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BGM: カラヤン/グリーグ 《ペール・ギュント》組曲 [睡夢庵のBGM]

【BGM: カラヤン/グリーグ 《ペール・ギュント》組曲】

今日はグリーグの《ペール・ギュント》組曲、カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。 カップリングは組曲《十字軍の兵士シグール》。

これはノルウェイの文豪ヘンリック・イプセンの詩劇「ペール・ギュント」(全5幕構成)上演の為に、イプセン自身からの依頼によりグリーグが1875年に作曲したもの。
《十字軍の兵士シグール》は同じくノルウェイのビョルンソンの戯曲「十字軍の兵士シグール」上演の際の舞台音楽として1872年に作曲されたものですが、戯曲そのものは評判とならず忘れ去られた為、この中から3曲を選び、演奏会用組曲としたもの。

第1番「朝」のフルート主旋律、弦が奏でる寄せては返す波のような旋律は如何にも清々しい朝の海岸を思い浮かべます。 「オーセの死」母親オーセの死の場面の曲で演奏される曲で、灰色に垂れ込めた北欧の空の下の様な重く物悲しい雰囲気が好きです。 「アニトラの踊り」ピッチカート官能的・・・第2番「イングリットの嘆き」、「ソルヴェイグの歌」、そしてカップリングの《十字軍の兵士シグール》の3曲も叙情性に富んだよい曲です。

これもiPod常備の1枚で、長距離走行深夜に1度は掛ける曲です。

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発売日:1973年4月
録音日:1971年9月22日
グラモフォン
LP No.:MG 2384
-Side-1-
エドヴァルト・グリーグ
 《ペール・ギュント》組曲 第1番 作品46
01. 朝           : Aregretto pastorale
02. オーセの死       : Andante doloroso
03. アニトラの踊り     : Tempo di Mazurka
04. 山の魔王の宮殿にて   : Alla macia e molto marcato

 《ペール・ギュント》組曲 第2番 作品55
01. イングリットの嘆き   : Allegro furioso-Andante
02. アラビアの踊り     : Allegretto vivace

-Side-2-
03. ペール・ギュントの帰郷 : Tempo di Mazurka
04. ソルヴェイグの歌    : Alla macia e molto marcato

 組曲《十字軍の兵士シグール》 作品56
01. 前奏曲「王宮で」    : Allecretto semplice
02. 間奏曲「ボルグヒルの夢」: Poco Andante
               - Allegro Agitato
               - Andante sepressivo
03. 勝利を讃える行進曲   : Alegro molto
               - Allegretto marziale
               - Mestoso

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団



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