SSブログ

電脳環境: レコード・クリーナー [睡夢庵の電脳環境]

【電脳環境: レコード・クリーナー】

普通の6畳の書斎で寝起きもしていますので、毎日々々吃驚する位の埃が生成されています。 ほぼ毎日床用を含めワイパー3種を使って机やPC廻りを掃除しているのですが・・・
レコード鑑賞での悩みの種は小さな埃が音溝に挟まって起こる“パチッ”というスクラッチ・ノイズですね。
レコードを掛けようとしてレコードを取り出すともう埃が吸い寄せられてしまいます。 息を吹き掛けながら AudioTechnicaのAT-6012でワイプしてやりますが綺麗には取れません。

昨日は以前《ニーベルングの指輪》全曲のMP3化をしようとした際、疲れてしまって断念していた ベームのリング RING-7501-16 の最後の5枚《神々の黄昏》に挑戦したのですが、このPHILIPSの盤は矢鱈静電気の発生が多くて・・・
それに2枚目の17分の場所で針飛びが発生し、先へ進まず。 ルーペで見てみると何か異物がついているみたいなのですが、AT-6012ではまったく取れません。 ここからゴミ除去の試行錯誤です。

水を付け暫くおいてAT-6012で拭いてみましたが駄目。 何か良いものはないかなと考える事暫し。 ひょっとしたらで引っ張り出したのは、眼鏡を作った時について来るレンズ拭きです。 最近付いて来るテイジンのミクロスター製のクロスのゴミや手垢除去能力は吃驚する位でしたのでこれを使ってみる事にしました。

dust_image.jpgAT-6012より確かにゴミは集めてくれますが、残念な事に盛大に静電気が発生する様でレコード盤上にゴミは残ったまま(^^;)>  しかし、エッジの指紋汚れは綺麗に取れますね。 酷い埃に思えますが、拭く前は僅かに繊維質のゴミが付いている位にしかみえなくてもこんな状態、これを取るのに一苦労。

で、問題の異物は? あちゃ~取れていません。 そこでアルコールをクロスに染ませて異物を直接拭いてみるとこれがあっさり取れてしまい、再生OK。 2枚目で頓挫していた作業も前進開始/(^^)/

wash_tool.jpgついでに作った?のは、市販のカインズホームで売っていた“A4ファイルボックス=FB-1624”と“工作用の丸棒(8mmφ*900mm)”を使った《簡易型手動レコード洗浄器》。 ぬるま湯をレコード・バンド部が浸かる位入れて、AT-6012とミクロスターを使って水洗いの実験をして見ようと思っています。 パチパチが酷いレコードにぶっつかったら、実験の予定です。

只、なんとなく遣り難そう・・・軸を作り直して盤を固定出来る様構造変更をした方がよさそうですね(^^;)>

その内、木工ボンドを使ったパック法にもチャレンジしてみますかね~ ま、いずれにしてもこれらはもっと湿度が上がってから・・・

1972年にレコードの世界に足を踏み入れてから色々なクリーナーを試してみましたが、これは!というものには出会えていません。

最初に使ったのは多分これ。 ナガオカのCL-116、ケースにブラシがついていますし、形状も変わっていませんので。

次は多分オーディオテクニカ製?、ブラシとローラーが付いたアーム状の自動ゴミ取り器、ブラシが針の代わりをして内側迄自動的に音溝のゴミを掻き出すという物。 殆ど効果なし。

その次は当時の雑誌で推薦されていた英国製の円筒形で内側に水を染み込ませたスポンジの筒をいれるという物。 この水分で静電気の発生を抑えるというのでしょうが、これも効果を体感出来なかったですね。 最後は湿らせたガーゼの上で一回転させてワイパー部に直に水分を与えてました。 

その次は粘着テープローラ、これも英国製だったと思います。 効果よりもリスクの方が大きい気がして・・・くっ着き過ぎて危うくレコード自体に傷をつけそうになったり・・・1巻使わずに使用停止。
確か当時も東志が扱っていましたので、現在のMILTYのピクソール マークⅢの初期型でしょう。(HPのブランド・トップの写真と同じものなので間違いない?)

その後は仕方なく又、英国製の円筒形の物に戻り・・・最終的にAT-6012に行き着いたという感じですね。 これが最も使い易く、そこそこゴミを取ってくれます。 こまめにレコードクリーニング液を補充していても、“ハーァ”という息掛けで盤面に湿気を与えるという動作は不可欠ですけれど(口と喉の奥が乾いてしまう~)。


共通テーマ:日記・雑感