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Home Network マルチセッション化 [睡夢庵の電脳環境]

【 Home Network マルチセッション化 】

《 現在の構成と速度 》

2017/07初め Archer C9 の動作が不安定になった為代替として Buffalo WSR-2533DHP/M-CB を調達し、一時的に置き換えていました。
が、Baffalo はパワーがない様で動作範囲が狭まってしまいました。 暫くは我慢していたのですが・・・

TP-LINK の GIGA ポートの出力を階段下に戻して Buffalo の 8 ポートハブに繋ぐのを止めて Windows 10 PC と Regza だけにしてみたら安定して動作しました。
で、ホームネットワークを下図の様に変更して現在に至っています。
WSR-2533DHP/M-CB は Archer C9 の中継器にしてみようかとも思いましたが、現在の様に NVR-500 や C9 の代替機としてすぐに置き換える事が出来なくなる様でしたのでこれは没・・・

20220222_HomeNetwork.png

この構成では WSR-2533DHP/M-CB は 自室に置いている Archer C9 トラブル時の代替とリビングで使用する際速度が出なければ Wi-Fi を切り替えて使う為に設置しています。 ただ、これは C9 に比べると 20dB 近く出力が弱いのでサービス範囲が狭いので・・・

私自身が使用する機器で SpeedTest を実行した結果は以下の通りです。

ターゲットは IPA CyberLab 400G(Tokyo) Asahi Net 経由

                    Download    Upload
Windows 10 PC   2022/02/22 17:01  224.65Mbps   421.07Mbps
Windows8.1 MX3         17:04  230.28Mbps   259.18Mbps
Redmi Note 9S         17:05  153Mbps     261Mbps
iPhone 6s           17:07  153Mbps     350Mbps

この時点でネットワークには以下が接続されている状態です。
これらがどれだけネットワークを使用しているかは不明ですが、この状態で上記の速度が出ていれば問題は起きないでしょう。


Windows 7 Desktop PC  1台
Windows 8.1 Notebook  1台
Windows 10 Desktop PC  1台

MacBook Pro       2台
iPad          1台

Android Phone      2台
iPhone         3台

過去の最良値は 400Mbps 台は Android でも出ていますが、Windows 10 では 600Mbsp 台が出た事もありますので NTT東日本ファミリーギガラインでは御の字なのではないでしょうかね。


《 ホームネットワークのマルチセッション対応 》

ホームページを持っていた10年位前迄は接続する端末も私以外には3台のノートしかなかったので機器のIPアドレスを固定しルーターでのIPアドレス振り分けでマルチセッションを使用していましたが、急激に家族が使用する端末と Wi-Fi 接続機器が増えた為IPアドレス固定での運用に支障が出て来て・・・
で、前出の様にマルチセッションを諦めて安定度が高い Asahi-net を常用に So-net をトラブル時の代替用とし、IPアドレスはルーターのDHCPにお任せに替えて手抜きをしていました。

最近の使用状況を考えれば1プロバイダーに統合する方がコスト的にも賢明なのですが、メールアドレスを使い分けていた為この変更手続きも結構大変ですし・・・
年に2~3度はプロバイダーとの接続がおかしくなる事があるので代替と検証用にという面も・・・

で、Archer C9 をルーター兼 Wi-Fiアクセスポイントとして使う事にして設定を始めて色々引っ掛かり、最終的に PPPoE シングルセッション だという事に気付いた物の過去の設定は全て上書きされてしまっているので後戻りも出来ず・・・

YAMAHA 側は従来通りの設定になっていますので、Asahi-net がこけた時には Archer の電源を落として so-net 側に切り替えてやれば有線接続側は問題はありません。 Archer 側は Wi-Fi 端末だけですのでこれは Buffalo 側に手動で切り替えればなんとか凌げますし・・・

2022/03/01 作業中にまた iPhone の 5GHz の接続が出来ないという症状が再発です。
今回も同じで設定画面では 5GHz に切り替わるが何時まで経っても Wi-Fiマークが出ず、実際の接続も出来ないという状態です。
同じ位置で Redmi Note 9S では正常に動作しますので、また何かやらかしたのでしょう。
20220301_HomeNetwork.png
さてさて・・・上図構成でマルチセッションでの速度確認を行ってみました。
他がどれだけ使っているか分からない状態ですが、同時動作で以下の状況
ですのでまぁ十分でしょうか。

ターゲットは IPA CyberLab 400G(Tokyo)

2022/03/02 15:03  有線接続並行動作   Download    Upload
asahi-net側     Windows10 PC     237.41Mbps   298.82Mbps
so-net 側      Windows8.1 MX3   209.44Mbps   277.28Mbps

          有線接続単独動作   Download    Upload
asahi-net側 15:37  Windows10 PC     428.42Mbps   422.98Mbps
so-net 側  15:39  Windows8.1 MX3   261.63Mbps   235.25Mbps

          無線接続単独動作   Download    Upload
asahi-net側 15:28  5GHz  Note 9S   197Mbps    436Mbps
so-net 側  15:29  5GHz  Note 9S   115Mbps    115Mbps
      16:06  2.4GHz Note 9S   30.4Mbps    26.8Mbps

          無線接続単独動作   Download    Upload
asahi-net側 15:34  5GHz  iPhone 6s  184Mbps    441Mbps
so-net 側  15:29  5GHz  iPhone 6s  Archer C9 接続不能
      16:01  2.4GHz iPhone 6s  50.8Mbps    49.0Mbps

          無線接続並行動作   Download    Upload
asahi-net側 15:52  5GHz  iPhone 6s  101Mbps    441Mbps
              Note 9S    97Mbps    346Mbps

∴ iPhone が僅かに遅れで動作した為、UP/DOWN双方の終端で速度が
  上がったのでほぼ同等に分配されたと考えてよい。
  並行動作で単独動作以上の速度が出ている様なので錯綜時には
  効果があるのかもしれないが、2セッション化するメリットは余り
  なさそう。

★ シングルセッションでの運用ではプロバイダトラブル時には Yamaha の
  セッションを切り替えるだけで対応出来るというメリットがあるが
  マルチ化する事でこれは不可能になる点は大きい。 年に1~2回は
  起きる程度だが・・・

  今回の処置では
  asahi-net がトラブった場合、
 1. Archer C9 側の接続を外す
 2. Yamaha のセッションを so-net に切り替える
 3. Archer C9 に接続している Wi-Fi端末を Buffalo 側に
   接続し直す

  so-net がトラブった場合(シングルの場合は気付かない)
 1. Archer C9 に接続している Wi-Fi端末を Buffalo 側に
   接続し直す

  となる為、プロバイダーにトラブルが起きた場合は寧ろ手間が増える為
  この程度の速度向上では余りメリットがないかも・・・
  動画のダウンロードやネット経由の編集作業をし始めると 2桁前半まで
  落ちる事が月に何度かあるのでその時に Wi-Fi 端末が割を喰わなくなる
  かもしれませんが・・・

★ iPhone で 2.4GHz 帯をテストをしていると Logicool のマウスカーソルが
  引き付けを起こしましたのでコンテンションが起きているのでしょう。
  動作はしましたが、スポイルされている可能性がありますね。

★ 2セッション化に関する評価

・ 使用するルーターが PPPoE/マルチセッション対応でなければ障害時に
  スワップ出来ないので今回は2セッション化する意味がなかった。
  2台共に対応していれば、下にスイッチングHUBを置き有線端末は
  全てこれに接続しておけばこの繋ぎ変えだけで対応が可能になる。
  (IPアドレス分配はルーターのDHCP任せにしておけば・・・)

・ ネットワークが分離するので共用機材があると非常に使い辛くなる事を
  実感させられた。
  テレビ受信機、プリンター複合機、スマートホーム機器等本体やブラウザ
  経由で設定が必要な機器が手間を喰う。

  結局の所 Wi-Fi 接続で使用するスマホ、タブレットを割り当てる程度で
  お茶を濁す事になる為ホームネットワークでは害しかなさそうです。

  メインルータ障害用と割り切ってまったく同じ設定で用意する方が
  良さそうです。

・ 使うプロバイダー間に能力差がなければよいのですが、asahi-net と
  so-net の間には結構能力差がある様です。 むかしは so-net がその
  バックボーンの強さから良かったのですが、光になってからバックボーン
  の差がなくなり、NTTから借りている容量差になっている様で、asahi-net
  の方が負荷変動の影響が少ない様です。

  so-net   Rakuten Mobile Inc 2022/03/04 08:38   97Mbps 114Mbps
        IPA CyberLab 400G       08:39  102Mbps 116Mbps
  asahi-net Rakuten Mobile Inc 2022/03/04 08:41  163Mbps 332Mbps
        IPA CyberLab 400G       08:40  114Mbps 403Mbps

以上の様に寧ろ負の面が多く出ただけになりましたが、無線LANの到達範囲が広い Archer C9 をアクセスポイント使いからルータ使いの設定に変えたのが敗因でした。
Buffalo の WSR-2533DHP を使っておけば 5セッション対応ですし、ルーター/アクセスポイント/中継器 という切換えスイッチがありますので多分LAN側の設定は影響を受けずに済むのでしょうが、遣り方が悪かったのか Archer C9 では上手くいかずリセットせざるを得なかった・・・

これで次のテーマは WSR-2533DHP のルータ設定を Yamaha NVR-500 に合わせて、同じベースIPアドレスで動作する様に変更する事になりましたが、家族が仕事でも使っているのでメイン側を止めるタイミングがない・・・設定用PCを用意してオフラインで設定して一気に確認作業に入らねばならなさそう。

となると、現用の WSR-2533DHP を使う訳にも行かず・・・もう1台用意して1台を中継器に廻す? これをするにはサブのルータをその設定を生かしたままアクセスポイント使いが出来るかがはっきりしないと勿体ないし・・・

現用のメインルータの Yamaha NVR-500 は 2012/07 に設置ですから既に10年選手、未だ生産終了にはなっていませんがあとどれくらい健在でいてくれるか。
業務用なので未だ生産終了にはなっていませんし、最近でも企業での導入があるみたいですので優良品なのでしょうね。


《 ネットワーク関連で使用しているアプリ 》

☆ Windows 10/8.1     Eset Internet Security

 このソフトはネットワークの防御だけではなく自端末を中心にネットワーク
 に接続された機器を図示してくれます。
 デバイスの名称をセットしておけば、現在オンラインの機器とオフラインの
 機器を確認出来ますし、それぞれの以下のような内容を知る事が出来ます。

・ 機器の名称   固有名称を登録可
・ IPv4 アドレス/IPv6 アドレス
・ MAC アドレス
・ OS の種類   等

☆ Android

・ Wi-Fi Analyzer     図化された受信レベルの確認に使える

・ Wi-Fi 見える化アプリ  ・ アクセスポイントの名称
                       電波レベル/チャネル
              ・ MAC アドレス/メーカー名
              ・ 適用セキュリティプロトコルの種類
              ・ 接続機器/割り振られているIPアドレス
              ・ 家の平面図を読み込むとその場所での
                電波強度を確認出来る(下図)
              ・ 自端末のWi-Fi関連情報が取得出来る

20220305_WiFi見える化.jpg

・ Net Analyzer      ・ 自端末のWi-Fi関連情報が取得出来る
              ・ 受信しているWi-Fi ルータ情報
              ・ 有線LAN に接続されているルーター
                端末の情報を取得出来る

☆ iPhone         ネットワーク情報に制限を掛けているので
              Android のアプリに比べ見劣りがするだけでなく
              精度も低いのでネットワークに関しては Android
              端末を使う必要があります。


【 2022/03/02 Redmi Note 9S MIUI 更新 】

Redmi Note 9S MIUI の更新がかかりました。 現状は

・ MIUI バージョン  MIUI Global 12.5.4 安定版 12.5.4.0(RJWMIXM)
・ Androidバージョン 11 RKQ 1.200826.002



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