SSブログ

【Panasonic MX3 CF-MX3GEMBP 評価】 [睡夢庵の電脳環境]

【Panasonic MX3 CF-MX3GEMBP 評価】

MX3が到着して2週間+経ちました。 私が今後使うであろう形への設定が完了しましたのでこの間での印象などを記載してみようと思います。

《外観全般》

Panaconic のノートブックの標準色と言えばシルバーですが、敢えて黒を選びました。 と言うのも机の上に並んでいるのはディスプレイ2台とキーボード&マウスですがその何れも黒ですし、外出に用いる鞄類も黒で統一しているので、1点銀色というのには少し抵抗がありました。 いや、一般とは異なる物の方がという「へそ曲がり」な面が強いかも(^^;)>

このクラスの Ultra Book は タブレットとのコンビネーションを目指すものが増えていますが、いずれもデザイン性を優先しているものが多い様です。 この為にデスクトップの代用とする際に必要となる、LANやディスプレイとの接続に関わる従来の外部インターフェースを切り捨てているものが殆どです。 これらを残しているのはA4以下では Panasonic AX3/MX3、SONY Duo 11 だけの様です。

《表示部》

・ 液晶パネル自体の発色はマットタイプとしては良い
  充分に写真などのチェックにも使えるレベルにある
・ ノングレアフィルムになっているが、ノングレアディスプレイと
  同じレベルを求めるとガッカリする はっきりと正面や電灯が写り込む
  只、文書やEXCELシートを表示した様な使用状態ではほとんど
  気にならないレベルにはある

・ ドット形状は縦長方形だが少し左側に撓んだ形状で横のグリッドが
  太いせいか文字の線が細く感じる
・ ざっと見だが、ドット欠点はない様なので生産工程は安定している
  パネルなのだろう ドット形状も揃っているのでエッジも綺麗に
  出ている
  その分小さな文字表示で線が細い感が老いた眼には辛い(^^;)
・ タッチパッドの感度は私的には鋭敏過ぎる様に感じる
  タッチペンも同様で指代わりをさせるには過敏な様だ
  この感度調整が出来ない? 設定法が見付からない
・ 液晶周囲、ケースとの間は黒いフィルムが貼られているが質感差が
  目立つ。 右・下に回路部があるのだろうがちょっと広過ぎないか?
・ スワイプすると指を追って白い線が走る ポインターの残像かも
  しれないが、他社のタッチパネルでは見た事がないので、
  ドライバーのレベルが低い?

・ 良し悪しは別として室内照度に合わせた液晶輝度調整が行われる

《パネル回転構造》

・ 鉄棒人形の様な回転構造は上手く考えたなです
・ 左右各4点支えになっているので強度的には問題はないのだろうが
  回転させると「グキッ」という様な音を発するのでドキリと
  させられる
・ 信号系は右内側軸を通して渡されている様で外からシールドらしい
  メッシュが見えている

《本体側-キーボード/タッチパッド部》

・ A4サイズ上への配置なのでこれで受入れるしかない
・ 薄いフラットな本体部なのでこのままでのキー入力はキツイものがある
  後に15mm厚位の本を挟みパームレストに手を載せてホーム
  ポジションに置くとそこそこ安定した入力が可能となる
・ キーピッチが狭く、カーソルキーが半分下げてあるので<右シフト>も
  問題を起こさない
・ <漢字>が最上段に上がっているのは戸惑うがこれは慣れるしかない
・ タッチパッドは工場出荷時設定では誤入力ばかり起こし私には使い物にならず
  感度を最低にしタップを殺して使っている


《本体左側面》

・ タッチペン収納部があるだけ 本体に固定収納出来るので紛失の
  リスクが減る
・ 取り出し・収納も慣れればスムーズに出来、きっちり収納が可能

《本体正面》

・ 本体正面左側にDVD Multi ドライブが置かれているが操作する際には
  本体正面を持ち上げないと駄目
・ ドライブの電源は通常は落とされる設定になっておりイジェクトボタンが
  電源投入になっている この為、もう一度押してラッチが外れる設定
・ バッテリー状態、ディスク/SDの4つのLEDも見易い位置にある
・ 音量調整、画面回転スイッチも微妙な押し難さで誤操作の恐れを
  回避している
・ SD挿入部は手前を持ち上げてしっかりと挿入しないとラッチが
  掛からず飛び出しファイル構造を壊される為要注意 実際壊された(^^)


《本体右側面》

・ 前の< Wireless >スイッチは一応誤操作防止構造になっているが要注意
  2度ばかり意図せずOFFに
・ ヘッドフォン端子/マイク端子はしっかりしたものが使われている様で
  キッチリとラッチが掛かる
・ RJ-45コネクタのラッチもシッカリしている
・ D-SUB出力コネクタもシッカリしている
・ 電源ソケットは少しぐらつきがある

《本体底面》

・ バッテリーの取り外しはスムーズに行える
・ CPU冷却ファンの清掃口が設けられているのはGood
  デスクトップは年2~3回清掃しないとフィンが完全に目詰まり
  してしまうのでこれが設けられているのは進歩です

《 Windows 8.1 に関して 》

・ 業務若しくは事務系で使用する多くの人間にとってはスタート画面と
  そこにあるアプリは無用の長物であり、あってはならないものが多い
  OS本来の姿よりも、Microsoft の囲い込み戦略を優先した設計

・ 起動が早いという事になっているがそれはログオン画面の表示が速いに
  過ぎないようだ
  ログオンから常駐アプリのロード完了迄の時間はXPよりも長く感じる
・ Windows 7 から不人気な Clear Type は画面のズーム表示の為には必須
  だったのかもしれないが非常に見難い
  これが原因と思うが画面キャプチャが締まらない画像になる

・ Microsoft サービスとの同期による強制的なアカウントの改変等は
  許容出来ない

・ ネットワークの名称についてもユーザーの意図を無視した改変を
  加えてしまう

・ Windows XP 風に改変しダイレクトにデスクトップを表示し使う
  にはディスプレイ廻りの設定を細かく調整する必要があるが可能

只、OSの安定度及び自動化された設定は助かるが反面自分で設定を変更する切り口が分り辛く、どこまで影響が及ぶかが把握し辛くなっている。

《採用されているCPUの比較》

現在市販されているこのクラスのノートに使用される CPU は Intel Haswell コアに移行しており、下に挙げる主たる4つの CPU は動作周波数とキャッシュサイズ及び組み込まれている拡張機能で差別化されているだけです。 CPU 自体の性能はその動作周波数で決まりますので、これがベンチマークの結果にそのまま表れます。

ベンチマークテスト用のソフトのひとつである PassMark サイトによる評価値によると
MX3直販モデル i7-4600U   4478
i5-4300U3979
   市販モデル i7-4500U3902
i5-4200U3411
現用Main-E6850E-68501963
現用SUB-1E8500E-85002301


《MX3のベンチマーク結果》

PassMark PerfomanceTest 8.0の結果
MX3 E-6850
PassMark Rating  2109.5428.8
CPU Mark39881831
2D Graphics559286.7
3D Graphics59050.7
Memory Mark1950882
Disk Mark2827817


PCMark8 の結果

Score    2275  UltraLightNotebook の平均 2179

Windows エクスペリエンスインデックス(WIN SCORE SHARE)

         MX3     平均
基本スコア    5.5     6.2

但し、このスコアはゲーム用グラフィクスのインデックスですので事務系作業用としてみた場合は平均以上になるでしょう。

《 Panasonic MX3 総評 》

・ 他社の様なデザイン上の派手さはないが艶消しシボの黒は
  シックリとどこにでも馴染む
・ 重量も軽く方形の筐体は携行性・収納性に優れている
・ 重量・バランスを含めたハードウェアのまとまりは非常に良い
  特にA4サイズの中に全てを収めきった設計には拍手
・ ノートブック・タブレット・デスクトップの1台3役を果たす
  タブレットとしては最高の、最新のウルトラブックの平均以上の
  又、一般的業務用デスクトップの2倍近い能力を有しその代替を
  果たせる

Windows 8.1 を XP 風に変容させ終え、蓋を閉じたままディスプレイに接続し XP デスクトップと同様に使用出来る状態迄持ってこれましたので、購入の目的を全て達する事が出来ました。

mx3_desktop.jpg

日常においては現在のデスクトップ2台で充分に用を足していますので、ちょっと勿体無いですが、暫くはこれは持ち出しとタブレット用になります。
今後、Windows 8.1 でメールのオフライン同期が可能な物を見付ける事が出来れば、Windows 8.1 2台体制への移行を考えようかと思っています。

Microsoft 等皆が脅しを掛けていますが、ESET と Firefox のXPサポートが続く限り現状の2台のXPデスクトップ2台体制をメインとして使い続けるでしょう。


共通テーマ:日記・雑感