳥取県 | 46 | 16 | 43 | 46 | 46 | 41 | 6 | 23 |
福岡県 | 9 | 38 | 7 | 10 | 27 | 6 | 10 | 6 |
大分県 | 33 | 10 | 29 | 22 | 18 | 11 | 15 | 17 |
宮崎県 | 34 | 18 | 36 | 28 | 11 | 5 | 8 | 15 |
鹿児島県 | 24 | 19 | 32 | 31 | 23 | 4 | 16 | 26 |
熊本県 | 23 | 21 | 16 | 16 | 20 | 16 | 32 | 42 |
佐賀県 | 40 | 31 | 14 | 33 | 42 | 3 | 12 | 11 |
長崎県 | 30 | 17 | 33 | 35 | 31 | 9 | 21 | 40 |
沖縄県 | 25 | 47 | 3 | 4 | 29 | 1 | 1 | 1 |
各項目の赤のフィールドでワースト10を表示しています。
累積の感染者数では関東4都県、関西4府県、福岡、沖縄ですが、第6波後半からは九州各県が軒並み増加の傾向にあり、30日間の累積では九州6県が10位以内に入り以外も11、16位という有様です。
何が原因?? 3回目接種率との相関はなさそですし・・・
地域別でみると、関東以外は3月下旬以降殆ど減少を見せず、沖縄、北海道は寧ろ増加、福岡、愛知、大阪は横這い状態が続いています。
ちょっと危惧する所は第6波の最初の立ち上がり期の様に、ここに至って米国の入国者からの感染者が増加している事ですね。
この状況で、特定の国に限りはしますが団体観光客の誘致を始めるとか・・・
昨今の検疫で引っ掛かる感染者の数も入国制限3000人から5000人に合わせて60人前後から100人前後で推移しており、感染拡大のネタは入国者数に比例する事が明白になっているのですが・・・
出国前にPCR検査が義務付けられている状況で2%以上の感染者が出ている事を考えれば、ほぼ同率の無症状保菌者が捕捉されずに巷に解き放たれているのは間違いありません。
この発症率をみれば、ワクチン接種及びPCR検査にはこの程度の防疫寄与能力しかない事は明らかですから。
ワクチン接種をするよりも、人の移動制限と近距離接触を避ける事以外に感染率を確実に下げる方法はない事も明らかだといってよいでしょう。
これは最近の芸能人の感染者の発言を見ても明らかなのではないでしょうか。
彼らの殆どが感染のタイミングをトレース出来ていませんし、我々一般人以上に神経質な程マスク、手指の消毒、対人距離に気を付けていてでこれ以上どうすれば感染を防げるのかに疑問を呈している様ですから・・・
この状況では現状以上の感染率と死亡者数を受容しない限り従来と同じ経済活動に戻る事は不可能な事が明らかになったのではないでしょうか。
感染率、死亡率を受容しないとすれば仕事、家庭生活等あらゆる局面での対人接触機会を減らす以外にはないという事になるのでしょう。
とすれば、殆どの仕事を移動および対面の必要がない形態で継続可能な形態への転換が必要だという事になります。
これは公共サービスの電子化と手元での処理の完結を可能にする事が必要ですし、企業においてはリモートワークは元より営業活動等も人の移動を減らす為のネットワーク経由での手法が生まれる必要が出て来るでしょう。 生産場面でも労働集約型からの脱却が必要になってきます。
さてさて、今後どの様なトレンドが生まれてくるのか・・・
日本はこの種のシステムを開発するは下手ですからね・・・こういう場面では日本の意思決定の遅さと上長の度量の無さが足を引っ張りますね。 それと新たなチャレンジへの投資を促す環境も不足していますから。
米国や中国、東南アジア、インドといった辺りが伸びるのでしょうね。 人口も多く悪辣な事も平気でやる米国や中国がこれからも幅を利かすのでしょうね。
【 国内の死亡者の年齢構成 】
<10 5
10s 8
20s 28
30s 98
40s 318 前期高齢者: 65-74
50s 883 後期高齢者: 75以上
60s 1,707
70s 4,902
80s 8,439
90+ 5,160
高齢者 2,698 年齢が高齢者として公表されている人
合計 24,246 60< 22,906 94.5%
上記出典は 国立社会保障・人口問題研究所の
「新型コロナウイルス感染症について」付随の EXCEL ファイル
60歳以上の高齢者の比率が94.5%と異様な程高率ですね。
上記を見ると30歳代からほぼ倍で増加していくのを見ると生活習慣病や心臓・肺・血管系に問題を抱える人間の増加と近似するのではないかと推定されます。
とすれば、死亡率に目を向けるのではなく、如何に感染を防止するかに係るべきなのではないか。
死亡率は同じコロナウイルスの季節性インフルエンザに比べれば高いですが、これはどうも高齢者及び上記の様な基礎疾患を持つ人に対する致死性が高い事による様な気がします。
季節性インフルエンザでも毎年1万人前後の死者が出ている様ですが、そのほとんどが2次的に感染した細菌によるものです。
この新型コロナウイルスの場合はこれ自体によるウイルス性肺炎やサイトカイン症候群により急速に症状が悪化し死に至るという特徴があり、これが医療崩壊を招く恐れがある為、速やかに抑え込む必要があるという点と季節性がない事もあり爆発的感染を起こす危険性がある点が長期に渉る防疫を必要とする所以です。
《 2022/05/18 上位の感染者数の伸び 》
《 2022/05/18 新規感染者・死者数推移 》
《 2022/05/18 新規感染者・死者数週スライド 》
《 2022/05/18 空港検疫状況 》