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スマートウォッチ E80 1か月+の使用評価 [便利グッズ?紹介]

【 スマートウォッチ E80 1か月+の使用評価 】

新しく調達したスマートウォッチを使い始めて1か月半になろうとしていますのでここまでの印象・評価をしてみようかと。

そもそも今回新しくスマートウォッチを調達しようと思ったのは

1. 手持ちでまともに動作しているものが1種だけになったこと。
2. 心電図計測が可能なN58のバッテリーが1日しか持たなくなったこと。
3. 体温・呼吸数測定機能が付いたものが市場に出て来たこと。

加えてコロナ騒ぎもあり、バイタルサイン+SpO2+心電図計測機能がついている物を探していました。

で、見つけた物がこの E80 という製品でした。

《 バイタルサインの正常値 》

・ 呼吸数     12~20回/分
・ 脈拍      60~85回/分
・ 血圧      120-139/80-89mmHg
・ 体温      36~37℃(個人差があるので37.2℃迄)
・ 意識レベル   これは対象外(JCSスケールで判断)
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・ SpO2      92% 以上

多くのスマートウォッチ/ブレスレットはその中心を“フィットネス”や“SNS/電話からの通知や通話”に置いていますが、既にリタイアして10年以上を経過した運動もせず、電話すら殆ど掛けない私にとってはこれらの機能は無用の長物です。

となると、アップル、サムソン、HUAWAI、Fitbit、FOSSIL、HUAMIと言った大手処の物は高いばかりで求める所では能力不足という事になります。

ということで、中華物の無名なメーカーのモノを漁るしかありません。

《 要求機能範囲 》

・ 最低限4日充電せずに使用可能な事
・ 睡眠中盤面が点灯したり、通知が入らない様に設定が出来る事
   これは寝付く迄の間の体動で画面が点灯すると入眠の妨げになる為必須

・ 心電図計測+波形記録+診断機能

以下については24時間定間隔自動計測機能が働くこと

・ SpO2 計測機能
・ 体温計測機能
・ 心拍数計測機能
・ 血圧計測機能
・ 呼吸数計測機能

《 E80使用感 》

1. 装着感・見た目

・ 図体からすれば軽量なのと腕との接触面積が大きいので非常に軽い装着感

  (重量比較) E80           47.97g(シリコン製バンド)
         N58           67.58g(メタルバンド)
         V10           25.26g(シリコン製バンド)
         Wave Cepter WVA-400TJ    76.29g(メタルバンド)
         Wave Cepter WV-59J     74.69g(メタルバンド)

  V10の様なブレスレット型は接触面積が小さいので安定感がなくむしろ
  異物感が伴い腕に痕が残る位締めていないと安定しないので今となっては
  推奨できない。 肌との接触面積が広い方が安定し軽く感じる。

・ 35mm保護ガラスが使えたので外周部とほぼフラットになり触った感触も
  よい。 黒フレームに円周状に凹凸があるので2トーンの様に見えるのも
  洒落ている。
  スイッチがセンターよりオフセットし、心電図用のセンサー部がクローム
  なのもアクセントになっている。

・ 藍色のシリコン製バンドは高級感には乏しいが、薄手で裏面が周辺部を除き
  凹んだ形になっているので蒸れずに済むのも良い。

2. 画面の視認性・操作性他

・ 視認性  屋内であれば明るさは“中”で十分だが晴天下では見えない。
       “高”にすればなんとか見える。 本体単独でも切換可能。

  時計画面から下にスワイプした画面に以下の機能が用意されており便利。
  ただ復帰(システムリセット)と立ち上げ(シャットダウン)は順番が
  逆。 復帰はデータが消えるので次ページ単独にする方が良い。

   休み    通知、画面点灯機能のキャンセルが出来る
   設置  - 明るさ   表示の明るさの切り替え   3段階
       - 手首上げ  手首を回して点灯の機能がキャンセル出来る
       - 復帰    システムリセット⇒確認ステップなし!
               未取り込みのデータが消えるので要注意
       - 立ち上げ  上の3つの機能表示で上にスワイプすると
               これが表示される。 機能はシャットダウン

     手首を回して点灯という機能の動作はほぼ腕を水平にして手首を
     返せば点灯する様だ。 少しシビアだがこの方が誤点灯防止には
     良い。
     就床中は自動的に就寝スイッチが入るのか点灯しないみたいだ。

・ 時計画面

 -画面のデザインが7種類しかないのは非常に寂しい。
 -年月日・時分秒、曜日が同時表示出来る画面がないのは重欠点。
 -アナログ、デジタルを問わずバッテリー残量表示、日付、曜日、接続状態
  表示が全種画面に用意されていないのも欠点。
 -現状の日付等の文字サイズは老人には小さ過ぎる。
 -時計画面に表示される計測値は直前の計測タイミングのもの。
  表示されない時は手動で計測すれば次からは直前の自動計測の値になる。
  ただ、突如表示値が出なくなる事があり、復帰には復帰操作か手動操作が
  必要。 バグなのだろう。

・ 各設定画面・計測画面

  これは循環式なので時計画面に戻るのに手間が掛かるが、まぁ致し方ない
  ところだろう。

3. バッテリーのもち

  以下の条件で4日経過後30~40%の残がある。

  ・ 通知機能          電話受信通知のみオン=割込み未だ零
  ・ 心電図           毎朝起床時若しくは異常感知時
  ・ 24時間計測の計測間隔   1時間
  ・ アプリからのデータ取込回数 10回/日程度
  ・ 盤面の明るさ        中
  ・ 腕を回して点灯       3回/時間程度
  ・ 座り勝ち警告        オン
  ・ タイマー          薬用に3本設定

4. 各計測機能

・ 心電図計測   これは毎回手動で計測しなければならない。
          N58より頻度は少ないが裏側の接触子を清掃し
          皮膚が乾燥している時は加湿が必要。

   今の処結滞が起きていないので心電図に異常があった場合の状況に
   ついては不明。 現状 PQRST 波形はちゃんと描出されている。

・ 自動計測に関しては正確に繰り返される。 10分と30分間隔で確認。

 - 血圧    手首型血圧計での5~7回連続計測でも収縮期血圧には
         30位の振れが出るのでこの平均値で日々の記録は
         取っている。
         本体計測画面をみると数値が変動するので平均値を採って
         いる?
         同時計測では値が合致する事はまずないが、下表の日々の
         手首型での計測平均値とはほぼ近似した値範囲には分散
         している。 ただし、手首式の代用とする精度はない。

         状況設定として高~低迄5段階の切換えが用意されるが
         これ自体が既に完全追随出来るだけの検出レンジが確保
         出来ない事を示している。 校正という調整機能があるが
         私には双方とも近似させるには効果が余りない。

               朝    昼    晩
         最高   152/91  152/95  162/96
         最低   112/72  117/70  115/71
         平均   126/81  132/83  135/83

         上記は私の 2021年正月から現在までの手首式での集計値。
         計測は5~7回計測して5回分の平均を取っている。
         拡張期血圧は165~100の間で振れるほどちょっと
         した事で変化する質。

         血圧レベルを“中程度に高い”では  161/99~146/86
               “軽度に高い”では   158/98~105/69

         の範囲を返して来ているので“軽度に高い”ではほぼ
         平均が中心になるので参考値としては使える。

 - 心拍    計測期間が短いので誤差はあると思うがほぼ同値が出る。

         パルスオキシメーターリングO2   78~81
         E80同時手動計測         78~81

 - SpO2  医療機器のパルスオキシメーターリングO2でも
         その精度は 80-100% で誤差 2% なので

         パルスオキシメーターリングO2   96~97
         E80同時手動計測         97~98

         同時測定でこの差であれば十分使用に耐える。
         呼吸数を極端に落とした時に 87% を計測していたので
         追従能力はあると思われる。
         ただSASの様に短い期間に大きく振れるものは捕捉
         出来ない様で睡眠中のリングO2の計測値の様なダウンは
         捕捉出来ていない。 まぁ、計測間隔は30分毎だし。

 - 呼吸数   これも計測時間が短いので誤差はあると思うがほぼ同値が
         出ている。

 - 体温    直近表皮   32.2℃    非接触赤外線温度計
         指示値    36.37℃
         実測値    36.49℃    大正製薬/キタノ製作
                       婦人用 ハイデジッコ防水

         確認した範囲では 0.05~0.12℃以内の誤差だったので、
         十分使用に耐える。

5. その他の機能

・ 睡眠時間

  以前使った物に比べると就床時間、起床時間、覚醒時間及び間隔をほぼ
  正確に捕捉するので就床時間を正しく捕捉した場合は精度が高い。

  半面録音の呼吸音から眠っていると判断される浅睡眠を無視するなど
  判定がシビアな所があり就寝時間が短くなる事がある。

  また、一般的な深睡眠、浅睡眠、レム睡眠、覚醒という4段階ではなく
  深睡眠、浅睡眠、覚醒という3段階の分別に留まっているがこれが寧ろ
  プラスに作用しているみたいだ。

  以前のものは01時頃迄にトイレに行くとこれが就床として扱われたり、
  離床しているにも関わらずデスクワークを浅睡眠と誤認していたがこれは
  まだ1度ミスをしただけなのでその意味では精度が高い。

  ただ、睡眠品質評価が自身の感覚とは合わず、ほぼすべて“良い”以上の
  評価になっている。(☆5個中4個以上)

  また、リングO2とダンデムで腕に付けた所、睡眠時間の計測が出来な
  かったので電磁干渉に弱いみたい。 V10はこんな現象は出ていない
  ので・・・

・ 運動・通知機能は使わないので未評価。

・ その他

 - Android 版アプリは通知機能はまともなアプリ名称が表示されない
   為、使用できないなど出来が悪かった為、iPhone 版を使っている。
 - アプリがデータを取り込むと本体側データを消去するので、2台で
   データを拾ってバックアップに代えるといった手段は採れない。
 - 使用登録に失敗した為そのまま使っているので、アプリサーバー側で
   データがバックアップされているかは不明。

・ データ共有機能&アプリ

  このアプリに限った事ではないが、計測データをアプリ内に閉じ込めて
  ユーザーに使わせない為、PC上で他のデータを含めた管理をしようと
  すると無駄な労力が必要になる。

  自分の思う形態でPCで管理しようとすれば手で拾って入力するしかない
  のだから。

  どの計測データもテキストで出力するのは難しくないのに・・・

  いろいろなアプリに出力出来るかに見えるが単に iPhone の出力系アプリ
  にリンクするか画像ファイルを渡すだけしかしてない。

  アプリが用意する管理機能は単なる羅列表示機能から出るものではない
  のでサンプルプログラムのレベルのものがほとんどでビューワとしてしか
  使い物にならない。

  データを自身のサーバーに取り込もうとするアプリは大嫌い。 サーバー
  ダウンで使いたい時に使えなかったりで・・・

6. 総評

  バイタルサイン系統のデータの24時間自動計測と心電図波形の検証に
  使うのであれば現状これ以上の製品は市場にないと思う。

  その意味で唯一無二の存在。 今迄に使ったものはすべて完全に凌駕して
  いるので、現時点では私にとってこれ以上のものは存在しない。
  今のところバッテリーのもちもよいので当分これを常用する予定。

  なお、通知/運動系はプアなので、万人にお勧めではないが(^^)
  でもこの価格でこの機能であれば寧ろ廉過ぎ。

  それと同型他製品同様まだ健康管理用の基礎データとして使用するだけの
  精度はないが24時間状態変化を見る為のツールとしては有効。

  ただ、本体のファームウェア or アプリにバグがある様で設定値を更新
  しても変化しなかったり、端末上の表示が手動で一度計測し直す迄0に
  なったりといったおかしな動作が残っている。

  アプリ側は使用開始以降すでに2度アップデートがあったのでアプリの
  バグに関しては直って行くと思われる。

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《 ワクチン接種進行状況と現状感染者人口比 》

日本でも医療従事者に続いて高齢者への接種が始まりました。
我が夫婦にも高齢者対象の接種の案内が来ましたが同居人を含め、1名が買い出しに出る程度で殆ど外出をする事もありませんので、6月に入ってから考えようかと思っています。

居住地でも5月6日9時から受付が始まりましたが即日あっという間に定員枠を超え終了、次は5月11日9時から再開らしい。
市には4月26日に500人分、5月17日迄に8500人分が届くらしいです。 高齢者施設入居者を対象に4月26日から接種を開始した様ですが、65歳以上への接種開始は5月17日からとなっていますから、8500人近い申し込みがあったのでしょうかね。
接種券の発送数は約1.9万通、市内の高齢者の数に近似していました(^^)
という事は4割近い人がもう申し込んだ?!です。

まぁ、このテンポと方式では欧米の様な急速は接種率上昇は期待出来ないでしょうね。

直近1週間の平均感染者数と免疫取得率

          接種率  免疫獲得率  1W平均感染者  人口比
イスラエル     60.55%  70.13%       60    0.001%
アラブ首長国連邦  54.77%  62.62%      1,812    0.027%
チリ        40.01%  46.42%      5,465    0.028%
イギリス      37.73%  44.25%      2,059    0.003%
アメリカ      37.31%  47.12%     45,026    0.014%
スペイン      19.77%  27.39%      6,326    0.014%
ドイツ       19.45%  23.06%     15,948    0.019%
カナダ       19.30%  22.65%      7,728    0.020%
イタリア      18.30%  25.07%     10,247    0.017%
フランス      11.79%  20.64%     19,393    0.030%

日本         3.03%   5.04%      4,814    0.004%

スウェーデン    17.71%  26.16%      4,920    0.049%
韓国         7.58%  11.62%       577    0.001%

上記のように現在のところ明示的にワクチンの効果が表れているのはイスラエルとイギリスだけでしょうか。

本来感染者数を抑えた国ではワクチンによる免疫獲得を急ぐ必要があるのですが、アジア各国はほとんどがこの面で後れを取っています。
感染による免疫が変異種にも有効であればよいのですが、聞こえてくるところでは別の型に再感染したといった情報迄あるみたいです。
ワクチンと感染による免疫効果がどれだけ続くのかが非常に気にかかるところです。 もしも1年未満だったりしたら、終息は無理だという事になり今後どういう付き合い方をすれば良いのか・・・

ウイルスは細胞ではなく、人体細胞に侵入し、人体細胞の機能を使って増殖します。 これが何を意味するかと言えばウイルスに効く「治療薬」は人体細胞自体にも影響を及ぼす可能性が非常に高い物にならざるを得ないという事。
ウイルスだけをターゲットにする薬剤の開発が難しく、インフルエンザ、エイズ、B/C型肝炎、口唇ヘルペス等僅かしか開発されていません。 ウイルス性の風邪やノロウイルス等ほとんどのウイルスに対しては有効な治療薬は開発されておらず、対症療法として使用可能な薬剤を選別して使うに留まっています。

これからも変異種が出て来るでしょうから、最早過去の様な生活スタイルは維持出来なくなるのでしょうね。
イスラエルやイギリス等免疫獲得に成功した所から異種による感染が起きない事を祈るばかりですが、欧米はすべての規制を解除する所がほとんどのようですから半年後以降が心配ですね。

さて、国内の状況ですが、昨日迄の様相から下降してくれるよう祈っていましたが、6000を超えてしまいました。
やはり、馬鹿共が大移動をしたようですから、まぁなるようにしてなるですが。
2020年の連休と比べ東京から県外に出た人数が2倍以上、大阪からも1.7倍以上なのですからね。 それに全く人出の減少が無かった福岡や北海道も増加する事でしょう。

NHK NEWS WEB にその様が載っていますが、“~ステイホームを徹底する難しさが改めて浮き彫りとなりました。”だそうです。(^^;)>
メディアもこの程度の危機感なのですから、政策決定部門が呆けているのも仕方なしか。

ほんに一体何を見て政策決定をしているのか・・・
このままでは先進国の中では最後に取り残されてしまうのではないでしょうか?
そうなった場合の経済的打撃は、初手から完全ロックダウンを強行した場合の数倍になるのは間違いないでしょう。

いずこの国も罰則/罰金を伴うロックダウンをしてでもなんとか収束に向かわせようとしているのに、たいして変化のない状態のまま月末迄延長ですか?
それで収束に向かうと思っているとすれば頭の中はお花畑ですね。
個人主義の徹底している欧州で出来て日本ではなぜ出来ない? 行き過ぎた自由主義と人権擁護・個人の権利保護への阿りでしょうかね。

URL : https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/emergency_third/detail/detail_47.html


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