日本の政治家・官僚よ一体どうした? [睡夢庵 日々徒然]
【 日本の政治家・官僚よ一体どうした? 】
今回の新型ウイルスへの対応を見ていると安全保障・情報保護・防疫、どれをとってもまともにデータを読める政治家・官僚がいないとしか思えない。 それだけでなくその能天気・平和ボケぶりには呆れるしかありません。
このウイルスに関するデータ処理システム開発もバラバラ、1回入力すれば全てのサブシステムがそのデータを取り込める様デザインをしていないらしい。
しかも今回のこのシステムのトラブルは米国のデータベース提供会社を使い、そこで起きた障害の結果などと一体何を考えているのか?です。
それだけでなくこれだけ変異型による感染率・重症化率・死亡率の増加が疑われる中、実務面でも出入国制限をかけるタイミングがなっていません
★ デジタル庁9月始動?
言い出しでもうどれだけたった? これも最初から「船頭多くして船、
山に上る」状態なのでは?
今回のワクチン接種の管理システムや手順の構成等を見ているとそれぞれ
独立に目の前の事だけを考えてシステムを作っている様に見えてならない。
今回のトラブルの原因が米国の私企業のクラウドサービスで起きた異常が
原因らしいがそもそも海外のシステムをこれほど重要な情報がリンクする
システム構築に使うという神経が信じられない。
まさか国内に国家機関や公益研究機関、教育機関が使う為の十分な能力を
持ったクラウドやAI解析システムを統合した物がいないのか?
これでは何の為に「京」や「富岳」といったスーパーコンピュータを開発
しているのかと言いたくなるが?
それに一体今迄どれだけの時間があったか。
今回の騒ぎが始まった時点から構築を始めたとしても既に完成して
いなければおかしい。
いろいろ報道される情報をみているとそれぞれが独立で勝手気ままに
やっている様に見えていたが、やはりです。
これではデジタル庁が出来ても頭脳部分が現官僚の寄せ集めでは期待が
持てない。 事務トップは民間から? このレベルの発想ではね~
こういうシステム化は市中から人材を発掘した方が遥かに効率的だろう。
個人やグループなどのレベルでも光るシステムが先んじて作られていた
事を考えれば猶更。
今回のワクチン接種予約システムやマイナンバーカード申請システム等を
見るとそれを痛感する。 俯瞰的見た効率化されたデザインにはなって
おらず、羅列的に要求事項が満たせれば良しといったものにしか見えない。
★ インド・ネパール・パキスタンからの再入国拒否措置
外務省の対応、これらの国からの再入国拒否を開始するのが5月14日
からだと。 最早開いた口が・・・
インドの急激な感染者増は3月12日頃から始まり、3月26日の週には
感染爆発が始まっていたのに今頃? インド型変異種の発生が確定する
までポケーッと待つなど人の命に関わる案件なのに・・・
5月13日の新聞にはインド型が既に国内市中に拡大し始めているという
報道が出ましたが、メディアも馬鹿か!ですね。
空港検疫を追っていればとうの昔に気付いていなければ。
感染の急激な拡大は変異種でしか有り得ずかつ立ち上がりが早いという
事は新種の可能性が大きいという事。
このリスクに手を打ってこそ防疫というものでしょうにね。
空港検疫でも3月28日以降はほぼ毎日感染者が捕捉され始めたにも
関わらず此処まで無策で来たようなもの。
4月12日以降5人以上の感染者が度々出ていたにも関わらずですから。
多分国外逃避の入国者自体もこの時期から増えたのかも。
インドは3月27日からほぼ毎日感染者が捕捉される様になっていますし
ネパールも4月24日以降捕捉される感染者が増えています。
訪日外国人の数については未だ3月迄しか公表されていないのも問題。
これらはリアルタイムに出るはずなのに・・・
リアルタイムな入国者数が分かりませんので逃避入国者というのは語弊が
あるかもしれませんが、明らかに感染者数が増えれば即日対処をする位で
なければ。
★ ワクチン接種による死亡率と感染死率の比較
5月12日時点での感染死者数は 11,148人 人口比では 0.00884%
同日におけるワクチン接種後の死亡者 39人 総接種回数約 438万回
接種回数当たり 0.00091% 2回としても 0.00182%
感染死者数はこれからも増えていきますからワクチン接種を行う事で
死亡確率が1桁近く下がる事は間違いない様です。
接種後の死亡原因で注目されている出血性脳卒中による死亡発生頻度に
ついて厚生労働省が公表しているデータでは
ワクチン接種群 0.12件/100万人・日
無作為群(一般) 0.97件/100万人・日 となっていますが、これに
異論を唱えた報告がネット上にあったのでリンクを付けておきます。
URL : https://www.npojip.org/sokuho/210426.html
これによると出血性脳卒中死亡率は10倍、元のデータが健康と思われる
医療従事者に対する接種における状況なので120倍とも言えるとして
います。
これからも時間の経過や変異種の発生に伴い、感染死者数も増え、接種に
よる死者も一般に広がるに伴って増えていくでしょうが・・・
それにしても100万回当たりのアナフラキシー報告数が米国4.7件
英国17.7件に対し、日本は72件と言われるのはなぜか。
副反応リスクは日本が4~17倍高いという状況のからすると当然死亡
リスクも高くなるのは間違いないでしょう。
そして女性の方がリスクが高いらしい・・・
だとすれば、ワクチン接種による死亡リスクが1桁上がりますから、
外出頻度が低く、高リスク群の人との接触がない高齢者や女性は接種
しないという選択肢が正解なのかもしれませんね。
★ 新型コロナ用ワクチン開発状況と実績に関する情報
「化学工業日報」サイトに最新の状況(2021/04/30 更新)が掲載されて
いましたので紹介しておきます。
URL : https://www.chemicaldaily.co.jp/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E7%B6%9A%E3%80%85%E5%AE%9F%E7%94%A8%E5%8C%96%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8B%A2%E3%82%82%E6%B2%BB%E9%A8%93%EF%BC%88%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%92%EF%BC%98%E6%97%A5/
これを見る限り現状ではファイザー/ビオンテックが効果が高い様です。
- mRNA型
有効率 1回有効 継続
・ ファイザー/ビオンテック 95% 90-94% 80-85% 91%/6M
・ モデルナ 94% 90%/6M
・ キュアバック/バイエル 21/06迄にEU承認見込み
〇 第一三共 21/03P1/2開始、21/末実用化?
・ サノフィ/トランスレートバイオ 21/07以降P1/2結果公表予定
- ウイルスベクター型
・ アストラゼネカ 米76% 英70% 南ア型に無効
・ J&J(1回接種型) 米72% 南米66% 南ア57%
・ 康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス) 中68%
・ 国立ガマレヤ研究所 露91% 8千/日継続1/3に低減のみ
〇 IDファーマ(日/アイムロ・グループ) 21/05P1開始
- DNA型
・ イノビオ(米) 米政府支援打ち切り どうなる?
〇 アンジェス(日/タカラバイオ/AGC/シオノギファーマ) 初夏にP2結果公表予定
- 遺伝子組み換え型 変異型には効果がない?
・ ノババックス 英89% 原96% 英86% 南ア56%
国内下期供給開始→変異型ダメ
・ サノフィ/GSK 21/10-12供給開始
〇 塩野義製薬 年内国際P3開始、経鼻投与検討
21末3000/月体制
- 不活化型
・ 中国生物技術(シノファーム) 北京型79-86%、武漢型72%、他?
・ 科興控股生物技術(シノバックス)ブラジル50%、インドネシア65%
トルコ91%
・ バーラトバイオテック(インド) インド81%、インド型にはダメ?
〇 KMバイオロジック(日) 国内P1/2 3月開始
- VLP型
〇 メディカゴ(田辺三菱製薬子会社)カナダで事前承認審査開始
21/03 北米等10か国でP3開始
夏以降国内治験予定
24年10億回分供給体制
- 現在迄の変異型の種類
武漢型(原種)
北京型(古くからある欧州型?)
英国型(N501Y変異)
出所不明(フィリピン/日本等E484K単独変異)
南アフリカ型(N501Y+E484K変異)
フィリピン型(N501Y+E484K変異)
ブラジル型(N501Y+E484K変異)
インド型(E484Q+L425R変異)
- ワクチンの効果について
イスラエルでの例 ファイザー製 武漢型+英国型環境
感染予防効果 92%
発症予防効果 94%
南アフリカでの例 J&J製 全型含む 57%
ノババックス製 ” 55%
アストラゼネカ製 治験結果 10%
E484K単独変異、E484Q+L425R変異に関するデータなし
日本国内では英国型、南ア型、ブラジル型、インド型が既に拡散していますのでこれからどうなるか・・・
従来の季節性インフルエンザワクチン等の効果から類推すれば遺伝子組み換え型などの従来方式のワクチンでは変異型に対する効果は期待出来ないのではないでしょうか。
この状況を見るとmRNA型以外は期待薄なのかもしれません。
J&Jの物は1回接種なので運用上は一番ですが、現在までの所新しい変異型への効果が急激に落ちている様ですし、同系統のものの成績も芳しいものではないみたいです。
不活化型も原種以外への効果は遺伝子組み換え型と同様でしょうし。
この辺りはロシアが3月初旬にに1万人/日レベルを切ってから現在迄8千人/日レベルから下がることがない点やインドがインド型の出現から爆発的に感染者が増えている事、中国のワクチンの効果が消え始めているケースがある事からも窺える事です。
★ 日本の超過及び過少死亡数
日本だけ過少死亡状態にあるとの報道がありましたが、第3波当たりから
様相が変わり超過し始めたのではないかという気がして探してみたら
厚生労働省の研究テーマに「COVID-19等の影響による超過死亡の評価」
というものがあり、現状までの状況がグラフ化されていましたので
紹介しておきます。
やはり予想と違わず、20年12月以降超過に転じているみたいです。
ただ、これも死因別に精査してみないとですが・・・
日本の超過及び過少死亡数ダッシュボード
URL : https://exdeaths-japan.org/
★ まともな予測・計算・判断能力を持った政治家がいない?
今回の緊急事態宣言適用範囲の拡大における政府の動きをみていると
もう擁護も出来ませんね。 現在の官邸にはまともな施政能力を持つ
人材がいない様です。
行政側の官僚もまともな官邸サポートをしていない(出来ていない)か、
信用して貰えていないのか。
現在の新規感染者の拡大と感染地域の動態をみれば危機的状況にある事
位馬鹿でも分りそうなものですが。
まぁ、第4波が始まってからの人の動きを見ていれば最早現状の様な
方策では収束に向かおうはずもないのに、旧態依然とした対応しか
未だに出来ない現状だけでなく、それを阻害する法体系にも問題あり
ですが。
ワクチンの接種計画についても同様。 今頃になって企業の診療所での
接種協力要請? 遅すぎるどころでは(--メ)
自衛隊の活用も出来ていないし。 防衛庁もなんの献策もしていないの?
5月12日、24日から東京、大阪に自衛隊が運営する大規模接種会場を
設けるという報道が出ましたがこれも予約だそうです。
ここで使われるのはモデルナ製のワクチンになるみたいです。
感染の山が高くなればなるほどベキで収束に掛かる時間も損失も増えて
いくのに足元の状況しか見えていないから今回の様な騒動になるのでは。
中国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール等初手
から強権をもって水際対策と防疫処置を行った国や、イスラエルの様に
初動の失敗に懲りて強力な防疫処置を講じた国では経済全体の打撃は
少なくて済んでいる様ですが、日本はどうなる事やら・・・
オリンピックの実施を問題視する向きがありますが、無観客や少人数
ならば限られた場所、人員、移動経路で行われ管理が可能ですから、
これこそ今更止めればその被害たるやでしょうに。
これを問題視するくらいなら早く施策無視に対する実刑・罰金を科せる
様にしたり、交通機関を強制的に遮断できるようにする法案成立を急ぐ
方が余程今後に良い結果を齎すでしょう。
この程度の施策は行政府の実行権に委ねられねば、立法府等の横槍で
時期を失してしまうのは目に見えていますから。
チマチマ小田原評定に類する議論は不要です。
★ CDCがまた妙な事をいいだした・・・マスクや安全距離の確保も不要
CDCが新型コロナ防疫対策を緩和し新しい指針を出した様ですが、
ワクチン接種完了後は特定の場所を除き従来の生活に戻って良いという
ものらしい。
CDC、どうしても自分たちの初期の過ちを糊塗したいらしい(^^)
結果がどうなるか見物ですね。
イスラエルの解除は新規感染者が100人以下になってからですが、
米国は4万人/日弱で停滞してしまっているにも関わらずですからね。
14日迄6日間3万人/日が続いていましたが、15日は4万人超え。
英国も2千人/日迄は来ましたが、ここで停滞し増加しかねない動きも
あるという状況。 フランス、ドイツも1万人/日を切れない。
イタリア、スペインも減少が鈍化し、むしろ増加しかねない動きです。
多分これで米国の潜在的パワーは大幅に低下し、中国の存在感がより
大きくなる結果を招くのは間違いなさそう。
中国はまだ1人の感染者が出ても周辺全体にPCR検査を実施する位
徹底した抑え込みを図っていますからね。
まぁ、これを見るとこのウイルスの蔓延、欧米人の気質を押さえた上での
中国の謀略戦だったという思いがしないでもありません。
現状の周辺状況を加味して眺めると猶・・・
こう言う所が、人間は神の一部から生まれた祝福された、知能をもつ
唯一の存在、そして自然は戦って抑え込めると思う、1神教世界の
傲慢さの表れとも言える行為です。
特に白人にはこの選民意識がその考えの根底に渦巻いていますから・・・
今回の新型ウイルスへの対応を見ていると安全保障・情報保護・防疫、どれをとってもまともにデータを読める政治家・官僚がいないとしか思えない。 それだけでなくその能天気・平和ボケぶりには呆れるしかありません。
このウイルスに関するデータ処理システム開発もバラバラ、1回入力すれば全てのサブシステムがそのデータを取り込める様デザインをしていないらしい。
しかも今回のこのシステムのトラブルは米国のデータベース提供会社を使い、そこで起きた障害の結果などと一体何を考えているのか?です。
それだけでなくこれだけ変異型による感染率・重症化率・死亡率の増加が疑われる中、実務面でも出入国制限をかけるタイミングがなっていません
★ デジタル庁9月始動?
言い出しでもうどれだけたった? これも最初から「船頭多くして船、
山に上る」状態なのでは?
今回のワクチン接種の管理システムや手順の構成等を見ているとそれぞれ
独立に目の前の事だけを考えてシステムを作っている様に見えてならない。
今回のトラブルの原因が米国の私企業のクラウドサービスで起きた異常が
原因らしいがそもそも海外のシステムをこれほど重要な情報がリンクする
システム構築に使うという神経が信じられない。
まさか国内に国家機関や公益研究機関、教育機関が使う為の十分な能力を
持ったクラウドやAI解析システムを統合した物がいないのか?
これでは何の為に「京」や「富岳」といったスーパーコンピュータを開発
しているのかと言いたくなるが?
それに一体今迄どれだけの時間があったか。
今回の騒ぎが始まった時点から構築を始めたとしても既に完成して
いなければおかしい。
いろいろ報道される情報をみているとそれぞれが独立で勝手気ままに
やっている様に見えていたが、やはりです。
これではデジタル庁が出来ても頭脳部分が現官僚の寄せ集めでは期待が
持てない。 事務トップは民間から? このレベルの発想ではね~
こういうシステム化は市中から人材を発掘した方が遥かに効率的だろう。
個人やグループなどのレベルでも光るシステムが先んじて作られていた
事を考えれば猶更。
今回のワクチン接種予約システムやマイナンバーカード申請システム等を
見るとそれを痛感する。 俯瞰的見た効率化されたデザインにはなって
おらず、羅列的に要求事項が満たせれば良しといったものにしか見えない。
★ インド・ネパール・パキスタンからの再入国拒否措置
外務省の対応、これらの国からの再入国拒否を開始するのが5月14日
からだと。 最早開いた口が・・・
インドの急激な感染者増は3月12日頃から始まり、3月26日の週には
感染爆発が始まっていたのに今頃? インド型変異種の発生が確定する
までポケーッと待つなど人の命に関わる案件なのに・・・
5月13日の新聞にはインド型が既に国内市中に拡大し始めているという
報道が出ましたが、メディアも馬鹿か!ですね。
空港検疫を追っていればとうの昔に気付いていなければ。
感染の急激な拡大は変異種でしか有り得ずかつ立ち上がりが早いという
事は新種の可能性が大きいという事。
このリスクに手を打ってこそ防疫というものでしょうにね。
空港検疫でも3月28日以降はほぼ毎日感染者が捕捉され始めたにも
関わらず此処まで無策で来たようなもの。
4月12日以降5人以上の感染者が度々出ていたにも関わらずですから。
多分国外逃避の入国者自体もこの時期から増えたのかも。
インドは3月27日からほぼ毎日感染者が捕捉される様になっていますし
ネパールも4月24日以降捕捉される感染者が増えています。
訪日外国人の数については未だ3月迄しか公表されていないのも問題。
これらはリアルタイムに出るはずなのに・・・
リアルタイムな入国者数が分かりませんので逃避入国者というのは語弊が
あるかもしれませんが、明らかに感染者数が増えれば即日対処をする位で
なければ。
★ ワクチン接種による死亡率と感染死率の比較
5月12日時点での感染死者数は 11,148人 人口比では 0.00884%
同日におけるワクチン接種後の死亡者 39人 総接種回数約 438万回
接種回数当たり 0.00091% 2回としても 0.00182%
感染死者数はこれからも増えていきますからワクチン接種を行う事で
死亡確率が1桁近く下がる事は間違いない様です。
接種後の死亡原因で注目されている出血性脳卒中による死亡発生頻度に
ついて厚生労働省が公表しているデータでは
ワクチン接種群 0.12件/100万人・日
無作為群(一般) 0.97件/100万人・日 となっていますが、これに
異論を唱えた報告がネット上にあったのでリンクを付けておきます。
URL : https://www.npojip.org/sokuho/210426.html
これによると出血性脳卒中死亡率は10倍、元のデータが健康と思われる
医療従事者に対する接種における状況なので120倍とも言えるとして
います。
これからも時間の経過や変異種の発生に伴い、感染死者数も増え、接種に
よる死者も一般に広がるに伴って増えていくでしょうが・・・
それにしても100万回当たりのアナフラキシー報告数が米国4.7件
英国17.7件に対し、日本は72件と言われるのはなぜか。
副反応リスクは日本が4~17倍高いという状況のからすると当然死亡
リスクも高くなるのは間違いないでしょう。
そして女性の方がリスクが高いらしい・・・
だとすれば、ワクチン接種による死亡リスクが1桁上がりますから、
外出頻度が低く、高リスク群の人との接触がない高齢者や女性は接種
しないという選択肢が正解なのかもしれませんね。
★ 新型コロナ用ワクチン開発状況と実績に関する情報
「化学工業日報」サイトに最新の状況(2021/04/30 更新)が掲載されて
いましたので紹介しておきます。
URL : https://www.chemicaldaily.co.jp/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E7%B6%9A%E3%80%85%E5%AE%9F%E7%94%A8%E5%8C%96%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8B%A2%E3%82%82%E6%B2%BB%E9%A8%93%EF%BC%88%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%92%EF%BC%98%E6%97%A5/
これを見る限り現状ではファイザー/ビオンテックが効果が高い様です。
- mRNA型
有効率 1回有効 継続
・ ファイザー/ビオンテック 95% 90-94% 80-85% 91%/6M
・ モデルナ 94% 90%/6M
・ キュアバック/バイエル 21/06迄にEU承認見込み
〇 第一三共 21/03P1/2開始、21/末実用化?
・ サノフィ/トランスレートバイオ 21/07以降P1/2結果公表予定
- ウイルスベクター型
・ アストラゼネカ 米76% 英70% 南ア型に無効
・ J&J(1回接種型) 米72% 南米66% 南ア57%
・ 康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス) 中68%
・ 国立ガマレヤ研究所 露91% 8千/日継続1/3に低減のみ
〇 IDファーマ(日/アイムロ・グループ) 21/05P1開始
- DNA型
・ イノビオ(米) 米政府支援打ち切り どうなる?
〇 アンジェス(日/タカラバイオ/AGC/シオノギファーマ) 初夏にP2結果公表予定
- 遺伝子組み換え型 変異型には効果がない?
・ ノババックス 英89% 原96% 英86% 南ア56%
国内下期供給開始→変異型ダメ
・ サノフィ/GSK 21/10-12供給開始
〇 塩野義製薬 年内国際P3開始、経鼻投与検討
21末3000/月体制
- 不活化型
・ 中国生物技術(シノファーム) 北京型79-86%、武漢型72%、他?
・ 科興控股生物技術(シノバックス)ブラジル50%、インドネシア65%
トルコ91%
・ バーラトバイオテック(インド) インド81%、インド型にはダメ?
〇 KMバイオロジック(日) 国内P1/2 3月開始
- VLP型
〇 メディカゴ(田辺三菱製薬子会社)カナダで事前承認審査開始
21/03 北米等10か国でP3開始
夏以降国内治験予定
24年10億回分供給体制
- 現在迄の変異型の種類
武漢型(原種)
北京型(古くからある欧州型?)
英国型(N501Y変異)
出所不明(フィリピン/日本等E484K単独変異)
南アフリカ型(N501Y+E484K変異)
フィリピン型(N501Y+E484K変異)
ブラジル型(N501Y+E484K変異)
インド型(E484Q+L425R変異)
- ワクチンの効果について
イスラエルでの例 ファイザー製 武漢型+英国型環境
感染予防効果 92%
発症予防効果 94%
南アフリカでの例 J&J製 全型含む 57%
ノババックス製 ” 55%
アストラゼネカ製 治験結果 10%
E484K単独変異、E484Q+L425R変異に関するデータなし
日本国内では英国型、南ア型、ブラジル型、インド型が既に拡散していますのでこれからどうなるか・・・
従来の季節性インフルエンザワクチン等の効果から類推すれば遺伝子組み換え型などの従来方式のワクチンでは変異型に対する効果は期待出来ないのではないでしょうか。
この状況を見るとmRNA型以外は期待薄なのかもしれません。
J&Jの物は1回接種なので運用上は一番ですが、現在までの所新しい変異型への効果が急激に落ちている様ですし、同系統のものの成績も芳しいものではないみたいです。
不活化型も原種以外への効果は遺伝子組み換え型と同様でしょうし。
この辺りはロシアが3月初旬にに1万人/日レベルを切ってから現在迄8千人/日レベルから下がることがない点やインドがインド型の出現から爆発的に感染者が増えている事、中国のワクチンの効果が消え始めているケースがある事からも窺える事です。
★ 日本の超過及び過少死亡数
日本だけ過少死亡状態にあるとの報道がありましたが、第3波当たりから
様相が変わり超過し始めたのではないかという気がして探してみたら
厚生労働省の研究テーマに「COVID-19等の影響による超過死亡の評価」
というものがあり、現状までの状況がグラフ化されていましたので
紹介しておきます。
やはり予想と違わず、20年12月以降超過に転じているみたいです。
ただ、これも死因別に精査してみないとですが・・・
日本の超過及び過少死亡数ダッシュボード
URL : https://exdeaths-japan.org/
★ まともな予測・計算・判断能力を持った政治家がいない?
今回の緊急事態宣言適用範囲の拡大における政府の動きをみていると
もう擁護も出来ませんね。 現在の官邸にはまともな施政能力を持つ
人材がいない様です。
行政側の官僚もまともな官邸サポートをしていない(出来ていない)か、
信用して貰えていないのか。
現在の新規感染者の拡大と感染地域の動態をみれば危機的状況にある事
位馬鹿でも分りそうなものですが。
まぁ、第4波が始まってからの人の動きを見ていれば最早現状の様な
方策では収束に向かおうはずもないのに、旧態依然とした対応しか
未だに出来ない現状だけでなく、それを阻害する法体系にも問題あり
ですが。
ワクチンの接種計画についても同様。 今頃になって企業の診療所での
接種協力要請? 遅すぎるどころでは(--メ)
自衛隊の活用も出来ていないし。 防衛庁もなんの献策もしていないの?
5月12日、24日から東京、大阪に自衛隊が運営する大規模接種会場を
設けるという報道が出ましたがこれも予約だそうです。
ここで使われるのはモデルナ製のワクチンになるみたいです。
感染の山が高くなればなるほどベキで収束に掛かる時間も損失も増えて
いくのに足元の状況しか見えていないから今回の様な騒動になるのでは。
中国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール等初手
から強権をもって水際対策と防疫処置を行った国や、イスラエルの様に
初動の失敗に懲りて強力な防疫処置を講じた国では経済全体の打撃は
少なくて済んでいる様ですが、日本はどうなる事やら・・・
オリンピックの実施を問題視する向きがありますが、無観客や少人数
ならば限られた場所、人員、移動経路で行われ管理が可能ですから、
これこそ今更止めればその被害たるやでしょうに。
これを問題視するくらいなら早く施策無視に対する実刑・罰金を科せる
様にしたり、交通機関を強制的に遮断できるようにする法案成立を急ぐ
方が余程今後に良い結果を齎すでしょう。
この程度の施策は行政府の実行権に委ねられねば、立法府等の横槍で
時期を失してしまうのは目に見えていますから。
チマチマ小田原評定に類する議論は不要です。
★ CDCがまた妙な事をいいだした・・・マスクや安全距離の確保も不要
CDCが新型コロナ防疫対策を緩和し新しい指針を出した様ですが、
ワクチン接種完了後は特定の場所を除き従来の生活に戻って良いという
ものらしい。
CDC、どうしても自分たちの初期の過ちを糊塗したいらしい(^^)
結果がどうなるか見物ですね。
イスラエルの解除は新規感染者が100人以下になってからですが、
米国は4万人/日弱で停滞してしまっているにも関わらずですからね。
14日迄6日間3万人/日が続いていましたが、15日は4万人超え。
英国も2千人/日迄は来ましたが、ここで停滞し増加しかねない動きも
あるという状況。 フランス、ドイツも1万人/日を切れない。
イタリア、スペインも減少が鈍化し、むしろ増加しかねない動きです。
多分これで米国の潜在的パワーは大幅に低下し、中国の存在感がより
大きくなる結果を招くのは間違いなさそう。
中国はまだ1人の感染者が出ても周辺全体にPCR検査を実施する位
徹底した抑え込みを図っていますからね。
まぁ、これを見るとこのウイルスの蔓延、欧米人の気質を押さえた上での
中国の謀略戦だったという思いがしないでもありません。
現状の周辺状況を加味して眺めると猶・・・
こう言う所が、人間は神の一部から生まれた祝福された、知能をもつ
唯一の存在、そして自然は戦って抑え込めると思う、1神教世界の
傲慢さの表れとも言える行為です。
特に白人にはこの選民意識がその考えの根底に渦巻いていますから・・・