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BGM: 鈴木亜美 / FUN for FAN [睡夢庵のBGM]

【BGM: 鈴木亜美 / FUN for FAN 】

今日は鈴木亜美の現在唯一のベスト盤《FUN for FAN》。
これはデビューシングルから12thシングル迄12枚のA及び両A面扱いの2曲を加えた14曲がリリース順に並べられています。 順に配列されていますので、デビューから約2年半の成長を感じながら聴く事が出来ます。 只、オーバーレンジで録音されている様でffはちょっと歪みっぽいですね。

彼女デビュー当時からまん丸おめめで一寸眼間距離が広く、最近良くいうアヒル口の可愛い女の子でした。 ちょうど同じ年にデビューした浜崎あゆみも同じ様な顔付きだった様な・・・4年間の不遇の時期を過ごしましたがそれを感じさせない持ち前の明るさと相変わらすのムードはホンワカ(^^) 女っぽくなったなぁ~・・・です(^^)

「鈴木亜美」(鈴木亜美, 1982/02/09生)、神奈川県座間市出身の歌手・女優。 1998年テレビ東京のASAYAN-ボーカリストオーディションで1位となり、小室哲也のプロデュースで歌手デビューする事になる。 この時の芸名は小室哲也の提案で「鈴木あみ」となる。 1998年7月シングル「Love the island」でデビュー、最終的に30万枚を超えるヒットを飛ばす。 これで若者を中心に人気を得、スペイン語の「アミーゴ」に引っ掛け、「あみ~ゴ」の愛称で呼ばれ、一気にアイドルの仲間入りを果たす。 1stアルバム《SA》は180万枚近くを売り上げる大ヒットとなり、続いてリリースされたシングルも続けてオリコン1位を獲得する。 2000年にはNHKのテレビドラマ「ドラマDモード深く潜れ~八犬伝2001~」でドラマ初主演、女優デビューする。
2000年年末所属事務所の脱税事件が発端で、両親と事務所のトラブルが発生、訴訟に発展、裁判沙汰となり、同年の紅白歌合戦を最後に暫く事実上の引退状態となる。 また、契約の形態がレコード会社を含めた3者契約であった為、所属レコード会社であるソニー・ミュージック・エンターテインメントとの契約も拗れ、これも契約終了の確認を求める裁判沙汰となる。
只、事件の性格もあり、ファンの厚い支持は続き、2001年にソニーから発売されたこのベストアルバム《FUN for FAN》はオリコン1位を獲得する結果となる。
2002年半ば文芸春秋から写真集「亜美'02夏」を発売、徐々に芸能活動を再開させる。 2003年同じく文芸春秋からDVD付き写真集「ami book」を発売、久しぶりの動画がファンの前に流れる事になった。 同年11月4日長期化していたソニーとの裁判が和解という形で決着し、古い契約から開放される。 2004年4月文芸春秋から13番目のシングルに当たる「強いキズナ」が同名の写真集とセットで発売される。 書籍扱いで発売された為、オリコンには上らなかったがトーハンのベストセラーランキング・単行本ノンフィクション部門の1位となり、最終的に15万部を売り上げるヒットとなった。 2005年1月1日よりエイベックスに所属する事になり、コンスタントに楽曲を発表する様になる。 2006年には映画「虹の女神 Rainbow Song」で映画初出演。 2008年にはテレビ朝日のドラマ「おいしいデパ地下」に主演し、この頃からTVなどへの露出が増え始める。 又この頃からミュージカルにも挑戦している。

  suzukiami_funforfan.jpg
発売日: 2003/12/25
Sony Music Associated Records
CD-No.: AICT-1320
Delicious!~The Best of Hitomi Shimatani~
収録曲:
01. love the island1stA面-1998/07
02. alone in my room2ndA面-1998/09
03. all night long3rdA面-1998/11
04. white key4thA面-1998/12
05. Nothing Without You5thA面-1999/02
06. Don't leave me behind6thA面-1999/03
07. Silent StreamA2面    
08. BE TOGETHER7thA面-1999/07
09. OUR DAYS8thA面-1999/09
10. HAPPY NEW MILLENNIUM9thA面-1999/12
11. Don’t need to say good bye10thA面-2000/01
12. THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY11thA面-2000/04
13. Reality12thA面-2000/09
14. Dancin’in Hip-HopA2面    

No. Album TitleReleasedCD
 ALBUM
01. SA1999/03/25AICT-1050
02. infinity eighteen vol. 12000/02/09AICT-1200
03. INFINITY EIGHTEEN Vol. 22000/04/26AICT-1210
04. AROUND THE WORLD2005/10/12AVCD-17750(A)
AVCD-17751(B)
AVCD-17752/B(C)
AVCD-17753(通)
05. CONNETTA2007/03/21AVCD-23253/B(A)
AVCD-23254/B(B)
AVCD-23255(通)
06. DOLCE2008/02/26AVCD-23431(A)
AVCD-23432/B(B)
AVCD-23433(通)
07. Supreme Show2008/02/06AVCD-23708/B(DV)
AVCD-23709(通)
 BEST
01. FUN for FAN2001/05/30AICT-1320
 Others
01. AMIx WORLD2006/03/29AVCD-17937
02. BLOOMING2010/07/21AVCD-38094

このCD、ドンジャリ風でしたので波形を見てみると、ロック系ポップスCDの典型的録音でなんでこんな録音をするのか?
以下に私がLPから落としたものおよび一般的なCDとの波形差を示します。 

・横方向に青く表示されている部分は横方向を時間軸とした録音レベル波形
・中央の黄色の破線は再生位置
・左側の数字は先頭からの経過時間 分・秒・1/1000秒で表示
・右側は再生レベルをリアルタイムにdBで表示したもの
 筒の中の緑の横線はピーク・ホールド(スパイ針)
・一番下の黄色の縦線はファイル中の現再生位置
lovetheisland_start.jpg
【図-1】これはTr01の「Love the island」の出だし部分です。
     最初のフラット部分は原盤を作ったシステムの
     入力カット時の暗騒音レベルと思われます。
     一寸ある隙間はソースのレンジが広くレベルが下がって
     いることを示しています。
lovetheisland_sabi.jpg
lovetheisland_sabi-2.jpg
【図-2】サビの部分の波形です。 完全にサチっているのが
     分かります。 【図-1】のピーク波形から考えると
     10dB以上オーバーシュートしているのでは?
     これでは音が割れてしまいます。 下はレンジを上に
     伸ばして最初の図で切れている部分を出したもの
     【図-1】のピーク波形と比べると縮んでいる様に
     見えませんか? 欠落は電気的な歪みになりますので
     硬く尖ったり、割れた様に聴こえることになります。
lovetheisland_end.jpg
lovetheisland_end-2.jpg
【図-3】最後の部分の波形です。 下の図は途切れている部分
     を確認する為、レンジを下に伸ばしたものです。
     これからするとトータル80dB近くのレンジが
     ある様ですが、上が欠落していては・・・
abesizue_modijliani_start.jpg
【図-4】LPから落としたあべ静江《愛のかたち》Tr03
     「モジリアニの少女」の開始部の波形です。
     最初小さな凸凹は盤面のゴミの音。
     CDより20dB位はレンジが狭いですね。
abesizue_modijliani_sabi.jpg
【図-5】正確ではありませんがピークを+3dBを目標にして
     録音した状態のサビ部分の波形です。 時折スパイが
     上に張り付きますので、僅かにオーバーシュートがある
     位になっています。
abesizue_modijliani_end.jpg
【図-6】終端部の波形です。 1面1ファイルでまず録音し
     これをトラック単位にカットして曲別のファイルに
     しますが、一寸切るのが早かったみたい(^^)
     次の曲の先頭は【図-4】の形ですのでまず気付かず
     です。

元々CDの録音はサンプリング周波数、ビットレート、量子化ビット数で特性が決まりますが、どうしても避けられない歪み要素として量子化歪み(アナログからのサンプリング幅での傾斜が点になり、後に前後の点の連なりから補間する事によるに歪み)があり、帯域幅・ゲイン双方に働きます。 極端な言い方をすれば矩形の格子に丸い生地を押し付けると残る部分がある様にどうしても欠落する部分が出るものなのです。
又、アナログでは多くの倍音成分がそのまま再生されますが、CDなどのPCM録音では20kHz以上の倍音は消えてしまいます。 再生側のアナログ系は例えばスピーカーの周波数帯域が30~17kHz/-3dBといってもそれはその上下は音が存在しないのではなく原音より再生音量が-3dB以上下がるという意味になりますので、明らかに異なるのです。 高品位CDと言われるものはサンプリング周波数が48~192kHzに広がり、従来16ビットだった量子化ビット数を24ビットに上げたものになっています。 再生帯域も24kHz以上、トータルゲインを64dBとすると誤差が1/1024から1/262144になるという事を意味しますので、無視できるレベルになったと言えるかもしれませんが、また規格が複数になると金物を買い換えねばならず・・・ CDの機械的精度は決して良いものではありませんので、実際には位置決め、読み取り夫々のレベルで補正・補間が何重にも行われていますので、そこでもノイズが発生します。 まあ、レコードも盤の異物混入や静電気によるゴミの吸い付けで出るノイズの方が完全に音が欠落するから悪いといえば悪いのですが(^^)

そうそう、ピークを+3dBに置くのはアナログの高品質テープ時代のテープのマージンに頼れた時の設定で、厳密に言えばデジタルでは0dBを超えてはならないと考えるべきですね。 数名の国内外の歌手のCDを幾つか確認してみましたが、まともなものはピークホールド(ピーク針)も-3~-6dB辺り迄で希に0dBに届く位です。
iwasakihiromi_siroikoibito.jpg
【図-7】岩崎宏美の《決定版 白い恋人たち》の
     Tr01「Treize Jours En France/白い恋人達」のサビ
     部分の波形です。 一般的にはこのレベルの録音状態が
     常識的だと思います。


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