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BGM: ヘンデル / 王宮の花火の音楽 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ヘンデル / 王宮の花火の音楽 】

今日はヘンデルの《王宮の花火の音楽》を。 我が愛するコレギウム・アウレウム/ハルモニアムンディの演奏、《管弦楽のための二重協奏曲 第三番》とのカップリングです。
これもヘンデルの管弦楽曲を代表するものの一つです。 いつものコレギウム・アウレウムよりも構成が大きく管が多いので室内楽曲に比べマイクが遠くなっています。 少しパワーを上げてやらねば、弦がその艶と粒立ちを失い気味になりますので、家族が出かけた時に再生しています。(^^)

《王宮の花火の音楽》
8年間にわたるオーストリア継承戦争は1748年7月7日にエクス・ラ・シャペル(アーヘン)で締結された平和条約により終わりを告げ、イギリスとフランスの間にようやく平和が戻る。 ロンドンでは翌年春、これを祝う大掛かりな祝賀会が計画され、ヘンデルにその祝典曲の依頼が為され、作曲されたのが《王宮の花火の音楽》である。 祝賀花火大会は1749年4月27日に王宮に隣接するグリーン・パークで開催されたが、これに先立って4月21日テムズ河河畔の遊園地ヴォークスホール・ガーデンで音楽だけの公開リハーサルが行われる。 これには12000人以上の聴衆が集まり、ロンドン・ブリッジが3時間にわたって交通規制が行われたという位、ロンドンでのヘンデルの人気は高かった様だ。 国王ジョージ二世は当初祝賀会会場での音楽演奏には反対だったが、軍隊用の管・打楽器のみで行うことを条件に同意したといわれる。 この為原曲ではトランペット、ホルン9本、オーボエ24本、ファゴット12本等、大変大掛かりな為とヘンデル自身の意図に沿って約1ヵ月後管楽器を減らし、弦楽器を加えた版を作っており、このレコードもこの版に沿っている。 このレコードでの構成はクラリーノ3本、ティンパニー3台、ホルン3本、オーボエ3本、ファゴット2本と弦楽及び通奏低音。

《管弦楽のための二重協奏曲 第三番 ヘ長調 HWV.334》
1747~48年にかけて作曲され、1749年に上演されたオラトリオ「ユダス・マカベウス」の幕間に演奏されたと伝えられるもの。
このレコードでの構成はホルン4本、オーボエ4本、ファゴット2本と弦楽。

ヘンデルについては《水上の音楽》の項を参照してください。
  basf_haendel_feuerwerks.jpg
発売日: ?
BASF-harmoniamundi/テイチク
LP-No.: ULX-3036-H
- ULX-3036-H Side A -

王宮の花火の音楽 HWV.351
~The Music for the Royal Fireworks/Feuerwerks-Musik~

01. 序曲/Overture
02. ブーレー/Bourree
03. 平和/La Paix
04. 歓喜/La Rejouissance
05. メヌエット/Menuet I, Menuet II

- ULX-3036-H Side B -

管弦楽のための二重協奏曲 第三番 ヘ長調 HWV.334
~Concerto in F a Due Coril~

01. 序曲/Overture
02. アレグロ/Allegro
03. アレグロ・マ・ノン・トロッポ/Allegro ma non troppo
04. アダージョ/Adagio
05. アンダンテ・ラルゲット/Andante larghetto
06. アレグロ/Allegro

演奏: コレギウム・アウレウム合奏団



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