東京都!! 何時までこの状況を放置する積もり? [睡夢庵 日々徒然]
【 東京都!! 何時までこの状況を放置する積もり? 】
東京都は自身が決めた妙な数値基準に自縄自縛状態なのですかね。 こんな数値に大した意味はないでしょうに。 現実に起きている状況は感染者増が底を打ってから既に1ヵ月以上上昇傾向を続け、かつ傾斜が立ち上がり始めている非常に危険な状態に陥っているという事です。 僅かずつ増分が増えて行くという事が何を意味するかは明らかで副次感染者の捕捉漏れが徐々に増えているという状況でしょう。 その中で規制緩和や移動自粛の緩和を行ったのですから、上昇率が上がるのは当たり前。 次に待っているのは感染の急増です。 周辺県は既に大量のお土産を貰ってしまった様です。
個人的には「良くこの状態に留まっているな」というのが実感で、感覚的予測より3日遅い。 ですが、埼玉が完全に東京の後追いを始めてしまいました。 そして、千葉、茨城、神奈川も同時に感染者が出ています。 それだけならまだしも宮城や京都、大阪、山梨でも感染者が続き始めています。 これらは明らかにエンタメ・観光・ビジネス環境の接触・移動率の増加によるものである事は明らかです。
現状では完全終息は無理な話ですが、この状況で入国制限の緩和や地域間異動の緩和を続ければ先は明らかです。 ここで緊急方針転換をしたとしても既についたイナーシャーであと1週間は増加が続くでしょうし、現在のPCR検査の状況では既に広がった感染者からの拡散を喰い止める事は難しいのではないかと恐れています。
「新規感染者20人未満」、「感染経路不明50%未満」、「感染者比率1未満」、「重症患者数」、「入院患者数」、「PCR検査陽性率」、「相談件数」といった指標を定めてモニタリングしている様ですが・・・これに「再要請の目安」などという変なリミッターを設けたのは完全なミスですね。
最もシビアに見なければならないのは「PCR検査陽性率」でこれがプラス方向に振れ、続けて上昇したら非常に危険な信号ですが20日以前に既に明確に警報が点いていたはずなのですが、「再要請目安」を定めた指標にマージンがある為グズグスしているのでしょうか、でもウイルスは待ってくれません。 25日2%、26日4%というのは決定的サインと言っても良いのではないでしょうかね。 検査対象選定基準が状況に追いついていないシグナルで、漏れが加速度的に増え始めた表れと取って差し支えないと思います。
この前のデータを取っていないので検査陽性率の推移が分からないのですが、発生感染者数を見れば徐々に増加していたのは明らかでしょう。
以下は NHK NEWS WEBに掲載されている東京都が「再要請の目安」としている数値です。
次は厚生労働省 報道資料等より拾った26日のPCR検査数他ですが
26日 25日 検査数 新規 治療中 感染者数 平均検査数
東京 73,753 71,904 1,849 54 223 5,997 12.29
埼玉 32,451 32,115 336 16 75 1,090 29.77
千葉 17,597 17,416 181 4 29 945 18.62
神奈川 12,278 12,202 76 7 51 1,453 8.45
茨城 5,209 5,192 17 2 10 172 30.28
治療中の患者を抱えてこの数しか出来ていないというのは一向にPCR検査の環境が変わっていない表れでしょうね。 そこに持って来て、新規感染者減への安心感や組織的疲労蓄積の影響も出ているのでしょう。 現状では東京等はこの3倍程度を継続的に実施出来ねばとても終息いや収束すら覚束ないでしょう。
他のデータを基にした物では東京では感染者1名当たり2.8人位しか検査していなかった事になっていたと思います。 治療中の患者やその治療に携わる人間、そして発熱外来、手術前検査等を含めるととてもではないですが、現状の様な検査数では抑える事は不可能です。
感染者の分散傾向をみれば東京都が元凶なのははっきりしています。 他府県が何をしようが東京都が終息方向に向かわねば蟷螂之斧。
昨今話題に上っている国産の~30分/現場でPCR検査という唾液によるPCR検査試薬が認可され、適用範囲が拡大される事を祈るばかりです。
そうなれば一般病院でも自己防衛も可能になりますから、病院の深刻な経営環境悪化の歯止めにもなるでしょう。
東京都は自身が決めた妙な数値基準に自縄自縛状態なのですかね。 こんな数値に大した意味はないでしょうに。 現実に起きている状況は感染者増が底を打ってから既に1ヵ月以上上昇傾向を続け、かつ傾斜が立ち上がり始めている非常に危険な状態に陥っているという事です。 僅かずつ増分が増えて行くという事が何を意味するかは明らかで副次感染者の捕捉漏れが徐々に増えているという状況でしょう。 その中で規制緩和や移動自粛の緩和を行ったのですから、上昇率が上がるのは当たり前。 次に待っているのは感染の急増です。 周辺県は既に大量のお土産を貰ってしまった様です。
空港検疫捕捉感染者 | |
死者発生県における致死率 | |
地方別感染者数推移(3/13以降) | |
上位9県感染者累積 | 関東7県日別感染者数 |
個人的には「良くこの状態に留まっているな」というのが実感で、感覚的予測より3日遅い。 ですが、埼玉が完全に東京の後追いを始めてしまいました。 そして、千葉、茨城、神奈川も同時に感染者が出ています。 それだけならまだしも宮城や京都、大阪、山梨でも感染者が続き始めています。 これらは明らかにエンタメ・観光・ビジネス環境の接触・移動率の増加によるものである事は明らかです。
現状では完全終息は無理な話ですが、この状況で入国制限の緩和や地域間異動の緩和を続ければ先は明らかです。 ここで緊急方針転換をしたとしても既についたイナーシャーであと1週間は増加が続くでしょうし、現在のPCR検査の状況では既に広がった感染者からの拡散を喰い止める事は難しいのではないかと恐れています。
「新規感染者20人未満」、「感染経路不明50%未満」、「感染者比率1未満」、「重症患者数」、「入院患者数」、「PCR検査陽性率」、「相談件数」といった指標を定めてモニタリングしている様ですが・・・これに「再要請の目安」などという変なリミッターを設けたのは完全なミスですね。
最もシビアに見なければならないのは「PCR検査陽性率」でこれがプラス方向に振れ、続けて上昇したら非常に危険な信号ですが20日以前に既に明確に警報が点いていたはずなのですが、「再要請目安」を定めた指標にマージンがある為グズグスしているのでしょうか、でもウイルスは待ってくれません。 25日2%、26日4%というのは決定的サインと言っても良いのではないでしょうかね。 検査対象選定基準が状況に追いついていないシグナルで、漏れが加速度的に増え始めた表れと取って差し支えないと思います。
この前のデータを取っていないので検査陽性率の推移が分からないのですが、発生感染者数を見れば徐々に増加していたのは明らかでしょう。
以下は NHK NEWS WEBに掲載されている東京都が「再要請の目安」としている数値です。
東京都がモニタリング(監視)している指標 | ||||
①新規感染者数 | ②経路不明の割合 | ③感染者増加比率 | ||
■1週間平均 1日あたり | ■1週間平均 1日あたり | ■週単位 | ||
緩和目安 | 20人未満 | 50%未満 | 1未満 | |
6月20日 | 36.1人 | 41.1% | 1.98 | |
6月21日 | 34.4人 | 45.2% | 1.5 | |
6月22日 | 31.7人 | 48.6% | 1.13 | |
6月23日 | 32.3人 | 48.2% | 1.07 | |
6月24日 | 37.9人 | 45.7% | 1.27 | |
6月25日 | 38.9人 | 43.4% | 1.19 | |
6月26日 | 41.6人 | 44% | 1.22 | |
再要請目安 | 50人以上 | 50%以上 | 2以上 | |
東京都がモニタリング(監視)している指標 | ||||
④重症患者数 | ⑤入院患者数 | ⑥検査陽性率 | ⑦相談件数 | |
6月20日 | 18人 | 204人 | 1.9% | 611件 |
6月21日 | 18人 | 219人 | 1.9% | 597件 |
6月22日 | 19人 | 231人 | 2.1% | 1065件 |
6月23日 | 20人 | 225人 | 2.1% | 889件 |
6月24日 | 20人 | 215人 | 2.1% | 820件 |
6月25日 | 19人 | 218人 | 2.3% | 832件 |
6月26日 | 17人 | 223人 | 2.7% | 844件 |
次は厚生労働省 報道資料等より拾った26日のPCR検査数他ですが
26日 25日 検査数 新規 治療中 感染者数 平均検査数
東京 73,753 71,904 1,849 54 223 5,997 12.29
埼玉 32,451 32,115 336 16 75 1,090 29.77
千葉 17,597 17,416 181 4 29 945 18.62
神奈川 12,278 12,202 76 7 51 1,453 8.45
茨城 5,209 5,192 17 2 10 172 30.28
治療中の患者を抱えてこの数しか出来ていないというのは一向にPCR検査の環境が変わっていない表れでしょうね。 そこに持って来て、新規感染者減への安心感や組織的疲労蓄積の影響も出ているのでしょう。 現状では東京等はこの3倍程度を継続的に実施出来ねばとても終息いや収束すら覚束ないでしょう。
他のデータを基にした物では東京では感染者1名当たり2.8人位しか検査していなかった事になっていたと思います。 治療中の患者やその治療に携わる人間、そして発熱外来、手術前検査等を含めるととてもではないですが、現状の様な検査数では抑える事は不可能です。
感染者の分散傾向をみれば東京都が元凶なのははっきりしています。 他府県が何をしようが東京都が終息方向に向かわねば蟷螂之斧。
昨今話題に上っている国産の~30分/現場でPCR検査という唾液によるPCR検査試薬が認可され、適用範囲が拡大される事を祈るばかりです。
そうなれば一般病院でも自己防衛も可能になりますから、病院の深刻な経営環境悪化の歯止めにもなるでしょう。