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突発性難聴・・・その後 [睡夢庵 日々徒然]

【突発性難聴・・・その後】

《状況推移》

5月半ば      近くを通る救急車のサイレンが異常に響く事に気付く
  3日後位から  口笛が右耳に妙に響く事に気付く

この時点では音楽・TV等殆ど聴いていなかった事と家族との会話等では
痛痒を感じなかった為、いつものアレルギー性鼻炎に付随する一時的な異常
だろうと多寡を括っていた。

一週間以上経過しても症状が改善しないので前にイヤフォン評価に使った
音源を使って確認した所、左右共に酷い聴力低下を来たしていた。

6月3日  近傍の耳鼻科受診 突発性難聴と診断・埼玉医科大学神経耳科を紹介
6月4日  埼玉医科大学受診 右急性感音難聴と診断・MRI検査を勧められる
               全体的に10~20dBダウンした上に右耳は
               1000Hz以下が40~60dB落ちている
  投薬  プレドニン錠5mg/メチコバール500μg/アデホスコーワ顆粒20mg
      レパミピド錠100mg
6月5日  聴力測定用音源を作り、聴力変化追跡開始
6月8日  夕方突如外の風の音などの雰囲気が消える 左耳の3kHz以上が
      20dBダウンしていた
6月10日 左耳の2kHz以上と60Hz以下が10dBダウンする
6月18日 左耳だけにするとTV等の音の高域が薄れ、音が籠もる様になる      
      同日プレドニン服用終了
      これから7月半ば迄が聴力レベルが最も低下していた。
      プレドニン   服用開始後聴力の大きな低下が起こり、服用終了
              4週間後位から回復傾向が出る
      アデホスコーワ 倦怠感・胃腸障害という副作用が出た為50日で
              服用中止
      レパミピド   アデホスに合わせ服用中止
      メチコバール  現在も服用継続
6月25日 埼玉医科大学 MRI撮影  脳及び内耳道内に腫瘍性病変及び
                    小脳橋角部病変なし
             B型肝炎検査 HBc、HBs 抗体保有
             1ヶ月後の精密検査を勧められる。
             =>健康診断を受けている飯能中央病院内科を紹介
             =>耳鼻科も紹介元に戻される
7月22日 近傍の耳鼻科 問診&投薬
7月28日 飯能中央病院 肝臓~骨盤範囲CTスキャン
             胸部X線撮影
             腹部X線撮影
             心電図
             血液検査   腎機能検査
                    B型肝炎ウイルス検査
                     同上 HBV核酸定量
                    血液化学検査 19項目
                    糖尿病関連検査
                    関節リュウマチ関連検査
                    甲状腺ホルモン検査
             腫瘍マーカー3種(消化器、肺、肝、腎、膵等対象)
8月8日  飯能中央病院 超音波腹胸部断層検査
8月11日 飯能中央病院 全診断結果通知 特に問題点なし
             血液に関しては綺麗なもの
             全検査結果報告書、CT/X線/超音波診断全画像受領
8月21日 近傍の耳鼻科 問診&投薬
9月16日  同上    問診&聴力測定&投薬
10月20日 同上    問診&投薬

《自己評価》

そもそも発症原因も病理、治療方法も判然としない状態の物なので・・・逆にいえば投薬されている薬に関してもその効果に関しての薬理効果も判っていないという事になるでしょう。

そして、そもそも治癒率は40%程度、30%は異常が残り、30%は治癒せずとされる病。 それにこの種の物は相当数が自然治癒する可能性があるものと考えられますので、投薬により治癒したものが果たしてどれだけあるのかも疑問符が付くと思います。

医者は認めないと思いますが、私の場合はプレドニンの投与は逆効果だったと思っています。

それは、劣化はあるものの突発性難聴の固有症状を見せていなかった左耳の高域が服用開始直後に急激に低下し、服用終了後10日目を最低に劣化が止まり僅かながら回復をみせている事、右耳も一時劣化を見せ、同様低・中域がレベル的に大きく回復をみせ始めるのもこの頃からだったからです。

これはステロイド剤で消炎、免疫抑制に使われる薬ですが、メニエール症、突発性難聴にも適用されます。 私自身アレルギー性鼻炎持ちですので何度かステロイド系を処方された事がありますが、どうも私には合わない様で特に粘膜系に副作用が出てしまう体質なのでしょう、胃炎や鼻粘膜平滑化、小さな水疱の様な赤発が出てしまいます。

今回は約2週間でしたが、それでも副作用に上げられた項目が表に表れ始めかけました。 それに抗アレルギー効果もなく、鼻炎症状が表れパブロン顆粒を服用せざるを得ませんでした。

メチコバールはビタミンB12の大量投与による抹消血管系の血行促進効果を期待するだけの物ですから、劇的改善が期待出来る物ではないでしょう。 気長に服用してみるしかなし。

アデホスコーワ顆粒は耳鼻科ではメニエール症及び内耳障害に投与されるものですが、服用開始3週目辺りから腹部に不快感が出始め、4週目に入ると腕や腹部に赤発が出始めたので慌てて服用を停止しました。 その後3日経過後位からこれらの症状が薄れ始めましたので、私には合わず副作用が出た様です。


下のグラフは
黒線: 計測開始時(薬剤投与開始2日目)
赤線: 昨日の計測結果
緑線: 左耳が最悪値の日
青線: 右耳が最悪値の日
toppatuseinanchou_hidari-mimi_suii.jpg
【左耳の自主検査推移】
左耳は6月8日突如周囲の雰囲気音が聴こえなくなり、6月28日迄徐々に低下しTV等の声も高域が薄くなりくぐもって聴こえる。
最もほしい1250~6000Hzの10~20dBダウンが回復しておらず発症時よりも劣化した状態が続いている。
toppatuseinanchou_migi-mimi_suii.jpg
【右耳の自主検査推移】
中域がレベル的には大幅に回復して来ているが、正常な原音で聞こえている訳ではないのが辛い処。
原音の周波数成分は多分半分以下、これに異なる周波数の歪んだ音が加わる感じで聴こえる。 ズレ具合も周波数でバラバラの様で4時半になる帰宅チャイムの音等は全く違う音が揺れながら響く状態。 調子の悪い時には2~3度エコーが残る事もある。

それと特定の周波数を含む音を聞くと何となく耳の中が膨張した様な感覚がその後ずっと続く。

右耳で原音と異なる音が聴こえてしまう為、当初より寧ろ明瞭度が落ち、聞取り辛い場合が出ている。

この種の難聴に関して、調べては見るものの確立された処置法がある訳でも薬の効果も明らかではないと言っても良い状態の様です。

メチコバールは補酵素型ビタミンB12製剤で一般のB12製剤に比べ、末梢神経に対する効果が期待出来る物ですが、その薬理作用は弱い為効果は期待出来ないかもしれません。
しかし、まず副作用の心配はないものですし、B12自体の摂取上限は 3000μgですので1年間は続けてみようかと思っています。