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カメラ収納ケース [睡夢庵の眼]

【カメラ・レンズ収納ケース】

カメラは湿気を嫌います。 特にレンズには黴が生える事があり、こうなると手の打ちようがありません。 只、湿度が低ければ低い方が良いと行ったものでもなく、35%~50%に保つ事が推奨されています。 下限は30%、50%以上は黴発生の危険がありますがら・・・
これ以上乾燥すると接着剤や樹脂、合成皮革等が乾燥から脆くなったり剥がれたりします。

カメラ収納ケースとして市販されているものは確かに恒湿ボックスになっておりその点安心なのですが、眺めて楽しむ趣味はありませんので外見的な事はどうでも良い・・・

① 何分値段が高い。 2~4万
② 内部に除湿機を持っているので電源が必要。
③ 置き場を選び、スペースを喰う。
④ 収納効率が悪い。
⑤ 光のある場所におかねばならない。(居室置きが原則)

カメラ収納ボックスには、カメラ機材メーカーのもので、ハクバやナカバヤシのものがありますが、4つは要りますので、最低でも 6,000- ですからちょいと躊躇してしまいます。
深型・大型のものもありますが、レンズ縦置きは不安定になりますし、ちょっと重くなり過ぎそうです。 こちらは乾燥剤入れもついていますし、乾燥剤は繰り返し使えるカメラ専用の物が使われています。 ナカバヤシのものには湿度計も付いている様です。

で、巧い収納容器はないものか・・・

見つけたのはホーム・センターなどで売られている、多分VHSテープ用の収納保管ケース。
プリズム部をクリアするだけの高さがありますので、これを使うことにしました。 100円ショップなどにも同様のものがありましたが、肉厚が薄く、上下面にスリップ防止の工夫がありませんでした。 色々廻って見つけたのがこれ。 4隅に丸い足/凹みがあり、重ねても上のものがずれる心配がありません。 この大・小を2個ずつ買って、カメラ・レンズ・付属品の収納に使っています。

中は底に厚手のおしぼり?用タオルを二つ折りにして敷き、その上にカメラ、レンズを置いています。 湿気取りにはエステー科学のシートタイプの引き出し・衣装ケース用“ドライペット”(防虫剤・防黴剤が入っていないもの)を2つ放り込んであります。

camera_case2.jpg
開口部周囲には溝があり密閉はされませんので、どれ位効果があるかは分かりませんが、少なくとも裸やバッグに入れたままにするよりはズンとよいはずです。 布団を入れている押入れに収納して30%位迄は下がっているので、周囲の湿度が上がってもこれでよいだろう、です。 周囲湿度が50%を超える様になったら再度確認してみて、湿度が40%を超える様であれば、専用収納ケースも已む無しですが。

本当は密閉容器と調湿剤を使いたかったのですが、まず密閉容器、キッチン用であるものは材質がポリプロピレンで柔らか過ぎ、蓋を取った途端グニャっと変形して落っことしそうになるので止めました。 硬質のものはどれも高さが足りず。 内寸で 200W * 300D * 130H 位のものがあればカメラとレンズ2~3本や400~500mmのレンズも収納出来るのですが。



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