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BGM: バッハ / 管弦楽組曲全集 [睡夢庵のBGM]

【BGM: バッハ / 管弦楽組曲全集 】

今日はコレギウム・アウレウム合奏団によるバッハの《管弦楽組曲全集》を。
リュリ、コレルリ等のフランスバロックの組曲に通じる音場です。

《管弦楽組曲全集》
バッハは4曲の管弦楽組曲を残しており、シュミーダー編のバッハ作品目録の管弦楽の部にBWV1066-9の番号が与えられている。 BWV1070にも管弦楽組曲があって第5番とされる事もあるが、スタイルの差から偽作とされている。 《ブランデンブルク協奏曲》と共にバッハの代表的管弦楽作品に挙げられる。 この管弦楽組曲を始めとする多くの管弦楽曲の大半がケーテンの宮廷楽長時代(1717-23)に作曲されており、この時代がバッハにとって非常に恵まれた音楽環境にあった時期といえる。 協奏曲がイタリアの合奏協奏曲を起源とし緩急緩という整然とした楽章配列をとるのに対し、管弦楽組曲(序曲)はフランスバロックのリュリなどが宮廷歌劇やバレーの部分の抜粋を効果的に繋ぎ、序曲の後に配して管弦楽形式を作った事を起源とするもので、舞曲要素の強いものといえる。

《コレギウム・アウレウム合奏団》
“宮廷音楽を復元する室内音楽団”とも呼ばれ、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、イギリスのソリストおよび音楽大学教授で構成され、使用する楽器も弦楽器は18世紀製、管楽器も同時代の楽器を復元/復刻したものを用いている。 1962年に時代考証を元に夫々の時代の音を再現し、録音として残すことを目的として編成された楽団である。 但し、演奏技法等については原典に忠実にバロック期の技法に捉われた資料的色彩よりも音楽的表現と音色の再現に主眼を措いており、その面で“忠実さの欠如”を指弾される場合もある。 しかしながら、彼等の、そしてその古楽器の紡ぎ出す音は資料性を求めぬ聴衆には至福の響きを齎し、クープラン、リュリ、バッハ、ヘンデル~モーツァルト辺り迄を味わうには第一等のものである。
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発売日: ?
BASF/harmoiamundi/テイチク
LP-No.: ULX-3022/3-H
J.S.Bach Vier Ouverturen
J.S.バッハ 管弦楽組曲全集

- ULX-3022-H Side A -
01. 管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
 - 第1楽章 序曲/overture
 - 第2楽章 クーラント/courante
 - 第3楽章 ガヴォット/gavotte 1 und 2
 - 第4楽章 フォルラーヌ/forlane
 - 第5楽章 メヌエット/menuet 1 und 2
 - 第6楽章 ブレー/bourree 1 und 2
 - 第7楽章 パスピエ/passepied 1 und 2

- ULX-3022-H Side B -
01. 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
 - 第1楽章 序曲/overture
 - 第2楽章 ロンド/rondeau
 - 第3楽章 サラバンド/sarabande
 - 第4楽章 ブレー/bourree 1 und 2
 - 第5楽章 ポロネーズ/polonaise mit double
 - 第6楽章 メヌエット/menuet
 - 第7楽章 バディネリー/badinerie

- ULX-3023-H Side A -
01. 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
 - 第1楽章 序曲/overture
 - 第2楽章 アリア/air
 - 第3楽章 ガヴォット/gavotte 1 und 2
 - 第4楽章 ブレー/bourree
 - 第5楽章 ジーク/gigue

- ULX-3023-H Side B -
01. 管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
 - 第1楽章 序曲/overture
 - 第2楽章 ブレー/bourree 1 und 2
 - 第3楽章 ガヴォット/gavotte
 - 第4楽章 メヌエット/menuet 1 und 2
 - 第5楽章 レジュイサンス/rejouissance

演奏: コレギウム・アウレウム合奏団



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