BGM: ジュリー・ロンドン/ Julie Is Her Name Vol.1&2 [睡夢庵のBGM]
【BGM: ジュリー・ロンドン/ Julie Is Her Name Vol.1&2 】
今日はジュリー・ロンドンのささやく様なハスキー・ボイス(彼女の声は特にスモーキー・ボイスと呼ばれた)。 1955年に録音した最初のアルバム《Julie Is Her Name》及び同じスタイルを踏襲し1958年に出した《Julie Is Her Name Vol.2》のカップルにしたCDものを聴くことに。 伴奏がギターとベースだけという至ってシンプルなだけに彼女の声に浸れるものです。
彼女は学生時代といっても中学から高校にかけてベース向けの放送を机上の5球スーパーで聴いていて記憶に残っている口です。
彼女は元々は女優としてデビューしています。 デビュー作は1944年の「ジャングルの妖女」、その他「女はそれを我慢出来ない」などに出演するも映画には恵まれなかった様です。 1957年には結婚、一時映画界から引退し2女を設けますが、1953年には離婚してしまいます。 1950年代に入ってジャズ・シンガーとして1955年《Julie Is Her Name》でデビュー、この中からシングル・カットされた「Cry Me A River」がヒットし、一躍人気歌手になり、また映画界へも返り咲きますが、60年代には一線を退いてしまった様です。
彼女の歌と言えばその声質と発声。 自身が声量のない事を自覚しており、マイクにオンで無理な発声をせずに歌った事が幸いし、“スモーキー・ボイス”と呼ばれ多くのファンを獲得しています。 又、これもそうですが、伴奏はギター・ベースだけといったケースが多く、軽いジャズ・アレンジに乗って歌われる彼女の声を純粋に味わえる事も多くのファンを得る理由になったのではないかと思います。 ドラム等が加わる場合もちゃんと後ろに下がっていますので、楽器が邪魔をするといったものはありません。
《Twin Best Now》は映画主題歌や挿入歌が結構含まれていたのでチョイスしたもの。
《Wild Cool and Swingin’》、これはもっとJazzらしく歌ったものがほしくて手にしたものですが、これを聴く限り結構厚みと伸びのある歌声でメリハリもあり、一聴ものです。 これはバックに楽団を抱えていますが、決して埋もれていません。 これなどを聴くと、日本人の女性Jazzシンガーのものは線が細いですね。 これではトランペット、マリンバ、フルート等も出てきますが、それらの絡みも絶妙です。
《Cry Me a River 3CD BOX》これは曲数で手にしたもので、後でセレクトものを作る積りでMP3化はしたものの、すっかりその存在を忘れてしまっていました(^^)>
Julie London's Albums
TOCJ-5308は1955年発売《Julie Is Her Name Vol.1》と1958年発売 《Julie Is Her Name Vol.2》の2枚のLPをカップリングしたものです。
【出演映画】
1944 ジャングルの妖女
1947 赤い家
1948 愛と血の大地
1949 機動部隊
1950 帰って来た男
1957 おんなはそれを我慢出来ない
1958 西部の旅がらす、西部の人
1967 ギャング紳士録
0011 ナポレオン・ソロ スラッシュの要塞
今日はジュリー・ロンドンのささやく様なハスキー・ボイス(彼女の声は特にスモーキー・ボイスと呼ばれた)。 1955年に録音した最初のアルバム《Julie Is Her Name》及び同じスタイルを踏襲し1958年に出した《Julie Is Her Name Vol.2》のカップルにしたCDものを聴くことに。 伴奏がギターとベースだけという至ってシンプルなだけに彼女の声に浸れるものです。
彼女は学生時代といっても中学から高校にかけてベース向けの放送を机上の5球スーパーで聴いていて記憶に残っている口です。
彼女は元々は女優としてデビューしています。 デビュー作は1944年の「ジャングルの妖女」、その他「女はそれを我慢出来ない」などに出演するも映画には恵まれなかった様です。 1957年には結婚、一時映画界から引退し2女を設けますが、1953年には離婚してしまいます。 1950年代に入ってジャズ・シンガーとして1955年《Julie Is Her Name》でデビュー、この中からシングル・カットされた「Cry Me A River」がヒットし、一躍人気歌手になり、また映画界へも返り咲きますが、60年代には一線を退いてしまった様です。
彼女の歌と言えばその声質と発声。 自身が声量のない事を自覚しており、マイクにオンで無理な発声をせずに歌った事が幸いし、“スモーキー・ボイス”と呼ばれ多くのファンを獲得しています。 又、これもそうですが、伴奏はギター・ベースだけといったケースが多く、軽いジャズ・アレンジに乗って歌われる彼女の声を純粋に味わえる事も多くのファンを得る理由になったのではないかと思います。 ドラム等が加わる場合もちゃんと後ろに下がっていますので、楽器が邪魔をするといったものはありません。
《Twin Best Now》は映画主題歌や挿入歌が結構含まれていたのでチョイスしたもの。
《Wild Cool and Swingin’》、これはもっとJazzらしく歌ったものがほしくて手にしたものですが、これを聴く限り結構厚みと伸びのある歌声でメリハリもあり、一聴ものです。 これはバックに楽団を抱えていますが、決して埋もれていません。 これなどを聴くと、日本人の女性Jazzシンガーのものは線が細いですね。 これではトランペット、マリンバ、フルート等も出てきますが、それらの絡みも絶妙です。
《Cry Me a River 3CD BOX》これは曲数で手にしたもので、後でセレクトものを作る積りでMP3化はしたものの、すっかりその存在を忘れてしまっていました(^^)>
|
Julie London's Albums
Julie Is Her Name Vol.1&2 | 1955・1958 1990/01/24 | GP-633・LBJ-70220 TOCJ-5308 |
TWIN BEST NOW | 1992/07/29 | TOCP-7303/4 |
Cry Me a River 3CD BOX | 1998/02/24 | 71659 Disky |
Artist Collection Wild Cool and Swingin' | 1999/06/15 | 20331 EMI |
TOCJ-5308は1955年発売《Julie Is Her Name Vol.1》と1958年発売 《Julie Is Her Name Vol.2》の2枚のLPをカップリングしたものです。
【出演映画】
1944 ジャングルの妖女
1947 赤い家
1948 愛と血の大地
1949 機動部隊
1950 帰って来た男
1957 おんなはそれを我慢出来ない
1958 西部の旅がらす、西部の人
1967 ギャング紳士録
0011 ナポレオン・ソロ スラッシュの要塞