BGM: 高橋洋子 / Living with joy [睡夢庵のBGM]
【BGM: 高橋洋子 / Living with joy 】
今日は高橋洋子の《Living with joy》を
柔らかく伸びと膨らみのある中域に支えられた良い声です。 「エヴァンゲリオン」だった?のテーマ曲かなにかで彼女の声に触れ、その声の質に興味を覚え、トラッキングを始めました。 これは大貫妙子、井上陽水等を含むカバーですが、シンプルなバックをベースにその温もりのある艶やかな声で歌われるバラードは逸品です。 最後の「Fly me to the moon」その出だしの声にはゾクッとします。
高橋洋子(1966/08/28生)、東京都出身の歌手。 1991年10月9日シングル「おかえり」でデビュー。 それ以前は久保田利伸、松任谷由美、今井美樹等のバックコーラスを務めていた。 自身作詞も手懸ける。
CDからの音を聴いているといつも何か違うという気がします。 今までは録音のレベル制御の問題が一番の理由と思っていましたが、どうもCDの規格上の制約が大きい様な気がしてきました。 そこでPC上で録音の周波数特性を確認出来るフリー・ソフトがないものか探してみましたら、『WaveSpectra』というものがありましたので、これで確認して見ることにしました。 このソフトは直接MP3は扱えないので一度Lossless WAVEファイルに変換してやる必要があります。 これには『Moo0オーディオタイプ変換器』というソフトが使えます。 下の波形はPNG-8にしてあります。 ページ幅に縮小すると細部が消えますので、拾った原寸でUPしてあります。 画像をクリックすると拡大表示されるはずです。
【図-1】
あべ静江の《愛のかたち》A-3 「モジリアニの少女」の先頭から33秒61の箇所の周波数帯域です。 このLPからのリップに使用したカートリッジは EMPIRE S-1000ZEX。 SHUREと比べると艶やかかつ円やかな響きを持っているので、声や弦、管の再生用に使っています。 こちらは22Khz以上迄出ています。
【図-2】
これは《Living with joy》Tr01 「新しいシャツ」の先頭から47秒73の箇所の周波数帯域です。 ここでは約16kHz迄しか出ていません。
【図-3】 ポリーニ ショパン ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1 カートリッジはSHUREのV15 TYPEⅢ。 高域はほぼ常時22kHz迄出ており、時折右端に張り付きます。
【図-4】 アルゲリッチ ショパン スケルツオ 第3番 嬰ハ短調 作品39 これでは15~16kHz以上が綺麗に無い事が多く、突如18kHz位迄が表れますが19KHzを超えることは全くないようです。
その後ファイルを幾つかチェックしていた処、妙な現象に気付いて・・・LPから落としたものでも強音部で一瞬14kHzから上が欠けたり、CDでも白鳥英美子のもの等には20kHz以上出ているものがある・・・
【図-5/6】 上の2つは【図-4】と同じポリーニのファイルをピーク表示で出したもの。 上図では20kHz以上出ていますが、ゲインが上がると下図の様に帯域が狭まります。
【図-7/8】 これは白鳥英美子の「AMAZING GRACE」、これはCDですが弱音部では20kHz以上出ていますが、強音部では一瞬16kHz以上が無くなる様な現象が出ています。
シセル・シェルシェブーの「彷徨える心」でも同様でした。 その他幾つか確認したPopsでは16kHz以上出ているものはありませんでした。 また、LPから落としたものでも管弦楽曲ではこの現象がはっきり出ます。
ここまでやって来てMP3化を始めた頃に確認した事を思い出し・・・
・ MP3では128kbpsで16kHz、160kbpsで17kHz、それ以上では
顕著な改善はない。
=>Popsは原則128kbps、クラシックは192kbpsとする。
・ エンコーダーによっては16kHz辺りでLPF(ローパスフィルタ)を
掛ける。
=>LP用 「午後のこーだ」 指定なし
CD用 「MusicMatch Jukebox」 バンド幅指定=21kHz
但し、Pops系は自動選択
・ Pops系はゲインを高く録音する為、最初からLPFを掛ける事が
ある。
・ MP3に統一し、現在所有するiPod初期型、iPod mini等が対応する
44.1kHz/16bitの範囲に止める。 SE-U33GX が活きませんが。
で、現状追認でこれ以上の向上を諦めていたのでした。(^^;)>
波形を見てこれを思い出すまでに時間が掛かってしまいました。
今日は高橋洋子の《Living with joy》を
柔らかく伸びと膨らみのある中域に支えられた良い声です。 「エヴァンゲリオン」だった?のテーマ曲かなにかで彼女の声に触れ、その声の質に興味を覚え、トラッキングを始めました。 これは大貫妙子、井上陽水等を含むカバーですが、シンプルなバックをベースにその温もりのある艶やかな声で歌われるバラードは逸品です。 最後の「Fly me to the moon」その出だしの声にはゾクッとします。
高橋洋子(1966/08/28生)、東京都出身の歌手。 1991年10月9日シングル「おかえり」でデビュー。 それ以前は久保田利伸、松任谷由美、今井美樹等のバックコーラスを務めていた。 自身作詞も手懸ける。
発売日: 1996/10/25 日本コロムビア CD-No.: KTCR-1401 | |
Living with joy 収録曲: 01. 新しいシャツ 02. Living with joy 03. Ooo baby baby 04. Hello winter~Do space men pass dead souls on their 05. つめたい部屋の世界地図 06. ウェンディーの瞳 07. めぐり逢い 08. どこかにあるよ 09. シャンプー 10. Snowscape 11. Fly me to the moon(Night In Indigo Blue Version) |
No. | Album Title | Released | CD |
ALBUM | |||
01. | ピチカート | 1992/10/21 | KTCR-1190 |
02. | 9月の卒業 | 1993/08/25 | KTCR-1240 |
03. | 私をみつけて | 1994/11/26 | KTCR-1289 |
04. | BEST PIECES | 1996/01/25 | KTCR-1359 |
05. | Living with joy | 1996/10/25 | KTCR-1401 |
06. | ~refrain~ The songs were inspired by "EVANGELION" | 1997/11/06 | KICA-378 |
07. | Li-La | 1997/11/06 | KTCR-1454 |
08. | BEST PIECES Ⅱ | 1999/02/24 | KTCR-1326 |
09. | HARMONIUM | 1999/03/17 | POCH-1770 |
10. | あうん | 2001/10/02 | DIVA-0001 |
11. | スーパー・バリュー | 2001/12/19 | UMCK-8005 |
12. | L'ange de metamorhose | 2003/05/23 | BRCF-3003 |
13. | ゴールデン☆ベスト 高橋洋子 | 2004/02/25 | UICZ-6055 |
14. | それは時にあなたを励まし、時には支えとなるもの | 2005/12/07 | GNCA-1058 |
15. | ベスト10 | 2007/01/17 | UPCY-9080 |
16. | エッセンシャル・ベスト | 2007/12/19 | UPCY-9143 |
17. | 20th century Boys & Girls~20世紀少年少女 | 2010/06/23 | KICS-1549 |
CDからの音を聴いているといつも何か違うという気がします。 今までは録音のレベル制御の問題が一番の理由と思っていましたが、どうもCDの規格上の制約が大きい様な気がしてきました。 そこでPC上で録音の周波数特性を確認出来るフリー・ソフトがないものか探してみましたら、『WaveSpectra』というものがありましたので、これで確認して見ることにしました。 このソフトは直接MP3は扱えないので一度Lossless WAVEファイルに変換してやる必要があります。 これには『Moo0オーディオタイプ変換器』というソフトが使えます。 下の波形はPNG-8にしてあります。 ページ幅に縮小すると細部が消えますので、拾った原寸でUPしてあります。 画像をクリックすると拡大表示されるはずです。
【図-1】
あべ静江の《愛のかたち》A-3 「モジリアニの少女」の先頭から33秒61の箇所の周波数帯域です。 このLPからのリップに使用したカートリッジは EMPIRE S-1000ZEX。 SHUREと比べると艶やかかつ円やかな響きを持っているので、声や弦、管の再生用に使っています。 こちらは22Khz以上迄出ています。
【図-2】
これは《Living with joy》Tr01 「新しいシャツ」の先頭から47秒73の箇所の周波数帯域です。 ここでは約16kHz迄しか出ていません。
【図-3】 ポリーニ ショパン ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1 カートリッジはSHUREのV15 TYPEⅢ。 高域はほぼ常時22kHz迄出ており、時折右端に張り付きます。
【図-4】 アルゲリッチ ショパン スケルツオ 第3番 嬰ハ短調 作品39 これでは15~16kHz以上が綺麗に無い事が多く、突如18kHz位迄が表れますが19KHzを超えることは全くないようです。
その後ファイルを幾つかチェックしていた処、妙な現象に気付いて・・・LPから落としたものでも強音部で一瞬14kHzから上が欠けたり、CDでも白鳥英美子のもの等には20kHz以上出ているものがある・・・
【図-5/6】 上の2つは【図-4】と同じポリーニのファイルをピーク表示で出したもの。 上図では20kHz以上出ていますが、ゲインが上がると下図の様に帯域が狭まります。
【図-7/8】 これは白鳥英美子の「AMAZING GRACE」、これはCDですが弱音部では20kHz以上出ていますが、強音部では一瞬16kHz以上が無くなる様な現象が出ています。
シセル・シェルシェブーの「彷徨える心」でも同様でした。 その他幾つか確認したPopsでは16kHz以上出ているものはありませんでした。 また、LPから落としたものでも管弦楽曲ではこの現象がはっきり出ます。
ここまでやって来てMP3化を始めた頃に確認した事を思い出し・・・
・ MP3では128kbpsで16kHz、160kbpsで17kHz、それ以上では
顕著な改善はない。
=>Popsは原則128kbps、クラシックは192kbpsとする。
・ エンコーダーによっては16kHz辺りでLPF(ローパスフィルタ)を
掛ける。
=>LP用 「午後のこーだ」 指定なし
CD用 「MusicMatch Jukebox」 バンド幅指定=21kHz
但し、Pops系は自動選択
・ Pops系はゲインを高く録音する為、最初からLPFを掛ける事が
ある。
・ MP3に統一し、現在所有するiPod初期型、iPod mini等が対応する
44.1kHz/16bitの範囲に止める。 SE-U33GX が活きませんが。
で、現状追認でこれ以上の向上を諦めていたのでした。(^^;)>
波形を見てこれを思い出すまでに時間が掛かってしまいました。