突発性難聴:現状およびMRI診断結果 [睡夢庵 日々徒然]
【突発性難聴:現状およびMRI診断結果】
突発性難聴発症から2ヶ月が経過しましたが悲しいかな治療の効果は出ていないのが実情です。
聴力に関しては2日毎に測定を続けていますので大きな変化がなければ、紹介状を貰った耳鼻科/内科何れも今月末にでも受診してみようかと思っています。
何分、現時点で把握している病変を伴う可能性がある難聴の原因項目の全てが幸か不幸か否定されてしまいましたので慌てても仕方がない様です。 それに突発性難聴だと発症2~3週間で予後が決まってしまうそうですから、望みはないのかもしれません。
薬に関しては、プレドニンは今の所効果はなかった様です。 飲んでいる間は花粉症系のアレルギー症状は消えましたが、何となく気分が優れず・・・それに服用開始後3日目に左耳の高域と右耳の低域に急な聴力低下が起こりました。
《現在の状態》
<左耳>
プレドニン服用開始3日後 2kHz 以上が10以上ダウン、右耳を塞ぐとファンノイズや風のそよぎといった周囲音が殆ど消えてしまう様な状態になった。 服用終了後徐々に回復し、現状 2~4kHz は元に戻ったが 8kHz 以上は殆ど聴こえなくなってしまった。
<右耳>
プレドニン服用開始3日後 60Hz以下 と 9kHz 以上が全く聴こえなくなった。
服用終了後 60Hz~1kHz は 10dB 回復したが、高域は8kHz 以上が 10dB ダウンした状態のまま。
耳珠を耳道に押し付けて離すとパンという音が響く状態にある。 耳道部になんとなく膨張感があり、自分の声や強く呼吸すると呼吸音が響く。 外に出ると、トラック等低域成分の多い音が強く聴こえ、耳に圧迫感が暫く残る。 それにキーボードを叩く音も少し響き、鬱陶しい。
何分低域が歪んでいるので、モゴモゴと音が被り明瞭度が落ちてしまう為、特に男性の声が少し聴き取り辛いですね。
右耳の低域のモゴモゴから逃れる為、ソフトタイプ/スパイラルタイプの耳栓を買ってみましたが、何れも違和感が強く又耳の中で落ち着かず、とても使い続けられずでした。
右耳の症状は、耳管狭窄症や耳管解放症にも見られるので、この辺りを聞いてみようか・・・
《MRI診断結果》
埼玉医科大学神経耳科の初診(6月4日)時にはMRIが空いておらず、最も早い処で6月25日の予約になってしまいました。 多分発症からは既に2週間以上経過していますので、急いでも差はないだろう・・・結局発症より1ヶ月以上経過後という事になります。
当日、MRI撮影後、神経耳科の診察も受けたのですが耳の状態に関しては殆ど触れられず、紹介元の耳鼻科への紹介状を書くという事でお仕舞いになってしまいました。 こんな状態でしたので、最後に再度聴力検査をしようと言われましたが、自身で隔日の確認をしていますので定量的測定の意味はないので拒否してしまいました。 嫌われる患者ですね(^^)>
MRI検査結果に関しては異常なしということでこれもまともな所見の説明もないまま、画像診断報告書の写しを渡されてお仕舞い。
その他、埼玉医科大学では副腎皮質ステロイド剤(今回はプレドニン)を使う際、B型肝炎の検査が義務付けられているという事で血液検査をしていたのですが、この結果がHBs抗原(ウイルス):陰性/HBs抗体:陽性/HBc抗体:陽性/HCV抗体:陰性、AST(GTO):15/ALT(GPT):13。
これは過去にB型肝炎ウイルスに感染し治癒した状態らしいですが、内科の診察を受けろということで、これも地元の病院の紹介状を貰う事になってしまいました。
過去にもB型肝炎の検査を受けた事があるのですが、その際は HBs抗原:陰性/HCV抗体:陰性、AST/ALT共に正常値という事で問題なしの判定を受けていましたが・・・
《MRI診断所見欄記載項目の自己流解釈》
① 拡散強調画像で脳実質に明らかな異常高信号は指摘できない。
<拡散強調画像>
・ 超急性期/急性期の脳梗塞診断に非常に有効
(発症2週間以内の出来立ての病変に有効)
===>初診から20日を経過しての像なので出血が続いて
いなければ無効な検査
・ 脳腫瘍の一部、脳膿瘍の診断に有効
・ 古い脳梗塞は判らない
② Midline shiftはない。
・ 左右脳の中央線のズレの有無
===>脳実質の局部的萎縮はないということか?
③ T2WI及びFLAIRでも異常信号域は指摘できない。
・ T2WI(T2強調画像)は水を白く高レベルで表示する為、浸潤を伴う
病変を捉えやすい。
===>脳浮腫やリンパ液浸潤はない
・ FLAIR(水抑制画像)は水の信号を抑制したもので脳室が黒く
見える為病巣が明瞭に描出される。
隠れ脳梗塞や血管性認知症の一部に見られるビンスワンガー型
白質脳症などの慢性期脳梗塞部位(白色に描出)確認に有効
===>隠れ脳梗塞等の梗塞性病変はない
④ 内耳道内に腫瘍性病変はない。
⑤ 内耳構造に明らかな異常は認められない。
⑥ CP Angle(小脳橋角部) に腫瘍性病変はない
・ ===>聴神経鞘腫(80%はCP Angleに出来、その初発症状が難聴)の
疑いはない。
突発性難聴発症から2ヶ月が経過しましたが悲しいかな治療の効果は出ていないのが実情です。
聴力に関しては2日毎に測定を続けていますので大きな変化がなければ、紹介状を貰った耳鼻科/内科何れも今月末にでも受診してみようかと思っています。
何分、現時点で把握している病変を伴う可能性がある難聴の原因項目の全てが幸か不幸か否定されてしまいましたので慌てても仕方がない様です。 それに突発性難聴だと発症2~3週間で予後が決まってしまうそうですから、望みはないのかもしれません。
薬に関しては、プレドニンは今の所効果はなかった様です。 飲んでいる間は花粉症系のアレルギー症状は消えましたが、何となく気分が優れず・・・それに服用開始後3日目に左耳の高域と右耳の低域に急な聴力低下が起こりました。
《現在の状態》
<左耳>
プレドニン服用開始3日後 2kHz 以上が10以上ダウン、右耳を塞ぐとファンノイズや風のそよぎといった周囲音が殆ど消えてしまう様な状態になった。 服用終了後徐々に回復し、現状 2~4kHz は元に戻ったが 8kHz 以上は殆ど聴こえなくなってしまった。
<右耳>
プレドニン服用開始3日後 60Hz以下 と 9kHz 以上が全く聴こえなくなった。
服用終了後 60Hz~1kHz は 10dB 回復したが、高域は8kHz 以上が 10dB ダウンした状態のまま。
耳珠を耳道に押し付けて離すとパンという音が響く状態にある。 耳道部になんとなく膨張感があり、自分の声や強く呼吸すると呼吸音が響く。 外に出ると、トラック等低域成分の多い音が強く聴こえ、耳に圧迫感が暫く残る。 それにキーボードを叩く音も少し響き、鬱陶しい。
何分低域が歪んでいるので、モゴモゴと音が被り明瞭度が落ちてしまう為、特に男性の声が少し聴き取り辛いですね。
右耳の低域のモゴモゴから逃れる為、ソフトタイプ/スパイラルタイプの耳栓を買ってみましたが、何れも違和感が強く又耳の中で落ち着かず、とても使い続けられずでした。
右耳の症状は、耳管狭窄症や耳管解放症にも見られるので、この辺りを聞いてみようか・・・
《MRI診断結果》
埼玉医科大学神経耳科の初診(6月4日)時にはMRIが空いておらず、最も早い処で6月25日の予約になってしまいました。 多分発症からは既に2週間以上経過していますので、急いでも差はないだろう・・・結局発症より1ヶ月以上経過後という事になります。
当日、MRI撮影後、神経耳科の診察も受けたのですが耳の状態に関しては殆ど触れられず、紹介元の耳鼻科への紹介状を書くという事でお仕舞いになってしまいました。 こんな状態でしたので、最後に再度聴力検査をしようと言われましたが、自身で隔日の確認をしていますので定量的測定の意味はないので拒否してしまいました。 嫌われる患者ですね(^^)>
MRI検査結果に関しては異常なしということでこれもまともな所見の説明もないまま、画像診断報告書の写しを渡されてお仕舞い。
その他、埼玉医科大学では副腎皮質ステロイド剤(今回はプレドニン)を使う際、B型肝炎の検査が義務付けられているという事で血液検査をしていたのですが、この結果がHBs抗原(ウイルス):陰性/HBs抗体:陽性/HBc抗体:陽性/HCV抗体:陰性、AST(GTO):15/ALT(GPT):13。
これは過去にB型肝炎ウイルスに感染し治癒した状態らしいですが、内科の診察を受けろということで、これも地元の病院の紹介状を貰う事になってしまいました。
過去にもB型肝炎の検査を受けた事があるのですが、その際は HBs抗原:陰性/HCV抗体:陰性、AST/ALT共に正常値という事で問題なしの判定を受けていましたが・・・
《MRI診断所見欄記載項目の自己流解釈》
① 拡散強調画像で脳実質に明らかな異常高信号は指摘できない。
<拡散強調画像>
・ 超急性期/急性期の脳梗塞診断に非常に有効
(発症2週間以内の出来立ての病変に有効)
===>初診から20日を経過しての像なので出血が続いて
いなければ無効な検査
・ 脳腫瘍の一部、脳膿瘍の診断に有効
・ 古い脳梗塞は判らない
② Midline shiftはない。
・ 左右脳の中央線のズレの有無
===>脳実質の局部的萎縮はないということか?
③ T2WI及びFLAIRでも異常信号域は指摘できない。
・ T2WI(T2強調画像)は水を白く高レベルで表示する為、浸潤を伴う
病変を捉えやすい。
===>脳浮腫やリンパ液浸潤はない
・ FLAIR(水抑制画像)は水の信号を抑制したもので脳室が黒く
見える為病巣が明瞭に描出される。
隠れ脳梗塞や血管性認知症の一部に見られるビンスワンガー型
白質脳症などの慢性期脳梗塞部位(白色に描出)確認に有効
===>隠れ脳梗塞等の梗塞性病変はない
④ 内耳道内に腫瘍性病変はない。
⑤ 内耳構造に明らかな異常は認められない。
⑥ CP Angle(小脳橋角部) に腫瘍性病変はない
・ ===>聴神経鞘腫(80%はCP Angleに出来、その初発症状が難聴)の
疑いはない。