BGM: ランパル / ジアネルラ フルート協奏曲 [睡夢庵のBGM]
【BGM: ランパル / ジアネルラ フルート協奏曲】
今日はジャン=ピエール・ランパルによるルイジ・ジアネルラのフルート協奏曲を。
ルイジ・ジアネルラ 彼の前半生は余りよく分かっていないようです。 1970年にミラノ・スカラ座のフルート奏者として記録に上るのが最初。 1800年にパリに出、ラ・ヴィクトワール劇場のフルート奏者として活躍する様になり、また、オペラ作曲家としても活動します。 1817年若くしてパリで客死してしまいますので余り高名とはなっていませんが、その作曲スタイルはフルート部門においてはロマン主義の先駆者と考えてもよいのではないでしょうか。
このレコードは柔らかで典雅な演奏で、音に浸りきる事が出来ます。 私の好きなフランス・エラートならではの録音で、ドイツ・グラモフォンの様な堅っ苦しさが微塵もありません。 フルート、バックとの位置関係も距離も好みに嵌っています。 そしてバックのサイズも。
FACE 1の「悲愴(Concerto Lugubre)」はライナーにも協奏曲というよりはと書かれていますが、確かに歌劇等の序曲、その主題をフルートが奏でるというスタイルといってもよいものでバックも管弦楽的抑揚を以って迫ってきます。 イギリス・ドイツの作曲家の「葬送」、「鎮魂」といった類の様な悲愴感や沈鬱な重さはなく慈しみを感じます。 第3番、「軍隊」という副題がついていますが寧ろ牧歌的な緩やかさを持つ曲です。 特に2楽章のラインなど。 確かに第1、第3楽章冒頭部にはそのイメージがありますが。 FACE 2の第1番はフルートが最も活躍する、舞曲風で軽やかな洒落た作品です。 ランパル自身も特に気に入った演奏が出来たと洩らしたとも伝えられている1枚です。
今日はジャン=ピエール・ランパルによるルイジ・ジアネルラのフルート協奏曲を。
ルイジ・ジアネルラ 彼の前半生は余りよく分かっていないようです。 1970年にミラノ・スカラ座のフルート奏者として記録に上るのが最初。 1800年にパリに出、ラ・ヴィクトワール劇場のフルート奏者として活躍する様になり、また、オペラ作曲家としても活動します。 1817年若くしてパリで客死してしまいますので余り高名とはなっていませんが、その作曲スタイルはフルート部門においてはロマン主義の先駆者と考えてもよいのではないでしょうか。
このレコードは柔らかで典雅な演奏で、音に浸りきる事が出来ます。 私の好きなフランス・エラートならではの録音で、ドイツ・グラモフォンの様な堅っ苦しさが微塵もありません。 フルート、バックとの位置関係も距離も好みに嵌っています。 そしてバックのサイズも。
FACE 1の「悲愴(Concerto Lugubre)」はライナーにも協奏曲というよりはと書かれていますが、確かに歌劇等の序曲、その主題をフルートが奏でるというスタイルといってもよいものでバックも管弦楽的抑揚を以って迫ってきます。 イギリス・ドイツの作曲家の「葬送」、「鎮魂」といった類の様な悲愴感や沈鬱な重さはなく慈しみを感じます。 第3番、「軍隊」という副題がついていますが寧ろ牧歌的な緩やかさを持つ曲です。 特に2楽章のラインなど。 確かに第1、第3楽章冒頭部にはそのイメージがありますが。 FACE 2の第1番はフルートが最も活躍する、舞曲風で軽やかな洒落た作品です。 ランパル自身も特に気に入った演奏が出来たと洩らしたとも伝えられている1枚です。
1976年? 発売 エラート/RVC LP-No:ERA-2164 |
ルイジ・ジアネルラ フルート協奏曲 収録曲: -ERA-2164 FACE 1- フルート協奏曲 ハ短調 「悲愴」 Adagio - Allegro フルート協奏曲 第3番 ハ長調 「軍隊」 - 第一楽章 Adagio - Allegro - 第二楽章 Adagio -ERA-2164 FACE 2- - 第三楽章 Polonaise フルート協奏曲 第1番 ニ短調 - 第一楽章 Allegro - 第二楽章 Adagio - 第三楽章 Allegro フルート : ジャン=ピエール・ランパル 演 奏 : クラウディオ・シモーネ指揮 イ・ソノリティ・ヴェネティ ファゴット : チェザーレ・モンターニャ トランペット: ジョルダーノ・フェルミ ジャンフランコ・トスカン ヴァイオリン: ピエロ・トーゾ |