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BGM: アシュケナージ / ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 [睡夢庵のBGM]

【BGM: アシュケナージ / ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 】

今日はアシュケナージの《ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集》。
これは1974年の「音楽之友社」のレコード・アカデミー賞受賞盤。 アシュケナージの粒立ちの良い透明感のあるタッチとショルティ指揮のシカゴ交響楽団の豪快なオーケストレーションが巧くバランスしていて音に浸れ、通しで約3時間ですが聴き通せる演奏です。
只、現在はこの録音はHMV等で海外盤を入手しなければならない様です。
他に、ハイティング、メータ、自身の指揮によるものなども出ています。

『ウラディーミル・アシュケナージ』(Vladimir Davidovich Sshkenazy,1937/07/06-)、ロシア・ゴーリキー生まれのピアニスト・指揮者。 音楽家の家庭に生まれ、6歳でピアノを始め、その2年後にはモスクワでデビューしている。 9歳でモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学する。 1955年のショパン国際ピアノコンクールに出場、優勝を逃し2位となるが、この審査に納得出来なかったミケランジェリが審査員を降板するという騒動となった事でも知られている。 同年モスクワ音楽院に入学、翌年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場し優勝、これを機に欧州・米国への演奏旅行を行い、センセーショナルなデビューを果たす。 モスクワ音楽院在学中より世界の注目を集め、EMIやメロディアレーベルに録音を残している。 1962年にはチャイコフスキー国際コンクールでジョン・オグドンと優勝を分かつ。 1963年にソヴィエトを出国、ロンドンに移住、68年には妻の故国アイスランドに移住、1972年には国籍を取得する。 1970年代に入ると指揮者としての活動を開始し、1974年に指揮者として最初の録音を行う。 1987年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任、現在はスイスのルツェルンに居を置き、シドニー交響楽団及びEUユース管弦楽団の音楽監督として活動を続けている。
ashkenazy_beethoven.jpg
発売日: 1974
LONDON/キングレコード
LP-No.: SL-1073/6
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集

- SL-1073 Side 1 -
ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品15
01. 第1楽章 Allegro con brio

- SL-1073 Side 2 -
01. 第2楽章 Largo
02. 第3楽章 Rondo(Allegro)

- SL-1074 Side 1 -
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
01. 第1楽章 Allegro con brio
02. 第2楽章 Adagio
03. 第3楽章 Rondo(Molto allegro)

- SL-1074 Side 2 -
ピアノ協奏曲 第4番 ド長調 作品58
01. 第1楽章 Allegro moderato
02. 第2楽章 Andante con moto ~
  第3楽章 Rondo(Molto allegro)

- SL-1075 Side 1 -
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
01. 第1楽章 Allegro con brio

- SL-1075 Side 2 -
01. 第2楽章 Largo ~
  第3楽章 Rondo(Allegro)

- SL-1076 Side 1 -
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品78「皇帝」
01. 第1楽章 Allegro

- SL-1076 Side 2 -
01. 第2楽章 Adagio un poco mosso ~
  第3楽章 Rondo(Allegro)

ピアノ: ウラディーミル・アシュケナージ
指 揮: サー・ゲオルグ・ショルティ
演 奏: シカゴ交響楽団
録 音: 1972



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