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MX3 機密保護対策-2 [睡夢庵の電脳環境]

【MX3 機密保護対策-2】

前回は暗号化ソフトは使わずに済ますとしていましたが、《TrueCript7.1a》という Windows8.1 にも対応した物がある事が判り、今後もサポートされそうですので使ってみる事にしました。
TC next:https://truecrypt.ch/downloads/ が有志が立ち上げたフォローサイト《TrueCrypt.ch》のダウンロード・ページです。
ここから Windows版用の TrueCript 7.1a 本体 と 日本語化用のランゲージパックをダウンロードして下さい。

尚、従来のランゲージパックには日本語化されたユーザーズ・ガイドが同梱されていましたが、7.1a用は未だ準備されていない様です。
Vectorのサイトにある7.0a用のランゲージパックがあり、この中にユーザーズ・ガイドがありますので、こちらを利用されては如何でしょうか。

さて、Windows8.1 への適用に先立って SUBマシンにインストールしてある 4.2a で8GBのコンテナファイルを作り、この中に全システムで共有する自身で作成するデータを入れる事にしました。
処が8GBのコンテナファイルの作成は出来たのですが、これをマウントしようとするとTrueCript自体が固まり、PC自体の強制終了さえ出来ずハードウェア・リセットを掛ける羽目に・・・ ハテ? で、システムをリセットして再起動後、過去に作っていたコンテナファイルをマウントしようとしてもこれも駄目。 しかたなく 4.0a をアンインストールし、7.1a をインストールしてみましたが、状況は変わらず。 タスクを追って見た処コールされたエクスプローラ側がハングアップしていました。
TrueCript側も割り込み禁止にも関わらずタイムアウト処理が欠落しているのでしょう、OSからのタスク・キルにすら応答しないのですから一寸・・・

4.2a は 2010/10 にインストールしており、その時にデータの移行を行いましたので、過去に作成したコンテナファイルを使っています。 と言う事はその後インストールしたソフトのせい?・・・通常使う分にはエクスプローラは問題なく動作していますが、原因を追う手立てがありませんので処置なしです。 再度XPからインストールし直す気にもなれませんのでこれ以上の不都合が出なければこのままにしておかざるを得ずです。

しかし参ったな~ SUBはエクスプローラに問題・・・MainはUSB3.0絡みでUSBポートにデバイスを一度取り付けると監視ソフトの残骸(この状態に陥ったのでAsrockのサポートソフトをアンインストールしたものの・・・)が常時ホールドしてしまう様で、使ったアプリケーション、エクスプローラ等全てを閉じても「アプリが使っている」と言って取り外せず、取り外す時にはPCの電源を落とさなければならない状態・・・こうやれば治るという方法を試してみましたが今の所駄目。

TrueCryptはSub側でコンテナ内容の取り出しが出来ていたのでMain側にはインストールしていませんでした。 仕方がありません、7.1a をMain側にインストールし同じ事をやってみた処こちらでは上手く動作します。
そこで、Mainで作成したコンテナファイルを自身にマウントし、全データを転送と FileSync によるバイナリーコンペアを掛けて複製されたデータに異常が無い事を確認しました。

SUB側でコンテナファイルが扱えなくなってしまいましたので、XP側も暗号化したコンテナファイルを使い、同じレベルで管理する事は諦めなければならなくなりました。

この結果、MX3でTrueCryptが動作すれば、MX3側だけコンテナファイルで管理する事にし、Main側のフォルダとMX3側にマウントしたボリューム上のフォルダで同期を取るという形に方針変更する事にしました。 コンテナファイルでの遣り取りでは毎回8GBの書き換えになりますので、SSDの寿命にも関わってきますから、ファイルレベルでの同期(Filesync)で処理します。

Win81_Share.jpg次にMX3に 7.1a をインストールした上で、Main側で作成したコンテナファイルをMX3のC:の作業域にコピーし、これをマウントしてみました。

マウントそのものは上手く行われ、構造及びデータの読み出しが正しく行われる事は確認出来ました。
又、マウントしたドライブの共有設定を行い、Main側との Filesync によるバイナリーコンペアをおこない、正常に扱える事を確認しました。 この共有設定もディスマウントし電源を落としても、再度マウントした際にチャンと維持されていました。


只、本来TrueCriptの「Volume」欄にマウントしたファイルのフルパスが出るはずなのですが、Windows8.1では表示されません。 Main側では正しく表示されていますので、7.1a はWindows8.1 との互換上の問題を抱えている様です。 少々不安は残りますが、現実のデータ作成作業の殆どはMain側で行いますので、この問題は無視する事にしました。
Win81_TrueCrypt_XP.jpg Win81_TrueCrypt.jpg
XP=Volume欄にFullPass表示 8.1=表示なし!

「Easy File Locker」との関連ですが、コンテナファイル上のフォルダを“不可視”にしたままでコンテナファイルをディスマウントしたり、ディスマウントした状態でロックを解除したりと、アプリレベルでの状態とコンテナファイルの状態が異なる状況を作ってみましたが、特に問題は生じないようです。
Win81_FileLock.jpgWin81_Hidden.jpg
ついでに起動時の状態も、直接デスクトップ表示で立ち上がるのではなくWindows8.1 固有の起動画面に戻す事にしました。
デスクトップの背景画像を初期の物に戻せば、全ての作業をデスクトップで行っている事に気付く迄に時間が掛かるでしょう ま、判っている人間ならまずファイル構造を追いますから気休めですが(^^)


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