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BGM: リュリ / 歌劇《アマディス》からの組曲 [睡夢庵のBGM]

【BGM: リュリ / 歌劇《アマディス》からの組曲】

今日はリュリとルクレールの音楽を。 いずれも落ち着いた美しい旋律で、BGMとして流すにはよい曲です。

ジャン・バティスト・リュリ、フランスにおけるバロック音楽の全盛期に活躍した作曲家。 ルイ14世(太陽王)の宮廷楽長であるだけでなく、その寵臣としてフランス貴族社会で権勢をほしいままにしていました。 もともとはイタリア・フィレンツェの粉挽きの息子から身を起こした立志伝中の人物。 ギターとヴァイオリン、バレーが踊れるという事で、ギース大公に見出され、その後音楽の才能を見出され音楽教育を受けますが、解雇されてしまいます。 その後「王の夜のバレー」に出演していた際に太陽王に見出され、王のための器楽曲作曲家に任命され、その寵を受けてその地位を高めていきます。 その才能は彼の築き上げたオペラ様式は永きに渡って変える事がタブー視されたことにも示され、またこの時期がフランス・バロックの第三黄金期とされることでも明らかです。

ジャン=マリー・ルクレール、リュリと同じフランス・バロック第三黄金期に活躍した作曲家で、18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者とされます。 フランス・リヨン出身でトリノで舞踏とヴァイオリンを学び、ダンス教師およびヴァイオリニストとして活動を始めます。 1723年にフランス・パリに行き、フランス宮廷等で活動しています。 ルクレールが作曲したヴァイオリン協奏曲は作品7と作品10各々6曲の合計12曲ですが、これらはフランス・ヴァイオリン曲の金字塔とされています。

basf_lully.jpg
発売日: 不明
Harmonia Mundi/BASF&テイチク
LP-No. ULX-3182-H
コレギウム・アウレウム合奏団

Wolfgang Amadeus Mozart
- ULX-3182-H Side 1 -
リュリ 歌劇《アマディス》からの組曲
 序曲~エール~ジーク~ロンド
 市門の戦闘の為の行進曲
 2つの戦士のエール
 悪魔と妖怪のためののエール
 シャコンヌ

指揮:ラインハルト・ペータース

- ULX-3182-H Side 2 -
ルクレール ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品7-2
 第一楽章 Adagio~Allegro
 第二楽章 Adagio
 第三楽章 Allegro

Vl独奏: フランツヨーゼフ・マイアー



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