SSブログ

国内の感染状況及び空港検疫との相関 [睡夢庵 日々徒然]

【 国内の感染状況及び空港検疫との相関 】

空港検疫において第6波の立ち上がりは 2021/12/01 からで、国内の感染者数の立ち上がりはそれから1か月遅れの 2022 年正月明けからになっています。
そして2月末に空港検疫での第6波は30人台迄下がりましたが、またここから立ち上がり始めています。
過去も各波の約1か月前に空港検疫に動きが表れていますので、第6波は収束方向に向かっている様にみえますが既に減少幅が少なくなり始めています。

にも拘わらず規制緩和だそうです。 ドイツも規制の撤廃に動いていますので、欧米は既にお手上げ状態といってよいのでしょうが、なぜこれに追従するのでしょうかね。 確かに此処まで来てしまうと規制を続けると経済が麻痺しかねなくなっていますから・・・全て最初の判断が甘かった。

入国規制も緩和の方向ですが、これをやったらどうなることやら・・・
第6波期間中の捕捉感染者が全期間の6割を超える国を下に挙げてみました。
この内ここ1か月の感染者が累計感染者数の2割以上の国・・・韓国、ベトナム、シンガポール、タイ、スリランカ・・・
厚生労働省のデータではそれぞれの国の入国者数が分かりませんので、こう言った乱暴な区分けをせざるを得ませんが、下記の国特にここ1か月が5割を超える国は即時入国禁止処置を採っていなければならないと思うのですが・・・

どうも空港検疫の動きと感染者数には相関があるとは捉えられていない?

☆ 感染者・死者数推移
20220325_感染・死者数推移.png

☆ 空港検疫_有/無症状感染者数推移
20220325_空港検疫推移.png

国名     検疫累計感染者数 第6波期間中  ここ1か月(対6波期間)
韓国        298      266 89.26%   211 70.81%
ベトナム      689      646 93.76%   575 89.01%
シンガポール    70      62 88.57%   48 77.42%
タイ        212      160 75.47%   92 57.50%
インド      1,061      764 72.01%   38  4.97%
スリランカ     195      165 84.62%   82 49.70%
フランス      278      214 76.98%   34 15.89%
ドイツ       102      79 77.45%   35 44.30%
スペイン      110      79 71.82%   12 15.19%
カナダ       183      169 92.35%   31 20.71%
アメリカ     2,483     1,895 76.32%   82  4.33%
メキシコ      150      111 74.00%    3  2.70%
ブラジル      346      257 74.28%   22  8.56%

下図は上記を含む第6波での比率が高い国の空港検疫での感染者数の推移です。

☆ 第6波直前からの空港検疫国別捕捉感染者推移
20220325_空港検疫感染者国籍.png

これを見ると第6波のほぼ1か月前にアメリカからの入国者に感染者が多くみられるようになり、続いてフィリピン、インド、ネパールと言った所が急増しています。そして現在はベトナム、韓国が急増しています。 空港検疫での感染者数は2月末を底に明らかに増加に転じていますし、国内感染者数の減少速度も第5波に比べると遥かに低くなっています。

今の政府の採ろうとしている対応と現状のワクチンのブースター接種の繰り返しでは欧州と同様な状況に陥るのは目に見えているのでは?
既に現状のワクチンの効果の限界が露呈さたのでは?

新しいワクチン若しくは別の予防薬の適用を模索しなければ高率で残る後遺症に悩ませられる人を増やすだけで税金の浪費になるのではないでしょうか。
現状の推移を見ていると基本的な予防策と県を跨る移動は企業活動に関わる物以外は禁止する、入国規制をもっと柔軟・迅速に行うといった処置を採れば、多分今のワクチンなら接種を中止しても現状よりは悪くならないではないでしょうかね。



そうそう、JHUダッシュボードの米国の数字を見ているとここ2か月近く感染者判断を変えたとしか思えない数字になっています。

     3月度前半  2月度   1月度
致死率  3.43192%   1.39144%  0.31995%
感染率  0.01315%   0.04938%  0.19388%
死亡率  0.00045%   0.00069%  0.00062%

感染率がこれだけ減少し、致死率が上昇すれば異常に死亡率が高い変異株が出たとして騒ぎになってしかるべきですが?
それにしては死亡率の変動が小さいですから、感染判断が2月から変わったとしか思えない数字ですね。
1桁近い変動ですから、有症者のみをカウントし始めた?ですね。

☆ 直近のアメリカの感染者・死者数からの感染率・死亡率・致死率
20220325_アメリカ感染推移.png

☆ 項目別都道府県順位
      30日接種接種
都道府県 人口 高齢化 感染率 死亡率 致死率 感染率 2回目 3回目
北海道 8 20 13 3 1 20 25 9
青森県 30 12 28 41 43 17 45 7
秋田県 37 1 45 44 38 38 47 3
岩手県 31 11 46 42 19 27 43 18
山形県 35 7 44 39 14 45 46 33
宮城県 14 41 34 38 37 9 38 22
福島県 21 23 40 30 6 41 40 27
東京都 1 46 2 5 34 1 17 26
神奈川県 2 44 4 11 33 3 30 6
千葉県 6 40 9 6 17 7 27 12
茨城県 11 36 15 21 32 11 39 37
栃木県 19 39 22 23 24 25 31 13
群馬県 18 32 17 18 22 23 24 43
埼玉県 5 42 8 12 35 4 28 8
愛知県 4 45 11 7 13 13 3 20
静岡県 10 30 20 32 36 21 41 10
山梨県 41 26 27 37 40 31 35 38
長野県 16 13 39 36 26 42 36 39
新潟県 15 15 41 45 44 44 42 17
富山県 36 9 31 40 41 19 44 30
石川県 32 29 26 13 7 24 29 21
福井県 42 25 30 43 45 15 37 24
岐阜県 17 27 18 15 16 29 34 46
大阪府 3 37 1 1 4 2 2 2
奈良県 29 22 10 8 15 6 21 34
和歌山県 39 6 24 25 25 37 7 45
三重県 22 28 23 17 10 28 26 15
滋賀県 26 43 12 20 39 5 19 11
京都府 13 34 6 9 21 14 11 4
兵庫県 7 35 5 2 2 8 14 14
香川県 38 14 25 27 28 16 9 5
徳島県 43 5 37 29 9 26 18 40
高知県 44 2 35 19 3 33 15 29
愛媛県 28 8 42 34 8 43 24 32
岡山県 20 24 21 26 30 30 4 35
広島県 12 33 19 14 12 32 8 31
山口県 27 4 38 24 5 40 20 47
島根県 45 3 47 47 47 47 33 20
鳥取県 46 16 43 46 46 46 5 36
福岡県 9 38 7 10 27 12 10 16
大分県 33 10 29 22 18 34 14 25
宮崎県 34 18 36 28 11 39 6 23
鹿児島県 24 19 32 31 23 35 16 28
熊本県 23 21 16 16 20 22 33 41
佐賀県 40 31 14 33 42 18 12 44
長崎県 30 17 33 35 31 36 22 42
沖縄県 25 47 3 4 29 10 1 1

順位は成績が悪い方が1、最良が47です。

都道府県の行全体を茶色の背景色にしている所については行政だけでなく住民の意識にも問題があるのではないでしょうか。
関東4府県、大阪圏、福岡、沖縄・・・現在まで殆ど改善が見られない。
中国、四国地方は高齢化率が高い県で致死率が上がっていますが、秋田、山形、富山、和歌山、島根等では抑える事に成功していますので何か方策があるのかも。


共通テーマ:日記・雑感