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BGM: ヘンデル / 水上の音楽(全3曲) [睡夢庵のBGM]

【BGM: ヘンデル / 水上の音楽(全3曲)】

今日はヘンデルの管弦楽曲《水上の音楽》を。
これは1717年7月7日国王のテームズ河での川遊びの際に演奏されたとされるもの。 ヘンデルの主要管弦楽作品の一つ。 オリジナルの管弦楽版は散逸しており、1723年頃のパート譜(11曲)、1743年のチェンバロ編曲版(26曲)、レートリッヒ版(25曲)、F.クリュサンダー版(20曲)、H.ハーティ版(6曲)等が知られている。

ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Handel:1685/02/23-1759/04/14没) ドイツのブランデンブルグ(プロイセン領)のハレに生まれる。 父の期待に従いハレ大学で法律を学んだが、音楽への情熱を断ち切れず、ハンブルグに出てオペラで成功を収め、音楽家の道に進む。 1706年からイタリア各地を巡り、イタリアオペラを吸収、作曲の幅を広げる。 1710年春、イタリアから戻ったヘンデルはハノーヴァー選帝侯ゲオルク・ルードウィッヒの宮廷楽長に奉職する。 同年秋選帝候の許可を得たヘンデルはイギリスに渡り、オペラ「リナルド」を上演、好評を以って迎えられる。 1712年休暇を取り再度イギリスに渡ったヘンデルは数々のオペラを上演ロンドン市民の人気を集め、又アン女王の誕生日の祝賀頌歌によって女王の信任を得、年金と英国王室音楽家の地位を与えられる。 ヘンデルは休暇が切れてもハノヴァーへは戻らず、1727年正式にイギリスに帰化してしまう。 1914年アン女王の死去に伴い、ハノーヴァー選帝候がイギリス王ジョージ1世として迎えられるが、ヘンデルの楽才を愛していた為過去を許し、年金と英国王室音楽家の地位を保証する。 ヘンデルはバッハと共にバロック期を代表する最も重要な作曲家の一人だが、バッハはヘンデルとの面会を希望したが、互いにすれ違い生涯出会うことはなかった。 因みにバッハは「音楽の父」と評されるに対し、ヘンデルは「音楽の母」と呼ばれることがある。 バッハが教会音楽を中心に活躍したのに対し、ヘンデルはオペラ、オラトリオ等劇場用音楽にその本領を発揮した。
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発売日: ?
BASF-harmoniamundi/テイチク
LP-No.: ULX-3024-H
水上の音楽(全3曲)-Wassermusik-

- ULX-3024-H Side 1 -

第1組曲 ヘ長調 HWV 348
- 第1曲 Overture
- 第2曲 Adagio e staccato
- 第3曲 Allegro-Andante-Allegro
- 第4曲 Allegro
- 第5曲 Air
- 第6曲 Minuet
- 第7曲 Bourree

- ULX-3024-H Side 2 -

- 第8曲 Andante
- 第9曲 Hornpipe

第2組曲 ニ長調 HWV 349
- 第1曲 Overture
- 第2曲 Alla Hornpipe
- 第3曲 Minuet
- 第4曲 Lentement
- 第5曲 Bourree

第3組曲 ト長調 HWV 350
- 第1曲 Andante
- 第2曲 Rigaudon I & II
- 第3曲 Minuet I & II
- 第4曲 Gigue I & II



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