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世界との感染者数、死者数の比較 [睡夢庵 日々徒然]

【 世界との感染者数、死者数の比較 】

日本の感染者数、死者数の少なさが色々取沙汰されますので、日本は東京、中国は湖北省、それとJHUの地域別の上位10か所、欧州主要国の最も感染者が多い行政地区の10万人当たりの感染者数、死者の数を出してみました。
こうしてみると死者数が少ないのは皆インドを含むアジア圏になりそうです。

  万人10万人当たり
地域名称感染者数 死者数  人口  感染者  死者
東京都142853331394102.472.39
中国最大
中国-湖北省8452846345850144.497.92
感染者数上位10地域
ブラジル-サンパウロ州5852652410945901275.0952.53
アメリカ-カリフォルニア州530606986639511342.9724.97
アメリカ-フロリダ州502739762621482340.5035.50
アメリカ-テキサス州476999814929001644.8228.10
インド-マハラシュトラ州4579561614212000381.6313.45
アメリカ-ニューヨーク州4182253275419452150.26168.40
インド-タミル・ナ-ドゥ州 26828543497214371.896.03
イギリス-イングランド263602416865300497.3678.65
チリ-首都州25922477356633909.86116.67
ロシア-モスクワ市24478412681930.47
欧州主要地域
スペイン-マドリード州7488684513132392.52270.00
イタリア-ロンバルディア州2488031682410002488.03168.24
ドイツ-バイエルン自由州5106826221260405.3020.81
スウェーデン-ストックホルム県2310157601931196.94298.45
スイス-ヴォー州575742477747.6655.06
フランス、ノルウェイ、フィンランドは地域別の感染者数、死者数を出していない様です。

それにしてもスウェーデン/ストックホルム、スペイン/マドリード、イタリア/ロンバルディア(ミラノ、ブレシア、モンッアetc)、ニューヨーク州の死者1人/千人超えとの差は確かに通常であれば考え辛い差ですね。

スペイン、フランスはここに来てデータが毎日それなりのデータが提出出来なくなっていますので、医療現場に何らかのトラブルが起きているのかもしれません。 まぁ、もともといい加減でしたが・・・

ロシアは矢張りここでも誤魔化しをしているようです。 元々国レベルのデータしか出していない様ですが、このデータも下部の行政組織が公表したデータよりも相当に少なく偽装しているみたいです。

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空港検疫捕捉感染者
20200809_空港検疫捕捉.png
死者発生県における致死率
20200809_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200809_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200809_上位件数伸び.png 20200809_関東日別発生件数.png
都道府県別発生日数(6/21以降)
20200809_都道府県別発生日数.png
感染者増減率(週単位) 上位9県感染者累積をみれば何処もカーブが寝始めるサインがありませんので平衡状態になるにしてももう1~2週間程度かかるのではないでしょうか。
今週は平均週間感染者増加率は1.18でしたので、週間の新規発生が9,470人と減少傾向が見えて来ました。

ただ、世界での感染者数順位では日本は第一波後57位迄下げていましたが、あっという間に47位迄戻ってしまいました。 経済活動再開後多くの国が徐々に感染者数を増やす中で明らかな大きな波を作ってしまったのはイスラエルと日本だけです。 イスラエルはここ3日で減少方向に転向させる事に成功していますが、日本は減少に転じる速度が鈍い様です。 第一波を上手く凌いだだけに、行政・医療機構の学習能力の無さが際立つ事になるでしょう。

救いは感染者数が多いにも関わらず、重症者数が第一波よりも大幅に低く抑えられている事が救いです。 第一波のピークは328人に達していましたが現状で140人ですから・・・

左図は週間の感染者増分の増加率をプロットしたものです。 この値が“1”であればその増加数で平衡を保ちプラスであれば増加、“1”以下であれば増分が減少方向に倒れた事を示します。
先週の増加率は少し下がりましたが、未だ“1”を切っていませんので上位の都道府県のグラフでは皆急な登り調子のままです。
20200809_週別増減傾向.png

年齢入院を要した患者数 重症化率(%) 重症患者数
 10歳未満 7200.75.04
 10代72000
 20代 1,6920.112.37
 30代 12,37000
 40代 7,1240.950.27
 50代 5,5851.365.07
 60代 3,0814.8147.89
 70代 2,5263.178.31
 80代 2,4772.664.0

上の表は2019年9月~2020年6月期の季節性インフルエンザによる年齢別入院者数と重症化率です。
第二波の感染者が20~30代にシフトしていますので、第一波のウイルスから変異した結果なのでしょうかね。
インフルエンザと同じ様に重症化率が下がっていってくれれば、「ニューノーマル」も少しは生活し易くなるでしょうか・・・

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現在も1万人越えの国の推移 南アフリカとアメリカは飛んでもない感染者を出し続けていますがそれでも自然収束のラインが見えて来た感じですね。 ブラジル、インドといった所を含め未だ暫く万レベルの感染者を出し続けるでしょう。

今はっきりとした第2波の洗礼を受けているのはイスラエル、日本、オーストラリアでしょう。 スイスもピクリと動いたのですが、今のところ何とか抑え込みに成功している様です。
抑え込みに成功していたグループでもギリシャやノルウェーは怪しくなってしまいました。 その上、西欧諸国も少し怪しげな動きが出ていますので、このままの経済活動で推移すると連鎖的に立ち上がる恐れがあると思います。 その影は今のところ抑え込みに成功してる北欧や南欧に出ている様な気がします。 現在迄の様相を見るとこのウイルスには季節性はありませんので、拡散を防止する方法を早く確立する以外には手立てがないでしょう。
即効性があるワクチンでも出来ればですが、逆に妙な変異をされても・・・
20200809_Over10t.png
第二波に晒されている国
20200809_2ndWave.png
EU諸国の現状
20200809_EU.png
感染者を出しながらもほぼコントロールに成功している国
20200809_Suc-CTRL.png

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