SSブログ

現状の新型コロナウイルス致死率 [睡夢庵 日々徒然]


【 現状の新型コロナウイルス致死率 】 もとの日付/ページのまま不定期更新継続

----------------------------------------------------------------------

このブログでの記録を始めた当初、今の様な対策・体制では最初は国民性に
助けられて急速な感染の広がりはないだろうが、主要国の中で最後に感染爆発
を起こすという不名誉な様を見せる事になるかもと言ったが、既にその兆候が
JHUの世界の感染状況を示すページに見え始めた。

私が上位30位迄をリストしたのはこれから漏れて、その状態を維持出来れば
うまく受け流したと言えると考えてだが3日前30位を切った途端逆行開始。
昨日は29位、今日は27位、この先を考えると暗澹とならざるを得ない。

感染者が増え始めた3月27日が限界点だった。 潜伏期を考えると出来れば
その1週間前20日に現在の対策を開始していればここまで酷い事には
ならずに済んだのでは?

正直「対策委員会」のメンバーは最終感染者数/死者数をどこにおいて対応を
検討したのか甚だ疑問。

イタリアは3月9日、スペインは3月14日、フランスは3月17日、ドイツ
は3月18日に「都市封鎖」を開始した。 それも日本に比べれば遥かに
厳しいものにも関わらず未だに4000人以上の感染者を出し続けている。

にも拘わらずあの対策で2~3週間でサチる?
どこまで楽・・・う~もう止めた。

お隣の韓国は昨日の感染者数が27人とここ3日53、39と確実に下って
おり、10日午前0時時点で、総感染者数も10,450人、死者208人、
隔離措置を解かれた者7,117と着実に収束に向かって進んでいる。

1日の感染者数2桁は上位30か国の中で中国、韓国、オーストラリアのみ、
500人以下もポルトガル、ノルウェイ、チリ、デンマーク、ポーランド、
チェコだけという有様。

それに引き換え日本はこれからが正念場になってしまった。 如何に時間を
無駄に費やしたか・・・準備、指揮をした方々はいったい何を思うのか?

今患者が多い都道府県で全タイプの病床を含めても全国平均を超えている所は
福岡だけ。 そこすら現場は悲鳴を上げている。
感染症/結核病床は87年以降毎年数を減らし続けて来た結果が今の姿。
イタリアの1/3、ドイツの1/8だったか? グローバル化に従い色々な
感染症が流行するリスクが高まっているのに他国に逆行して来たのが日本の
医療行政。 医療費高騰の逃げ道をやってはならない所に求めたと言う事だ。

それと感染者の分布が初期とは異なる事も不安要素。 最近は海外でも若年層
の感染者が多くそれが重症化するケースが増えているらしいので。
入院した人の平均退院日数は約22日+らしいのでその間ベッド/機材/医療
従事者を占有するという事になる。 その上重症者程長いのだから・・・

メディア、行政、医療、交通、物流、皆これからどういう状況を迎えるのか
考えるだにうそ寒い・・・

あ、新しい記事・・・

☆ NHK NEWS WEBより

・ 全国約2万7000人「発熱続く」 厚労省とLINE調査
                    (2020年4月10日 21時25分)

  厚生労働省とLINEが協力しておこなった全国調査で4日以上熱が
  続いていると答えた人が全体の約0.11%と全国で2.7万人に上る事が
  明らかになった。

  0.11%が2.7万人という事は調査母数は約2000万人?
  これは悲劇的な数字と言える事は言うまでもない。
  この数字をそのまま人口に引き直せばどうなるか。
  2.7万 * 約6で12万人が疑似患者という事になり、今将に拡散
  中という事、感染率1.1でもあっという間に・・・

  微熱が続く人全てがウイルス感染に当たるとは言えないが、1%だと
  しても1000人以上の患者が徘徊しているという事になる。

  もっと単純化して考え、平均発症日数で順次発症するとして発症数と
  掛けると最低限3~4千人の保菌者が存在している事になる。
  最長で考えると1.2万以上という事。
  これが順次発症と拡散を繰り返して行く・・・そしてこれはもう止め
  られない。
  出来る事は新しい感染者を生まぬ事。 その対策が世界のどこよりも
  甘い。 幾ら何でも楽観的に過ぎる。

  日本が東アジアで唯一欧米型のパンデミックを経験する事になるのか?
  感染の中心が首都東京だけに全てがクラッシュしかねないのが心配だ。
  首都機能の分割も進んでいない上、そこもご同様の状況では・・・

  対策効果のイナーシャーを考えるとやはり2週間いや3週間対策開始が
  遅れた事を示しており、これから先の展開は神のみぞ知るの世界に
  なってしまった様だ。

  今後はすべてが悲観的な事柄になる事は間違いないので、本日を以って
  文章記録を残すのを止める事にした。

  よって、このページは明日以降更新致しません。

  いま見ている情報源については別途整理してアップします。

  皆さんの無事を祈るのみ。

  あぁ、何をか言わんや・・・・

・ 兵庫県 神戸の同じ病院で13人感染確認 計329人に 新型コロナ
                    (2020年4月11日 11時29分)

  神戸市は感染症指定医療機関の中央市民病院で入院する40代の男性と
  70代の女性の患者2人、20代から50代の職員10人、それに清掃スタッフの
  20代の女性1人の、合わせて13人が新型コロナウイルスへの感染が新たに
  確認されたと発表

  ・・・・・

----------------------------------------------------------------------
「新型コロナウイルス感染症対策ハンドブック」無償公開

  「従事者感染」「診断見落とし」「危篤患者死亡」の3つをゼロに抑え
  込んだ浙江大学医学院付属第一医院の現場ノウハウを詰め込んだもの

▼ 専門家委員会は感染者/死者がどれだけ出る事を容認する積りでいた?

▼ 自衛隊病院 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)104症例のまとめ

▼ 感染者と人口構成の対比をしてみた結果・・・ヤバいかも・・・

▼ 京大病院 医師や研修医など116人 会食や国内旅行で自宅待機

  見飽きた類のニュースになったが・・・

▼ PCR検査件数をなぜ疑いが濃厚な者だけに絞るかに関する回答かも

▼ 慶應大学病院 研修医18人集団感染

  最近の若者はという言葉は使いたくないが・・・使命感・責任感の欠如。
  4/8 も北海道大学病院の内科医が感染・・・内科はちゃんと分離診療を
  してないとバタバタ、そして院内感染~診療停止・・・最悪のシナリオ。

▼ Google、新型コロナが人の動きに与える影響を視覚化

▼ 保健所の業務量増大で支援強化へ 厚生労働省
▼ 集中治療 早期に医療体制崩壊のおそれ 学会が緊急声明

  どちらも呆れてものも言えぬ・・・

*** 全国的に感染爆発の賭場口に立ってしまった ***

  まだ感染者が出ていないのは鳥取、島根、岩手の3県、そしてついに
  毎日ほとんどの県で感染者が出始めました。 ついについに・・・

▼ 感染者数が多い県の件数が感染爆発に向かい始めた

  関東4都県、関西2府県の件数の伸びが放物線に変わった!
  JHUの感染者の順位も今までは下がり上位30位から弾き出された
  途端上昇に転じました。 このままでは先進国の最後に感染爆発という
  恥ずべき姿を晒す事になります。
  指摘通り基本的なレベルの感染症対策も出来ていなかったと。

▼ 医療崩壊の前兆? 感染症対策・立ち向かう覚悟がない? 医療現場感染

  3日時点で感染者100名以上の10都道府県だけで151名が感染!!

▼ 何とも・・・WHOへのデータ提出にさえ手が回らなくなったのか?

  JHUが提供している世界の感染者マップの日本のデータが1日更新
  されず、その後も1日古い値になっている!
  国際的な恥さらし。 国が海外の公的機関に報告する値が国内報道より
  まる1日以上古いとは。 広報資料の締めとでも言いたいのだろうか。
  今の時代アメリカの様にリアルタイムに拾える様になっていて当たり前。
  それをしないから報道各誌の値がばらばら。
  他の同種のサイトはデータソースをNHK NEWS WEBの値に切り
  替えた様だ。 そのせいかその日の増分は2日分になっていた。

▼ 味覚/嗅覚異常 新型コロナウイルス感染かの新たな判断基準になるか?

  海外でもこの報告をみるケースが増えました。 他は無症状でこれだけで
  終わるケースがある様です。 これと感染者の半数以上は無症状という
  点と無症状からも感染するリスクがある事も。

---注目記事 ★ 論座 政治・国際より---

・ 医療制度から考える新型コロナ危機
  イタリアが「医療崩壊」を招いた三つの遠因が見えてきた

  イタリア、スペイン、イギリスの新型コロナとの闘いを
            医療制度から読み解く(1)

石垣千秋 山梨県立大学准教授

URL : https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020040400004.html?iref=pc_ss_date

----------------------------------------------------------------------

▽ 本文も長いのでページ内リンクを設ける事にしました。

 - 世界の感染状況は
  ・ 3月1日から21日迄の主要国感染者数推移
  ・ 全世界における感染者数及び現状致死率および収束率
  ・ ~3月25日の中国各省、特別市別の状況(25日で更新停止)
  ・ 世界で感染者が多い上位30か国の当日状況
 - PCR検査に関して
  ・ クルーズ船におけるPCB検査の結果と無症状感染率
  ・ 3月10日迄の全国におけるPCR検査実施状況
  ・ PCB検査法の精度は判定機として使用に耐えるの?

 - 国内感染者発生状況
  ・ 都道府県別新型コロナウイルス感染症患者数マップから拾い纏めた
    感染者の所在地(都道府県)別累積表
  ・ NHK NEWS WEB で朝報告される感染状況を表化したもの
  ・ ダイヤモンド・プリンセス下船後の発症状況

 - 新型コロナウイルスの特性に関して
  ・ 濃度75%のアルコールがウイルスや細菌に効く理由
  ・ WHOから発表された症状の特徴・致死率など
  ・ 厚生省発表の年齢別重症化率・致死率

 - 「新型コロナウイルス感染症対策ハンドブック」無償公開
   感染症対策及び医療実務従事者向けで一般向けではありません。

 - 付記トップ

----------------------------------------------------------------------

▽ 日を追って付記した事項が増え過ぎたので独立させます。

【 現状の新型コロナウイルス致死率 付記貯蔵庫 】

---愚痴--愚痴--ぐち--グチ---------------------------------------------

16分で結果? 米国 新型コロナウイルス検査キット

  読売新聞オンラインより

  4月2日トランプ大統領が会見で2回目の検査で陰性だったと報告。
  迅速に結果が出る新しい検査キットを試す為におこなったらしい。
  医師によると検体採取に1分、結果が出るまでに約15分との事。

  こんな物があるのなら承認云々のレベルではない、現状を踏まえすぐに
  輸入して平行検証し採用するべきでは? 手に入るか否かは別にしても
  すぐに行動あるのみ。
  読売はちゃんと政府に確認し、フォローしてる? 記事にしただけでは
  何の役にも立たない・・・

*** やはり嘘だった。 無症状保菌者は無害 ***

☆ NHK NEWS WEBより
・ 「熱やせきの発症前でも感染広げる」 シンガポール研究グループ
                    (2020年4月2日 9時10分)

  CDC報告書に発表 「潜伏期間でも別の人に感染する」
  集会や人混みを避け、自宅にとどまって人との距離を取る一人一人の取り
  組みが感染対策として重要だ

  まぁ、余りにも常識的でなにを今更ですが・・・
  保菌者が感染源にならないなんて事を医事担当者言っていたのは御用発言
  に過ぎない事位常識。 接触、飛沫感染する物が喉粘膜、鼻粘膜に付着
  していて放散しないなんて非常識が堂々と語られていた訳で(^^)

*** 社会資本の損害は天文学的。 でも奴らにはおいしい蜜 ***

  こんな時に世の富を搔き集めようと動くのは泡銭を持つ超富豪層。
  米国発の仮想価値に踊らされた世界はその富をまた超富豪層の元に集中
  させる手助けをしている。
  大量の株を売っ払った米国の議員共。 権力と富に集まるハイエナばかり
  ですからね。 これは大統領も認め、自らの口から発した言葉ですから。

  欧米の金融資本、経済学者と言われる連中は一握りのエスタブリッシュ
  メントの御用聞きですから、彼らの打ち出す理論は新たな仮想価値を作り
  集まった金をポシャラセて奪い取る為のものと心得よです。
  企業会計の国際化等も米国が持ち込んだ収奪の手段、日本は卵を産む鶏。

  今回の「コロナ禍」も彼らに取っては「金の生る木」、新薬開発、医療
  機器増産etc、国から補助金・助成金を引き出すいい口実にしています。

*** 打つ対策は皆後手後手 ***

・ ドイツ20万件、フランス10万件、一日当たりのPCR検査目標
  これに比べ日本の初期値、目標は? 情けないにも程がのレベル
  主要国の全てに置いて行かれている事態。 また外国の閣僚に何か
  言われてましたね。 仕事とはどうするものか分かっている?

・ 医師会が痺れを切らして「医療崩壊」アラームを出した。
  医療現場資材の供給や医療組織の体系的対応策、現場教育提供責任は
  「パンデミック」事態では厚労省にあるという意識がない様だ。
  過去に見た体制構築に関する下達文書は「検討依頼」?!
  政策決定能力・システム構築・指導能力がない事を自らアピールなの?

・ 肺炎系症状の診療の初診から「オンライン診療」を可能にする様検討を   急ぐ方針
  なにを今更・・・パンデミックで一番避けねばならないのは医療崩壊。
  医療従事者の感染を避ける方策の一番はリスクのある患者に接触させない
  こと。 これは他の病気で病院を訪れる患者にも言え、拡大リスクを低減
  出来る。
  こんな事は何時でも開始出来るようSARSの後システム構築を終わって
  いなければ感染症対策部隊はなにをしていたと言われても仕方がない。
  過去の事例を「他山の石」し、他国の対応の分析と検討結果の採用を
  終えていなければおかしいのに・・・

・ 安倍総理に「一世帯当たり布製マスク2枚」? これが対策?!
  首相にこんなバカな事を言わせるブレーン/専門家委員会/官僚とは・・・
  中国・韓国の感染症対策立案・実行部隊の足元にも及ばない・・・

・ 新型コロナ 重症患者を優先 退院認める基準を緩和へ
  これには無能の一言しかない。 今頃病床確保に動いている行政組織?!
  国・国有企業の管理下にある宿泊施設、寮、企業が持つ寮や休養施設、
  大規模会議・展示施設等の病棟化を経産・国土交通・厚生労働共同して
  体系的に収用と応用方法を当然ながらとうの昔に完了しているものと
  思っていたが。
  「感染症パンデミック対策」としてそれすらしていなかった?

  選手村用に用意した段ボールベッドも軽症・隔離待機者用には使える
  のでは?

・ ポーランド/ラオス・・・今更現地日本人帰国の為に臨時便?
  これもね~外務省は一体何を考えている? もっと早くに各国在住邦人に
  帰国手段を提供し、これへの搭乗を拒否した人は最後まで現地に留まる事
  になぜしなかった。
           ・
           ・
           ・
  日本の官僚機構・学会皆一体どうしてしまった? 忖度ばかりで立案実行
  能力を失ってしまったのか?

*** 二次・三次感染者が出始めています。 感染拡大リスク大に ***

NHK NEWS WEBの各県の感染報告を見ていると、二次・三次と思われる事例の比率が多くなってきた。
医療施設、介護施設、養護施設等の対象者との距離が近い所だけでなく、会議やちょっとした立ち話程度でも感染しているケースがある。
このウイルスの感染率は季節性インフルエンザに近いもしくは上回る様なのでマスク、洗顔、手洗いの励行と人混み、閉鎖空間を避ける必要ある。
夜の歓楽街に繰り出す等以ての外・・・

志村けん氏の死は多くの不感症連中への警鐘になってくれれば良いのだが。
感染は己のみならず周囲の人間にまで死の淵に立たせるリスクを負わせる事を心すべし。

ぶつぶつ・・・“早く鎖国しなくちゃ知らね~ぞ~”・・・ぶつぶつ

北海道は鈴木知事の先行した対応で今の処感染拡大の抑え込みに成功している様だ。 厚生労働省/外務省の対応は皆2週近く遅過ぎた。 これに追従した都府県は今皆感染拡大の賭場口に立たされている。 外出規制の甘さと海外渡航規制や出入国対策の遅れが感染拡大を許してしまった。 果断な対応をせず「自主規制と休業補償をセットで」等という団体に引き摺られずるずると同様な対応でお茶を濁せば結果は・・・

ある感染症専門医が言っていたが、このウイルスの感染/致死率を国民が平常値として受け入れる迄騒ぎは続くと。
現在の季節性インフルエンザでも毎年3000人以上の死者が出ているのを常態として国民が受け入れる様になっている。 このウイルスによる死者は未だ100人にも達していないのにも拘らずこの騒ぎだと。

これはグローバル化したメディアが作り出したパンデミックだとも。 これはWHOも指摘している事。
欧州等もメディアが騒いでいなければこれだけのパンデミックにはならなかったかもしれないと・・・医療崩壊迄の時間を大幅に縮めた原因はメディアにある。

と、まぁこんな論展開の様だったが、今迄の重症化のテンポと欧米での感染拡大の様相を見ていると季節性インフルエンザほど甘くはないと思うのだが。
それに収束状態になって医療体制が弱体な国々の人口当たりの死亡者数が欧米を下回れば、メディアミックスが原因だったと言えるがそれまでは・・・

ぶつぶつ・・・“コロナ感染医療機関診療停止の波紋”・・・ぶつぶつ

医療・介護・福祉施設及びそれぞれの従事者等は従来の単発感染症の場合の様に業務縮小や一時閉鎖、そして感染の恐れがある残りの従事者を業務から外し待機させるのは止めるべき。 これらの組織の機能は可能な限り残す為の手法を検討せねば、すぐに医療崩壊に繋がってしまう。 日本の設備・要員レベルから見た感染症対処能力はドイツの1/8以下、イタリア等の1/3以下なのだから。

注目記事等  ・ 韓国での新型コロナウイルスに関する情報

▽ 味覚/嗅覚異常 新型コロナウイルス感染かの新たな判断基準になるか?


----------------------------------------------------------------------

▽ Coronavirus 2019-nCoV Global Cases by Johns Hopkins CSSE の情報から転載

URL : https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

データ取得日時: 2020/04/11 11:36 公開分

総感染者数   1,698,416人  +97,398     現状の致死率  6.05%
死亡者数     102,764人  +7,046     状態の確定率 22.18%
回復者数     376,669人  +21,697     合計 479,433人

差分は 2020/04/10 11:44 との比較結果です。

正午前後の状況をベースに昼以降1回変更にしています。

致死率は欧米が急激な増加を見せ始めてからじりじりと上昇を続けています。 それに反比例して確定率は感染者の急増により中国中心だった時には一時6割迄上がっていましたが急降下です。


----------------------------------------------------------------------

国内の感染者数(都道府県別新型コロナウイルス感染症患者数マップ)より

URL : https://gis.jag-japan.com/covid19jp/

このページのデータに基づく更新は3月末を以て中止します。 感染確定日ベースかつ症例報告が最終的な整理の基準なので当日ベースでは件数が増えるに従い不明件数が増え、最終的な確定には数日遡ってデータ修正を行う必要があります。 これが段々と延びてちょっと面倒になりました。 それにここまで感染が広がってしまうと所在地別を検索する意味も薄れましたので。


----------------------------------------------------------------------

  新型コロナウイルス 国内の感染確認  NHK NEWS WEBより
                (2020年4月11日 05時06分)

4月10日の感染者   636名     鳥取陥落、残すは岩手県!

  北海道13名                  北海道   13名
  青森県3名、秋田県2名、岩手県0名、山形県5名、宮城県2名、
  福島県3名                   東北地方  15名
  東京都186名、神奈川県56名、千葉県33名、茨城県9名、
  栃木県1名、群馬県11名、埼玉県53名     関東地方 349名
  愛知県14名、静岡県4名、山梨県3名、長野県7名、新潟県0名、
  富山県2名、石川県20名、福井県5名、
  岐阜県11名                  中部地方  66名
  大阪府80名、奈良県3名、和歌山県1名、三重県0名、滋賀県1名、
  京都府9名、兵庫県29名            近畿地方 123名
  香川県1名、徳島県0名、高知県5名、
  愛媛県2名                   四国地方   8名
  岡山県0名、広島県5名、山口県1名、島根県5名、
  鳥取県1名                   中国地方  12名
  福岡県39名、大分県1名、宮崎県0名、鹿児島県0名、熊本県1名、
  佐賀県 名、長崎県1名、沖縄県6名       九州地方  48名
  空港検疫2名

 死亡 :
  国   内 東京都 4名、神奈川県 3名、千葉県 1名、
        茨城県 1名、群馬県 1名、(埼玉県 1名?)
        愛知県 1名、熊本県 1名
  クルーズ船 日本籍 1名

  - 国内感染者および中国からの旅行者  計 6170名
  - クルーズ船乗客・乗務員       計  712名
  - チャーター機帰国者         計   14名
                     合計 6896名

自衛隊関係: 統合幕僚監部         1名(3/13フランス帰国後)
       陸上 秋田駐屯地       2名
          熊本健軍駐屯地     1名
       海上 横須賀基地所属     1名(兵庫県下服務中発症)
 3/30
米軍関係 : 海軍 横須賀基地    5名
 4/9        佐世保基地    1名
       陸軍 キャンプ座間   1名
       空軍 嘉手納基地    3名

米国とは地位協定関連で感染症対応の覚書を取り交わしているが、無視する積りの様で非公開にすると宣告した模様。
米国(人)が如何に手前勝手かはトランプの政策だけでなくこういう所にも頻出している。 欧州も今回のコロナ騒動で札束で頬を叩いて医療資材を掠め取る行為を続けている為こんな同盟国はいらないとさえ言われ始めている。 自分たちの無策さは棚に上げて他者に責任転嫁するのが昔からのお家芸。 現国務長官の醜態を見るにつけ・・・

当日の感染者をアップ前に拾うのは1割にも満たぬ様になったので記載は中止。

以下のテーブルは本日分は含みません。
                                   
北海道239名   
青森県17名 秋田県13名 岩手県 
山形県32名 宮城県36名 福島県33名 
東京都1519名 神奈川県381名 千葉県354名 
茨城県91名 栃木県32名 群馬県44名 
埼玉県338名     
愛知県315名 静岡県37名 山梨県30名 
長野県28名 新潟県41名 富山県23名 
石川県92名 福井県82名 岐阜県97名 
大阪府696名 奈良県37名 和歌山県38名 
三重県15名 滋賀県34名 京都府174名 
兵庫県316名   
香川県4名 徳島県3名 高知県54名 
愛媛県28名   
岡山県15名 広島県30名 山口県18名 
島根県5名 鳥取県1名   
福岡県250名 大分県41名 宮崎県16名 
鹿児島県4名 熊本県23名 佐賀県12名 
長崎県13名 沖縄県42名  


  厚生労働省職員・検疫官  通算 10名
  空港検疫で捕捉      通算 88名

以下厚生労働省報道日報等から(NHK報道からの補正あり)

 (入退院現状)  入院      4,567名(+546名)
 <読売新聞日報> 退院      1,353名(+30名)
  日本の感染症病床数は1,758床、結核病床が3,502床だけ。
  全国でですから当然既にオーバーフローです。

 (退院者数)  <厚生労働省報道日報数値>    1323名
          クルーズ船の乗客・乗員を合わせ  639名
          国内感染者(下船後陽性確定者含む)714名

 (重症患者数) <厚生労働省報道日報数値>
  クルーズ船     8名
  国内感染者等  117名           合計 125名

 (死亡者)  <読売新聞日報/NHK NEWS WEB>
  クルーズ船  12名  日本人 8名 英国籍 1名 香港籍 1名
              カナダ籍1名 香港在住1名
  国内感染者 120名  北海道10名
              東京都40名 神奈川県10名 千葉県 2名
              茨城県 3名 群馬県  1名 埼玉県 5名
              愛知県22名 福井県  2名 岐阜県 1名
              大阪府 6名 和歌山県 1名 兵庫県13名
              京都府 1名
              愛媛県 1名
              福岡県 1名 熊本県 1名
              
    合計  132名

<チャーター機帰国者について>

  PCR検査数 829 陽性 15名 内無症状 4名  全員既に退院

* チャーター機帰国者との濃厚接触者及びクルーズ船の未感染下船者に
  対する健康観察は全て完了した。

* 新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について
  より部分的に補足していますので報道内容と異なる部分があります。



▽ ダイヤモンドプリンセス下船者の感染数について

< 2020年03月22日 06時30分 >

- ダイヤモンドプリンセスの乗客が下船を完了して1ヵ月が経過しました。
  現状の所、再発を含め13名で収束したと考えて良い様です。
  日本人乗客の場合は下船後の発生率は1.3%に過ぎません。
  現場が採った策はうまく機能したという事ですね。

  埼玉県 2名 1名(876)  両名夫婦
   再発    1名(877)  2月8日船内検査で陽性・入院
              3月4日退院・帰宅
              3月15日体調異変
              3月17日再発確認 男性は意識はあるが重症
  三重県(785)  1名   2月14日船内での検査で陽性
   再発         2月16日都内の医療機関に入院
              2度の連続陰性判定を受け、3月2日退院・帰宅
              3月12日発熱・倦怠感
              3月13日医療機関を受診・入院検査
              3月14日19時頃県保健環境研究所でのPCR検査
                 再感染確認、県内感染症指定医療機関に
                 転院・入院、現在も発熱状態継続

  福島県(433)  1名   2月21日下船、3月2日喉に違和感・発症
              6日悪化傾向・帰国者・・外来、7日感染確定
  秋田県(389)  1名   2月17日船内検査で陽性・都内で入院
   再発         2月22・25日検査で陰性、28日造影異常なし
              28日退院都内で宿泊29日帰宅
              3月6日指示に従い医療機関受診帰国者~外来
              で検査の結果感染確定
  奈良県 2名 1名(381)  3月6日感染確定(経過観察後検査で無症状)
         1名(382)  3月6日感染確定(経過観察後検査で無症状)


  宮城県(236)  1名   2/20下船、2/28発症、2/29確定
  静岡県(225)  1名   20日下船、28日陽性判定 20/26日スポーツ
              センターを利用するなど問題行動を取っていた
  千葉県 2名 1名(188)  20日下船、22日発熱、24日フォローアップ、
               25日入院、26日検査結果陽性判定
         1名(190)  12日発熱
               14日船内での検査陰性
               21日下船、23日フォローアップで微熱・咳
               25日入院、26日検査結果陽性判定
  徳島県(171)  1名   20日下船、23日フォローアップ、無症状
              25日帰国者・接触者外来を受診、検査結果陽性
  栃木県(129)  1名   19日下船、21日発熱、22日センターに連絡指定
              外来を受診、検査結果陽性判定

- 帰国後の検査で陽性判定が出たもの
                      死者
   米国      46/300+  15.3%   -
   英国       4/32   13.3%   -
   オーストラリア 10/160    6.3%   1名
   イスラエル    3/11   27.3%   -
   香港       9/210    4.3%   -
   ロシア      3/?    -    -
   台湾       1/?    -    -


----------------------------------------------------------------------

▽ 味覚/嗅覚異常 新型コロナウイルス感染かの新たな判断基準になるか?

  ここに来て他の症状はないのに「匂いや味を感じなくなる」という感染
  確定者の発言が出て来ています。
  27日感染が確定した兵庫県の患者ですが、11日頃から匂いを感じ難く
  なって、23日帰省したのを期に医療機関を受診したという事です。
  医者に行くというのは症状が強く、長く継続したのでしょう。
  PCR検査を受けるキッカケは感染した阪神の選手が同じ症状を訴えて
  いたというニュースを27日に知り保健所に相談したという事。
  この味覚や嗅覚に異常が出るという症状はこの女性だけでなく、阪神の
  選手や退院した患者へのインタビューだけでなく米国の報道にも表れて
  いる様です。

  一般的な風邪やインフルエンザでは鼻や喉に酷い炎症が起きなければ
  味覚や嗅覚に異常が出る事はほとんどないと思います。

  この症状がこのウイルス感染者にどの程度の割合で出ているかを調べる
  意味はありそうですね。 感染初期でも捕捉出来る可能性が出て来ます。

  熱や咳が続くという症状がなくても、味覚や嗅覚に異常を感じたらコロナ
  感染を疑った方が良さそうです。

(2020/03/30 追記)
  大阪府の情報では 29 日の感染者17名無症状なのだが4名がこの症状を
  訴えている様ですので、結構高率な捕捉手段になりそうです。


----------------------------------------------------------------------

日本からの渡航者・日本人に対する
各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限

海外への渡航を考えておられる方は以下のページで要確認です。

URL : https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html



----------------------------------------------------------------------
中国に関しては又50人以上の感染者が出始めていますので再燃の可能性はあるにせよ、一応収束状態至ったと考えます。
以下のテーブルの更新は 2020/03/25 を以って中止します。

表の並びは死亡者・感染者数の順
中国の合計
81,1803,27773,1624.04%
都市/省名感染者数 死者数 退院者数 致死率 治療中 収束率
北京市55884011.43%14973.30%
重慶市57865701.04%299.65%
上海市41443300.97%8080.68%
天津市14531332.07%993.79%
武漢を含む湖北省以外の市及び省ではだいぶ低いレベルの様です。
湖北省/含武漢市67,8013,16060,3244.66%4,31793.63%
河南省1,274221,2501.73%299.84%
黒竜江省484134682.69%399.38%
広東省1,42881,3330.56%8793.91%
山東省76877520.91%998.83%
安徽省99069840.61%0100.00%
華北省31963101.88%399.06%
海南省16861613.57%199.40%
湖南省1,01841,0140.39%0100.00%
四川省54535360.55%698.90%
陝西省24932401.20%697.59%
新疆ウイグル自治区763733.95%0100.00%
広西チワン族自治区25422500.79%299.21%
雲南省17621721.14%298.29%
貴州省14621441.37%0100.00%
甘粛省13621191.47%1588.97%
遼寧省12721241.57%199.21%
浙江省1,24011,2210.08%1898.55%
江西省93619340.11%199.89%
福建省31812950.31%2293.08%
吉林省931921.08%0100.00%
内モンゴル751731.33%198.67%
死亡者が出ていない省
江蘇省63606310.00%599.21%
山西省13401330.00%199.25%
寧夏回族自治区750750.00%0100.00%
青海省180180.00%0100.00%
チベット1010.00%0100.00%
湖北省以外の合計13,25411712,8120.88%325
特別行政区
香港38641001.04%28127.20%
マカオ250100.00%1540.00%
台湾2152290.93%18414.42%
81,5913,28173,2734.02%5,037




《 国別感染者数等一覧 》

3月20日に上位30か国表記に切り替え、翌日1週間も経たずに日本がリストから落ちるかもといいましたがそうは甘くありませんでした。
今日31位に落ちましたが此処までに取った対策が甘いから・・・ここ3日の有様では逆にここから順位を上げかねません。 毎日100人以上の感染者を出す様になっては・・・病院や養護施設、デイサービス拠点等が主体の間は感染拡大のテンポはそれほど上がりませんが、感染経路不明がこれだけ多くなると関東圏は現在の検査方針・体制では早晩破綻ですね。

米国は患者数はトンデモない数になっていますが、これが全て検査で陽性を確認しているとすれば、わずか10日で最低16万件を処理しています。 ここ数日は2万人を超える感染者が出ていますので、濃厚接触者のトラッキングもしているとなれば8~10万件近い処理能力があるのかも・・・それに引き換え我が国は・・・人口は1/3、少なくとも現状2万件/日程度なければならないということ。

で、このリストは日本の位置と致死率推移を見ようと作ってみましたが、現実にはある程度収束を向かえねば本来の値は分からないですね。
現在のインフルエンザの様にワクチンや対症薬が存在する状態との比較では意味がありませんし、欧米諸国で起きているパンデミック状態がこれが再発する際にどう変わるかは現時点では推測不能な破綻ぶりですから・・・

URL : https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

全体は上記URLで調べて下さいm(..)m

   国   別    感染者数  死者数  退院者数 致死率
アメリカ       501,41918,76929,078 3.74
スペイン       158,27316,08155,668 10.16
イタリア       147,57718,84930,455 12.77
フランス       125,93113,21525,195 10.49
ドイツ        122,1712,73653,913 2.24
中国         83,0033,34377,844 4.03
イギリス       74,6058,974588 12.03
イラン        68,1924,23235,465 6.21
トルコ        47,0291,0062,423 2.14
ベルギー       26,6673,0195,568 11.32
スイス        24,5511,00211,100 4.08
オランダ       23,2492,520287 10.84
カナダ        22,1485706,013 2.57
ブラジル       19,9431,074173 5.39
ポルトガル      15,472435233 2.81
オーストリア     13,5603196,064 2.35
ロシア        11,91794795 0.79
韓国         10,4802117,243 2.01
イスラエル      10,408951,183 0.91
スウェーデン     9,685870381 8.98
アイルランド     8,08928725 3.55
インド        7,600249774 3.28
エクアドル      7,161297368 4.15
チリ         6,501651,571 1.00
ノルウェー      6,31411332 1.79
オーストラリア    6,215541,793 0.87
日本         6,184120718 1.94
デンマーク      6,0142471,929 4.11
ポーランド      5,955181318 3.04
ペルー        5,8971651,569 2.87
チェコ        5,732119346 2.08
  184か国 合計 1,698,416102,764376,669 6.05

日本の値は前出のNHK NEWS WEBの昨日分の最終値に差し替えてあります。

アメリカ、感染者40万人弱、死者1.3万人弱、ニューヨーク市だけの死者が日本の総感染者に迫る4,009人。 季節性インフルエンザも酷い事になっていますし・・・

ここまで来てしまうと寧ろ気になるのは経済に対する打撃の程度。 今の雰囲気では季節性インフルエンザの様に短期では終息してくれそうにはありませんので、多くの企業が経営的に持たないのではないか。 収入ゼロで半年生き永らえられる企業など存在しますかね?

欧米も右に倣えで全滅状態ですから、トランプの失政の影響に加えて資本主義圏の地盤沈下が大きくなるでしょうね。 なにしろ中国はこれで収斂すれば、湖北省以外は余り大きな被害を被っていませんから、立ち直りも早いでしょう。 最近の中国はこの時期にあっても覇権主義を剥き出しにしていますので、戦争のリスクも以前にも増して大きくなり兼ねない・・・

因みに現在の致死率(最終的には大分押し上げられると思いますが)・・・
1位  イタリア   12.63%
2位  イギリス   11.03%
3位  オランダ   10.70%
4位  スペイン    9.89%
5位  フランス    9.40%
6位  ベルギー    9.17%
7位  スウェーデン  7.68%

【 アメリカと日本及びニューヨーク市と東京都との比較 】

     ニューヨーク市域 東京23区 
面積 789.4㎢ 627.57㎢ 
人口 817万人 965万人 
密度 10,630人/㎢ 15,382人/㎢ 
 
感染者 114,174 891 
死者 3,565 23 

          アメリカ        日 本    
総面積9,628,000㎢ 377,975㎢ 
総人口32,783万人 12,631万人 
人口密度33.7人/㎢ 334.5人/㎢ 
        感染者   死者    感染者   死者  
2月10日 12  26  
2月15日 15  29 1
2月20日 15  84 1
2月25日 53  159 1
3月01日 70 1 241 5
3月06日 232 12 360 6
3月11日 984 28 581 12
3月16日 3,689 69 839 22
3月21日 19,644 260 1,012 35
3月26日 69,018 1,042 1,307 45
3月31日 164,539 3,164 1,989 59


感染症対策のバックグラウンドである人口密度を考える時、日本に優越要素は全くありません。
にも拘らずこの差??
製薬・医療機器・医療体制/レベル・感染症対策、いずれのレベルを取っても日本を上回っているにも関わらずこの差をどう説明すればよい?

まぁ、何れにせよ第一の変曲点は2月20日の週、そして翌週以降の対応が明暗を分けたのでしょうが、日本もこれといった積極策には出ていません。
結果は潜伏期間から1~2週間後に出て来ますが、現状でも米国よりも緩い位・・・


====【以下 特記事項 】====


▽ 濃度75%アルコールが“ウイルスや細菌に効く”理由
       Record China より    (2020年3月3日 21時5分)

滅菌にアルコールが有効なのは細菌の蛋白質を変性させる為ですが、純度 100% に近いアルコールでは作用が強過ぎて瞬時に影響を及ぼす為最近は防護幕を作ってしまいアルコールの浸透が阻害されてしまいます。 これはコロナウイルスが持つエンベロープにも同様の事が言えます。
適度の水が加わる事で変性の速度が落ち、多くのアルコール分子が細胞内まで浸透する事で細菌を死滅させる事が可能になります。
ところが実験の結果では濃度 70% 以下では殺菌の効果が全くなくなってしまう事も分かっています。

この為市販されるアルコール(エタノール)は3つに分類されています。
・ 無水エタノール    99%
・ エタノール      95%
・ 消毒用エタノール  約80%
消毒用にはちゃんと消毒用と記載されたものを買わねば意味がありません。 濃ければ効く訳ではないのですから。
また、揮発性が強いので必要量を手早く使わねば、です。


▽ 新型コロナウイルスへの対応及び症例、治療経過報告等

日本感染症学会ホームページ 新型コロナウイルス感染症

URL : http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31#case_reports

▽ NHK NEWS WEBより転載

WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに
                    (2020年2月29日 22時55分)

WHOが中国で感染が確認された 55,924 人のデータを分析した結果

<症状>
- 発熱     87.9%
- 咳      67.7%
- 倦怠感    38.1%
- 痰      33.4%
- 息切れ    18.6%
- 喉の痛み   13.9%
- 頭痛     13.6%

<発症迄の期間>
平均で5~6日後に症状が出る。

<症状の軽重>
・ 感染者の 80% は症状が比較的軽く肺炎の症状も出ない事がある。
・ 呼吸困難を伴う重症者は 13.8%
・ 呼吸不全・敗血症・多臓器不全等の命に関わる重篤な患者は 6.1%。

<リスクについて>
・ 重症化のリスクが高いのは60歳以上の高血圧、糖尿病、循環器や慢性の
  呼吸器障害、がん等の持病がある人
・ 19歳未満の感染者は全体の 2.4% に止まっており重症化する事は稀。
  子供の感染者の多くは家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかる。
  子供から大人へ感染したという話はない。

<致死率について>
・ 80歳以上の患者については 21.9%
・ 合併症がある人  循環器      13.2%
           糖尿病       9.2%
           高血圧       8.4%
           慢性呼吸器疾患   8.0%
           がん        7.6%

<感染時期による致死率の差>

・ 2020/01/01-20     17.3%
・ 2020/02/01以降     0.7%
  感染拡大に伴って医療水準が向上した結果とした。

というよりも、医療水準以前に病に対する認知が進み、発症から治療開始迄の
時間が短縮された結果が一番大きいのでは?


----------------------------------------------------------------------

★注目★ 2020年03月14日 厚生労働省 下記題目のPDFを公開

  新型コロナウイルス感染症の国内発生動向

  これは国内における発生から3月13日18時時点迄の発生状況を纏めた
  物で以下の項目がグラフ化され示されています。
  ・ 確定日別人数(有/無症状区分あり)
  ・ 確定週別人数(有/無症状区分あり)
  ・ 発症週別有症患者数
    (屋形船/ハワイ/大阪ライブハウス/愛知ディサービス等を分割表記)
  ・ 年齢階級別有症患者数(死亡/重症分割表記)
  ・ 年齢階級別有・無症患者数
  以上が準備されています。
  これを見る限り死亡者は70歳以上に限られているみたいです。
  状態   40歳  50歳  60歳  70歳  80歳  90歳 
重症化率約2%4.3%8%15.5%25%40%
致死率5.8%16.7%40%
重症化致死率37.5%66.7%100%

  高齢者の場合は重症化させないことが大事な様です。 短期間で急速に
  悪化しますので、高齢者の場合は普通の風邪ではないと思ったら疑って
  みる必要があります。

  それとハワイからの帰国者からの発症が2月3日の週から始まって
  いますので、米国では1月中~下旬には既に拡散を開始していたはず。
  という事は猖獗しているインフルエンザによるとされる死者の中に
  これによる死者が含まれているという事。
  従来のウイルスとの分離が出来なかった訳ですから、CDCは何を
  やってたのです。 日本にトヤカク言うレベルにはない事の証明(^^)

====【以下 付属資料】====


★ コロナ感染医療機関診療停止の波紋

NHK NEWS WEBの記事に院内感染が起きている病院の患者が他の医療機関で診察拒否や薬局での調剤拒否を受けているだけでなく、差別的処遇を受けるケースがあるという報道がありました。(2020/03/24-21:36)

この種の風評被害や自己防御意識がこの種の感染において医療環境の崩壊をもたらす最も危険な行為である事を強く認識すべきでしょう。

それとこの種の全国的感染症拡大という局面において、感染者が出た病院を従来の食中毒事件等と同様に観察期間閉鎖処置を取るというのは甚だしく危険な対応だと思います。

現在の一番の問題は

患者サイドの問題として
・ 症状の改善がないと別の医療機関に行くという行為の多発を生む。

医療機関側の問題として
・ この状況においてこのウイルスの特徴的症状がある患者に対して
  PCR検査と直ちに実施出来ないこと。

行政上の問題として
・ 軽症患者等に自宅隔離を強いる状況に対する改善行為が
  なされているとは思えない事。
・ PCR検査件数の増強以外の医療環境崩壊に対する防衛行為が
  感じられない。

----------------------------------------------------------------------
諸外国ではICUや人工心肺装置(ECOM)等を必要としない軽~中程度の患者を隔離する為に、大型の展示会場等の改造をして隔離ベッドを確保する等の対策を直ちにはじめているが、国内ではそんな報道を聞く事がない。

日本は他の先進国に比べ感染症対応ベッドやICU装備率において大きく劣っている。 その上感染検知能力でも1/10程度の能力しかない。
だったら、怪しい患者が出れば直ちに隔離し拡散リスクを下げる努力をせねばならないが、それすらなされているとは思えない。
“政治家いや政治屋”や官僚どもの発言はどれも“要請する”ばかり、他人に責任を押し付け様とするばかり。 率先し責任を持って効果ある対策を厳格に遂行しようという意思がまったく見えない。
翻って国民サイドも“いつものでん”だろう位の浮かれ方で先週末の都内等の報道映像をみると昨今の日本人の公的責任感の下落ぶりを見せつけている。 今日の状態はここ2週間、他国に比して伸びなかった感染者数に浮かれた国民の危機意識の弛緩ぶりが生んだ結果。 この先が怖い・・・

厚生労働省は地方行政組織に2015年?作成の「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」に沿った医療提供体制等の検討を“依頼”する文書を3月6日付で出してはいる。
だが、これでは受ける部門がこの計画に基いて既に行動計画を持っていなければ、短期的行動は不可能だ。 政府として強権を使ってでも各地域に統一的医療組織構造を構築させねばならないが表題にわざわざ「依頼」と付記する不甲斐なさには情けないばかりの依存体質が・・・

本来であれば厚生労働省が中心となり“防衛庁”等と共同して感染リスクが高い市町村に感染患者専用の収容施設の準備や専用の初期診断場所の設営を計画し実行に移し終わっていなければならないのでは?

それに各都道府県が行う感染者に関する報告会見ても従来と変わる何等かの行動が取られているという状況を感じ取れない。

感染患者を出した、院内感染が起きた病院や養護施設等を観察期間一時的に閉鎖するという様な後ろ向きの行政指導をこの期になぜするのかも疑問。
その施設自体を専用診断・隔離施設として、そこで診療行為に従事する人間が完全な防護をし、資源を活用して行くといった手法を考慮する方が良い。
これは一種の戦争と同じ。 稼働出来る兵員や装備は可能な限り前線に投入する様行動するのが兵站部隊たる厚生労働省の機能では?

これが個人病院であれば仕方がないが、複数の診療科やICU/人工心肺装置(ECOM)、CT等を装備した中規模以上の病院であれば、そこをその地域の新型コロナウイルスの初期診断病院として政府が借り上げればよい。
そして、その場で検査し状況に応じて他の病院への入院手配も行う様なコントロールタワー的機能を与えて行けば良い。 如何なる手段を講じても、病院や医療従事者、機材が減少しない様可能な限りの対応を行政側で取るべきだ。

こういう行為は事業体としての病院では到底不可能なので、国庫としてその財源負担を保証してやらねばならないが。
オリンピックが延期になった事もあり、完成した箱物や装備品等転用可能な物があるのでは?

これらの対応は危険信号が灯ってからでは既に遅く、混乱に輪を掛けてしまうだけ。

そう言いながら現実問題としてPCR検査を全国で毎日2万件したとしても、1か月で60万件足らず、検査すべき移動人口を6千万としても一体何か月掛かるか(^^;)という現実が控えています。 しかも時間差で交差感染もある訳ですから無作為に実施するというのは愚の骨頂。

匙加減が難しい・・・


-----------------------------------------------------------------------

▼ 本日から中韓からの入国制限を掛けるみたいですが・・・

韓国、湖北省は分かりますが、遅きに失しているのではですね。
今は寧ろ欧州、米国、中東がこれから猖獗するはずですのでこちらが先では?です。 彼らの方がこの面での素養は低いですからね(^^;)
保菌者の存在確率では韓国は必須ですが、中国は湖北省を除いてはほぼ終焉に向かっていますし、各省の感染者数もある意味僅かに抑え込むのに成功しています。
これに対して欧米はこれからいよいよ拡散するでしょう。 基本的な彼らの基本的思想概念や衛生観念、生活習慣からして日本の様に個人レベルでの公益的態度に欠けていますからコントロールは難しいでしょうし、個人レベルでも同様でしょう。
ですから、これから最も危険なのは欧米です。 米国は特にインフルエンザも猖獗していますし、その死亡率も結構高い様ですからブロックするならここが一番なのでは?
20200321_top13U.png 20200321_top13-3U.png
上左図は3月1日以降の欧米の感染者数の増加をグラフ化してみたものです。 韓国及びイタリア、イラクの増加率が高過ぎて他の国が圧縮されています。
で、右側は頭抜けている韓国、イタリア、イラクを除外したものですが、欧米各国はこれからまだ増える事を暗示していますね。

感染者の伸びに関して、韓国及び日本はほぼリニアなのに対して、欧米諸国は放物線を描いています。
これは感染をコントロール出来ていない事を示していますので、まだまだ感染者数、死亡者数共に伸びます。

この状況では国民の生命を第一に考えれば現状では人の移動に関しては「鎖国」しかありません(^^) 現代社会では、物流に関しては人の介在を最小限に留める事は可能ですし、事業継続についてはネットを活用出来ればある程度カバーは可能でしょう。

デジタル&アプリ系の会社にとっては大いなるチャンスになるのでは?

それはそうと女性雑誌やWEB報道に「感染者数、死者数を胡麻化している」、「もっとPCR検査が出来るはず、韓国が出来たのだから」といったものがありますが、まぁ、猜疑心の塊みたいな(^^;)
NHKだったか?細菌学の研究室か何かでPCR検査に関しての取材文がありましたが、あれをみて「あぁ、こりゃ駄目だ」と思いましたね。 学部や実験環境で感染が発生した場合などの対応がマニュアル化されていないのが明らかな雰囲気。 大体こんなものといった話しかしていないのですから。 PCR検査装置を持ち、コロナウイルス検査能力があるのであれば全国レベルの検査体制に組み込まれる非常事態に対する対応マニュアルが出来ていて当然ですし、無いならば今回の件で慌てて作っていなければおかしいのですが「のほほん」としていらっしゃった。

まぁ、厚生労働省の対応を見ていれば本当の意味でのパンデミック(現在のイタリア等の様な)に対する対応検討や実験すらしていなかった事が明らかでしたから(やっていたとしたらマトモな水準設定すら出来ないレベルという事なのかも)・・・ダイヤモンド・プリンセスでの対応をみればそのお粗末さが露呈されていましたからね。
あれを見ても日本に韓国並みの能力があるはずなんて言っているコメンテーター?の間抜けさ加減は・・・専門家、知識人なんていってTVで幅を利かせている人間の知識・洞察力のレベルの低さを示しています。

日本の件数の伸びが欧米に比べて少ないのは昨今の抗菌グッズばやりに代表される様に日本人がある意味病的に清潔好きで、花粉症や鼻炎持ちが多いのでマスクを掛ける人が多いというのがキーでしょう。 それに元々周りを慮る民族ですからね。
決して行政組織や防疫機関の過去の政策のお陰ではありませんが、現有能力の中でどうすればよいかのコントロールは出来ているのではないでしょうか。 これはこのウイルスの両極を見せる感染力と症状に助けられているとも言えます。 基本的医療体制・組織が弱く公衆衛生・公益概念に乏しい白人社会では季節性インフルエンザ同様の爆発を見せるのでしょうね。
ここに挙げた国だけでなく欧州、中東諸国は余り日を経ずに日本の上に来るでしょう。

----------------------------------------------------------------------

▽ 厚生労働省発表       (2020年03月05日)

・ 横浜港で検疫中のクルーズ船の乗客・乗員に係る
  新型コロナウイルス感染症PCR検査結果について

  厚生労働省からダイヤモンド・プリンセスの乗客・乗員の下船が完了した
  のを受けてすべての検査結果を精査した結果の実員数が公表されました。

URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09997.html

  乗員乗客総数 : 3,711名 (02/03時点)
  検査対象者数 : 3,618名
  陽性判定者数 :  696名  感染率  : 19.24%
  内訳 乗客  :  552名  内無症状 : 329名(59.60%)
     乗員  :  144名  内無症状 :  81名(56.25%)

この無症状率にはちょっと吃驚ですね。 確かにこれでは予防や防疫は難しい・・・

----------------------------------------------------------------------


▽ 厚生労働省 報道資料
  新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について
                       (令和2年3月10日版)

  今回やっと国内全体でのPCR検査実績が報告されました。
  これによると2月18日~3月8日までの全国の検査機関において
  行われたPCR検査実施件数は21,174件だそうです。
  これまで掲載されていた表の中では10日現在9,600件となって
  いますので、ほぼ倍の実績はあった様です。 平均千件強/日ですか。
  ただ、これにはクルーズ船の分も入っているとすれば心もとない。
  現状の感染者一人当たりの要監視接触者が10人でも約6千件ですから
  これに展示会やジム、スタジオ、ライブハウスといった所をカバーする
  とすればね・・・

▽ 新型ウイルス検査 8都道府県で1000件超 地域により大きな差
     NHK NEWS WEBより    (2020年03月11日 5時08分)

  厚生労働省が都道府県毎のPCR検査実施件数を公表しました。
   (詳細のPDFが下記URLにあります。)
  URL : https://www.mhlw.go.jp/content/000606477.pdf
   都道府県名   検査件数 感染者数 1件当たり
北海道1,20911110.9
愛知県1,11310011.1
東京都1,7677623.3
大阪府1,0947414.8
神奈川県2,1514547.8
千葉県1,5662562.6
兵庫県3892419.2
和歌山県1,1141479.6
埼玉県4811434.3
京都府3381326.0
高知県104128.7
新潟県6191156.3
石川県152721.7
奈良県125717.9
熊本県470678.3
福岡県1,0233341.0


  この数字をみると非常に寒々しいものですね。 感染症パンデミックに
  対する体制が出来ている県(組織)は無いに等しいという事です。
  北海道、愛知、東京、大阪、兵庫、高知といった辺りは濃厚接触者の
  スクリーニングが出来ているとは思えない数字です。

  本来であれば国内での新型コロナウイルス患者の発生が報じられた
  1月24日以降県下のICUを持つ全病院に対して最低限重症肺炎患者の
  スクリーニングを開始していなければいけません。
  そんな雰囲気があるのはほんの僅かだけ・・・鳥取、広島、福岡?
  もう45日経っているので発症患者と濃厚接触者の為の検査件数を除き
  少なく見積もっても500~1000は当たり前なのでは?
  国際空港を持つ県では特に重要でしょうに。
  症状が出た人間と濃厚接触者をフォローするのは下流の作業であって
  防疫の前線行為ではありません。

-----------------------------------------------------------------------


▽ PCR検査法の精度は判定機として使用に耐えるの?

現在のPCR検査法の精度および技法そのものに当初より疑問符を付けていました。 予防検疫には使えない手法ではないかという事です。

というのも、ウイルスの特定遺伝子情報を培養増幅するという事ですのでこの部分に手技が絡んで来ます。 これが一つ目の問題点で、まず検体の採集方法が綿棒様の物で喉粘膜等から肺から排泄された粘液/痰を絡め取るという方法ですし、採集された粘液が菌を含む部分か否かという点もあって不確定要素が多いと感じています。

2点目、これは中国等の報告を見ると隔離環境にも関わらず6回目とか複数回目で陽性に転化する例が結構あるという事。

今回のクルーズ船の患者の発生状況を見ても陰性確定後発症というケースが数多く出ています。 確かに検体採取後に感染する可能性もありますが、現在感染力を持つ迄平均3.4日掛かるという事明らかになっていますので感染力を持つ前に検査しても検体に菌が含まれない可能性が十分にあります。
と考えるとこの手法は既に何らかの前駆症状を見せている患者にしか有効ではない方法という事になります。

なので、PCR法で濃厚接触者を検査しても既にスプレッダーになった状態でなければ捕まえられない・・・

来月には時間短縮が可能になった検査機の導入を開始する様ですが、判定法については同じはずですので1発で確定判定は無理。
ただ1回15分であれば何度でもトライしても負荷は低いですからね。 平均6時間同時3検体が15分同時4検体ですので単純計算では32倍の能力ですから・・・

▽ 新型ウイルスの特徴は?
  なぜここまで感染拡大? “見えにくい感染症”か
                  (2020年2月9日 NHKスペシャル)

・ 無症状感染者が存在する
  (中国で1月5日に捕捉されたが、中国当局が公表したのは10日以上
   経過したのち)
・ 潜伏期間は長くて12.5日
・ 感染者からの二次感染が始まるのは平均3.4日後から

といった事がこの番組で既に報道されています。

この時点で潜伏期間の中央値は5~6日と言われていたので、24日報道の中国疾病予防センターの研究員 向妮娟氏 の「濃厚接触者」は発症の2日前からとするべきという内容は、この時点で明らかになっていた事ですね。


【2020/03/23 07:00 イライラ】--------------------------------------------

☆ 2020/03/23 読売新聞朝刊29面より

・ 帰国者から感染 警戒 2週間自宅待機 要請

  やっと新聞が取り上げ始めたみたいですが、まだ29面-最後の面の内側

  3月1日~21日迄の各県の発表から拾ったデータのようですが98人と
  いう事です。

  ・ 欧州        56名
  ・ エジプト      23名
  ・ 東南アジア     13名
  ・ アメリカ       2名
  ・ その他・訪問先不明  4名  合計98名

  で、この間の感染者数は手持ちデータでは745名の増加ですので
  12.6%がこれらで占められています。

  来日客の感染率が示されたものはありませんが、航空会社関連で入国した
  外国人に感染例が出ています。

  空港検疫でのチェックに引っ掛かった員数やその検査結果は出ているはず
  なのですが、未だに公表していません。
  水際で捉えたので、日本での感染者に含められては困るというなんとも
  情けない発想なのでしょうかね?
  この期に及んでも成績を気にするのか? 事実を「アカラサマ」にして
  対応を急ぐべきなのでは。 一番被害を受けるのは現場、中央の官僚は
  ・・・

  他国のデータも海外からの入国者や帰国者からの発生比率が急速に
  上がっている事を示しており、待機処置ではなく入国拒否に切り替え
  始めています。

  手元のデータでは昨日間での3日間だけで32名と急増しているので、
  もう、待ったなしのはずですがね~
  これがなくなれば感染者は日を待たず下降カーブに入るはずなんですが。

----------------------------------------------------------------------

▼ 専門家委員会は感染者/死者がどれだけ出る事を容認する積りでいた?

  出入国規制にしろ今回の「緊急事態宣言」にしろ現行のレベルの対応で
  あれば、素人目には2週間以上遅れたと思える。

  まさか一般的季節性インフルエンザ並みの感染者/死者数を容認する前提
  で防疫姿勢を決めたのではあるまいな?

  中東呼吸器症候群「MERS」や重症急性呼吸器症候群「SARS」では
  防疫に成功したので慢心していたのでは?

  僥倖に助けられたこの2種以上の感染・伝搬力を持つ今回のウイルスの
  恐ろしさは「武漢」から発せられた多くの動画で明らかだったはず。
  それにしては国内の関連機関や市内の病院等の様子に変化が見えない事に
  疑問を持っていたが、やはりというべきかだった。

  大学や県・市等が管轄する地域の中核病院が「クラスター」の核になる
  というのは余りにもなさけない。

  わたしが最早「鎖国」しかないと言い出したのは3月9日、イライラが
  嵩じて「ぶつぶつ」を付けたラインを記載し始めたのが3月23日。

  感染者数が東京/大阪/埼玉が最初の立ち上がりの様相を見せた3月14日
  が第1変曲点と感じ1週間以内の国内外の移動に関する大掛かりな規制を
  開始しなければならないと。 で1週間たってものほほん・・・イライラ
  で、トップに「ぶつぶつ」と愚痴ラインを挿入し始めたという訳です。

  それでも動きが見えないので27日から上位都府県の件数推移を示す
  グラフをアップし始めた訳。

  まぁ、このブログは自身の忘備録を最も見易い方法としてブラウザを使う
  手段として採用した物で外部発信は念頭ないので意味はないんですけと。
  全部をHTMLで記述するのはちと大変なんでさて?の結果です。

▼ 「全国医療機関の医療提供体制の状況」β版公開

  地域の病院の診療受付状況等が分かります。 まだこちらが思う様には
  動きませんが(^^;)

  URL : https://cio.go.jp/hosp_monitoring_c19

----------------------------------------------------------------------

☆ 読売新聞オンラインより

・ クルーズ船感染者、67%で肺に異常な影
              …受け入れの自衛隊病院が症例公開
                    (2020年03月24日 18時24分)

  クルーズ船の感染者を受け入れた自衛隊中央病院が治療した患者に関する
  症例等の公開を始めています。
  専門用語が頻発しますので医療従事者でなければ詳細迄は理解出来ない
  でしょうが、無症状患者でもその半数に肺に病変が現れており、軽症/
  無症状患者もその1/3が症状の悪化を見たという事です。

  この事からも最も恐ろしいのは自覚のない保菌者が徘徊している事です。
  しかも空港検疫等では5~7割が無症状です。
  これは4月8日500名以上の患者が出ましたが、この時点で最低限
  500~700人以上の保菌者がいる事は間違いありません。

  ですから、不要不急の外出は止める。 出張や会議室での会議は止める
  等々・・・「3蜜」々々・・・

  記事
  URL : https://www.yomiuri.co.jp/national/20200324-OYT1T50235/

  自衛隊病院 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)104症例のまとめ
  URL : https://www.mod.go.jp/gsdf/chosp/page/report.html

----------------------------------------------------------------------

▼ 感染者と人口構成の対比をしてみた結果・・・ヤバいかも・・・

  最近の感染者がどうも20~30代が多い様な気がして、
  4月7日迄の感染者症例のCSVから年齢層別に感染者数を取った物と
  日本の昨年度の人口構成比を重ねた物が下図。 比較として韓国分も添付
感染者比率_日本_20200405.png
感染者比率_韓国_20200326.png
  只、これは非常に特異的で日本だけかもしれない。 ただ、初期の
  感染者を分析した厚生労働省の報告では、感染、死亡するのはその
  ほとんどが60歳以上という話だったが、最近はどうも様相が
  変わった気がしていた事もあって・・・

  例えばAFP BB NEWSによると中国疾病対策予防センターの週報
  では、臨床検査によって2月中旬迄に感染が確認された44,700人に
  ついてはその80%以上を60歳代が占め、その半数以上は70歳以上
  だったとしている。 イタリアも同様ほぼ基礎疾患持ちの高齢者という。
  まぁ、中国は最近まで無症状陽性を感染者に含めていなかったからかも。
  
  所が上図からはそれとはまったく異なる様相が見えてくる。

 年 代  感染者数 人口構成 感染比  構成比  リスク 
10歳未満59 10,0221.38% 7.93% 0.17 
10代82 11,2991.92% 8.94% 0.21 
20代752 12,55317.57% 9.93% 1.77 
30代667 14,63015.82% 11.57% 1.37 
40代747 18,75917.46% 14.84% 1.18 
50代735 16,01117.18% 12.66% 1.36 
60代545 16,95912.74% 13.41% 0.95 
70代418 15,1669.77% 11.99% 0.81 
80代212 8,8614.95% 7.01% 0.71 
90歳以上52 2,1821.22% 1.73% 0.70 
合計数4,279 126,442

  上の表のリスクは人口構成比と感染比が同じであれば全年齢の感染リスク
  は等しく「1」という単純な発想によるものだが、これだと20代の
  リスクは約1.8倍という事になり、これが気になっている。

  もう一点は武漢の初期の漏洩動画等で明らかに突発的免疫不全による
  突然死と思われる動画の殆どが若年層だったこと。
  そして次に紹介する記事には最近は若い患者が増え、そして突然死する
  ケースが出て来ている様な事をいっている点にも引っ掛かっている。

  それとこのウイルスには型があるらしく一方は感染力も毒性も強いという
  話もあった。 一番引っ掛かるのは治癒したはずの人が再発し突然死する
  ケースやもうそろそろ退院という人があっという間に重症化し帰らぬ人と
  なるケースがあるらしい。
  典型的な人の免疫システムの暴走を原因とする多臓器不全による死だと
  この記事の医師も言っている。

  ただ、20代が一番多いというのは日本固有の現象といってよい。
  それだけ日本の若者が弛んでいると言う事なのだろう。
  現在アメリカで流行している物は若年層の患者が多い様なので日本の菌も
  これとすれば若年層にも高リスクで死の危険があるという事になる。

☆ 日本経済新聞電子版

・ 新型コロナ、若者が次々に重篤化 NY感染症医の無力感
  日経ビジネス コラム 北米      (2020年4月6日 2時00分)

  ニュージャージー州の大学病院で臨床医をしながら感染症指導医も
  務める斎藤孝医師にたいするインタビュー記事。 いろいろ気になる事が
  語られています。
  従事者の環境は中国、韓国、欧州等に比べても劣っている様ですね。
  つなぎの防護服等もない様な事が語られています。

URL : https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57579570S0A400C2000000/

  自衛隊の防疫体制はちゃんとしていた様ですが、今迄の報道を見る限り
  病院の装備に関しては一般病床は多いものの対応ベッドの数が絶対的に
  不足していますし、ICUやECMO等を扱える人材も予備を持って
  いないのは明らかだし・・・
  既に一般のサージカルマスクさえ不足といってたけど、中国へ常備品を
  取り崩して送る位能天気な自治体が多かったですから・・・戦争に
  なったら途端戦線崩壊でしょうね。 対岸の火事位にしか見てなかった
  付けが高くなければいいが(^^;)

----------------------------------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 京大病院 医師や研修医など95人 会食や国内旅行で自宅待機
                    (2020年4月8日 5時55分)
  続報    21人追加        (2020年4月8日 15時00分)

  京都大学医学部附属病院の医師や研修医など合わせて95人が、新型コロナ
  ウイルスの感染防止対策として自粛を求められている会食や国内旅行を
  行っていたなどとして、自宅待機を命じられていたことが分かりました。

  今月配属された研修医57名、すでに勤務している医師28名、事務職員
  10名の合わせて95名が会食という事は明らかに新人歓迎会。

  感染者が出ていないから良いもののこれは最早モラルの問題。
  武漢等のニュースを見ていないはずはないにも関わらずこの行動を取る
  医者は医師失格と言っても良いのでは? ただ漫然と日々の仕事をこなす
  だけなのか? 自分たちが所属する病院が感染症対応でどういう立場に
  置かれるか理解していないとしか思えない。 自分たちが武漢の最前線に
  放り込まれた事を想定してトレーニングを繰り返している時期のはず。

・ 成田空港周辺の待機場所不足 一部の人を中部空港に 新型コロナ
                    (2020年4月8日 6時07分)

  成田での入国検疫を強化したせいで既に成田周辺の待機施設が不足した
  のでチャーター便で中部空港に運んだ上で空港島にあるビジネスホテルで
  待機してもらうという処置を取った様だ。 それも16人??
  今後も同様の処置を取る・・・
  確かに感染リスクは少ないが・・・

  空港のスペースに仮設ハウスやコンテナハウスを並べるては?
  それとも物がない? 検疫強化プランを立てた時に準備を開始していれば
  とうに出来ていたのでは?
  最悪自衛隊のテントやベッド、炊飯車でカバー出来たのでは?
  1~2日以内でしょうから我慢して貰えるかも(^^;)

----------------------------------------------------------------------

☆ キャノングローバル戦略研究所     2020.03.11[マクロ経済] コラム
続・新型コロナウイルス感染症との闘い - 感染拡大とPCR検査の保険適用

URL : https://www.canon-igs.org/column/macroeconomics/20200311_6289.html

  当初よりPCR検査については検体の取得方法及びその手法から検知感度
  100% はあり得ないと思っていました。
  やはりこの種の検査法には感度(陽性を捕捉する確率)と特異度(陰性を
  陰性として捕捉する確率)の2面を持っていました。 これは次の4つの
  状況が生じる事を意味しています。
  ① 真陽性   ② 偽陽性   ③ 偽陰性   ④ 真陰性
  で、問題は ③ の存在とPCR検査の感度/特異度も想定値だという事。
  例えば感度95%/特異度99.9%で予測してみた場合、母集団の1割が
  感染しているばあい母集団を1000万人とすると5万人の陽性患者を
  見逃してしまう事を意味する様です。
  これは無症状率が空港検疫では67%に及ぶ事を考えると非常に怖い事。
  なにしろ陰性というお墨付きを貰ってしまう訳ですから。
  日本での検査が疑感染者と濃厚接触者に限っているのは1つには検査能力
  不足ともう一つはこの偽陰性の存在の様です。

  PCR検査の問題点はほぼ想定通りでした。
  だが、入院患者と従事者のスクリーニングだけはやってほしかったのです
  が各都道府県の能力を見て愕然・・・

  ここを読めば大体精度に関してはどのようなものかはわかります。
  結果が出る期間が一定しないのはこの不定領域の存在もあるのでしょう。
  再検査とか・・・

----------------------------------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 慶應大学病院 研修医18人集団感染 大勢で会食「許されぬ行為」
                    (2020年4月7日 1時16分)

  口を酸っぱくして禁止されている会食、しかも40人?!

  今の状況は若い医者にとっては得難い知識と経験を得る良い機会だから
  それ相応の前準備に勤しんでいるべき時に禁止された会食をし、しかも
  仲間内に制止する者もいなかったのか?

  しかし、これは彼らだけの問題ではないのだろう。 院内全体に通常時
  とは違う緊張感がないに違いない。
  感染症対応の準備として、院内の緊急時体制変更や病棟再配置、作業上の
  防疫訓練等が繰り返し行われていればそれなりの緊張感を持って臨んで
  いたのだろうが・・・


----------------------------------------------------------------------

☆ IT media NEWS より

・ Google、新型コロナが人の動きに与える影響を視覚化
      「ロケーション履歴」データで
                    (2020年04月04日 07時39分)

  4月3日Googleは人々の動きの変化を把握する為の「COVID-19
  Community Mobility Reports」を公開した。
  これは Googleアカウントの「ロケーション履歴」(初期値はオフ)
  を有効にしているユーザーから集めた移動記録から作られたもの。

  提供される物はさておき、これも恐ろしい事ではありませんか? 位置が
  分かるという事は通勤・通学経路、会社や学校等、よく行く店や遊び場、
  はては自宅の位置や滞留時間などもすべてGoogleに把握されている
  という事ですよ。 一度この機能をオンにしたらおしまい(^^;)
  だからGoogleの提供するものは避けた方が無難ですね。 また使用
  許諾条件を変えようとしていますが、煩く確認しろと出て来ませんか?
  こんな事は今までなかった。 世間の目が厳しくなった事に対する我を
  通す為の布石です。

  提供される物は、国別のPDFで日本の場合は県別にのアルファベット
  順で整理されています。

  まぁ、外出自粛に素直に従っているかと思いきや・・・
  海外の人が呆れるくらい能天気な人が多いし、中小企業や商業施設では
  在宅勤務なんて出来っこありませんし。 こういう時は中国や欧米の様に
  デジタル決済、リモートオフィス等の導入が進んでいればよいですが。
  なんせ、日本は中小企業に支えられた社会ですから、紙とハンコとFAX
  から離れられません。 となれば、出勤する以外選択肢がない。

URL : https://www.google.com/covid19/mobility/

----------------------------------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 保健所の業務量増大で支援強化へ 厚生労働省
                    (2020年4月6日 6時20分)

  もう呆れるのを通り越した。 今頃なにを。 それも検討?!
  逼迫する前にバックアップ体制を整えねばどれだけ余分な資源を投入
  しなければならくなるかが理解出来ないらしい。
  それもその部門以外にも余分な負荷を与える事も・・・

  聞こえてくるのはこんな稚拙な話ばかり・・・
  根底は「感染症パンデミック対策」が出来ておらず、どう対処すべきか
  さえわからなかった・・・

  これは現在進行形でこの事態のコントロールをしている「対策委員会」の
  想像力の欠如。 結局彼らの多くが「感染症パンデミック対策立案」にも
  関わっていたのだろうから。

  「悲観的に準備をし、楽観的に対処する」というプロジェクト実行の鉄則
  を理解していないということですね。 皆口を酸っぱくして言われている
  はずなのに。

  いまちょっとググってみた所、「毎日新聞の余禄」にも同様なことが
  書かれていました(^^;)

URL : https://mainichi.jp/articles/20200310/ddm/001/070/085000c

  ただ、この論の向く方向が違うんじゃないのですけれど
  現状の対応状態を憂うのではなく、記録を残す云々。
  何と低次元か。

----------------------------------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 集中治療 早期に医療体制崩壊のおそれ 学会が緊急声明
                    (2020年4月5日 17時53分)

  日本集中治療医学会は今月1日に緊急声明を出し、先月末の時点で
  イタリアの死亡率は11.7%だったのに対しドイツでは1.1%で、これは
  主に集中治療の体制の違いが要因とし、日本は人口10万当たりの集中
  治療のベッド数がイタリアの半分以下で、このままでは集中治療体制の
  崩壊が非常に早く訪れることも予想される、と危機感を示した(^^;)
  そうです。

  ドイツが他と違うのはすべてにおいて数理的かつシステマティックに
  動く事。 なにが重要か分かれば確実に実行する。

  所で今頃声を上げて何が出来ると? 関連必要資材は国際的奪い合い。

  私の様なド素人でもこの感染症の患者には何が必要かを洗ったら大層な
  装備が必要な事と日本の感染症パンデミック対策がどれだけお粗末かは
  すぐに分かること。 1月17日に最初の国内感染者が報告されたので、
  これはSARSの様な訳には行かないぞ。 ヤバい・・・
  で、私が1月末、ちょっと拙いと思いブログを使ってメモを残しだした
  のが2月6日。

  医師会、感染症学会、集中治療医学会等直接関連する組織は遅くとも
  国内感染者が出た時には各県別の病院の体系化や医師の区分付け、
  資材の発注準備等をするプロジェクトを立ち上げていなければおかしい。
  そうして行政に圧力を掛けていなければ。
  何事も国がやって呉れる? どこまでおんぶにだっこ気質なの?

  欧米に対して感染症パンデミック対策がお粗末な事を熟知しているのが
  医学会、それがこのテンポでは。
  お釣りが自分に降りかかっても申し訳ないがそれは我が身の至らぬせい。
  特にその道の重鎮とされる方々(^^;)
  その被害を受ける国民の方こそいい迷惑。

----------------------------------------------------------------------

*** 全国的に感染爆発の賭場口に立ってしまった ***

  未感染の県は山陰の鳥取、島根と北上山脈に隔てられた岩手だけに。
  新幹線での移動が容易な地方には皆コアが出来てしまったみたいです。
  一日にほぼ全県から感染者が出る様になってしまいましたので、もう猶予
  はありません。

  こうなると「東京圏」、「名古屋圏」、「大阪・京都・兵庫圏」への移動
  を大幅に抑制するしかないでしょうね。
  それと夫々県外への移動を極力さけ、閉鎖空間には留まらない事。

  飲食店での会食の様な行為は周囲に1名でも保菌者がいればほぼ100%
  感染してしまうレベルの感染力として行動せよ・・・

  それと病院が核になった感染拡大が増え、機能を喪失する病院が増えて
  います。
  風邪や肺炎様の症状は相談センターにまず電話相談。 極力病院は避け
  ましょう。 うつす恐れもうつる恐れも最大値の空間なのですから。
  コロナ感染を前提に受診する様心掛けましょう。

  「3蜜」でしたっけ、換気が悪く、人が密集する空間、密に接触する恐れ
  がある場所を避ける・・・ジム・~教室・バー・スナック・カラオケ・
  レストラン・・・如何に不便でも各々が自分を律し、うつさない工夫を
  しなければ・・・
  運動選手、学生等の感染は殆どが会食や会議で起きているみたいです。

  都下の感染者の4割が30台迄、若年層は行動範囲が広いだけに
  スプレッダーになっているケースが多い。

*** 感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在) ***

  感染症指定医療機関と病床数は以下のURLで確認出来ます。
  さびしい限りですね。

URL : https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02.html

  ・ 特定感染症指定医療機関         4医療機関   10床
  ・ 第一種感染症指定医療機関       55医療機関  103床
  ・ 第二種感染症指定医療機関
    - 感染症病床を有する指定医療機関 351医療機関 1758床
    - 結核病床を有する指定医療機関  184医療機関 3502床

    結核用を含めても僅かこれだけ、如何にお粗末か。

    感染症指定病院及び感染症分類については以下のサイトが分かり易い
    と思います。 説明は一種についてですが・・・

URL : https://www.koseikan.jp/visit/medical_column/list/detail/column_2063.html


【 感染者数が多い県の件数が感染爆発に向かい始めた 】

20200411_上位件数伸び.png
北海道    550   1
東京都   1,315   2.39
神奈川県   905   1.65
千葉県    622   1.13
埼玉県    726   1.32
愛知県    741   1.35
大阪府    887   1.62
兵庫県    559   1.02

左のグラフは上位8都道府県の件数の伸びを示した物です。

ついに北海道を含めすべてが人口比に近い放物線を描き始めました。 これから2週間近くこのラインで立ち上がったらと考えると・・・ やはり2週間以上対策が遅れた。 その上新聞の記事等を見ても10日ですら飲み屋で酒が飲めなくなるのがといういい年をした輩がいるだけでなく、その記事自体が同情的。 現場で活動する記者自体の感覚からしてその危機感の薄さに正直驚かされる。 これが今時の一般的日本人の感覚なのか。

ニューヨーク等海外で生活している日本人の方からTVやYouTubeで見る日本の日常と変わらぬ有様を見て、一体何を考えているのかというお叱りの動画がYouTubeでも引きを切らなくなりましたが、既に遅しのようです。
「今のままだと1~2週間後には現在のニューヨークの姿になるぞ!」と。 公園や広場に軍隊が出てテントを張っているがそれは野戦病院だけでなく、死体の置き場がなく火葬も間に合わないので感染防止の為の袋に入れられて放置されている姿。 感染の恐れがあるので、死に目には会えないのは勿論の事遺体の引き取りも出来ず火葬が終わるのを待つしかないという事態になるという事を肝に銘ぜよという事ですね。

まぁ、なにかの映画でもあったかと思うが、この様相がすでにニューヨーク等では現実の物になっている事を理解しろという事ですね。 そうそう、小松左京が「復活の日」でウイルスで人類が滅亡していく姿を描いていましたが、その一部のフラッシュバック・・・

このままでは数日を待たずどこも対応ベッド/ICU等がパンクでしょう。 それに輪を掛けているのが院内感染。 どこもまともな感染症防御体制がなく知識も不足しているのでしょうね。 病院の初診窓口/救急搬入口を呼吸器系とそれ以外に分けているという話はあまり聞いていませんでしたから。 3月頭にはこうしていなければならなかったはずなのに・・・

元々の余力がなかったのですから、ここ1か月半で今迄の遅れを取り戻していなければならないのですが・・・

----------------------------------------------------------------------

☆ デジタル毎日 より

・ 医療従事者151人の感染判明 院内感染も発生 医療崩壊の懸念
           2020年4月4日 20時46分(最終更新 4月4日 21時19分)

記事URL : https://mainichi.jp/articles/20200404/k00/00m/040/127000c

  毎日新聞社の調べで新型コロナウイルスの感染者に医療従事者が少なく
  とも151名いることが分かったらしい。 感染者総数3000で5%!

  すでに感染者が100名以上出ている10都道府県について調べた結果
  福岡県の40名を筆頭に東京都の33名、大阪府24名、兵庫県16名
  神奈川県13名、埼玉県8名、北海道7名、愛知県5名、京都府3名、
  千葉2名・・・

* どうにもお粗末な展開、SARSクラス若しくはそれ以上のリスクを持つ
  可能性がある感染症という認識があったとは思えない感染の状況です。
  それも病床数の多い病院や高機能病院等、難しい患者が送り込まれる所が
  ヤラレている。
  武漢での状況をみれば1類/2類感染症相当ないしそれ以上のリスクを
  持つ感染症として、事前の準備を3月初めまでに終え、外来も夜間/救急
  受け入れも一般と呼吸器系は峻別し双方を遮断するといった準備をし
  呼吸器外来は全患者感染者として扱える様になっていなければおかしい
  はず。 それに入院病棟管理も完全に分離するよう移動を終え、院内
  感染に備えておかねばならないし・・・

  医療従事者自身に普通のインフルエンザ並みの意識しかなかったのでは
  ないかという気がしてならない。

〔従事者から感染者を出し業務を中断した若しくは院内感染が起きた病院]

・ 札幌市      斗南病院
・ 釧路市      釧路労災病院
・ 台東区      永寿総合病院
・ 新宿区      慶応病院           第2種対応2床
・ 杉並区      立正佼成会付属佼成病院
・ 中野区      東京警察病院
・ 相模原市     相模原中央病院
           北里大学病院
・ 横須賀市     横須賀市立市民病院
・ 柏市       国立がん研究センター
・ 取手市      JAとりで総合医療センター  第1種対応2床
・ 大阪府      国立循環器病研究センター
・ 箕面市      箕面市立病院
・ 京都府      福知山市民病院
・ 姫路市      仁恵病院
・ 宝塚市      宝塚第一病院
・ 尼崎市      県立尼崎総合医療センター
・ 北九州市門司区  新小文字病院
・ 大分市      国立病院機構大分医療センター

ざっと拾ってみた所でこれ位。 どこも地域の中核病院ばかりなのが最悪。

----------------------------------------------------------------------

▼ 何とも・・・WHOへのデータ提出にさえ手が回らなくなったのか?

  厚生労働省自身が既にパンク状態? WHOへのデータ提出にさえ手が
  回らなくなったのか? JHUの世界の感染動向を示すサイトの情報の
  日本の値がここ2~3日おかしい。
  4/4-13:00 時点の感染者数が 2,617。 4/1 夕刻の値?
  4/5-06:48 の値も 2,935 これも 4/2 夕刻の値。
  まさかこれからも2日遅れのデータを出すのか?
  これは信じられない恥さらしな事実、この種のサイトのチェックもなし?

  それでなくとも検査件数の少なさで指弾されているのにここでも醜態を
  晒すのか?
  ==>朝日新聞の情報も「2日午後11時20分時点」として2,699
     という数字を 4/4-09:13 でも出したまま。
     ここも情報の価値は時間と共にある事が分かってらっしゃらない。
     日経は 4/3 22時の値で 3,039人
     読売は探さなければならないが 4/4 00:25 の値で 3,089人
     NHK NEWS WEB は4/4 01:19 で 3,129人
  JHU のサイトは BNO のデータも参照している事になっているがこちらは
  3,129/77/514 で NHK に合致しているがここも増分が約2日分!・・・
  異常に気付いてNHK NEWS WEBを参照しはじめた?

  それに検査キット、多くの国で新たな物が開発されて現場適用されている
  が、自身で出来ないなら商社&大学にでも頼んですべて購入して検証して
  いるのか? 薬事行政上どうせすぐには承認が下りないからやらない?
  米国では15分程度で結果が出るキットを開発、現場適用で臨床実験が
  行われ、すぐに使用が開始されているという報道が出ているのに。
  多くの報道では患者受診2日後に結果が分かっている様で話にならない。
  それだけではない「初診からインターネット受診を採用する」事にも難色
  を示したらしい。 一体現状をどう理解しているのか? 国民の命・
  現場で命の危険を顧みず戦っている者達より自分たちの立場が方が重要
  なのか。 本当に現場の窮状を救い、感染を防ごうという気持ちがある
  のかとさえ言いたくなる。


【2020/04/02 15:00 注目記事】--------------------------------------------

☆ 日経ビジネスより

・ 新型コロナ感染者急増した浙江省、それでも死亡1人の秘訣を公開
  広岡 延隆 上海支局長         (2020年3月30日)

  日本の医療機関にも日本語でノウハウを無償公開

  「馬雲公益基金」と「アリババ公益基金」は医療専門家がソーシャル
  メディアを通じて新型コロナウイルス感染症に関する知見や情報を共有し
  合う「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」を立ち
  上げた。 米国、トルコ、英国、パキスタン、スペイン、ドイツなど
  104の国と地域、440以上の医療機関から参加申請を受けており、
  AI(人工知能)による翻訳機能を通じてチャットで会話できるという。

  そのプラットフォーム上で、浙江大学医学院付属第一医院がまとめた
  医療機関向けの「新型コロナウイルス感染症対策ハンドブック」が無償
  公開されている。 これまで中国語版と英語版が先行公開されていたが、
  26日に日本語版などが追加された。

  浙江省は感染確認者数 1255 人に対し死者1名のみに留めた。
  その中で重症患者を中心に受け入れてきた浙江大学医学イン付属第一医院
  だが、約50日間で重症・危篤患者78人を含む104人の患者の治療に
  あたり、「医療スタッフの感染」「感染患者の診断見落とし」「危篤患者
  死亡」をすべてゼロに抑え込んだという。

  これらの経験を纏めた医療機関向けのハンドブックが無償公開された。
  この日本語版が3月26日に追加公開された。

記事URL : https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00113/033000007/?P=1

ハンドブックURL : https://pdf-intl.alicdn.com/Handbook%20of%20COVID-19%20Prevention%20and%20Treatment%20(Standard)-Japanese.pdf?spm=a3c0i.14138300.8102420620.download.6df3647f7hbJIe&file=Handbook%20of%20COVID-19%20Prevention%20and%20Treatment%20(Standard)-Japanese.pdf


【2020/03/27 06:30 イライラ】--------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 欧州21か国とイランからの外国人 入国拒否へ 政府
                    (2020年3月26日 18時50分)

  ヨーロッパ21ヵ国、イランに滞在歴がある外国人についてあす27日
  午前零時から入国を拒否する。・・・ん?あと4時間後じゃん!?
  加えて、インドネシア、シンガポール、タイ等東南アジア7か国と中東の
  イスラエル、カタール等合わせて11ヵ国からの日本人を含む入国者には
  指定場所での2週間の待機と、国内公共交通機関を使用しない様要請する
  事を決め、28日午前零時から月末まで実施する。
  中国と韓国からの日本人を含む入国者を対象とした2週間の待機要請に
  ついてもその実施期間を来月末迄延長する。
  その上で海外「危険情報」のレベルを全世界を対象に“レベル2”引き
  あげた。
  
  以下は「とらべるWatch」のページですが渡航側の対象国等より詳しく
  解説されています。

  URL: 外務省、欧州18か国の感染症危険レベルをレベル3に引き上げ

  やっと、やっとですね。 渡航に関しては 2020年3月23日 発表していた
  ようです。 これで外因による感染拡大リスクは半減はするでしょう。

注)レベル3 : 渡航は止めてください。
  レベル2 : 不要不急の渡航は止めてください。

・ 海外帰国者の感染およびその家族・濃厚接触者への感染が多発

  3月26日の感染者では
  ・ 山口県  ・ ヨーロッパ留学から帰国した学生の母親
  ・ 千葉県  ・ コロナの離職イギリスより帰国した女性
         ・ フィリピンに出張した男性
         ・ ドイツ/オーストリア観光から戻った女性
  ・ 埼玉県  ・ スペイン/フランス旅行から戻った親子
           家族4人中3人感染・発症
  ・ 滋賀県  ・ ポルトガル/スペイン旅行から戻った女性
  ・ 京都府  ・ 留学先のニューヨーク州から戻った男性
         ・ オランダ出張帰りの女性同行者も21日感染確認
     ・
     ・

26日迄東京都の感染者の感染背景が示される事がありませんでしたが、やっと27日04時07分の報道で“感染経路不明が4割”という報道スタンスで出てきましたが、ここに海外からの入国者による感染拡大の影がはっきり出て来た気がします。 今月に入っての入国者感染比率が下記の様に報道されました。

   期  間     感染者数  経路不明 海外帰国者  比率
・ 03/01~07     27   15    0    0
・ 03/08~14     23   10    6   26.1%
・ 03/15~21     49   27   12   24.5%
・ 03/22~26    123   53   21   17.1%

これを見るとやはり先月末に渡航制限を1レベル上げていなければ間に合わなかった様です。 遅くとも月初・・・09日には政府が「入国制限」を掛けましたが、この紹介の中で私は「鎖国」しかないと言っており既に対応の遅さにイライラだった事が分かります。
20日に我慢が出来ずにトップラインに「海外からの帰国者の感染例が急増中!!」という記載をしましたが、時遅しでしたね。 外務省がレベル3設定をしたのが23日らしいですが、素人目でも遅すぎると思ったのが第2週末ですから上記の数字を見れば最早何をかいわんや・・・ やはり10日前後がリミットみたいですから、2週間遅れという事、比率が落ちたのが危険の現れ。 どうにも我慢がならずトップに赤い“ぶつぶつ・・・鎖国”を置いたのが23日我慢の限界(^^;)

これでは経路不明者が急速に増えても不思議はありませんね。 クルーズ船の無症状率を見ても5割以上だったので、急に増えた週の1~2週間前から感染帰国者が増え、すり抜けて入国していまいゴーストスプレッダーになっているという事でしょうね。 新型コロナウイルスの感染率(基本生産数:RO)は2.2と言われていますが、即ち一人患者が出れば2.2人のうつされた人がいるという事。 ですが、ニューヨークの拡大速度を見ると麻疹の15に近いのではと思わせるレベルですので、さて東京ではどう出るか・・・勾配が立ち上がりましたから・・・ 一応渡航制限が掛りましたが、効果が表れるのは2~3週間後ですので、感染拡大の影に隠れてしまうでしょう。

【 クルーズ船の患者の予後そして“外出自粛”について 】

クルーズ船の乗客下船が終わってから既に1か月以上経っていますが、未だ100名以上の方が退院出来ずにいます。
当初無症状比率が高いのでこちらは健康監視期間が終わり、検査で陰性が続けば退院出来るのではと思っていましたが、まったく同じといって良い状態です。
それと検査で無症状だったのに暫くして突如急激に症状が出て悪化するというケースもある様なので寧ろ質が悪いのかもしれません。 それに症状も菌がどこに入るか運次第と・・・

それと罹ってしまえばほぼ1か月は最低隔離されますし、悪くすればICU入り。 肺に炎症が出れば線維化等を含む後遺症が残る恐れが十分にあるのです。

若い人は罹らないとか重症にならないから大丈夫などと粋がって外出している連中もいるようですが、感染すると己一人の問題ではなくなる事を理解していないみたいですね。 確かに命を落とす若しくはICUに入って長期期間命の遣り取りをする恐れはないのかもしれませんが、家族(ご高齢もいるのでは?)や友人に撒き散らす事になるリスクをわざわざ買う愚かさ・・・小さな子供連れの家族迄・・・一体どういう神経なのか??
SARSを経験している中国人とは違いますね。 今度ばかりは平均的素養は中国の方に軍配が(^^;) 感染症防疫体制の準備状態からして違っていましたから、なにも国民だけではなく、政治家・官僚・学者も皆同列という事の様です。 日本人はほんにあらゆる面で平和ボケしています(^^;) 甘やかされた“熊孩子”・・・

総感染者数712名のクルーズ船の症状構成は
            退院者数  現状治癒率
有症状 : 381名  322名  84.5%
無症状 : 331名  279名  84.3%


【2020/03/27 20:00 注目記事】--------------------------------------------

☆ 韓国 総合ニュース 日本語サイトより

・ 韓国での新型コロナウイルスに関する情報
                    (2020/03/26 11:37)

・ ウイルス検査実施件数及び感染率

  検査総人数 : 364,942人    結果待ち : 14,369人
          陰性 : 341,332人  陽性 : 9,241人
  感染率   : 2.53%

・ 感染患者構成

  男女比   : 男性 3,598名   女性 5,643名(61.1%)
                         人口構成比(2017年度)
・ 年令比   :  20代 2,508人  27.1%   13.5%
           40代 1,252人  13.6%   16.7%
           50代 1,738人  18.8%   16.4%
           60代 1,162人  12.6%   10.7%
       残りの年齢が        27.9%

  男女比率、年齢構成双方を見ても人口の年齢構成とは乖離を見せているし
  感染者の多くが新興宗教の信者という韓国の特異性によるものと言える。

  因みに日本の患者年齢構成比は

   20代  30代  40代  50代  60代  70代  80代  90代
   8.0%  10.1%  13.2%  21.1%  20.5%  16.5%  8.9%  1.4%
人口 9.8%  12.0%  14.8%  12.4%  13.5%  11.7%  6.5%  1.6%

  日本の場合は中高年の海外旅行やサークル活動、健康志向のヨガ、ジム
  通いといった所クラスターが出ていますので高齢側には倒れていますが
  人口に近似していると言ってよい。



====【以下 付記】====

【2020/04/08 17:00 付記】--------------------------------------------

☆ AFP BB NEWS より

・ 新型コロナ、50代も重症化の危険性大 最新分析
              2020年4月1日 11:06 発信地:パリ/フランス

  新型コロナウイルス感染症による死亡リスクや重症疾患発症リスクは
  高齢者だけでなく中年層でも高いとする研究結果が出た。
  論文は「ランセット感染症ジャーナル」に掲載されている。

URL : https://www.afpbb.com/articles/-/3276503

  重症化する決定的な要素はやはり年齢という事の様だ
  感染者が入院が必要となる率は30歳未満では約1%だったが、80歳
  以上では20%に近かったとの事

  掲載された図表によると
  死亡に至る平均日数   17.8日
  最も早い治癒実績    22.6日

       50-59  80+
  入院率   8.2%  18.4%
  死亡率   0.6%   7.8%

  この論文では過去のインフルエンザA型(H1N1)等に比べ致死率が
  数倍高いと指摘している。

  中国という特殊な政治体制の下での値なので結局意味を持たないか。
  現実の致死率は・・・
  完全に拡散がコントロールされれば、彼らの推定値が合うのかもしれない
  が、感染拡散速度が絡むので現実にはそうは問屋が卸さなかった。

【2020/04/04 12:00 付記】--------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ マスクの効果を患者の実験で確認 香港大学など研究グループ
                    (2020年4月4日 7時05分)

  通常の風邪を引き起こすコロナウイルスに感染した患者が一般的な使い
  捨てマスクをするとウイルスはマスクの外にでなかったという研究結果を
  4月3日医学雑誌「ネイチャー・メディシン」に発表。

  白人世界ではCDCに代表される様に「マスクは病人がするもので健康な
  人がしても役に立たない」と言い続け、マスクをしていると差別や暴力を
  受けていましたが、すこし前から渋々ですが言い方を変えた様です。

  これでもまだマスクは感染拡大の速度を抑えられる可能性を示していると
  しか言っていません(^^;)

  「出さない」=「入らない」ですから患者、健常者双方に有効な防疫手段
  である事はもはや隠しようがなくなりました。

  これで東アジア圏の感染の速度が全般的に緩やかな理由の一つが証明
  されたといってもよいのでは?

  中国も武漢での感染拡大が報道された途端マスク姿になりましたし、
  大都市はPM2.5等のせいで前からマスク姿でしたから、武漢以外の
  感染数、死者の少なさに繋がっているのでしょう。

【2020/04/04 10:30 付記】--------------------------------------------

☆ 「陽性者の半数は無症状」 アイスランドの徹底した検査に学ぶ
   CNN.co.jp         (2020.04.03 Fri posted at 18:15 JST)

記事URL : https://www.cnn.co.jp/world/35151787.html

  アイスランドは人口36万人の国ですが、すでに17,900人が検査を
  受けている。
  検査の約半数は保健当局の委託を受けえたバイオ医薬品会社デコード・
  ジェネティック社が実施しているとの事。 この会社は米国アムジェンの
  子会社。
  このスクリーニング検査は症状のない人でも受けられるという事。
  これまで検査した約9,000人中陽性反応は1%未満、この内約半数が
  無症状との事。
  <ここでも中国、ダイヤモンド・プリンセスのデータと同じ結果が出た>
  かれらのところではウイルスすべての地理的起源も特定出来るとのこと。
  現在イタリア、オーストリア、英国、米国西海岸特有の変異も見つかった。

  感染した場合重症化するか否かがウイルスの変異に由来するか患者側の
  遺伝的要因によるかその組み合わせなのかはわかっていない。
  同社は半数近い国民の医療情報や遺伝子型のデータを持っている?!ので
  答えを見つけやすい立場にある。

  出来るか出来ないかは「人口の規模は関係ない。準備態勢の問題だ」と
  宣ったそうです(^^;)

【2020/04/02 16:30 付記】--------------------------------------------

読売新聞オンライン より

☆  新型コロナ 空港検疫 パンク寸前
                    (2020年04月02日 15時00分)

  3日から海外から帰国する人たちへの検査対象国が世界73の国・地域に
  広がる為、各地の空港検疫所では検疫実務に加えて待機場所の確保や
  医療機関への搬送など膨大な作業に追われ、業務が逼迫している。
  加えて今回の変更では米国・中国も対象となる為更なる混乱が予想される

  成田、羽田、関西などの検疫所では1日数百人の検査をせねばならず
  近隣の検疫所から応援を得てなんとかこなして来たのが現実。
  検査は空港内の機器だけでは足らず、外部の医療機関などで行われる為
  結果が出るまでに最短6時間掛かる。

  待たされる方も待機場所としてまともな場所が提供されず会議室に寝袋で
  1日以上待たされるケースもあり、待てずに帰宅するケースも出ている。

  はぁ~どこもかしこもパンデミック想定の準備が出来ていない。
  確かに床に雑魚寝で~2日結果待ちを常識として受け入れろというのは
  甚だ常識っ外れな連中の考え。 状態が加速すると分かっている事の
  準備を怠るとは・・・・今から現場で場所の準備や手配もする?

  で、一体どこに立案と実行を指導する責任があるの?

【2020/04/02 15:00 注目記事】--------------------------------------------

中国 人民網日本語版 より

☆ 中国の感染対策、70万人の感染を回避 サイエンス誌の調査報告
                    (2020年04月02日 11時19分)

  学術誌「サイエンス」(電子版)は現地時間31日、中国、米国、英国の
  科学者22人が共同実施した研究「中国におけるCOVID-19大流行から50日目
  までの感染対策の調査」と題した調査報告書を掲載した。

  AFP通信は1日、「英オックスフォード大学の研究結果を引用し、武漢旅行
  禁止令と中国の全国的な緊急時対応がなければ、武漢以外の地域では
  70万人以上の感染者が出ていたとした。 中国の感染対策は新型コロナ
  ウイルスの感染経路を断ち切ることに成功した。
  上述した研究結果はサイエンス誌で発表された。この結果はオックス
  フォード大学を含む15の世界トップクラスの研究機関によるモデリング
  分析によるもの」と伝えた。

  初期処理には失敗したもののその後のリカバリーにおいての果断さは
  民主主義/資本主義社会では実行不能なもの。
  また、これを支えた中国人民の行動力にも目を見張るものがあった。
  これにより世界のどれだけ多くの人間が救われたか計り知れない。
  しかし、その後の世界の様子は余りにも惨め・・・

☆ 湖北省の治癒率は93%超、 4万人以上の湖北支援医療従事者は感染者ゼロ
                    (2020年04月02日10時22分)

  国務院新聞弁公室は3月31日、湖北省武漢市で記者会見を行い、中央指導
  グループメンバーで国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は、「武漢を主な
  戦場とする中国全土の感染状況はすでにほぼ食い止められ、感染予防・
  抑制は段階的な重要成果を挙げた。湖北省の治癒率は93%を上回り、
  4万人以上の湖北支援医療従事者には1人も感染者が出なかった」と
  述べた。

  支援医事従事者に感染症が出なかったとすれば、これは状況の定まった
  現場に入ったとしてもすごい事。

  確かに YouTube 等に参考用に投稿されていた動画を見てもその防疫の
  徹底ぶりと各人の責任感の強さは何時も買う中国ブランドの製品の作りの
  様ないい加減さが微塵もなかった。

【2020/04/01 20:00 注目記事】--------------------------------------------

☆ 日本医師会が「医療危機的状況宣言」 病床不足の地域も
                    (2020年4月1日 19時30分)

  新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本医師会は、一部の地域では
  病床が不足しつつあるとして、「医療危機的状況宣言」を独自に発表し、
  国民に感染を広げない対策や適切な受診行動を呼びかけました。

  医師会がシビレを切らした様ですね。 通常の風邪か肺炎患者と思って
  診察したら自分たちが感染してしまうリスクを負っているのは現場の
  医師や看護師達ですからね。

  素人が見ていてもとてもパンデミックを念頭に置かねばならない感染症に
  対峙しているの?という振る舞いばかり。

  それとこんな発言が今の感染者数で出て事自体、国の感染症対策がなって
  ない事を表しているという事。 ニューヨークの様な事態ならまだしも。

【2020/04/01 07:00 注目記事】--------------------------------------------

☆ NHK NEWS WEBより

・ 人工心肺装置使った高度治療 19人回復も6人は死亡 新型コロナ
                    (2020年4月1日 5時04分)

  人工心肺装置(ECMO)の適用を現在まで少なくとも40名の重篤な
  患者が受けた様です。 約半数の19名はこの治療を終えて回復に
  向かっている様ですが、6名は肺機能が回復しないなどの理由で死亡
  しています。 志村けん氏もこの治療を受けていたそうです。

  現時点では全国で500人以上に対してこの治療が可能な様です。
  学会は長期的にみれば重篤化しても7割程度は治療で回復するものと
  みています。


----------------------------------------------------------------------


共通テーマ:日記・雑感