新型コロナ3回目の陽性判定が3人 再陽性は228人 [睡夢庵 日々徒然]
【 新型コロナ3回目の陽性判定が3人 再陽性は228人 】
聯合ニュース日本語版
新型コロナ3回目の陽性判定が3人 再陽性は228人=韓国
(2020年4月24日 16時20分)
中央防疫対策本部が24日の記者会見で治癒退院15日後に再感染が確認され、入院治療後再度退院し自主隔離解除の為の検査を受けた処また陽性に転化していて3度目の入院をする事になった。
同様な経過の患者が江原道、大邱市、慶尚北道で1名づつ報告されているとした。
また、治癒、隔離解除後に再陽性の判定を受けたのは同日時点で228名に上るとのこと。
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24日現在の韓国の退院者総数が8501名なので2.7%の再感染率になる。
ただ、これはPCR検査で陰性となった患者の約半数が喀痰に対する検査では陽性でまだ体内にはウイルスが残った状態にあるという昨日の聯合ニュース記事が前提であればこれは当然の帰結で、再感染ではなく再発と考えるべきなのだろう。
韓国はほぼ収束しましたが、今回の対応は良い見本を提示した事になります。
ただ、このウイルスは世界的に見た場合、現在の季節性インフルエンザの様に波のように繰り返し襲ってくる可能性があります。 その時に欧米の様に大量の感染者を出した国とは抗体保有者の桁が違うでしょうから、韓国の場合は今回と同様の対応を取り続けなければならないのではないでしょうか。 この辺がどうなるか、グローバル化が進んだ現代ですから、渡航制限が完全に解かれた時に次の解答が生まれるのかもしれません。
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そうそう、これは別件ですが最近は陽性率が上がっているから云々という議論が出ている様ですが、現状の様にPCR検査を受ける事に条件を付ける様では上がるのは当然ではないでしょうかね。
東京の場合は感染者数に対して検査数が伸びていないのですから当然の帰結。
下は「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト」から拾ってみたものです。
上の論は全く視点・論点がずれている事は下の数字を見れば一目瞭然。 ウイルスの感染力の倍以上の余裕度を持って検査をし、日々の検査数の変化量が無くなった時点で陽性患者が増え続けるのであれば陽性率が上がったという事になるのでしょうが、元々感染力以下の余裕度しかない状態で陽性率云々はないでしょう。
ここで余裕度とした数字は1週間に出た感染者と検査対象となった人間の比率です。 これが何を意味するかと言えば、例えば3月9日の週であれば1名の感染者に対し濃厚接触者最低10名をチェックする能力があるという事です。 4月20日の週では最早1名に対し1名の濃厚接触者のトレースさえ出来ない事を意味しています。 まぁ、週トータルでは495名迄の余力という事ですが、これでは箸にも棒にも掛かりません。 この余裕度は新型コロナウイルスの感染力(基本再生産数)とされる1.4~6.6に対しては余りに低過ぎるのではないでしょうかね。
この状態では患者から行動履歴を聞き取ったとしても過去の感染者との接点を探す事位が精一杯、感染拡大の為に伸びようとする感染経路を抑える事は不可能です。
聯合ニュース日本語版
新型コロナ3回目の陽性判定が3人 再陽性は228人=韓国
(2020年4月24日 16時20分)
中央防疫対策本部が24日の記者会見で治癒退院15日後に再感染が確認され、入院治療後再度退院し自主隔離解除の為の検査を受けた処また陽性に転化していて3度目の入院をする事になった。
同様な経過の患者が江原道、大邱市、慶尚北道で1名づつ報告されているとした。
また、治癒、隔離解除後に再陽性の判定を受けたのは同日時点で228名に上るとのこと。
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24日現在の韓国の退院者総数が8501名なので2.7%の再感染率になる。
ただ、これはPCR検査で陰性となった患者の約半数が喀痰に対する検査では陽性でまだ体内にはウイルスが残った状態にあるという昨日の聯合ニュース記事が前提であればこれは当然の帰結で、再感染ではなく再発と考えるべきなのだろう。
韓国はほぼ収束しましたが、今回の対応は良い見本を提示した事になります。
ただ、このウイルスは世界的に見た場合、現在の季節性インフルエンザの様に波のように繰り返し襲ってくる可能性があります。 その時に欧米の様に大量の感染者を出した国とは抗体保有者の桁が違うでしょうから、韓国の場合は今回と同様の対応を取り続けなければならないのではないでしょうか。 この辺がどうなるか、グローバル化が進んだ現代ですから、渡航制限が完全に解かれた時に次の解答が生まれるのかもしれません。
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そうそう、これは別件ですが最近は陽性率が上がっているから云々という議論が出ている様ですが、現状の様にPCR検査を受ける事に条件を付ける様では上がるのは当然ではないでしょうかね。
東京の場合は感染者数に対して検査数が伸びていないのですから当然の帰結。
下は「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト」から拾ってみたものです。
上の論は全く視点・論点がずれている事は下の数字を見れば一目瞭然。 ウイルスの感染力の倍以上の余裕度を持って検査をし、日々の検査数の変化量が無くなった時点で陽性患者が増え続けるのであれば陽性率が上がったという事になるのでしょうが、元々感染力以下の余裕度しかない状態で陽性率云々はないでしょう。
ここで余裕度とした数字は1週間に出た感染者と検査対象となった人間の比率です。 これが何を意味するかと言えば、例えば3月9日の週であれば1名の感染者に対し濃厚接触者最低10名をチェックする能力があるという事です。 4月20日の週では最早1名に対し1名の濃厚接触者のトレースさえ出来ない事を意味しています。 まぁ、週トータルでは495名迄の余力という事ですが、これでは箸にも棒にも掛かりません。 この余裕度は新型コロナウイルスの感染力(基本再生産数)とされる1.4~6.6に対しては余りに低過ぎるのではないでしょうかね。
この状態では患者から行動履歴を聞き取ったとしても過去の感染者との接点を探す事位が精一杯、感染拡大の為に伸びようとする感染経路を抑える事は不可能です。
陽性患者数 | 検査実施人数 | 余裕度 | |
3/09-3/15 | 38 | 420 | 11.05 |
3/16-3/22 | 48 | 303 | 6.31 |
3/23-3/29 | 292 | 1,030 | 3.53 |
3/30-4/05 | 602 | 1,499 | 2.49 |
4/06-4/12 | 1,034 | 2,259 | 2.18 |
4/13-4/19 | 1,015 | 2,464 | 2.43 |
4/20-4/24 | 652 | 1,146 | 1.76 |