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BGM: バッハ / フーガの技法 [睡夢庵のBGM]

【BGM: バッハ / フーガの技法 】

今日はコレギウム・アウレウム合奏団によるバッハの《フーガの技法》。
これはコレギウム・アウレウム合奏団結成初期の録音になるものです。 

《フーガの技法》
1740年代前半に作曲が始められ、1940年代後半に作曲と平行して出版の準備がなされたが、その途中で視力の低下で作曲が中断、フーガ1曲が未完のまま残される事になったもの。 この曲集はバッハの没後未完のまま出版され、現行の多くの版では14曲のフーガと4曲のカノンが収録されている。 これはバッハがこの作品群を通してバロック時代の作曲思想の最高例を示そうとした事、壮大な構想による教育的作品を残そうとしたものと推察出来る作品であり、当時の作曲技法による最高傑作とされるもの。 様々な体位法(単純・反行・拡大および縮小・多重・鏡像およびカノン)に基づいて作曲されており、これらが順に提示される。

《コレギウム・アウレウム合奏団》
“宮廷音楽を復元する室内音楽団”とも呼ばれ、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、イギリスのソリストおよび音楽大学教授で構成され、使用する楽器も弦楽器は18世紀製、管楽器も同時代の楽器を復元/復刻したものを用いている。 1962年に時代考証を元に夫々の時代の音を再現し、録音として残すことを目的として編成された楽団である。 但し、演奏技法等については原典に忠実にバロック期の技法に捉われた資料的色彩よりも音楽的表現と音色の再現に主眼を措いており、その面で“忠実さの欠如”を指弾される場合もある。 しかしながら、彼等の、そしてその古楽器の紡ぎ出す音は資料性を求めぬ聴衆には至福の響きを齎し、クープラン、リュリ、バッハ、ヘンデル~モーツァルト辺り迄を味わうには第一等のものである。
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発売日: ?
BASF/harmoiamundi/テイチク
LP-No.: ULX-3201/2-H
J.S.Bach DIE KUNST DER FUGE BWV1080
J.S.バッハ フーガの技法 BWV1080

- ULX-3201-H Side A -
01. コントラプンクトゥス第1
02. コントラプンクトゥス第2
03. コントラプンクトゥス第3
04. コントラプンクトゥス第4
05. コントラプンクトゥス第5
06. コントラプンクトゥス第6

- ULX-3201-H Side B -
01. コントラプンクトゥス第7
02. コントラプンクトゥス第8
03. コントラプンクトゥス第9
04. コントラプンクトゥス第10

- ULX-3202-H Side A -
01. コントラプンクトゥス第11
02. コントラプンクトゥス第12
03. コントラプンクトゥス第13
  (三声のフーガ)
04. コントラプンクトゥス第13
  (2台のクラヴィーアの為の二声のフーガ)

- ULX-3202-H Side B -
01. コントラプンクトゥス第14
02. コントラプンクトゥス第15
03. コントラプンクトゥス第16
04. コントラプンクトゥス第17
05. コントラプンクトゥス第18

演奏: コレギウム・アウレウム合奏団員

ヴァイオリン   : ウルリヒ・グレーリンク
アルト・ヴィオル : ウルリヒ・コッホ
テノール・ヴィオル: ギュンター・レメン
チェロ      : ラインホルト・ヨハネス・ブール
ヴィオローネ   : ヨハネス・コッホ
チェンバロ    : フリッツ・ノイマイヤー
           リリー・ベルガー

録音 : 1962年4月



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