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新型コロナウイルスついに第6波に [睡夢庵 日々徒然]

【 新型コロナウイルスついに第6波に 】

年明け早々急激な感染者増が始まり、ついに第6波に突入した様です。
しかし、今回は政府の無策と国民自身の甘え(平和ボケと同じでしょうかね)から第5波以上の拡大になりそうです。
TVでも最初の緊急事態宣言時の人出と年末・年始の人出や観光地の状態の比較をしていましたが、通常の8割迄戻っているという様な発言が出て来るのには驚きです。 日本人の資質の平均レベルも落ちたものです。

これは下記の図が示す様に昨年12月初旬から早くも予兆が見えていましたが、行政機関の対応はまぁヌルイ。

入国規制の範囲もずっと変えていませんし、沖縄、山口、広島への「蔓延防止措置」適用を決めるのに一体何日掛かってる?
その間にいったい何人感染者が増えた?
20220109_感染者・死者相関.png
上図は感染者数と死者のグラフです。 3、4,5波とは異なり、一気に駆け上りそうな勢いですね。 ここまでの推移では月火曜日も良くて前日の維持ではないかと思われます。 それにクリスマスから次の連休迄人手が急減するとは思い難いですから今後は考えたくもなくなります。
20220109_空港検疫.png
上図は空港検疫における感染者・発症者数推移ですが、以前とはレベルが違う感染者数です。
最初は11月末から外国人の入国を原則停止すると共に1日の入国者数上限を5000人から3500人に引き下げていました。
加えて11月29日には12月中に日本に到着する国際便の新規予約を見送るよう国内外の航空会社に要請していました。 ところがこれが航空局事務方が官邸や国交相に報告していなかったことや在外邦人の心情を慮っていない等と理由をつけて12月3日にはこれが撤回されてしまいます。

結果として一日の入国者の上限が3500人だとすると、この12月3日以降129,500人が入国した事になり、ここから1,914人の感染者が捕捉されています。 これは感染率1.48%にあたり、国内の28日感染率は1月5日時点では0.53%に過ぎませんでしたので、約3倍のリスクを傍観していた事になります。

次の図は感染者数1週間スライドと死者数の推移です。
これを見ても11月末には上昇へ急旋回している事が見て取れます。 ここで手を打っていれば・・・
12月30日以降の傾斜と5波迄の推移を見比べれば恐ろしくなりますね。 10~20万/日という事も有り得ない状況ではない事が見て取れます。
20220109_感染者・死者週スライド.png
下図は感染者が出ていない都道府県数のプロットです。 ここにも一気に感染が広がった事が表れています。
20220109_感染者ゼロ県推移.png
20220109_週別増減傾向.png左図は週別増減傾向ですが、1で増減なしですから・・・
今週の増加ぶりは過去になかった物なのですが、どこもこの状況は取り上げない。
これは最早今迄の様な対策では拡大を食い止める事が不可能な事を表していますが、どうもそういった具合には理解されていない様です。
桑原桑原・・・下の表の様な状況にならぬ事を祈るばかりです。

それから米軍基地からの感染拡大が問題となっていますが、米国の状況と米国内の対応をみれば、まともなマネージメントはやっていないのは明らかです。
欧州でも米国の感染拡大に遅れて再拡大が始まっていますので、米国の防疫の不手際の影響を全世界が受けていると言っても差し支えないでしょう。
以下は欧米主要国の感染状況です。

1月4日時点 向う28日               累積
       感染者数  死者数  感染率 致死率 感染者数  感染率
アメリカ   6,905,155  36,409  2.072% 0.527% 57,048,800 17.12%
イギリス   2,922,453   3,266  4.282% 0.112% 13,723,275 20.11%
フランス   2,390,217   4,489  3.652% 0.188% 10,694,804 16.34%
スペイン   1,464,553   1,414  3.133% 0.097%  6,785,286 14.52%
イタリア   1,277,534   3,499  2.117% 0.274%  6,566,947 10.88%
ドイツ    1,039,544   9,344  1.239% 0.899%  7,320,704  8.72%

日本       6,618    31  0.005% 0.468%  1,735,050  1.38%
1月8日時点   20,113    28  0.016% 0.139%  1,756,209  1.39%

日本はここまでは良かったのですが、1月8日には感染率が急増しています。
逆に感染者が増え、死者は減っていますので直近の致死率は激減しています。

ただ、ワクチンの予防効果については当初言われていたほどではなく、5か月を
経過すると半減以下になる様です。

米国で行われたファイザー製ワクチン接種者約340万人の追跡調査では
接種後1か月から5か月にかけて全年齢平均では88%から47%に激減する
事が明らかになっています。 年齢範囲で見ると

<感染予防効果>
16~44歳の平均  89%から39%へ減少
45~64歳の平均  87%から50%へ減少
65歳以上の平均   80%から43%へ減少

変異種に対しては
デルタ株       93%から53%へ減少
その他の株      97%かあ67%へ減少

<入院予防効果>

これについては接種後6か月時点でも7割以上9割弱の効果が維持される様です。

情報元: https://www.soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/covid19-third-vaccine/#%E2%91%A0%E3%80%80%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E4%BA%88%E9%98%B2%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%8C%E3%82%86%E3%82%8B%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E6%B8%9B%E5%B0%91%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%82%89

<国内の米軍基地>

米軍が使用する基地や駐屯地、演習場は結構な数があります。
以下は地域別のリストです。

北海道  キャンプ千歳、東千歳駐屯地、北海道・千歳演習場、千歳飛行場、
     別海矢臼別大演習場、釧路駐屯地、鹿追駐屯地、上富良野中演習場、
     札幌駐屯地、鹿追燃別中演習場、帯広駐屯地、旭川近文台演習場、
     丘珠駐屯地、名寄演習場、滝川演習場、美幌訓練場、
     倶知安高嶺演習場、遠軽演習場    計18施設

東北   三沢対地射爆場、三沢飛行場、八戸貯油施設、八戸駐屯地、
     青森小谷演習場、弘前演習場、車力通信所、岩手山山中演習場、
     仙台駐屯地、大和王城寺原大演習場、霞の目飛行場、
     神町大高根演習場          計12施設

北関東  赤坂プレスセンター、府中通信施設、多摩サービス補助施設、
     由木通信所、硫黄島通信所、ニューサンノー米軍センター、
     横田飛行場、大和田通信所、所沢通信施設、キャンプ朝霞、
     朝霞駐屯地、百里飛行場、相馬原演習場、木更津飛行場、
     高田関山演習場           計15施設

南関東  根岸住宅地区、横浜ノースドック、上瀬谷通信施設、鶴見貯油施設、
     横須賀海軍施設、吾妻倉庫地区、浦郷倉庫地区、長坂小銃射撃場、
     池子住宅地区/海軍補助施設、相模原住宅地区、相模原総合補給廠、
     厚木海軍飛行場、キャンプ座間、富士演習場、富士営舎地区、
     沼津海兵訓練場、滝ケ原駐屯地    計17施設

中部・北陸・近畿・中国地区
     小松飛行場、今津饗庭野中演習場、岐阜飛行場、伊丹駐屯地、
     呉第6突堤、灰ケ峰通信施設、広弾薬庫、川上弾薬庫、
     秋月弾薬庫、第一術科学校訓練施設、原村演習場、
     岩国飛行場、祖生通信所、日本原中演習場、美保飛行場、
     経ケ岬通信所            計16施設

九州   板付飛行場、背振山通信施設、築城飛行場、赤崎貯油所、
     庵埼貯油所、横瀬貯油所、立神港区、佐世保海軍施設、
     佐世保ドライドック地区、佐世保弾薬補給所、針尾島弾薬集積所、
     対馬通信所、崎辺小銃射撃場、針尾住宅地区、大村飛行場、
     日出生台・十文字原演習場、新田原飛行場、大矢野原・霧島演習場、
     北熊本駐屯地、健軍駐屯地      計21施設

沖縄   北部訓練場、奥間レスト・センター、伊江島補助飛行場、
     八重岳通信所、キャンプ・シュワブ、辺野古弾薬庫、
     キャンプ・ハンセン、金武レッド・ビーチ訓練場、
     金武ショウブルー・ビーチ訓練場、嘉手納弾薬庫地区、天眼桟橋、
     キャンプ・コートニー、キャンプ・マクトリアス、
     キャンプ・シールズ、トリイ通信施設、嘉手納飛行場、
     キャンプ桑江、キャンプ瑞慶覧、泡瀬通信施設、普天間飛行場、
     ホワイト・ビーチ地区、牧港補給地区、陸軍貯油施設、鳥島射爆場、
     出砂島射爆場、久米島射爆場、津堅島射撃場、浮原島訓練場、
     黄尾嶼射爆場、赤尾嶼射爆場、沖大東島射爆場  計32施設

ウィルスを持ち込み感染拡大をし易いのは確率が高いのは、陸海軍でしょね。
沖縄、佐世保、呉・岩国、横須賀、厚木、横田とその周辺?

中国の汪文斌報道官が「米軍はしょっちゅうスーパースプレッダーになっている」と言いましたが、まぁ国内外何れに向かっても感染拡大の火種になっていますね。
元々妙に自信過剰なのがアメリカ人ですから(^^) GAFA+Mの様にモノポリーの世界に邁進して憚らない超利己的な世界ですし、その上に人種的優越感を持っているのですから救いがない。
今回の新型ウイルスに対する行動をみれば、欧米といった白人社会は人類の規範とは成り得ない事を世界に曝したと言えるでしょう。
先に挙げた感染状況をみれば、国家かつ人種的な無責任さが表れていると言って良いのでは?


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