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つぶやき: 活断層周辺での地震頻度増加・・・ [睡夢庵 日々徒然]

【つぶやき: 活断層周辺での地震頻度増加】

2011年11月26日に千葉市で開かれた日本活断層学会で東京大学地震研究所の研究チームの分析結果が発表され、この中で東日本大震災後、東北地方から中部地方にかけた11の活断層周辺で地震の発生頻度が10~70倍に増加したことが示された旨の報道が同日の読売オンラインに載りました。 この報道が今日の読売新聞にも掲載されています。

研究チームでは全国の約170箇所の主要断層帯について、断層から5km以内で発生したマグニチュード1以上の地震の発生回数を震災前1年と震災後8ヶ月で比較しています。 その中で最も活発化しているのは北伊豆断層帯が70倍、境峠・神谷断層帯主部(長野)で66倍、長町・利府線断層帯(宮城)で57倍等・・・

昨日は房総沖での地震発生確率が上がったという様な報道もありましたし。 これを示すかの様に茨城県北部では最近数もですが結構大きな地震が発生しているようです。 房総沖は3つのプレートが合する部分ですから一方の歪が解放されれば他の部分も・・・でしょうね。

少し前には寄居周辺で3.5クラスの地震がありましたので、平井-櫛挽断層帯の方が危険と言われている立川断層帯よりも先に動きが出た?

そうそう、市が出している地震揺れ易さマップで見ると私の住まい辺りでは深谷断層直下で7~8クラスの地震が発生した場合で震度4、立川断層で5弱で済みそうでだということで少々安心。 土地を探す際の推定通り、求めた土地はこの周辺市では最も揺れ難い場所でした。

埼玉県側周辺の市のサイトを見てみましたが多くの処には既に「ゆれやすさマップ」「建物倒壊危険度マップ」なるものが置かれていますので、一度見ておかれては如何。 東京側の立川、府中、福生、八王子等には未だ準備がないみたいですが・・・
只、どこも見つけ辛いのでサイトマップで〝防災”辺りをキーに探すと見つかると思います。
近くに河川がある市については「液状化危険度マップ」、「洪水ハザードマップ」等も置かれています。

この学会での発表予稿がそのサイトにありましたので、備忘の為にリンクを付けおくことにしました。
このPDF中の国土地理院の稿にはGPS・SARによる地震時及び地震後の水平/垂直変異の図が付いています。

日本活断層学会
URL: http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/jsafr/
2011年度秋季学術大会
URL: http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/jsafr/2011fall1.html
上記発表予稿PDF
URL: http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/jsafr/pdfs/2011fallmeeting_jsaf.pdf


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