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中央行政府 人がいないの? [睡夢庵 日々徒然]

【 中央行政府 人がいないの? 】

やることなすこと今頃そんな! という事ばかり。 この種の新たな感染症パンデミック対応の体制構築を怠っていただけでなく、発生事象に対する行動立案とその実施計画作成に対する組織・プランすら持っていない様ですね。 外部から突っ突かれてアタフタしているばかりに見えます。

《 新型コロナウイルス感染者の病態及び後遺症の検証の必要性 》

☆ NHK NEWS WEB より

新型コロナ 後遺症の実態を研究へ 2000人対象 厚労省
                2020年7月10日 15時12分

加藤厚生労働大臣は10日の会見で、後遺症の実態を調べる研究を来月から始めることを明らかにしました。
研究は来年3月迄行われる予定だそうです。 それも対象は僅か2000名!? こんな僅かな数ならば1次分析は終わっていなければ・・・

それに今迄国立感染症研究所・感染症学会は一体何をやっていたの? 感染症の拡散を防止する為にやらねばならない事を決め、民間も巻き込んで分業体制で対処いていなければならないはず。
その中でも最優先事項の一番は

① 感染拡大を抑える為の防疫体制の確立
② 入院患者に係わるデータの収集と統合、重度による分類と症状進行状況
  体系化、画像データと症状進行の関係整理

これらはウイルスの特性把握やワクチン開発の為の検証等とは分けて進められていなければならないはず。
一体どこが音頭を取り、体制を組む責任を負うの? 何事もどこかがやるだろうですか? 言い出しっぺは仕事を押し付けられて損をするでしょうかね~ 今はこのジャンルに携わる方々にとっては非常事態でしょうに。

7月7日に痺れを切らして後遺症を早く分類し、初期から対症療法を含めての治療方針を決めねばといいましたが・・・
あれもこれも・・・余りに拙速に過ぎます。

こんな事は「武漢」で「新型コロナウイルス」の発生が報告されたと同時並行的に進めるべきプロジェクトの中でも最優先事項でしょう。
まさか、対象になる患者のCT画像、カルテなどをすべてまとめたデータベース化もまだ出来ていない?

ここに来て世界の多くの国が第二波に飲み込まれようとしている今、これから新たに発生する患者には第一波の患者から得た成果を適用し、重症化を抑える手立てが取れる様になっていなければならなかったはずです。

私のような素人でも海外からの報道等を見ていれば、肺、血管、脳、心臓等に障害が残るという事に気付きます。 第一波の段階で第一波の患者に生じた後遺症をいち早く把握し、それぞれに対する対応策を定め第二波に備えなければと考えますが、どうもそんな発想をする余裕すらなかった?
それと何で8か月も掛ける? 最終報告が来年3月というのはまぁ、良しとしましょう。 しかし、それぞれの症状の組み合わせに対する処置プランは可能な限り早く出すべきなのではないでしょうか。 今時点では1か月でも遅いと言いたい位です。

《 アビガンの治験結果についての報道姿勢 》

少し前には感染者が少ないのでアビガンの治験が出来ないなんていっていましたが、何かにつけて制限を付けようとする官僚に従う必要などこの事態では必要ないでしょうに。

やっと藤田医科大学からアビガンの治験と他院での結果を含めた検証結果の中間報告が行われていましたが、重症者への投与結果が思わしくない点を強調した報道が結構なされている様です。

しかし、既に重症化している患者への治療薬の選定にはまだまだ多くの時間を割かなければならない事は既往症等との関連等迄追跡する必要がありますから火を見るより明らかな事で、いま重要なのは重症化を阻止する手段を早く見つける事にあります。 その意味では80%以上の改善と治癒までの期間短縮という結果は大いに買うべき事象だと思います。

もともとの年齢による死亡率の高さ、既往症との関連という問題もあります。 本来であれば既往症のない事例での結果が一番にあるはずなのですが、見方が悪いのか・・・

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空港検疫捕捉感染者
20200711_空港検疫捕捉.png
死者発生県における致死率
20200711_都道府県別死亡率.png
地方別感染者数推移(3/13以降)
20200711_地域別件数推移.png
上位9県感染者累積関東7県日別感染者数
20200711_上位件数伸び.png 20200711_関東日別発生件数.png

残念ながら外れてほしかった予想に近い動きになってしまいました。 東京、ついに第一波越え。 それでも東京都も政府もノホホンとしていらっしゃる様です。

首都圏外で接触の可能性がない高齢者に感染者が出始めてしまいました。 それに東京圏からの訪問者からの発症等・・・ 新幹線の主要駅、空路の先でも・・・
外国でも無症状感染者がステルススプレッダーとして注目されはじめたみたいですね。

前回は東京圏を遮断せずに済みましたが、無症状感染者が解き放たれていまった今となっては2週間以上東京をロックアウトする以外に短期での鎮静化は望めないでしょう。
今の政府や東京都の対応では1000人超えも目の前なのでは? という印象です。

事ここに至っては感染者の携帯電話番号に関わる行動履歴を感染判明1週間前から1週間後まで、キャリヤ各社とGoogle/Amazon/Appleから提供させ、その行動軌跡が重なる点を追跡し、クラスターに発展する恐れのある場所に関わるものにはキャリアから連絡を取り、PCR検査を受けさせる位の処置を考えねばならないのでは?

20200711_Israel_Wave2.pngちなみに左図は第二波に飲み込まれた「イスラエル」の感染者数の推移です。 オーストラリアもどうも怪しげな動きを始めています。 現在の日本の感染者順位は56位ですが、ここまでの範囲では2桁以内は中国、オランダ、アイルランドだけになってしまっています。 やはり第一波をうまく躱せなかった処は次への備えも疎かなままなのでしょう、第二波も同じ事の繰り返しになりそうです。

それと今日朝の報道で6月30日から5日?迄行われていた舞台出演者・スタッフ・観客合計12人の感染が10日迄に確認されています。
この時期に公演をしたのですからそれなりの防疫体制で臨んでいたはずですが、今言われる防衛策は役に立たない事が証明されたと思いますが、それでもイベントも観光も計画通りに解除する積りの様です。

皆さん空き眼暗(^^;)? そうかもしれませんね、政治屋やイベント屋といった処は欲の皮の方が(^^)


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